酒井一圭
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酒井一圭HG | |
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プロフィール | |
リングネーム | 酒井一圭HG (サカイカズヨシエイチジー) |
本名 | 酒井一圭 |
身長 | 186cm |
体重 | 88kg |
誕生日 | 1975年6月20日 |
出身地 | 大阪府吹田市 |
所属 | DDT |
酒井 一圭(さかい かずよし、1975年6月20日 - )は、 子役出身の日本の俳優。大阪府吹田市出身で東京育ち。NASAエンターテイメント所属。競馬評論家、ロフトプラスワンプロデューサー、プロレスラーという顔も。
目次 |
[編集] 略歴
あばれはっちゃくに憧れて8歳で東京宝映に入団。9歳で山中恒の児童小説が原作の『あばれはっちゃくシリーズ』の最終作『逆転あばれはっちゃく』、主人公のはっちゃくこと5代目桜間長太郎でデビュー。番組終了後、学業専念のため自らの意志で芸能界から一旦は距離を置くも、10年弱のブランクを経て横浜ばっくれ隊で復帰。
その後1998年には伝説の名匠テレンス・マリック監督のアカデミー賞ノミネート作品『シン・レッド・ライン(THIN RED LINE)』に日本人捕虜役として出演、特攻隊を志願し戦死した元プロ野球選手・石丸進一を描いた「人間の翼~最後のキャッチボール~」など内外問わず豊富なキャリアを積んでいる。
東映製作のスーパー戦隊シリーズで高視聴率を記録した2001年作『百獣戦隊ガオレンジャー』では、恋多き小心者、ガオブラック(牛込草太郎)を好演。
競馬に造詣が深い。本棚には獣医学や競馬史、世界中の血統書が並ぶという。独創的な競馬予想のスタイル(酒井の法則)は驚異的な的中率を誇る。プロの予想家としてCSの競馬予想番組に出演、中央競馬のみならず南関東競馬まで携帯サイトでの予想配信なども行った。
2005年10月2日、プロレス団体DDTプロレスリングが行うプロレスイベント「マッスル」に参戦。マッスルハウス後楽園ホール大会で衝撃のプロレスデビューを果たす。バックドロップホールドで見事デビュー戦を白星で飾るという快挙。尚、今回プロデューサー鶴見亜門の意向により「酒井一圭改め、酒井一圭HG(サカイカズヨシエイチジー)」としてレイザーラモンHGのような衣装とハードゲイキャラで出場。プロレスファン、関係者も賞賛のナイスファイト。まさに俳優として、レスラーとして、名実共に芸(ゲイ)の幅を広げた格好である。翌2006年5月4日、マッスルハウス2後楽園ホール大会(VSマンモス半田戦)では、実の息子(1歳7ヶ月)を抱っこ紐で抱えたまま試合をするという前代未聞のExperimental fightを展開。この衝撃はネットなどで賛否を巻き起こした。
また新宿ロフトプラスワンで「しんじゅく酒井祭」というトークライブを主催。他にも出版物として対談集「酒井祭」。自主映画製作・プロデュース「クラッシャーカズヨシ・シリーズ」など、活動の場を拡げている。
2006年5月15日付けで、ロフトプロジェクトプロデューサーに就任したことが、酒井祭ファイナルでロフト代表・平野悠により発表されている。
[編集] 人物
- 身長186センチの巨漢。体重の88キロについてはあくまでも公式プロフィール上で、実態は「すぐ痩せたり太ったりする」ため定かではない。
- アイデア豊富な切れ者。
- 2004年に結婚し、現在一男一女の父。
- 少年時代の夢はアントニオ猪木になることだったが断念し、今度はあばれはっちゃくこと桜間長太郎、『太陽戦隊サンバルカン』のバルイーグルに憧れて芸能界に入り、オーディションを勝ち抜いて「あばれはっちゃく・桜間長太郎」の念願を果たした。長太郎の設定年齢は12歳で、当時まだ9歳だった酒井よりも年上だったが、彼は当時から体が大きかったため特に違和感がなかった、と回想している。
- ガオレンジャーでは放映開始時25歳と戦隊メンバーの中では金子昇に次ぐ上から2番目の「おっさん」であった。イケメンヒーローブームの火付けとなった同作。この男が「影の頭脳」として自分も含めたイケメンブーム火付けのシナリオ作成に一役買ったという功績は密かに認知されている。
- スーパー戦隊のオーディションに挑戦したきっかけはヒーローを演じることへの憧れだったが、『ギンガマン』、『ゴーゴーファイブ』は惜しくも落選し、『タイムレンジャー』のオーディションは「もういい加減にしてくれ」と受けることもなかった。しかし「競馬で積み上げた膨大な借金を返済すべく、ガオレンジャーのオーディションに一世一代のチャンスと意気込んで乗り込んだ。他に受けるオーディションのチャンスも殆んど無かった」とトークライブなどで述べている。とは言うもののガオシルバーを演じた玉山鉄二(彼は後に酒井と同じ事務所になったこともある)は後年、「ガオレンジャーのオーディションの際、待ち時間だけなくその最中すらずっと競馬の話をしていた人がいて、それが酒井さんだった(笑)」というエピソードを披露している。
- 戦隊メンバーのオーディションでは落選してしまった玉山が、追加戦士・ガオシルバーのオーディションに再び参加した際、酒井はプロデューサー陣と並んで審査員として名を連ね、相手役として参加した金子昇と共に玉山の起用をプロデューサーに後押ししたという逸話がある。その際、酒井がオーディションに来た俳優たちに投げかけた質問は「女の子は好きですか?」であり、玉山の答えは「大好きです!」の満点回答だったと回想している。
- まだ出演叶っていないウルトラマンシリーズと仮面ライダーシリーズ(※『仮面ライダークウガ』に怪人役では出たことがある)に出演したいと思っている。
- ガオレンジャー関連でのインタビューでも意図的に競馬の話ばかりしていたことから、競馬関連の仕事が舞い込むようになったという。
- 競馬予想は独自の研究理論「酒井の法則」に裏付けられたもの。2005年秋の天皇賞では「藤澤・藤澤の法則」「プレミアムキーワード・天覧」を駆使して万馬券を本命対抗で大的中。現在参加している予想コンテンツでもランキング上位の常連。
- 特撮番組で共演した俳優は勿論のこと、お笑い芸人など(レイパー佐藤を介して)とも幅広い交流を持つ。佐藤が監督として製作した映画「クラッシャーカズヨシ」では数多くの人物の友情出演が叶った。
[編集] 出演作品
[編集] テレビ
[編集] ドラマ
- 「逆転あばれはっちゃく」(1985年 テレビ朝日)
- 「それ行けズッコケ三人組」(1985年 関西テレビ・フジテレビ)
- 中学生日記(1996年)
- 仮面ライダークウガ(2000年)
- 「百獣戦隊ガオレンジャー」(2001年)テレビ朝日
- 子連れ狼(2002年)
- 天罰屋くれない闇の始末帖(2002年)
- 子連れ狼2(2003年)
- 高原へいらっしゃい(2003年)
- 特命係長・只野仁(2003年)
- 剣龍記(2004年)
- 名奉行! 大岡越前(2006年)
[編集] バラエティなど
- クイズタイムショック(2001年)
- 芸能人スポーツマンNO.1決定戦
- 「世界ウルルン滞在記」(2002年)
- 明日のレース分析(CS・グリーンチャンネル)
[編集] 映画
- 横浜ばっくれ隊(1994年)
- 横浜ばっくれ隊 夏の湘南純愛篇(1994年)
- 戦慄のムー体験(1994年)
- 横浜ばっくれ隊 純情ゴロマキ死闘篇(1995年)
- Zの回路 復讐の裏ゴト師(1995年)
- チャンスコール(1995年)
- 人間の翼 最後のキャッチボール(1996年)
- 宮澤賢治 その愛(1996年)
- レディースMAX(1996年)
- 個人授業(1996年)
- エンジェル(1997年)
- The Thin Red Line(1998年 日本人捕虜)
- 劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山吼える(2001年牛込草太郎/ガオブラック)
- プレイガール(2003年)
- eiko(2004年)
- ホールインワン(2005年)
- クラッシャーカズヨシ(2005年)
- 矜持(2006年)
- シルバー假面(2006年)
- 全ての始まりに(2006年)
- トンデモホラーシリーズ「あっ!お皿に首が乗っている!」(2007年)
- 巨乳をビジネスにした男(2007年)
[編集] DVD
- 百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊(2001年、東映)牛込草太郎/ガオブラック
- 忍風戦隊ハリケンジャー VS ガオレンジャー(2003年、東映)牛込草太郎/ガオブラック
- スピードファントム(2006年)
- 電エース(2006年)
[編集] 舞台
- リボンの騎士(2002年、2003年)
- しんじゅく酒井祭(2002年~、ロフトプラスワン)
- マッスルハウス(2005年、後楽園ホール)
- マッスル9(2006年、北沢タウンホール)
- マッスル10(2006年、新宿フェイズ)
- マッスルハウス2(2006年、後楽園ホール)
- マッスル11(2006年、北沢タウンホール・新木場1stRing)
- マッスルハウス3(2007年、後楽園ホール)