綜合警備保障
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | 綜警(ソーケー、ソウケイ)、ALSOK |
本社所在地 | 東京都港区元赤坂1-6-6 |
設立 | 1965年7月16日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 機械警備・現金輸送 常駐警備・身辺警護 |
代表者 | 村井温(代表取締役社長) |
資本金 | 178億3,067万4,800円 (2006年3月31日現在) |
売上高 | 単体 1,851億円 連結 2,675億円 (2006年3月期) |
従業員数 | 単体 11,828名 連結 24,703名 (2006年3月31日現在) |
関係する人物 | 村井順(創業者) |
外部リンク | http://www.alsok.co.jp/ |
綜合警備保障株式会社(そうごうけいびほしょう、Sohgo Security Services Co., Ltd.)は、警備、セキュリティーサービス会社。警備業界では第2位で、第1位のセコムと並び称され、長らく「二強全弱」の様相を呈している(ただし最近では第3位のセントラル警備保障が追い上げてきているので「三強」となっていることもある)。なお現在、東証一部上場の警備会社は、綜合警備保障、セコム、セントラル警備保障の3社のみである。
綜合警備保障は1965年に設立。法人向けに常駐警備・機械警備・現金輸送を行っており、特に金融機関の警備請負に積極的である。
近年は金融機関からのアウトソーシングにより業務を拡大。売上金を即座に入金できる、オンライン入金機等を販売し、一般小売店の、レジの配金作成、現金輸送、売上管理と金融機関の輸送以外の業務も積極的に行う。
2003年にこれまでの「SOK」(ソーケー)から「ALSOK」(アルソック)にブランド名を改正した。
一般家庭向けのセキュリティシステムにも進出し、1988年に「タクルス」を発売。2004年11月には「ホームセキュリティ7」を発売。これまでのホームセキュリティ価格の約半額の月額4000円台の機器を発売した。
社会活動として、創業者である村井順が提唱した、国家・社会の恩恵に感謝し、生かし生かされる「ありがとうの心」を社会的弱者の支援などを通して実践する「ALSOKありがとう運動」なども行っている。 近年、通学途中の児童殺傷事件が頻発していることから、地域の防犯意識が高まり、学校で制服を着た警備員が子供たちの前で防犯の講義をしている様子が時々TVで放映されているが、これは綜合警備保障の社員による社会活動の一環として無償で行われている「ALSOKあんしん教室」の模様を映したものである。
警備ロボットの開発研究も20年以上前から行っており、フジテレビ社屋内に配備されたガードロボC4型など、受付・巡回・立哨機能を持ついくつかのタイプがあり、今も進化を続けている。
社内スポーツ活動も活発で、武士の精神を尊ぶ社風と職務柄か、剣道部・柔道部などがあり、特に井上康生ら夏季オリンピック金メダリストを輩出している柔道部が有名。
また、社内で「綜警護身術」を作成し、社内訓練を実施しながら、内容の改良を重ねている。
目次 |
[編集] 沿革
- 1965年7月 綜合警備保障株式会社設立。
- 1970年3月 大阪万国博覧会警備。
- 1980年2月 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世身辺警備。
- 1982年7月 警備用ロボットの研究開発着手。
- 1988年4月 ホームセキュリティ「タクルス」発売。
- 1997年7月 ガードロボC2型がフジテレビ本社屋で試験運用開始。
- 1998年4月 「SOKホームセキュリティ」発売。
- 2002年10月 東証1部上場。
- 2003年7月 ブランド名をSOKからALSOKに変更。
- 2004年11月 「ホームセキュリティ7」発売。
- 2005年4月 「ALSOKあんしん教室」を小学校の防犯授業として全国展開。
- 2005年11月 「ホームセキュリティX7」発売。
[編集] 主要関連会社
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[編集] 所属スポーツ選手
柔道部
レスリング部
スケート部
[編集] 関連項目
- セコム
- セントラル警備保障
- 東洋テック
- 関電セキュリティ・オブ・ソサイエティ
- ニュースパレード(文化放送をキーステーションに全国ネットで放送されている月-金の夕方のニュース番組。)
- 在外公館警備対策官