いわて沼宮内駅
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いわて沼宮内駅(いわてぬまくないえき)は、岩手県岩手郡岩手町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・IGRいわて銀河鉄道の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 東日本旅客鉄道
階部分に相対式ホーム2面2線を有する高架駅。一部列車が高速で通過するため。可動式安全柵(ホームドア)が設けられている。
- のりば
1 | ■新幹線 | 二戸・八戸方面 |
2 | ■新幹線 | 盛岡・仙台・東京方面 |
駅舎(2階)には自動改札、みどりの窓口、指定席券売機2台、キヨスク、そば屋(NRE)がある。
[編集] IGRいわて銀河鉄道
2面3線のホームを有する地上駅。
- のりば
1 | ■いわて銀河鉄道線 | 二戸・八戸方面 |
2 | ■いわて銀河鉄道 | (待避線・当駅始発) |
3 | ■いわて銀河鉄道線 | 好摩・盛岡方面 |
社員配置駅(駅員4名、早朝夜間無人駅)。2階の駅舎には改札口と出札窓口、自動券売機がある。
[編集] 利用状況
- JR東日本の2005年度乗車人員は1日平均100人
- ※IGRいわて銀河鉄道の分は含まない。
[編集] バス
- 1番のりば
- 2番のりば
- 岩手県北バス役場・中山・吉ヶ沢・沼宮内営業所方面、城山・板橋方面
- 3番のりば
- 4番のりば
- 貸切バス乗降専用
[編集] 駅周辺
- 一方井郵便局(集配特定 〒028-4499)
- 岩手銀行沼宮内支店
- 岩手警察署
- 岩手県立沼宮内高等学校
- 岩手県立沼宮内病院
- 岩手町立沼宮内小学校
- 岩手町立沼宮内中学校
- 岩手町総合運動公園
- 岩手町役場
- いわて沼宮内駅前郵便局(無集配特定)
- 北日本銀行沼宮内支店
[編集] 歴史
- 1891年(明治24年)9月1日 - 日本鉄道の沼宮内駅として開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。官設鉄道の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 東北新幹線の八戸延長と並行在来線(東北本線)の第三セクター化に際し、駅名をいわて沼宮内に改称。いわてを附したのは岩手町の代表駅であることを強調するためである。また、新駅舎に移転。
[編集] 隣の駅
[編集] その他
- 食べ物がおいしくないとき「うまくない」とかけて「沼宮内」と言う古い洒落がある。これは国鉄出身の落語家・三遊亭圓歌(三代目)が創作落語「授業中」の中で広めて有名になった。その「授業中」の中では、駅弁売りが「弁当、弁当」というと駅のアナウンスが「ぬ(う)まくない」と続くという形で笑いを誘った。落語の初演当時は実際に沼宮内駅では駅弁が売られていたが、その後駅弁は売られなくなった。これは、東北本線の電化によって急勾配を超えるための補助機関車の連結が不要になり、連結のために停車していた優等列車が通過するようになったためであって、この落語のせいではない。なお、東北新幹線の停車によりこの駅の駅弁は復活することとなる。現在ではこの小噺は同じ東北線の金ヶ崎駅(金が先)とセットで「弁当買おうとしたら「金が先」と言われて腹が立ち、おまけに次に買おうとしたら「うまくない」で食いたくも無くなった」と言われることが多い。
- また、詳細時期不明だが日テレ系笑点でも三遊亭小遊三が“大喜利”内で“沼宮内”を“うまくない”といった事もあった。
[編集] 関連項目
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