BEGIN

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BEGIN（ビギン）は、

「始まる、始める」を意味する英語の動詞。
沖縄県石垣市出身の、3人からなる日本のアコースティックバンド。所属事務所はアミューズ。レコード会社はテイチクエンタテインメント。ここで述べる。

[編集] メンバー

比嘉栄昇（ひがえいしょう）:ボーカル1968年7月15日生
島袋優（しまぶくろまさる）:ギター1968年9月23日生
上地等（うえちひとし）:ピアノ1968年6月23日生

[編集] 来歴

[編集] イカ天出場

1989年 9月2日、TBS系オーディション番組『平成名物TV いかす!!バンド天国』（イカ天）にエントリーナンバー6番で出場。型が決まっておりオリジナリティを出すことが難しいといわれるブルースをオリジナリティあふれる楽曲に仕上げた「恋しくて」を演奏して審査員全員の絶賛を受ける。この週は2代目グランドイカ天キングに挑戦したNORMA JEANのファイナルステージであった。キングとの音楽性は著しく異なっており三宅裕司にも「比較が難しい」と言わしめたが、結果的にNORMA JEANを倒して12代目イカ天キングとなる。

[編集] グランドキングへの道

番組史上初のグランドキングチャレンジ阻止バンドとなったBEGINは入れ替わるかのように勝ち抜いていった。

生島ヒロシが司会を務めた9月9日の2週目では「心ゆくまでブルース」を演奏。印象的な歌詞で話題をさらったポキールらを倒して勝ち上がった強力チャレンジャー、中年の銀行員が結成した古強者ヴィンテージ（楽曲は「DRIVIN' GUITARS」、勝ち抜きエレキ合戦生き残りのベンチャーズ風の四人組、キャラクター賞を受賞。）を、翌週9月16日には「Wonderful Tonight」で実力派・C-BA（エントリーナンバー5番。楽曲は「旅でスカ」。ベストヴォーカル賞を受賞。）を倒して3週目を突破、4週目9月23日には「No Money Blues」を演奏。チャレンジャーunbelievable worldとの名勝負の末これに勝ち勝ち抜く。

ちなみにこの3週間には前述のポキールほかアブドラ・ザ・ブッチャーは是非ともスポーツ平和党、マリア観音などの強烈な色物バンドや強い印象を残したバンドが登場しているが、チャレンジャーにすらなることができなかった。

彼らが勝ち抜くたび、地元の石垣島は大いに盛り上がり、宴席でイカ天を見る地元の人々の姿が番組内の特集コーナーで放映されたこともあった。そして9月30日、「Lonly Night」で最後のチャレンジャーPSYCHO（楽曲は「いつかみた青い空」）を倒し、5週連続勝ち抜きを果たし2代目グランドイカ天キングを勝ち取った。

[編集] メジャーデビュー

1990年3月21日にプロデビュー。この番組がきっかけでデビューしたバンドが次々と解散する中、現在でもメンバーチェンジも無く活動を続けて着実にファンを増やし、安定した人気を保っている。

デビュー曲の『恋しくて』は、日産自動車のコマーシャルソングにも採用された。この曲でオリコン3位を記録する。

1996年、アステル東京のPHS・コマーシャルソングに「声のおまもりください」が採用されスマッシュヒット。

代表曲に、『涙そうそう』（なだそうそう）、『島人（しまんちゅ）ぬ宝』、『オジー自慢のオリオンビール』などがある。『涙そうそう』、『島人ぬ宝』で紅白歌合戦にも出場、アコースティックを基調にしたサウンドが特徴。

誰でも簡単に弾けるのが特徴のギターと三線を合体させたようなオリジナル弦楽器『一五一会』（いちごいちえ）を作成し、セルフカヴァー、洋楽、スタンダードなど収めたアルバム『一五一会』シリーズを発表した。

歌手の夏川りみとは、同郷で古くからの知己。後に夏川が森山良子作詞・BEGIN作曲の『涙そうそう』をヒットさせる。森山・BEGIN・夏川の3組でのコンサート・歌番組の出演が増える。

NHK 連続テレビ小説『ちゅらさん』にも出演した。

2001年より沖縄慰霊の日の翌日を『うたの日』とし、さだまさしが行い、BEGINも2度ゲスト出演した『夏長崎からさだまさし』（1987-2006）に触発された『うたの日コンサート』を始める。

2005年、デビュー15周年を記念し、初めての日本武道館および大阪城ホールにて記念コンサートを開催。大阪城ホールのスケジュールにトラブルが発生し延期となるが、持ち前のサービス精神を発揮、本来の開催日に大阪万博公園にて1500円という破格で親子連れOKの野外コンサートを急遽開催した。

東京および大阪でのデビュー15周年コンサートの模様は、BEGIN初のライブDVDにそれぞれ収録された。同時に15周年ツアーの模様メインのドキュメントDVDを発売した。（DVD-BOXにはこの3枚のDVDに加え、大阪万博公園でのコンサートを収録した特典DVDが同梱された）

2006年 8月26日・8月27日、事務所の先輩であるサザンオールスターズの桑田佳祐の呼びかけにより、『THE 夢人島 Fes.2006』に参加。

また、「島人ぬ宝」のカップリング曲で「日本で3番目に題名の長い曲」の記録を持つ。（「それでも暮らしは続くから全てを今忘れてしまう為には全てを今知っている事が条件で僕にはとても無理だから一つづつ忘れて行く為に愛する人達と手を取り分けあってせめて思い出さないように暮らしを続けて行くのです」、100文字）。

福山雅治と「所属事務所」「デビュー年月日」が全く同じである。このため、お互いの親交も深く福山は自身のラジオ番組にBEGINがゲスト出演した際に「俺は4人目のBEGINだ」と言ったり、福山が沖縄に行った際にはふらりと比嘉の実家を訪ねたりしている。