NECインフロンティア
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NECインフロンティア株式会社(英文名称 NEC Infrontia Corporation)は、企業向けの電話機器、情報通信機器の製造販売事業を主に手がけている企業。旧称は「日通工」(にっつうこう、Nitsuko)。
登記上の本店は神奈川県川崎市高津区北見方2-6-1(高津事業所)。最寄り駅は東急田園都市線高津駅で、同線溝の口駅(JR東日本南武線武蔵溝ノ口駅)から高津駅を経由して同事業所に向かう専用バスが運行されている。
製品としては、企業内の電話交換機やスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどのPOSシステム(販売管理システム)、情報伝達端末機などの業務用通信機器を手がける。一般向け製品は、AIR-EDGEカードがほとんど唯一のもの。
2005年4月1日を持って電話交換機部門の保守・工事部門より大都市圏以外の地方拠点が撤退しPOSシステムのみ継続する
Infrontiaは、Information、Front Office、Internet Applianceの合成語で、frontierとかけている。
[編集] 沿革
- 1917年 - 日本電話工業として大阪で設立。
- 1937年 - 日本通信工業と社名を改めて東京に本社を移転。
- 1939年 - 川崎に総合工場完成、本社を移転。
- 1959年 - 日本初のプッシュホン(ボタン式電話)を製造し、電電公社に納入した。
- 1970年 - 東京証券取引所第1部上場。
- 1987年 - 一般的な呼称であった日通工に社名変更。
- 1999年 - 千代田区神田に東京本社を開設して本社機能を移転。
- 2001年 - 日本電気の電話機器・POSシステム事業と経営統合し、また同社の出資比率を引き上げて子会社化し、現在の社名となる。
- 2005年 - 日本電気による株式公開買い付け(TOB)および株式交換を発表。
- 2006年 - 日本電気の完全子会社となり上場廃止。
[編集] 外部リンク
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