薬味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
薬味(やくみ)とは、料理に少量加えることで、その味を引き締め、香りを添えて食欲をそそる効果を出すため、あるいは料理に彩りを添えるために用いられる、香辛料や野菜などの総称。香味野菜などとも呼ばれる。鰹節など動物性のものもある。
薬味という言葉では、和風のものを連想しやすいが、中華料理でも、西洋料理でも使われている。韓国料理では、後から味付けに使う調味料との総称でヤンニョム(薬念)の名で、味だけでなく、薬膳的な効用にも配慮した使われ方がされている。
[編集] 薬味の種類
- 野菜類
- ネギ(あさつき)、タマネギ、ギョウジャニンニク(アイヌネギ)、セリ、ミツバ、シソ(大葉、紫蘇の花)、ミョウガ、ニンニク(ガーリック)、クレソン、ケッパー、パセリ、セロリ、コリアンダー(コエンドロ、パクチー、香菜、ザウムイ)、バジル(バジリコ)、山椒の葉、レモンの葉、菊の花(花びら)、パプリカ、ニラ(葉、花)、貝割れ大根、ルッコラスプラウト、蕎麦の貝割れ、マスタードスプラウト、ブロッコリースプラウト、豆苗(エンドウ)、オクラ
- 海草類(乾燥させたのちに、切ったり揉んで小片にしたもの)
- 根菜類(刻んだり、すりおろしたもの)
- 香辛料
- 柑橘類
- 果実類
- 種子類
- 動物性のもの