DEATH NOTEの登場人物
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原作:大場つぐみ、漫画:小畑健の作品『DEATH NOTE』の登場人物について述べる。
第二部については、第一部終了時から5年後の世界が舞台になっている。第二部開始当初は4年後の設定だったが、作者のミスで1年の誤差があり、本来は5年である。なお、各キャラクターの生年月日は第二部開始当初に発表された「4年後」の場合の設定と変化はない。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
第一部
主要人物
- 夜神月(やがみ ライト、Light Yagami)(声:宮野真守/演:藤原竜也)
- 本作の主人公。死神・リュークが落としたデスノートを拾ったことを契機に『キラ』として暗躍し、次々と犯罪者を粛清する。
- L(エル)(声:山口勝平/演:松山ケンイチ)
- 数々の世界中の迷宮入り事件を解決し、「影のトップ」「最後の切り札」といわれている世界一の探偵。
- 弥海砂(あまね ミサ、Misa Amane)(声:平野綾/演:戸田恵梨香)
- ティーン誌のモデルで、タレント。キラに接触するため関西から上京し「第二のキラ」として事件を起こす。
日本捜査本部
別名「凶悪犯罪者連続殺人事件特別捜査本部(キラ事件捜査本部)」として警察庁に設置された。
最初はLの捜査協力として50名ほどの人員が当てられていたが、キラがFBI捜査官12人を粛清したことにより、捜査員の大半が捜査から外れ、さらにLとの共同捜査を拒否した伊出も離脱したことで夜神総一郎を始めとする5人だけが残った。
Lとの初対面時、Lは捜査員たちの無能ぶりに言葉にこそ出さないが、不安を感じていた。さらに総じて私情を差し挟みすぎるきらいがあり、Lの手段を選ばない捜査に反対することも多く、Lの指令についていけないことがしばしばであった。
それでもLは、一見捜査員たちを馬鹿にするような態度をとる一方で、宇生田殺害時は怒りに震えたり、松田が失敗して窮地に陥ったときは苛立ちながらも助けに行ったり、彼なりに仲間意識を持っていた様子である。
実写映画版では夜神総一郎と松田以外のキャラクターは原作との共通点が少ない(特に、実写版での模木と宇生田の容姿は、逆になっている)。
- 夜神総一郎(やがみ そういちろう、Soichiro Yagami)(声:内田直哉/演:鹿賀丈史)
- 1955年(アニメ版では、1958年)7月12日生(48~49歳) 身長181cm 体重68kg 血液型 A型
- 夜神月の父親。警察庁刑事局長でキラ事件捜査本部の長でもある。
- 正義感の塊で、仕事に誠意と熱意を抱き、人情と家族愛に溢れる健全な人柄で部下の信頼も厚い。だが、キラである月にその地位を利用されている事に気付いていない。警察官の鑑のような人物である。Lから息子の月にキラ容疑をかけられており、その事にストレスを抱え込んでいる。ヨツバ事件ではその正義感ゆえにLと捜査方法を巡って対立し、一時チームは分裂した。捜査本部内での偽名は「朝日四十郎」
- 実写映画版では、警察庁刑事局長ではなく、警視庁刑事部長。一人称は「俺」であり、キラとの直接対決時からLの捜査方法に反感を抱いていた、そしてL本人と対面してキラ事件に対する考えを聞いても賛同はしなかった。バスケットボールも披露する。
- 松田桃太(まつだ とうた、Tota Matsuda)(声:内藤玲/演:青山草太)
- 1978年(アニメ版では、1981年)12月14日生(24~25歳) 身長174cm 体重59kg 血液型 B型
- キラ事件捜査本部の刑事。
- 刑事という職であるがとても頼りなく、警察には「コネ」で入ったとさりげなく失言するなど基本的に惚けた性格をしているが正義感は強い。夜神総一郎の事を慕っている。多少ミーハーなところがあり、弥海砂のマネージャー兼監視役を嬉々として務めた。後先考えずにその場の勢いで行動する場合が多々あり、Lよりも月のほうを信頼している。また、射撃においては例外的に卓越した腕前を持つ(実写映画版でも披露する)。特にヨツバ編では命がけの活躍をする。捜査本部内での偽名は「松井太郎」。
- 模木完造(もぎ かんぞう、Kanzo Mogi)(声:中井和哉/演:清水伸)
- 1973年(映画では、1979年)(アニメ版では、1976年)9月13日生(30~31歳(原作・アニメ版)、享年26(実写映画版))身長188cm 体重81kg 血液型 O型
- キラ事件捜査本部の刑事。
- 外見、かなりの長身大柄な体格で寡黙な人格。仕事をそつなくこなし任務に対しても忠実である。意外にも料理が上手く、手先が器用。そのため、捜査本部では最もLに信頼されている。松田桃太に代わって弥海砂のマネージャー兼監視役を勤めたこともあり、その際にマネージャーとして怪しまれないためにと普段とは全く違う吹っ切れたキャラクターを見せた。捜査本部内での偽名は「模地幹一」。
- 実写映画版では粧裕と面識があったという設定。出目川によるさくらTVのキラ特番を中止しようと駆けつけるが、その途中で死神の目を持つ第二のキラに粛清される。実写映画版の捜査本部の中では最初の殉職者に当たる。
- 相沢周市(あいざわ しゅういち、Shuichi Aizawa)(声:藤原啓治/演:奥田達士)
- 1969年(アニメ版では、1972年)5月11日生(34~35歳) 身長183cm 体重70kg 血液型 B型
- キラ事件捜査本部の刑事。
- 夜神総一郎が一時的に警察を離れたとき、形ばかりではあったものの捜査本部長に就いた。Lである竜崎のやり方に多少の不満と猜疑を抱いている。家庭の生計を立てるために無念の離脱をするも、その後も正義感とキラ逮捕への執念は強く、独自にキラを追い、ヨツバキラ事件解決後は捜査本部に復帰。特徴的なアフロヘアーをしている。捜査本部内での偽名は「相原」。
- 家族に妻・恵利子と娘・由美と、もう1人の子供がいる。
- 宇生田広数(うきた ひろかず、Hirokazu Ukita)(声:木内秀信/演:中村育二)
- 1977年(映画では、1950年頃)(アニメ版では、1980年)11月9日生(享年26(原作・アニメ版)47~56才(実写映画版))身長161cm 体重51kg 血液型 A型
- キラ事件捜査本部の刑事。短気な性格で深謀遠慮がやや苦手だが、勇気と行動力を兼ね備えた有能な刑事。かなりのヘビースモーカー。
- 相沢と同じくLに不審感を抱いていた。2004年4月18日、出目川によるさくらTVのキラ特番を中止しようと駆けつけるが、その途中で死神の目を持つ第二のキラに粛清される。捜査本部の中では最初の殉職者に当たる。
- 劇中では苗字でしか呼ばれない。
- 実写映画版では、出目川によるさくらTVのキラ特番の際は生き残っている。
Lの協力者
- ワタリ (Watari) (声:小林清志/演:藤村俊二)
- 1933年(アニメ版では、1936年)5月1日生(70~71歳) 身長175cm 体重51kg 血液型 B型
- Lの実質的な右腕とされる紳士的な老人。最初はトレンチコートにテンガロンハット姿だったが、作中に素顔を現してからは、前の格好は一度もしていない。
- Lの代理人として各地に出向き様々な人物と接触する。その正体は第一部ラストにおいて、偉大な発明家「キルシュ=ワイミー (Quillsh Wammy)」である事が発覚する。彼はその発明資金で世界各地に孤児院を創設していた。そのひとつが「ワイミーズハウス」であり、院長ロジャーを通して、道楽で才能豊かな子供達を育てあげていた。
- 狙撃手(スナイパー)としての実戦的な能力も合わせ持ち、上空停止中のヘリからスコープ付のライフル銃を用いてヨツバキラの運転する車のタイヤを撃ち抜き、さらに自殺を図ろうとした彼の拳銃を弾き飛ばすといった活躍を第一部クライマックスで披露する。
- 実写映画版では、最初から素顔を表している。
- アイバー (Aiber) (声:桐本琢也)
- 1969年(アニメ版では、1972年)7月17日生(35歳) 身長189cm 体重75kg 血液型 O型
- 裏世界のプロの詐欺師。本名は「ティエリ=モレロ (Tierry Morrello)」。
- 語学、心理学、人格変換術など あらゆる社交に必要なものを身に付け、それを駆使し目的の人物に必ず取り入るスペシャリストである。暴力を嫌い、拳銃などの武器は所持しない主義。れっきとした犯罪者だが、Lと親しく、Lからヨツバグループへの潜入捜査を依頼される。Lの別名である世界三大探偵の一人「エラルド=コイル」の名前を名乗り、ヨツバに接触を図る。ヨツバ事件解決後、キラによりパリ郊外の病院で肝臓癌で死亡。国籍はフランス。
- 実写映画版には未登場。
- ウエディ (Weddy) (声:長沢美樹)
- 1974年(アニメ版では、1977年)11月2日生(29~30歳) 身長170cm 体重48kg 血液型 B型
- 裏世界のプロの女泥棒。本名は「メリー=ケンウッド (Merrie Kenwood)」。
- いかなる鍵・金庫・セキュリティでも破り、潜り抜ける事ができるスペシャリストである。彼女もまた、れっきとした犯罪者ではあるが、Lと親しく、Lからヨツバグループへの潜入捜査を依頼される。アイバーとは違い、戦闘には拳銃を用いる性格。ヨツバ事件解決後、キラによりコロラド州でバイク事故で死亡。国籍はアメリカ。
- 実写映画版には未登場。
- レイ=ペンバー (Raye Penber)(声:石川英郎/演:細川茂樹)
- 1974年(アニメ版では、1977年)12月31日生(28歳) 身長180cm 体重69kg 血液型 O型
- FBI捜査官。日系アメリカ人。
- キラ事件捜査本部の情報を得ることができた警察関係者、あるいはその身内にキラがいると睨んだLの指示を受けたFBI長官の命令によって日本に入国した一人。北村家、夜神家の内偵調査を担当する。中でも夜神家の長男である月にバスジャック事件で接触するも、彼に禁じられていたIDを見せてしまったことからキラに脅され、捜査官大量粛清に利用される。そして月=キラということに気付くも、直後に自らも心臓麻痺で死亡する。
- 実写映画版では、ペンバーではなくイワマツ (Iwamatsu)という名前に変更されている。
- また、小説版『ロサンゼルスBB連続殺人事件』にも登場する。
- 南空ナオミ(みそら なおみ、Naomi Misora)(声:松井菜桜子/演:瀬戸朝香)
- 1976年(アニメ版では、1979年)2月11日生(28歳) 身長171cm 体重46kg 血液型 A型
- レイ=ペンバーの婚約者で元FBI捜査官。
- 女性でありながら異例の早さでFBI捜査官として採用され、「ロサンゼルスBB連続殺人事件」と呼ばれた難事件にてLの下で動き、2002年8月22日に犯人を逮捕した優秀な人物(小説版で詳細が語られている)。しかし婚約を機に退職し、レイの来日を契機に両親に彼を紹介しようと同行する。しかしその後レイがキラに殺され、悲観しながらも彼が巻き込まれたバスジャック事件やコンビニ強盗事件での犯罪者の死に不審点が多いことに気づく。独自に始めた捜査の結果、キラの殺人の手口は心臓麻痺以外でも行えること、そしてバスの中にいた人物、かつレイの名前を知る機会があった人物の中にキラが存在することを突き止める。それをLに通告しようと警察庁へ向かうが、その案内カウンターで偶然キラである月と巡り会ってしまう。「Lの居場所はここではないし、我々にも分からない」と言われて仕方なく警察庁を去り、その帰り道に当初は用心のため「間木照子」という偽名を使いつつ月に自分の推理を話すが、彼の口車に乗せられて自らの本名を教えてしまったためにデスノートにより殺害される。手法は「自殺」であり、彼女の死は明らかに描かれてはいないが、その後登場が完全になくなったことなどから見て死亡は間違いない。
- 実写映画版では、性格も行動も大きく変更される。原作に比べ非常に浅はかかつ自信過剰で、月=キラと確信するもそれを月の前でペラペラと話したことが引き金となり、月に操られ後に拳銃自殺。
- 小説版『ロサンゼルスBB連続殺人事件』では休職中のFBI捜査官として活躍。
ヨツバ
大企業「ヨツバグループ」の8人の将来ある幹部。
キラとのパイプを持つヨツバ幹部(その内の一人が通称ヨツバキラ)がデスノートを使って殺人を犯していく。また、ヨツバグループの更なる飛躍、発展を大義名分とした定例会議(すなわち死の会議)が執り行われており、キラにより選ばれ、死のルールの資料を熟読した8人のメンバーの長時間にわたる決議によって殺人内容が決定し、全メンバーの総意を経てヨツバキラによって実行される。なお、ヨツバキラを含めた8人の間では、ヨツバキラの正体は一切明かされておらず、幹部内で推測が渦巻くが、それを明らかにしようとする行為はタブーとなっている。また、定例会議からの脱退はすなわち「死」を意味する。キラに脅された社長が召集した。ヨツバキラ逮捕後、死の会議に関わった残りの幹部全員は共に心臓麻痺で他界。警察はLの推理の元にキラの仕業と断定するも、様々な噂により、面子丸つぶれの影響でヨツバグループの株価は大暴落した。
実写映画版では登場しない。
- 尾々井剛(おおい たけし、Takeshi Ooi)(声:梁田清之)
- 1961年(アニメ版では1964年)3月31日生(43歳) 身長188cm 体重77kg 血液型 O型
- VT事業部部長。定例会議のメンバーの一人。
- 定例会議の一切を取り仕切るスキンヘッドで大柄の男。常にサングラスを着用している。頭脳明晰で高い決断力を持つが、大雑把な面もある。早稲木大学(早稲田大学がモデル)法学部卒業。父は防衛総庁(防衛省がモデル)勤務。ガンマニアである。
- 樹多正彦(きだ まさひこ、Masahiko Kida)(声:相沢正輝)
- 1971年(アニメ版では1974年)10月20日生(32歳) 身長169cm 体重60kg 血液型 O型
- ライツ企画部長。定例会議のメンバーの一人。
- 冷静で計算高いが予想外の事態には上手く対処できない。眼鏡を着用しており、眼鏡集めが趣味。コイルとの連絡係。東応大学理工学部卒業。両親は生物解剖学教授。
- 探偵エラルド=コイルへの依頼、定例会議の運営資金の口座提供を担当。
- 紙村英(しむら すぐる、Suguru Shimura)(声:横尾博之)
- 1968年(アニメ版では1971年)7月21日生(36歳) 身長172cm 体重57kg 血液型 AB型
- 人事部人事課課長。定例会議のメンバーの一人。
- 気弱だが目敏い性格の持ち主で、ネガティブ思考が強い(その分、的を射た発想も多い)。高校生の頃、ラグビーの全日本代表選出経験がある。メンバー中8人の内、唯一の母子家庭。奈南川のポーカーフェイスも見逃さない。京土大学(京都大学がモデル)法学部卒業。魅上(後述)の大学の先輩にあたる。
- 鷹橋鋭一(たかはし えいいち、Eiichi Takahashi)(声:西凛太郎)
- 1963年(アニメ版では1966年)12月19日生(40歳) 身長181cm 体重73kg 血液型 B型
- マテリアル企画部部長兼ヨツバホーム取締役。定例会議のメンバーの一人。
- 会議中に火口によく「馬鹿」と罵られている。茶髪の長髪で口髭を蓄えている。ピアスを使用。趣味はサーフィン。慶洋大学(慶応大学がモデル)商学部卒業。全国経済新聞社社長・鷹橋蔵造の息子。一流大学出身の重役だが、思考が浅くヨツバキラの引き立て役としてメンバーに選ばれた。
- 奈南川零司(なみかわ れいじ、Reiji Namikawa)(声:野島裕史)
- 1974年(アニメ版では1977年)8月3日生(30歳) 身長181cm 体重64kg 血液型 A型
- 第一営業部長。定例会議のメンバーの一人。
- 卓越した頭脳と優れた判断力の持ち主。メンバー最年少だがリーダー的発言が目立つ。将棋の腕前はプロ四段並。アメリカには6年ほどの在住経験がある。黒髪のロングヘアーが特徴的。ハーバード大学経営学部卒業。父はヨツバアメリカの社長。
- 三堂芯吾(みどう しんご、Shingo Mido)(声:花輪英司)
- 1972年(アニメ版では1975年)1月25日生(32歳) 身長175cm 体重60kg 血液型 AB型
- 経営戦略部部長権ヨツバファイナンス取締役。定例会議のメンバーの一人。
- 冷静沈着で分析力に優れている。父親は参議院議員の三堂栄吾。政界繋がりでヨツバキラをサポートしている。眼鏡をかけており、知的な風貌。夜神月と容姿が若干似ている。趣味はフェンシング。東応大学法学部卒業。
- 火口卿介(ひぐち きょうすけ、Kyosuke Higuchi)(声:二又一成)
- 1972年(アニメ版では1975年)6月6日生(32歳) 身長169cm 体重59kg 血液型 AB型
- 新技術開発室室長。定例会議のメンバーの一人。
- 立身出世を企てる野心家である。出世や金に貪欲。粗暴な性格で言葉遣いの悪さが目立つ。また、元々は開発室部長の座にあったが、手腕の無さと性格故に降格した。剣道五段。早稲木大学政治学部卒業。ヨツバ重工業社長の息子。海砂のファン。
- 葉鳥新義(はとり あらよし、Arayoshi Hatori)(声:徳本恭敏)
- 1971年(アニメ版では1974年)3月22日生(33歳) 身長166cm 体重55kg 血液型 A型
- 宣伝戦略部部長。定例会議のメンバーの一人。
- メンバー中では比較的、若い容姿をしている。強面な容姿とは裏腹に性格は小心者。現ヨツバグループ社長の四葉台之助が愛人に生ませた不義の子である。趣味は陶芸。二橋大学(一橋大学がモデル)文学部卒業。
- ある臨時会議の席で会議のメンバーから「抜けたい」と口走ったために、見せしめとしてヨツバキラに粛清されてしまう。
月の家族
- 夜神粧裕(やがみ さゆ、Sayu Yagami)(声:工藤晴香/演:満島ひかり)
- 1989年(アニメ版では、1992年)6月18日生(14~15歳) 身長147cm 体重38kg 血液型 O型
- 夜神月の妹。私立英集中学校2年の中学生。
- 裕福な家庭に生まれ育つ。明るく活発的で、兄の夜神月とは違って、裏表の無い素直な性格の持ち主である。兄である月によく勉強を教えてもらっている。父である夜神総一郎、兄である夜神月を慕っている。人気アーティスト「流河旱樹」の大ファンでもある。
- 実写映画版では第2のキラ事件において第2のキラを公然と否定するなど、芯の強い存在として描かれている。
- 夜神幸子(やがみ さちこ、Sachiko Yagami)(声:さとうあい/演:五大路子)
- 1962年(アニメ版では、1965年)10月10日生(41~42歳) 身長158cm 体重50kg 血液型 O型
- 夜神月の母親。専業主婦。
- 優等生の月を誇らしく思っている。旧姓は「田中」。
- 実写映画版ではミーハーな一面も見せた。
その他
- 出目川仁(でめがわ ひとし、Hitoshi Demegawa)(声:茶風林/演:マギー)
- 1966年(アニメ版では、1969年)4月4日生(38歳) 身長164cm 体重74kg 血液型 A型
- さくらTVでキラ事件に関する内容を担当しているディレクター。
- 視聴率の為なら手段を選ばない、金と権力を求める利己主義者である。第二のキラから送られた声明テープをさくらTVで放送する。その後、捜査本部のヨツバキラ確保の計画に協力している。
- 実写映画版では後編から登場し、名前は仁ではなく裕志。
- 高田清美(たかだ きよみ、Kiyomi Takada)(声:岡村麻純/演:片瀬那奈)
- 1985年(アニメ版では、1988年)7月12日生(18~19歳) 身長166cm 体重44kg 血液型 AB型
- 東応大学生。夜神月とは同学年。
- 周囲から「ミス東大」と呼ばれる程の美貌を持つ女性。とてもプライドが高い性格。彼女もまたキラ信者である。ある学生から「清楚高田」と呼ばれたことから、一部の読者の間でもそう呼ばれるようになった。月は第二のキラ、ミサとの接触をごまかすためのカモフラージュとして多くの女性と付き合ったが、彼女もその一人だった(月は彼女とミサの他にユリ、シホ、エミ、マユなどの女子と恋人関係にあった)。
- 実写映画版では後編から登場。月が大学生のときから既にニュースキャスターを務め、月とは面識が無い。勤めているのはNHNではなく、出目川と同じさくらTV。西山冴子にメインキャスターの地位を奪われたことに苛立ちを覚えている。そのせいか、レムによって、第三のキラに任命された。
- 伊出英基(いで ひでき、Hideki Ide)(声:石川英郎)
- 1969年(アニメ版では、1972年)9月29日生(34~35歳) 身長170cm 体重62kg 血液型 B型
- 警察庁の刑事。
- 命をかけてキラ逮捕に乗り出していたが、Lを信用する事ができずキラ捜査本部から外れる。後に信用できる者を集め独自にキラ捜査を開始。ヨツバキラの逮捕の際にも協力している。
- 実写映画版では登場しないが、その代わりに映画オリジナルである佐波刑事(後述)が登場する。
- リンド=L=テイラー (LIND L TAILOR) (声:徳本恭敏/演:マット・レーガン)
- 警察が極秘に捕まえた死刑囚。
- 司法取引により、死刑執行の予定だった時間に全世界同時と偽ってテレビの生放送に出演し、全世界の警察を動かせる唯一の人間「L」を演じ、必ず「キラ逮捕」を宣言した。
- テイラーの挑発に激昂した夜神月は、その場でデスノートにテイラーの名前を書き込み、心臓麻痺で死亡させる。一時的な感情に駆られて行ってしまったこの殺人により、「キラ」が関東地区に住んでいることを絞り込まれ、直接手を下さずに超自然的な方法で人を殺すことができることを知られてしまう。この事件が「キラ」と「L」、そしてその遺志を継ぐ「ニア」「メロ」との長い闘いの口火を切ることになる。
- 実写映画版では、壮年の男性。
- 音原田九郎(おとはらだ くろう、Kuro Otoharada)
- 通り魔事件の容疑者。デスノート最初の犠牲者。
- 事件で六人を殺傷した後に保育園に乱入し、保育士及び園児を人質に捕り、立て篭もる。その状況をテレビで見ていた月に名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。
- 実写映画版には未登場。
- 渋井丸拓男(しぶいまる たくお、Takuo Shibuimaru)(声:西村朋紘/演:顔田顔彦)
- 略してシブタク(自称)。デスノート2人目の犠牲者。
- 女性を無理矢理ナンパしている途中、塾帰りの月に実験的な意味で殺害される。犯罪者ではなく、死因も心臓麻痺ではないのでLには認知されてない。その強烈なキャラクターと幸薄さから一部の読者にカルト的な人気がある。
- バイクごとトラックに轢かれて事故死する。
- 実写映画版では、薬物乱用による中毒症状のまま幼稚園に乱入し、5名の園児らを殺傷。しかし、裁判では心神喪失を理由に無罪判決を受ける。それを自慢げに仲間に語って被害者らを嘲笑したことにより、全く反省の無い態度を見せ、十分死んでも構わない悪人として描かれており、月がキラとなる直接の原因となる。月に目の前でノートに名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。
- 恐田奇一郎(おそれだ きいちろう、Kiichiro Osoreda)(声:宝亀克寿/演:皆川猿時)
- 麻薬常習者の強盗犯。
- 銀行強盗事件で3人の一般人を射殺して逃走中、バスジャックを引き起こし、遊園地スペースランドの昨日分の売上金を要求する。だが、これはデスノートによる月がレイの名前を知る策略のために操られ、自らノートの切れ端に触れた途端、そばにいたリュークに驚き、持っていた拳銃を乱射。弾切れとなり、リュークから逃げようとバスから降りた直後に車に跳ねられ、死亡。死因は麻薬中毒での幻覚症状によるものとして処理された。
- 北村是良(きたむら これよし、Koreyoshi Kitamura)(声:池田勝)
- 警察庁次長。
- 総一郎が次長の座になってから、どうなったかは不明。ヨツバキラの出現と同時にヨツバキラが多くの政治家とのパイプを持ったことにより、Lの下での捜査の禁止を総一郎に告げる。
- 実写映画版では名前のみの登場。
第二部
日本捜査本部
Lの死後、月が引き継ぐ形でLを装い、伊出も加わりキラ捜査は再開。全世界の警察及びマスコミに犯罪者の報道で顔と名前を出さないよう規制を提案するが、規制の難しいインターネット上から犯罪者に関する情報が大量に流出したことで却ってキラの裁きを誘発させ、進展は見られなくなる。
保管していたデスノートをメロの属するマフィアに誘拐された粧裕との交換で奪われるという失態を犯しながらもノートを奪い返し、マフィアを壊滅に追い込む。しかし、それと同時に総一郎の死とメロの逃亡という結果となり、捜査本部の中でも相沢・模木・伊出の3人がキラ=月の疑念を抱いてニアに賛同したことから、捜査本部のチームワークはバラバラに崩壊して行く。
キラ事件解決後、相沢が実質警察庁次長を務めながら捜査本部長に就き、捜査本部のメンバーに山本が新たに加わった。
- 夜神月(やがみ ライト)
- Lの死後、Lとしてキラ事件を追う反面、キラとしての活動を続ける。
- 夜神総一郎(やがみ そういちろう)
- 警察庁次長。日本捜査本部の長。1955年7月12日生まれ(54歳)
- 娘を刑事の嫁にはしない、という頑固親父っぷりもみせる。
- 犯罪者であっても殺されるのは阻止したいという思いや、家族のためなら自分の命も投げ出せるという思いは、第一部以上のものとなっている、非常に強い正義感の持ち主。
- マフィアグループとの戦いでは、大きな活躍をするも、非情な結末が待っていた。
- 松田桃太(まつだ とうた)
- 日本捜査本部のメンバー。1978年12月14日生まれ(30~32歳)
- 第二部では夜神総一郎の死によって感傷的になる一面もあったが、現在は本来の彼らしく楽観的に他のメンバーと共に捜査を続けている。決して悪に屈さない、非常に強い正義感の持ち主の夜神総一郎に憧れ、尊敬している。そして総一郎の息子の月も、優れた頭脳の持ち主として尊敬する。月の妹である粧裕を異性として扱う。ミーハーな面は変わらずでミサ、高田清美、粧裕に対して興味を持つ。他の捜査本部メンバーと違い、キラを捕まえるという意思を持ちつつもキラの思想に多少共感している。本編ではあまり強調されていないが、時折り見せる射撃の腕前はかなりのものである(瞬時に手首を正確に狙い撃てる程である)。
- 相沢周市(あいざわ しゅういち)
- 日本捜査本部のメンバー。1969年5月11日生まれ(40~42歳)
- 長年のキラ捜査もあいまって、不精髭が特徴的となっており、当初は第一部から引き続きアフロヘアーだったが、髪を短髪にしている。捜査本部のメンバーの中で、第一部とは容姿が最も変わった人物。ニアに触発され、独断でSPK・ニアと接触。夜神月の行動の不可解さから、月=キラの疑念を懐くようになる。
- 相沢がニアにコンタクトをとる公衆電話の背景は、映画『フォーン・ブース』をモデルにしている[要出典]。
- 模木完造(もぎ かんぞう)
- 日本捜査本部のメンバー。1973年9月13日生まれ(36~37歳)
- 日本の捜査本部では私情に動かされない数少ない人物であり、もともと無口なのもあって口が堅く、第二部ではSPKとコンタクトを取るなど重要な役を担う。キャラクターとは裏腹に料理が得意。相沢に触発され、月がキラである事を確信し、ニアを信用することになる。
- 伊出英基(いで ひでき)
- 日本捜査本部のメンバー。1969年9月29日生まれ(40~41歳)
- 第一部ではLに不信感を抱き、ともに捜査することを拒んで捜査本部から離脱、独自にキラ捜査を続けていた。その後、おなじく捜査本部を離脱していた相沢と協力。相沢が捜査本部に復帰した後、Lが死亡したことで第二部までの空白期間に捜査メンバーに復帰した。仕事をそつなくこなし、特に相沢に信頼を置いている。恋愛には疎しい。眉毛がないのが外見的特徴である。松田ほどではないが、キラを捕まえるという意思を持ちつつもキラの思想に多少共感している。また、松田の挑発に対して本気で怒ったり、突っ込みを入れるなど、松田との凸凹コンビぶりを見せた。
- 山本(やまもと)
- 最終話のみ登場。新たに入った捜査本部のメンバー(実質相沢の部下になっている)。
- 松田とは仲が良く、よく酒を飲みに行く。月の高校時代の友人の山元と容姿が似ている。
- フルネームは不明。
SPK
Secret Provision for KIRAの略称。
2009年にアメリカ合衆国でニアを中心にFBI、CIAの人員で結成された、2代目L(夜神月)と全く関わりを持たない独自のキラ対策機関。情報管理から、承諾した大統領にも所在や捜査官、捜査状況などの情報を一切開示していない。
メログループの手によって捜査員の大半を殺され、ニアを含む4人にまで激減。その後は臨時大統領がキラに屈する声明を発表したために表向きには解散し、反キラであればスポンサーを問わない地下組織として捜査を続けることとなる。
キラ事件解決後は完全に解散し、メンバー全員は元の所属していた組織に戻り、ニアも3代目Lとして活動した。
第一部でLとしばしば対立した日本の捜査本部と違い、ニアの捜査方針に反発することはほとんどない。
- ニア (Near)
- 1991年8月24日生(18~19歳) 身長155cm 体重40kg 血液型 B型
- ワタリが建てた、Lの後継者を育てるイギリスの孤児院「ワイミーズハウス」で育った少年。本名は「ネイト=リバー (Nate River)」。
- 2代目L(月)の前には通称Nと名乗る。その高い知力と推理力、10台以上のモニターから流される情報をすべて一度にチェックし、リモコンを両手で同時操作するなど人間離れしている才能は、Lすらも超えているのではと思わせるものがある(当の本人は「自分たちはLには劣るが、メロとならLに並べ、Lを超せる」と発言している)。彼の特徴は服装や髪が白一色で統一されていること(作者曰く「脱力系キャラ」であり、服装はパジャマと発言している)。また椅子に片足を上げて座り髪をいじるなど、どこかLと似通った特徴を持つ。しかし、一人では飛行機に乗れないなど、L以上に行動力に乏しいという欠点を持っている。人使いが荒く、冷静で無感情な印象が強いが、月に不敵な笑みを浮かべるなど挑戦的な一面もある。
- パズルや模型(アップされる模型は適当なものであるが、ロングの画面ではボトムズや大気圏突入装備ハイザックやバルバロイといったリアルなものもあった)、トランプ、サイコロ、指人形などの玩具を愛用する(正月には日本の鏡餅を飾ったり、キラ人形も特注で作らせたり・あるいは自分で型を作り自作するなど、どういう意図で作ったか分からないものもあった)ことも特徴。これは、おもちゃで遊んで分解する・壊す などの子供じみた存在感を出すという作者の意図もある。それらの玩具で数々の離れ業(ほとんど白地のミルクパズルを完成させるなど)を行うが、ダーツなど身体能力がいる玩具は苦手らしい。メロと同時期にワイミーズハウスを離れた後に、何らかの経緯を経て、メイスンFBI長官の協力でホープ米大統領に接触、キラ捜査への協力を要請する。FBIやCIAの優秀な人材を集めたキラ対策機関「SPK」の中心人物としてキラに迫る。サイラス臨時大統領がキラを認めたために表向きSPKの解散を発表し地下組織として活動する。
- Nate Riverという名前の由来は「ナチュラル」と、Lから流れるという意味の「RIVER(河)」からである。
- アンソニー=レスター (Anthony Rester)
- 1968年1月6日生(41~42歳) 身長193cm 体重84kg 血液型 O型
- SPKの指揮官。行動力に欠けるニアの実質の右腕。本名は「アンソニー=カーター (Anthony Carter)」。
- 大柄な体格で読唇術などに長けており、指揮官の名に恥じぬ有能な捜査員で死亡した者も含めてSPKメンバーの中ではもっとも、ニアから信頼されている様子。ただし知力や推理力はニアに比べて劣り、ニアの最も傍にいる分、感情の起伏が少ないニアの、冷静過ぎる態度や行動力を要求する命令に動揺することが、他の二人に比べて多い。また玩具を大量に買いに行かされたり、飛行機に乗れないニアの付き添いのため日本とアメリカを何度も往復するハメになったりと、行動力に乏しいニアの身の回りの世話もこなしている。
- ハル=リドナー (Halle Lidner)
- 1980年2月18日生(29歳) 身長180cm 体重52kg 血液型 B型
- SPKのメンバー。元CIA捜査官。本名は「ハル=ブロック (Halle Bullook)」。
- 紅一点の女性捜査員。「ヨツバキラ事件」で関係者が被害を受けており、仇を取る目的もあってSPK入りを志願した。キラ捜査の任務に忠実で仕事をそつなくこなすが、一方メロと接触し情報を提供するなど何を考えているのかわからない所がある。キラ捜査の一環として高田清美の護衛となり監視する。雑誌記事に取り上げられる程の美貌を誇る。蛾が嫌い。
- ステファン=ジェバンニ (Stephen Gevanni)
- 1982年9月1日生(27歳) 身長182cm 体重61kg 血液型 A型
- SPKのメンバー。黒髪の年若そうな風貌の捜査員。本名は「ステファン=ラウド (Stephen Loud)」。
- アメリカでは通信システムやレーダー等コンピュータ関連のオペレーションを担当していたようだが、日本に入ってからは聞き込みや魅上の尾行を担当する。魅上を尾行するだけの地味なキャラクターだと思われていたが、一晩で魅上の使用していたデスノートの偽物を作成。唐突なこの特殊技能は、多くの読者にインパクトを与えた。
- 魅上の手元にあった期間の殆どが貸金庫の中にあったためページ数こそ多くはないと推測されるが、記述されたページは細かな字で隙間なく埋め尽くされていた。異常なほど神経質な魅上が全く気付かないまでに精巧な偽物を作るには、超人的能力を発揮したと思われる(この件にはレスターも関わっていたようだが、どう関わったかは不明)。
- 相手の腹を読み合う頭脳戦をメインとし、それまで漫画的な常人離れした技術・能力は廃してきた本作では賛否両論であった。
- ノート偽造と並んで本物のノートを預けた貸金庫への2度の侵入、物色まで超人的と言われることがあるが、尾行の時点で魅上のカード・鍵類のコピーを作成していたことが述べられているので、こちらはスパイや泥棒レベルの本当に容易な作業であったと思われる。
- スティーブ=メイスン (Steeve Maison) (声:小形満)
- SPKのメンバー。FBI長官。
- 第1部では日本の警察関係者の中にキラの存在を嗅ぎつけた初代Lの依頼を受けて捜査官12人を日本に派遣して内偵させるも、キラによって捜査官を皆殺しにされて自らも死を受けるのを恐れ、Lの捜査から外れた。しかし、第2部ではニアに協力し、SPK結成の手助けをする。
- エリクソン=ガードナー (Ellickson Guardner)
- SPKのメンバー。メイスンと同じ容姿をしている捜査官。本名は「エリクソン=トーマス」。
- メロのマフィアが送り込んだスパイによる内部機密漏洩の煽りを受ける。
- ジョン=マッケンロー (John Matckenraw)
- SPKのメンバー。FBI捜査官。本名は「ラリー=コナーズ」。
- 総一郎にノートを所持していると思い接触するが、逆に本名を月に教えられることになる。
メログループ
- メロ (Mello)(声:佐々木望)
- 1989年12月13日生(19~20歳) 身長171cm 体重52kg 血液型 A型
- ワタリが建てた、Lの後継者を育てるイギリス・ウィンチェスターの孤児院「ワイミーズハウス」で育った少年。本名は「ミハエル=ケール (Mihael Keehl)」。
- 活動的で大胆な、それ故に前後を顧みない行動力の持ち主。また、感情的で嫉妬深く、負けず嫌いな人格で、野性的な印象を与える。特徴として黒いエナメル素材の奇抜でスタイリッシュな服装をしている。板チョコを好んで、常にかじっている(ニアが月に勝った後、ニアにもチョコを食べている描写がある)。行動力、思考、雰囲気など、ニアと比べて対照的な人物である。
- L亡き後は、自らの意思でそれ以前から超えられない壁でありコンプレックスを抱いていたニアにLの後継者の座を譲り、孤児院を去って行方をくらました。その後、「ニアよりも先にキラを捕まえ、一番になること」すなわち「自分の上に立つものを排除する」目的から大胆な手段でマフィアに入り、ボスのロッド=ロスに気に入られ、その手腕で組織を掌握、ファミリーを従え、世界を牛耳る「マフィア」の中心人物として暗躍する。マフィア壊滅後はワイミーズハウスの出身者であるマットを仲間に入れ、ハルとコンタクトをとりながらキラを追う。
- 作者・小畑健は、「彼が死んでしまったのは、本当に残念です」とコメントした。
- 当初はメロとニアは容姿が現在とは違い反対のものだったが、小畑のミスにより現在の設定になった。小畑は、「今考えれば、逆でよかったと思う」と語っている。
- マット (Matt)
- 1990年2月1日生(19歳) 身長168cm 体重52kg 血液型 O型
- メロ グループのメンバー。本名は「マイル=ジーヴァス (Mail Jeevas)」(『DEATHNOTE HOW TO READ 13』にて発表されている)。
- マフィア壊滅後、メロが独自のキラ捜査のために加えた新たな助勢者。特徴として常にゴーグルを着用しており、タバコを吸っている。子供っぽさの残る青少年。常にゲームをしており外出を嫌う、世の中に関心がない。メロからはそれなりの信頼を置かれているが詳しいことは不明。彼とは離れて活動することが多く、主に監視や尾行などを行っている。月の手で新たにキラの代弁者となった高田の拉致に加担するが、警護していたキラ信者達の一斉射撃によって死亡。作品中では語られていないが、ニア、メロに次ぐワイミーズハウスのナンバー3。
マフィア
アメリカでロッド=ロスを中心に活動しており、法の目をかいくぐりながら証拠を一つも残さずに数々の犯罪に手を染め、時には部下に全ての罪を被せたりしていることから警察やFBIも迂闊に手出しが出来ない。また、メロが加わったことから利用されつつ更に組織は発展してゆくことになるが、キラによって素性が明かされたことでメロを除くメンバーは全滅し、組織は崩壊した。
- ロッド=ロス (Rodd Loss)
- 1968年4月13日生(41歳) 身長190cm 体重85kg 血液型 B型
- キラの裁きによって犯罪者の激減した世界を牛耳るアメリカンマフィアのボス。本名は「ドワイト=ゴードン (Dwhite Godon)」。
- 1年半前に大胆な手段で入ってきたメロに絶対的な信頼を寄せる。しかしそのメロに組織ごと利用されてもいる。非常に大柄で威圧的な体格と、スキンヘッドが特徴的な外見をしている黒人。性格は冷酷な人物であり、メロ同様に目的のためなら手段を選ばない。
- ジャック=ネイロン (Jack Neylon)
- 1973年2月23日生(36歳) 身長168cm 体重50kg 血液型 AB型
- ロッド=ロスの部下。麻薬及び武器密売容疑で4度の逮捕歴を持つ(いずれも証拠不十分や保釈金により釈放)。本名は「カル=スナイダー (Kal Snydar)」。
- 一時、デスノートの所有権を偶然得ることとなる。ロスに強要されてシドウと死神の目の取引をする。目の取引で視力が上がったにも関わらずなぜか眼鏡を着用。
- ザック=イリウス (Zack Irius)
- ロッド=ロスの部下。
- 月の妹・粧裕誘拐の際に日本捜査本部にノート交換の取引きのため、総一郎に取引き場所へと誘導させる。
- グレン=ハンフリーズ (Gurren Hangfreeze)
- ロッド=ロスの片腕の一人。本名は「ラルフ=ベイ」。
- 組織の古株として活動してきた実績を持つ。月に顔と名前を知られる。
- ラシュアル=ビッド (Rushuall Bid)
- ロッド=ロスの片腕の一人。本名は「アル=ミーム」。
- グレン同様、片腕としては優秀な人物。月に顔と名前を知られる。
- ロイ
- ロッド=ロスの部下。
- キラによるメンバー全滅後にメロと同じく生き残り、彼と共にノートを奪われまいと逃走を図るも、武装した日本捜査本部の突入により阻止される。
- スキア
- ロッド=ロスの部下。
- 彼もまたキラによるメンバー全滅後にメロと同様生き残り、ノートを奪われまいと抵抗するも、日本捜査本部の突入により阻止される。
- ホセ
- ロッド=ロスの部下。ある人物に致命傷を与える。
キラ関係者
- 弥海砂(あまね ミサ)
- 夜神月とは恋人関係にあるが、実際は彼に死神の目の力を利用されている。
- 魅上照(みかみ テル、Teru Mikami)
- 1982年6月7日生(27歳) 身長175cm 体重56kg 血液型 A型
- 検察庁西京都(京都地検がモデル)検事。
- 過去、小さい頃から正義を貫くことでひたむきに悪と戦い続けたが、年齢が上がるに連れてそれが報われなくなっていき、次第に悪への嫌悪感を抱くようになった。そのためキラを「神」と呼んで異常な程心酔しており、忠実に崇拝・信奉するようになる。やがてキラである夜神月にそのことを見込まれ、デスノートを与えられてノートの所有者(通称Xキラ)となる。キラのために死神の目の取引をしてキラの実行者として世界中の犯罪者を裁いていく。基本的にキラの胸中を察して行動するが、その正義感は月より越えており、裁きの対象は前科者又は社会貢献していない者にまで及ぶ。卓越した頭脳と分析力を持ち、月の予想以上の働きをする。病的なほど規則正しい生活を行う潔癖症で、毎日同じことを同じ順番で繰り返す。尊敬する人物はウィンストン・チャーチル。もともとは眼鏡を着用していたが、目の取引で視力が3.6以上に上がったためか、それ以降は外している場合が多い。京土大学(京都大学がモデル)法学部卒。ノートで裁きをする際に、「削除」と口にする奇癖がある。
- 公式ガイドブックでは175cmと書かれているが、11巻表紙では身長計から185cm前後はあると見られ、また他の人物との対比を見ても175cmは誤植の可能性が高い。
- 高田清美(たかだ きよみ)
- 1985年7月12日生(24歳)
- 公共テレビ局「NHN」(本作の世界観に於けるNHK的存在)の報道番組「NEWS6」のアナウンサー。
- 第一部にて、大学生時代の夜神月と恋人関係にあり、未だに月のことを忘れられずにいる。Tと名乗るキラ(仕事上関係をもっていた魅上照)に見込まれ、新たなキラの代弁者に選ばれ、出目川の後任者として「NEWS9」でキラの代弁者を務める。弥海砂に対しては月を巡る敵対意識を持っており、月に殺害を促したこともあった。キラ信者からは「新世界の女神」としてキラと同様、あるいはそれ以上に崇拝・信奉されている。また、代弁者に任命される以前から、女子アナランキング2位という人気を博していた。愛称は「タッキィ」。
- ニア曰く「成績が優秀なだけのただの馬鹿」。事実、キラ捜査本部のメンバーから疑惑を持たれ、魅上と直接コンタクトをとることができない月に代わって魅上との連絡役をさせられたり、魅上の代わりにデスノートの切れ端を使った犯罪者の裁きまでさせられるなど、月に上手く利用された。
- 出目川仁(でめがわ ひとし)
- 1966年4月4日生(43歳)
- 民放テレビ局「さくらTV」のディレクター。
- 第一部では主にキラ関連の番組を担当しており、内容を誇張したりと視聴率のためならば手段を選ばない。第二部では、長年にわたり「キラ賛同」の内容を放送し続けた甲斐あってか、多くのキラ信者から信望されるようになる。利己的な性格は変わっていない。キラに任命され、さくらTVの番組「キラ王国」で代弁者を務める。しかし、代弁者としての私利私欲な言動や行動が目立ち過ぎて月や魅上に危険視され、魅上の独断で他の幹部もろともデスノートで一斉粛清される。
その他
- 夜神粧裕(やがみ さゆ)
- 1989年6月18日生(20~21歳) 身長163cm 体重45kg 血液型O型
- 大学生。
- 才色兼備で美しい女性へと成長し、大学生活を送っていたが、多貴村警察庁長官誘拐事件で彼が死んだため、マフィアに新たな人質として誘拐される。ノートとの交換取引の際に解放されるも、精神的ショックにより心に深い傷を負い、その後は大学を休んで静養生活に入る。
- 多貴村管一(たきむら かんいち、Kanichi Takimura)
- 警察庁長官。
- メロのマフィアに誘拐され、拷問を受けて日本のキラ捜査本部に保管されてあるノートの存在を明かすも、口封じによるキラの手で操られ、自殺する。
- 第一部に出てきた北村次長と同一人物だと思っている読者がいるが、名前も違う全くの別人。
- イル=ラット (Ill Ratt)
- SPKのメンバー。CIA捜査官。本名は「ショーン=ダンリービー」。
- 実はメロのマフィアが送り込んだスパイであり、デスノートの存在やSPKの情報をマフィアに流していた。メロによるノート強奪後、用済みと見なされたためにノートに操られ、拳銃自殺する。
- ロジャー=ラヴィー (Roger Ruvie)(声:大竹宏)
- 1939年4月29日生(65~71歳) 身長169cm 体重49kg 血液型 A型
- ワタリが建てた、Lの後継者を育てる孤児院「ワイミーズハウス」の院長だが、実は子供嫌い。
- ワタリ(キルシュ=ワイミー)と深い交友がある。Lの死をニア、メロの二人に伝える。キラに勝った後、死んだワタリの後を継いで2代目として活躍している。
- イサク=ガザン (Isak Gathane)
- 中東を拠点に活動しているホープ米大統領直属の私兵部隊隊長。本名は「ジョー・モルトン」。
- 2代目L(月)に協力した大統領の命令でメロからノート奪還のため、多くの部下たちと共にマフィアのアジト奇襲作戦に出るが、メロからノートを返したいがために彼に利用された死神・シドウの手でヘルメットを外され、顔を知られた上に部下もろともシドウのノートによって心臓麻痺で殺害される。
- デヴィッド=ホープ (David Hoope)
- アメリカ合衆国大統領。
- 2009年に、ノートを入手するため、ニアを中心としたSPKの設立を承認した。日本捜査本部からノートを奪ったメロによって脅迫され、SPKの情報提供を求められる。その後、助けを求めたL(月)に利用され、特殊部隊でマフィア壊滅とノート奪還を試みるが失敗したため、キラの手で操られ、拳銃自殺する。
- ジョージ=サイラス (George Psyeruth)
- アメリカ合衆国副大統領。
- ホープ大統領の死により臨時大統領に就任。しかし、指導者としての器は小さくあっさりとキラに屈してSPKを解散させたり、キラにSPKの機密情報をリークする。
- 過激派キラ信者
- 出目川に率いられ大群でニューヨークのマンハッタンにあるSPK本部のビルに攻め入る。
- 特に強い意志のない者達や単に騒動を楽しんでるだけの者達ばかりであり、その心理を利用したニアの作戦によって、襲撃は失敗する。
- 警官隊と乱闘を起こし、何人かは死亡又は逮捕されたと思われる。
- 影のキラ信者
- 最終話のみ登場するキラを崇拝する集団。詳細も殆ど不明の集団である。ラストに登場する少女がミサでは、という説が一部囁かれたが作者自身により否定されている。
死神
当作品の死神とは、死神界からデスノートを用いて、人間界の人間の生命を専ら奪う。人間の本来の寿命からその分の生命を奪うことにより生きている存在。詳細は死神 (DEATH NOTE)を参照。
- リューク (Ryuk) (声:アニメ版・実写映画版共に中村獅童)
- 夜神月が拾ったデスノートの持ち主の死神。ノートの最初の所有者である月に憑き、何をする訳でもなく月の行動全てを傍観する事を楽しみとしている。
- レム (Rem)(声:アニメ版 - 斉藤貴美子/実写映画版 - 池畑慎之介)
- 弥海砂にデスノートを与えた死神。
- ジェラス (Jealous) (声:アニメ版 - 松山ケンイチ)
- レムが弥海砂に与えたノートの以前の持ち主。
- シドウ (Shidoh)
- 最初に夜神月が拾ったノートの、リューク以前の持ち主。
読み切り版
- 鏡太郎(かがみ たろう)
- いじめに遭っている気の弱い内気な中学1年生。たまたま拾ったデスノートに日記を書いてしまった事で、怪事件に巻き込まれていく。魅上のモデル。
- 三浦(みうら)
- 内気な中学1年生。鏡のクラスメイト。鏡と同じく不良たちにいじめに遭っていた。
- 山中N介(やまなか Nすけ)
- ベテラン刑事。今回の事件と類似した過去の事件から真相をたどっていく。
- 高木(たかぎ)
- 刑事。山中の部下。
実写映画版オリジナル登場人物
- 秋野詩織(あきの しおり)(演:香椎由宇)
- 夜神月の幼なじみ。キラの行動を殺人と見なし、自らは犯罪は法律で裁くべきだと考えている。自分がキラではないという証拠を、月がLに見せ付ける為の犠牲にされた。
- 佐伯警察庁長官(演:津川雅彦)
- 日本の捜査本部を開き、夜神総一郎を責任者に指名する。
- 佐波(さなみ)(演:小松みゆき)
- キラ捜査本部の紅一点の刑事。弥海砂が第2のキラ容疑で監禁・尋問されたとき、彼女に同情していた。
- フルネームは不明。
- 西山冴子(にしやま さえこ)(演:上原さくら)
- 後編からの登場。さくらTVのニュースキャスターを務め、高田清美とはライバル関係にある。
- 吉野綾子(よしの あやこ)(演:前田愛)
- 後編からの登場。さくらTVの社員。
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作者: | 小畑健(作画) - 大場つぐみ(原作) |
登場人物: | 一覧 - 夜神月 - L - 弥海砂 - 死神一覧 |
メディア展開: | アニメ - 小説 - 映画 |
映画音楽: | -映画音楽 - 映画音楽2 |
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