夜神月
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夜神月(やがみ ライト)は、漫画『DEATH NOTE』の主人公である。
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[編集] 演者
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] プロフィール
[編集] 人物
父・総一郎は警察幹部であり、母・幸子(専業主婦)と妹・粧裕(私立中学生)の健康的で裕福な四人家族。マリオゴルフなどのテレビゲームも持っている。特徴として、何もかも完璧にこなす才色兼備の人柄、変化・裏表の激しい表情と態度、説明しがたい複雑な性格であり、その内にはキラとしての高慢かつ独善的な選民意識と冷酷非道さを併せ持ち、リュークに「死神以上に死神らしい」と言われた。Lとの直接対決時にLに対抗した結果、決定的な手がかりを与えてしまったり、時として負け惜しみを言うなど、Lからは「まれに見る負けず嫌い」として認識されている。また、キラとしての思想に対する確信を最後まで貫き通した点では夜神総一郎の頑固さを受け継いでいるとも言える。
高校在学中に全国模試で1位をキープし、さらに、東応大学(東京大学がモデルであるが、新入生挨拶のある点が異なる)にもLとともに全教科満点で首席入学するなど非常に明晰な頭脳の持ち主。また、自分のパソコンから父のパソコンや警察のデータベースにクラッキングするなど、高度なプログラミング知識を持ち合わせている。さらに中学生時には、テニスで全国大会制覇を2度成し遂げていることなどから、高い身体能力を有していることがわかる。その他にも手先が器用、女性の扱いに長けるなど、万事に優れた才能の持ち主である。
元々は刑事の父を尊敬し、警視総監を目指していたが、日常に退屈していた高校生のときに死神リュークが地上に落としたデスノートを拾ったことを契機に、自らが新世界の神になる事を決意し、世界中の犯罪者達を粛清していくことで、「犯罪者のいない理想の世界」すなわち「新世界の創世」をしようとする。その後、次第に「犯罪者を粛清する存在」を必然的に知ることになった世間から「キラ」と呼ばれるようになり、世界に対して隠然と影響力を行使していくことになる。
[編集] 第二部
東応大学卒業後、警察庁に入庁、情報通信局情報管理課に所属(警察官でなく技官としての身分と推測される)。 公式書類の上では大学院生となっている(原作中ではキラに殺される危険があるため、警察の職員はその名前を公表されないことになっている)。自身の策略により、死に追い込んだLの後継者(2代目)として成り済まし、キラ捜査を続ける。4年間の月日を得て一層傲慢になり、自分の思想は全人類に受け入れられるはずだという絶対的な確信の下に新世界の実現に躍進する。新世界実現のためには、自分の邪魔をする者のみならず、デスノートの存在を知る者、自分の協力者でさえ邪魔になれば躊躇なく抹殺してしまう冷酷非情な人間として描かれている。
彼の最期については少年漫画の主人公とは思えないほどのすさまじい様相を示していたために賛否があった。
[編集] 実写映画版
実写映画版では、ノートを拾ったのは大学生のとき。月は法学部で、司法試験を一発で合格。犯罪を裁く司法制度に限界を感じていたことから粛正に臨む。新世界創設へかける情熱とそれに伴う冷酷さは原作以上のものとなっている。
[編集] その他
『ボボボーボ・ボーボボ』との合作では、首領パッチが月を演じた(なお、月とLの配役は、大場つぐみの指名)。ちなみに、首領パッチは、ゲーム版では、Lと同じ山口勝平が演じていた。
[編集] 関連項目
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作者: | 小畑健(作画) - 大場つぐみ(原作) |
登場人物: | 一覧 - 夜神月 - L - 弥海砂 - 死神一覧 |
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