鶏飯
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鶏飯(けいはん)とは、鹿児島県奄美大島で作られる郷土料理のことである。
[編集] 概要
鶏飯は江戸時代、島津藩の支配下の頃に、島人が藩の役人をもてなす為に作ったのが始まりとされている。鹿児島県内では給食のメニューとしても定番でその人気はカレーと二分する。 ちなみに1968年4月、昭和天皇が来島した際にその美味しさにおかわりをしたというエピソードも残っている。
[編集] 作り方
煮出した鶏ガラスープは酒と薄口醤油で味を調える。 醤油や酒で下味をつけた鶏肉(胸肉かささ身)は蒸し、細かく割く。 干ししいたけは戻し汁と共に甘辛く煮、刻んでおく。 卵は錦糸玉子にする。 漬物(所によりパパイヤの漬物、紅しょうが、たくあんと異なる)をみじん切りにし、 薬味として刻み海苔と小口切りにした葱とみじん切りにした島蜜柑の皮をそえる。
ご飯は茶碗の半分ほどによそい、食べる直前に好きな具を好きなだけ乗せ、熱々のだし汁をたっぷりと注いで食べる。
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