L (DEATH NOTE)
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L(エル)は、漫画『DEATH NOTE』の登場人物。
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[編集] 演者
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] プロフィール
[編集] 人物
数々の世界中の迷宮入り事件を解決し、「影のトップ」「最後の切り札」といわれている世界一の探偵。
自分が興味を持った事件しか捜査しないものの、解決した事件は3500にも及ぶ。全世界の警察を動かせる唯一の存在。自分自身は事件現場には赴かず、ワタリをはじめとする部下や協力者に指示を出して集めた情報や、各国の捜査機関から提供された資料、証拠などをもとに真相を推理し、事件解決の指揮をとる安楽椅子型の探偵。
目の下に隈を持ち、猫背で根暗そうな印象があり、親指をしゃぶっている姿は一見幼児的である。眉毛はあるが、殆ど髪に隠れて見えない(実写映画版では完全に剃っている)。他人に対しては常に敬語を心がけ、本作中でも特別な存在感を放っている。初期はパーマがかかっていた。
キラ捜査本部の人間や彼の補佐役であるワタリや日本捜査本部の刑事達に、外部に自分がLであることを悟られぬよう「竜崎」と呼ばせたり、東応大学に入学した際には、作戦のひとつとして流河旱樹(りゅうが ひでき)という作中に登場する人気アーティストと同姓同名を名乗るなど、様々な偽名を持つ。なお、作中で「世界三大探偵」と評されるL、ドヌーヴ、エラルド=コイルは全て彼である。
また、無類の甘党であり、ことあるごとに菓子やデザートを食べている。さらに紅茶やコーヒーなどの飲み物には砂糖を大量に入れる事などから、その顕著な嗜好が見てとれる。椅子に座るときでさえ、膝を曲げて胸に抱え込むような特徴的な座り方など、仕草に独特の特徴があり、その極めて特殊なキャラクターには彼独特の存在感がある。初めて劇中に顔を出した時は、想像とのギャップに多くの読者がショックを受けた。しかし、その衝撃が返って彼のキャラクター人気確立に貢献したといっても過言ではない。
さらに、探偵としての明晰な頭脳だけでなく、夜神月にも引けをとらない卓越した身体能力を持つ。本人は、イギリスに5年程の在住経験があり、そこでテニスのJr.チャンピオンになったと語っている。作品中で格闘技のカポエラを披露。Lが初めて「竜崎」と名乗ったロサンゼルスBB連続殺人事件で南空ナオミからカポエラのことを聞き、ビデオを見てほぼマスターしたこともあり、運動能力の高さを窺わせる。
アニメ版ではL自身もワイミーズハウスで育てられた孤児かのようなシーンがある(原作も同様の設定かどうかは不明)。
本名は『DEATHNOTE HOW TO READ 13』で判明する。
[編集] 実写映画版
実写映画版では、ICPOが日本に送った男という事になっている。捜査をゲーム同様に捉え、ドーナツを串刺しにする、抑揚のない声で文を区切らず一続きに話すなど、原作よりも更にエキセントリックな人物として描かれている。また原作では甘い物しか食べないが、映画ではポテトチップス等も本部に散らかっており、後編では甘味がほとんど和菓子になる。ラストで総一郎に自分が孤児であったことを明かす。
2008年にLを主役としたスピンオフ映画が公開決定している。
[編集] その他
『ボボボーボ・ボーボボ』との合作では、ところ天の助がLを演じた(なお、月とLの配役は、大場つぐみの指名)。
[編集] 関連項目
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作者: | 小畑健(作画) - 大場つぐみ(原作) |
登場人物: | 一覧 - 夜神月 - L - 弥海砂 - 死神一覧 |
メディア展開: | アニメ - 小説 - 映画 |
映画音楽: | -映画音楽 - 映画音楽2 |
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