米倉斉加年
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米倉 斉加年(よねくら まさかね、1934年7月10日 - )は、俳優、演出家、絵本作家、絵師。
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[編集] 来歴・人物
福岡県福岡市出身。本名、米倉正扶三(まさふみ)。福岡県立福岡中央高等学校でバスケットボール部の主将だった。西南学院大学文学部英文科在学中に演劇に目覚め、大学を中退して1957年劇団民藝入団、俳優としてだけでなく演出家としても活躍、2000年退団。著書『おとなになれなかった弟たちに…』は中学1年の国語教科書に採用されている(挿絵も本人によるもの)。第1回紀伊国屋演劇賞、第11回「新劇」演技賞。
当初は日本社会党支持者として知られていた。しかしその後の社会党の右傾化に失望し、日本共産党支持へと変わる。
絵師としても評価が高く、ボローニア国際児童図書展にて、1976年『魔法の使い方を教えます。』で、1977年『多毛留』 で、2年連続グラフィック大賞を受賞。この展覧会で大賞を2年連続で受賞したのは彼が初めてである。
[編集] 主な舞台・出演作品
[編集] 舞台
- 「ゴドーを待ちながら」(劇団民藝)
- 「私の可哀そうなマラート」(劇団民藝)
- 「ラブ」(劇団民藝)
[編集] 映画
- 君が青春のとき(1967年)
- 座頭市と用心棒(1970年)
- 無頼漢(1970年)
- 戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年)
- 男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年)
- 沖田総司(1974年)
- 男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年)
- 坊っちゃん(1977年)
- 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977年)
- 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年)
- 動乱(1980年)
- もどり川(1983年)
- 男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984年)
- パンダ物語(1988年)
- 学校の怪談2(1996年)
[編集] テレビドラマ
- バス通り裏(1958年-1963年、NHK)
- 口笛が冬の空に…(1961年、NHK)
- 三姉妹(1967年、NHK、中村半次郎役)
- あしたこそ(1968年、NHK)
- 坊っちゃん(1970年、日本テレビ)
- おれは男だ!(1971年、日本テレビ)
- 藍より青く(1972年、NHK)
- 必殺仕掛人(1972年-1973年、ABC)
- 国盗り物語(1973年、NHK、竹中半兵衛役)
- 風の中のあいつ(1973年-1974年、TBS)
- 勝海舟(1974年、NHK、佐久間象山役)
- 水色の時(1975年、NHK)
- 必殺仕置屋稼業(1975年-1976年、ABC)
- 風と雲と虹と(1976年、NHK、興世王役)
- 花神(1977年、NHK、桂小五郎役)
- 三つ首塔(1977年、MBS)
- 太陽にほえろ! 第320話「翔べないカナリア」(1978年、日本テレビ・東宝)
- 白い巨塔(1978年~1979年、フジテレビ、菊川教授役)
- 秀吉(1996年、NHK、今川義元役)
- 大岡越前第15部(1998年-1999年、TBS)
- 水戸黄門第29部(2001年、TBS)
- 剣客商売第3シリーズ(2001年、フジテレビ)
- 御家人斬九郎第5シリーズ(2001年、フジテレビ)
- こちら本池上署第1シリーズ(2002年、TBS)
- 火曜サスペンス劇場「うさぎと亀・川の流れのように」(2004年6月、NTV・アズバーズ)
- 救命病棟24時第3シリーズ(2005年、フジテレビ)
- 芋たこなんきん(2007年、NHK)矢木沢久米夫役
[編集] その他
- ぶらり途中下車の旅-不定期 (日テレ)
[編集] CM
[編集] 絵本・イラストレーション
[編集] 挿画
[編集] 外部リンク
- まさかね見世 公式サイト