阿部一族
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『阿部一族』(あべいちぞく)は、森鴎外の短編小説。1913年1月、『中央公論』誌上に発表。
『興津弥五右衛門の遺書』(1912年)とともに乃木希典陸軍大将の殉死に刺激されて書かれた歴史小説であり、殉死を巡る諸問題を分析し、封建主義社会の倫理の現実性をたずねた作品であり、作者の歴史小説の一頂点とされる。
[編集] あらすじ
肥後藩主細川忠利の死に際して、殉死を許されるべき立場にあるにも関わらず、殉死を許されなかった阿部弥一右衛門は、生命を惜しんでいるように見る家中の目に憤激し、腹を切るが、一族は藩から殉死者の遺族として扱われない。苦しんだ嫡子・権兵衛の先君の一周忌の席上で髻を切る行為も非礼と見られ盗賊同様の縛り首にされる。一族は屋敷に討手を迎え、全滅する。
[編集] 映像作品
- 出演:河原崎長十郎、中村翫右衛門、橘小三郎、山岸しづ江、堤真佐子など
- 出演:松本幸四郎(松本白鸚 (初代))、市川染五郎(松本幸四郎 (9代目))、小暮実千代、中村芝鶴、織本順吉、南原宏治、垂水悟郎、園井啓介など
- 出演:山崎努、佐藤浩市、蟹江敬三、藤真利子、渡辺美佐子、真田広之、杉本哲太、仲谷昇、石橋蓮司、麻生祐未、六平直政、浜田晃、織本順吉、青山裕一など
- 語り:中村吉右衛門 (2代目)
- ※ギャラクシー賞奨励賞授賞
[編集] 外部リンク
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