細川隆一郎

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細川隆一郎（ほそかわりゅういちろう、1919年 1月1日 - ）は、評論家・コメンテーター・ジャーナリスト。熊本県出身。東京都府立四中（現東京都立戸山高等学校）、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。学位は政治学士(早稲田大学)。

戦国大名細川忠興の長男・忠隆（廃嫡）の子孫で、旧熊本藩一門家臣細川内膳家（細川男爵家）の分家・牧崎細川家の一族である（幕末の内膳家当主忠顕の長男・隆虎は、明治に分家して通称「牧崎細川家」と呼ばれた。隆一郎の父隆志は隆虎の次男。隆元は三男。ちなみに内膳家の家督は、忠顕の兄忠寿の次男・忠穀が継ぎ男爵に授爵されている）。

政治評論家として有名な細川隆元の甥に当たり、政治ジャーナリストの細川珠生は実の娘である。元首相の細川護熙とは遠い親戚関係に当たる。

趣味は小唄、日本舞踊など。歯に衣着せぬ毒舌で知られる。「統一教会」（統一協会）関連の政治団体、勝共連合が行う「勝共運動」に賛同して来ており、現在も「統一教会」系の新聞、『世界日報』にしばしば寄稿している。「内外問題研究会」を主宰。

政治すごろくゲーム「政界立志伝」の監修をしたことがある。８８歳の現在でもラジオ番組のレギュラーパーソナリティを勤めているが歴代最高齢であると思われる。

[編集] 来歴

1942年（昭和17年）
- 9月、毎日新聞社東京本社に入社。政治部長、編集局次長、東京本社編集局顧問などを歴任。
1967年　
- 政界汚職粛正のため「日本政治への提言」を半年間連載しやことにより、昭和42年度「日本新聞協会賞」を受賞。
1980年
- 大平正芳首相の死去をいち早く伝えたことにより、「文化放送社長賞」を受賞。
1973年
- 年末、毎日新聞社を退社。以後政治評論家として独立。
1986年
- 『岸信介伝』、『政争・ニューリーダー論』の著書で第６回日本文芸大賞特別賞を受賞した。父の日にちなんで毎年日本で最も理想的お父さんを選ぶイエローリボン（ベストファーザー）賞を受賞。
1988年　
- (社)日本きものコンサルタント協会より和装文化賞受賞。
1990年
- モスクワで開かれた、「統一教会」（統一協会）関連の「世界言論人会議」に参加。
1992年
- 『産経新聞』に掲載された統一教会（統一協会）の「合同結婚式を応援する」という大学教授や評論家97人が名前を連ねた意見広告に、世話人として名を連ねる。意見広告について質問され、「あれは桜田淳子さんの結婚をおめでたいとお祝いしただけです。」と回答した。

[編集] 統一教会（統一協会）との関係

高齢になった現在も『世界日報』の「ビューポイント」紙面での対談をしたり、講演活動を行う。同じくジャーナリストである娘の細川珠生も『世界日報』によく寄稿している。　細川隆一郎は『世界日報』創刊25周年を祝うメッセージを寄稿した。 ― 有識者ら激励メッセージ ―他紙に真似できない続きもの細川隆一郎氏また、勝共連合の活動に関しても、大いなる賛同を示している。[1]
文鮮明が皇太子に祝福（合同結婚式）を受けさせるという発言をしたことについて、有田芳生に尋ねられたときは、「まったく話になりません。・・皇室を侮辱するものです。・・失礼極まりない、余計なお世話もいいところです。」と激怒したという。（有田芳生『「神の国」の崩壊―統一教会報道全記録』（教育史料出版会、1997年）ISBN 4876523177）　　　　

[編集] エピソード

豪放磊落を売っているが本人は至って細やかな心遣いが出来る人。対談で相手が強気に出られると、逆に宥めの側に回ったりするところもある。
早稲田大学時代、空手部の主将を務めていた。
「オールナイトフジ」（フジテレビ）に出演した時、対話の中で急に自分から「私の家の電話は000-0000（←実際の電話番号）だ」と叫び、その瞬間から翌日まで300件程のいたずら電話があったそうだ。
サンフラワーというマルチ商法企業の顧問をしていたことがある。（同社は後に警察の摘発によって解散）
フジテレビ系「たけし・逸見の平成教育委員会・学問の秋スペシャル」で、生徒（解答者）として出演。間違えてしまった解答にあれこれ理由を説明（と言うより「言い訳」に近い釈明）をし、北野武先生に「しょうがないお父さん（細川の事）呼んじゃったなー。」「皆さん、取り合わない様に。」と他生徒に言わしめさせたり、お茶目な悪戯をして笑いを誘うといった、ひょうきんな一面を見せた。
同じくフジテレビ系の「笑っていいとも」のクイズコーナーにも出演したことがあり、「老人のありがちな趣味と言えば？」という問いに、「死んだふり」と答えるなど、キャラクターに似合わない珍回答をしてみせ、会場を沸かせた。
柳沢伯夫厚生労働大臣の失言に対し亭主関白世代でありながらも敢えて厳しく論難し議員を辞職すべきである、と米寿を迎えたとは思えないほどの怪気炎を示し話題になった。