観念的競合
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観念的競合(かんねんてききょうごう)とは刑法の罪数論上の概念、用語の一つであり、「一個の行為が二個以上の罪名に触れ」ることをいう。刑法54条1項前段。「その最も重い刑により処断する」、とされる。ただし没収の場合は例外である(54条2項)。科刑上一罪の一類型である。
規定はシンプルであるが、行為の個数はどのように算定するか、「最も重い刑」とはどのような基準で判断すべきか、共犯の場合はどのように適用すべきか、などで諸説が対立する。