ケシカスくん
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『ケシカスくん』は、月刊コロコロコミックおよび別冊コロコロコミックに連載されている村瀬範行作の漫画。
目次 |
[編集] 概要
2004年6月号から連載開始。もとは2004年4月号の読みきりだったが、読者から人気が出たのが影響で連載を開始した。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
擬人化したケシゴム「ケシカスくん」の奮闘(と言うより悪行)を描いている。学園(教室)コメディー。
[編集] 登場人物
[編集] 主な登場人物
- ケシカス
- 本作の主人公。消すことを趣味としており、アイドルとしてブレイクを目指しているケシゴム。本名は不明。初期は「気にいらねぇヤツは消す。ケシカスです」をモットーにしていた。マジックペンが天敵。時折ライバルを理不尽かつ極悪非道な方法で叩きのめしたり(「消す」と表現される)、主にボウズやその所持品、学校の備品等に因縁をつけたりひどいイタズラをしたりする。よくオチなどで「ブリン」「ボリン」などという音を立てて体がちぎれたり、ちんこがちぎれたりとれたりする。そのたびに「ノーン!!」「ポーン!!」と叫んだりする(女子からは「汚れ芸」と嫌われている)。結構本人も酷い目に遭ったり、ツッコミ役をする事も多い。
- エンピツ
- ケシカスの子分。ケシカスの愚行や悪行を一番多く目撃しているにもかかわらず、一向にケシカスに愛想を尽かす素振りを見せず、忠誠を誓っている(ただし、1度だけとある映画の登場人物のパロディとしてダークサイドに落ちたことがあった)。芯が折れたりする。
- ボウズ(本名は小川将太)
- ケシカスの持ち主。いつもケシカスの被害に遭っている(大抵は許すが、怒ってケシカスをサイコロ状に切り刻んだり、シャープペンシルで刺したり、定規や素手で半分にしようとしたりしたことがある。また、ノートを消したらおろし金ですりおろすという予告をしたことがある)。ミナコに恋焦がれている(一回ケシカスが相談に乗り、ラブレターを書いたりケシカスが化けているカステラをプレゼントしたりしたがあえなく失敗)。住んでいる場所については、06年3月号の別冊付録「ギャグコロコミック」の大長編ケシカスくんでお父さんとお母さんが離婚を考え、離婚届を市役所に提出する際、その市役所の名が「ペキナン市役所」だったことから、「ペキナン市」だとも考えられるが、コミックス2巻「ツーンと来ます」でケシカスに届いた手紙の封筒には「ヘキナン市(以下は省略されていた)ケシカス様」と書いてあったことから「ヘキナン市」だとも考えられる(どちらにせよ作者の出身地である碧南市のパロディであることは間違いなさそうだ)。ケシカスから何時も被害を受けている為、最近ではケシカス以上に性悪になってしまった。
- チビカス
- ケシカスの弟。見た目は可愛いが、消し方が兄よりも激しい(カス息子を粉砕したり、ノートに穴を開けたり、エンピツを削りカスにするほど。ボウズの衣類やケシカスの衣服に当たるスリーブに代表されるように、布や紙も粉砕できるようである。)。ちんこは、兄のケシカスよりも大きい。
- ミナコ
- ボウズのガールフレンド。ケシカスはいつも彼女にやられている。見かけによらず力は強い。ケシカスのことを「ケシゴム」と呼んでいたが、その後「ケシカスくん」に。しかしその後は「カス」「ヨゴレ」などと、悪化している所も。
- 修正液
- 白い魔術師。彼もまたケシカスのライバル。ケシカスに良く中身を搾り出されてしまい、一回「ただの容器」とケシカスに馬鹿にされた。よくアンケートなどに使われるタイプのキャップがないボールペンをいつも手に持っている。容器のシールは服だが、顔が付いているためはがすと息ができなくなってしまう。
- 水のり
- ノリだけにノリノリなラッパー。水ノリだけにケシカスに対して異様にベタベタしてくる。「ヘイ、ブラザー!」と言って良くケシカスを手伝おうとするが大抵とんでもないミスをしてケシカスの足を引っ張る。
- ボウズの父
- ボウズの実の父親。「感動長編」で初登場。課長らしい。
- ボウズの母
- ボウズの母親。専業主婦。怒ると怖い。
[編集] その他の登場人物
- エリートシャーペン
- キャップの部分を取り替えることによってホビーとなる最先端の文具。芯がすぐ折れるところがケシカスのちぎれネタとかぶっている。「エリート」とあるが、エンピツより格下。
- ヨン様型ケシカスくん
- ケシカスが制作する予定だった製品。これがボツになり途中で「デカケシ」「ドデカス」に変更となる。また、ボウズがタイムカプセルを埋めようとしたときに偶然掘り当てた卒業生のタイムカプセルにこれと良く似たものがキムチなどと共に入っていた。
- ケシ課長改めカス課長
- ケシ社長の部下。元々は「ケシ課長」という名前だったが彼が不祥事を起こしたために「お前はとんだカス野郎だな。今日からカス課長と名を改めろ。」と言われ、「カス課長」に降格せざるを得なくなってしまった。12月号ではケシ社長に「クリスマスに消しゴムなんか売れませんよ」と言い、ケシ社長に「お前のクリスマスはとんだカス行事だな。今日からクリスカス課長と名を変えよ。」といわれ「クリスカス課長」になった。
- フランケシタイン
- ケシカスの偽者。ケシカスのことを「ケシゴム君」と呼ぶ(これは自分こそがケシカスだと思っているため)消しゴムのカスを繋いで出来たため、継はぎだらけ。ケシカスにいきなり波田陽区の物まねをして攻撃(?)した(そしてケシカスに呆れられていた)。
- タケシ
- フランケシタインの持ち主。こちらはいきなりヒロシの物まねをした。
- 正義の騎士ケサナイト
- ボウズのクラスメイトの消しゴム、フランケシタインに顔負けしてしまったケシカスが復讐を果たすためにコスプレした姿。元ネタは「第一でナイト」。ただし変身前より確実に弱くなっていた。
- 和尚(おしょう)
- ボウズのクラスで一番人望が厚く、みんなから尊敬されている。子供とは思えないほど悠々と構えている。学級委員選挙六期連続当選。
- ロナウジーニョ
- 通称「ジーニョくん」。ロナウジーニョのパロディ。顔はブサイクだがサッカーがとても上手く、クラス1のモテモテ男。ケシカスがサッカー勝負を挑んだが、サッカーについて熱く語ったら、ケシカスに「その顔じゃ無理!」と馬鹿にされ、泣きながら教室を出て行った。
- ジ・ターン
- ジーニョくんが所有しているコンパス。ジダンのパロディ。ジーニョくんとはサッカーを通じて分かり合った友達という。ケシカスに「ジーニョくんに代わって打ち負かす」と勝負を挑んだ。そしてサッカー対決でケシカスの股抜きを挟んで阻止し、勝った。
- トウフ兄貴
- 昔ケシカスとの仁義なき戦いの末殺されたヤクザの親分。
- オカラさん
- トウフの子分。ケシカスに「大豆のカス」と言われ、シカトされた。
- カマボコ
- ケシカスのことが気に食わない。調理実習で作るうどんの具としてボウズに包丁で切られる(その後間違えてケシカスも切られ、2人になった)。
- 黒板消し
- ケシカスのライバル。
- カス田大サーカス
- 安田大サーカスのパロディ。学級新聞で「ケシカスくんブレイクせず」と書き立てられ、ケシカスが1人でブレイクすることを諦め、団長(安田団長)になって、新たに「デブ」(HIRO)と「ヒゲ」(クロちゃん)が加わって3人で「カス田大サーカス」を結成。しかし修正液とアイドルの座をかけてネタ対決をしたがことごとくネタがすべり、負けた。
- カス息子
- ケシカスくんがなにかを消したときに生まれてくる。普通のカスと違い形が丸く目鼻も付いている。なお、娘は発見されていない。「パパー、パパー」としか喋らない事が多いがちゃんと普通の日本語も話す。読み切りでは「ダディー、ダディー」と呼ぶ物も登場している。
- うわばき
- おとしもの箱に捨てられている。「まっつん」というあだ名が書かれている。
- 下じき
- ケシカスとザキラのデュエルの時、カードになって、叩きつけたときの風でザキラのデッキを吹き飛ばそうとしたが、カードを手で押さえられたため失敗した。
- 赤白帽
- ゴムが伸びきっている。帽子の中に人前に見せられないようなことが書いてあるため、持ち主は取りに行きにくいようだ。
- シャー芯子
- シャーペンに捨てられたため、ボキボキ折れてなかなか字を書けないシャーペンの芯。ケシカスに励まされ必死に書いた文字をケシカスに消されてあえなく再起不能なほどに折れてしまった。
- ワサビ
- 価格千円。子供達から人気を得ようとケシカスに弟子入りした(ワサビだけに)。度々ツンと来る一言を言うが、しょうがと比較されると落ち込む。彼の弟はチューブ入り練ワサビだがケシカスは最初会った時はチューブのりだと勘違いしていた。
- 万年筆子
- 万年筆。いい子ちゃん気取りの性格。ケシカスが金魚に消しカスを食べさせたという不祥事を、学級新聞で発表しようとした。
- 万年筆まんねんくん
- 関西弁を話す万年筆。平気でケシカスの悪口を言ったりなどする、かなり命知らず。出っ歯が目立つ。頭を叩かれるとペン先が壊れてインクが漏れ出す。口癖は「なに言うてまんねん。」(元ネタは明石家さんま?)
- ケシカスの先祖
- 学校のグランドの中に埋まってた卵から目覚めた消しゴム。漫画に出てくる典型的な原始人の格好をしている。手に持ってるハンマー(原始時代に作られたものと思われる)で消す(というか、潰す)。ハンマーはスコップ代わりにもなるらしい。落ちている物どころか地面に埋まっていた物でも平気で口にする。まだカメラがなかった時代に生まれたためかフラッシュ(閃光)を見ると反射的に攻撃してしまう。「キョエー!!」などという奇声を発する。
- ザキラ
- 元々はデュエル・マスターズのキャラクターだが、劇中でゲスト出演したことがあり、このときは消(しょう)ちゃん(ケシカス)とデュエルをしていた。ケシカスに『ザ・ニラ』と改名される。
- エンピツつきケシゴム
- その名の通り鉛筆付き消しゴムである。ムチウチの治療中らしい。柄が長く持ちやすいので消すのが速いと豪語していたが、消しゴムが折れるのが早かった。
- ケシ消龍
- ケシカスのツノが大銀杏に変化したり服がまわしに変化したりしている姿(他にも人相が変化したりしている)。朝青龍のパロディ。
- お絵かき用磁石ボード「センセー」
- 黒板が濡れていたりして使えないときにボウズの担任が代用品として使うおもちゃの黒板。消すのがとても速く、たとえ自分への褒め言葉だろうと何の抵抗もなく消す。同名の玩具「せんせい」と、人相やしゃべり方などから阿久津真矢のパロディだと思われる。
- セロハンテープ
- 自分の事をカッコイイと思っているセロハンテープ。テープで様々な奇跡(?)を起こす。
- ジョーギ
- 曲がった事が大嫌いな性格の定規。あまりにうるさい性格だったためケシカスに目盛りを消される。
- ツルカスくん
- 鶴のパロディ。ボウズに投げられた。
- 市役所のおやじ
- 「感動長編」で、ボウズの両親が離婚届を出しに言った市役所で働く、出っ歯のいやらしい中年男性。「子はカスガイ、カスGUY」という下らないギャグを言って、シャーペンと修正液に制裁を食らった。
- 史上最強の弁消士団
- 「感動長編」に登場。「行列の出来る法律相談所」の「史上最強の弁護士団」のパロディ。ボウズの両親が離婚するかどうかジャッジした。そのうちの一人は何気に久保田弁護士のころのパロディ。
- 下敷きの父
[編集] 読者コーナー
- 新ライバルキャラ勝ち抜きバトル
読者が考えたキャラクターとケシカスや前回の勝者が戦うコーナー。キャラクターが1ヶ月勝ち抜くごとに考案者に作者手作りのケシカスくんの人形がプレゼントされ、負けても作者のサイン色紙が貰える。また、3ヶ月勝ち抜くとチャンピオンとなり、考案者はニンテンドーDSが貰える。文房具のキャラクターを募集していたのに次第に文房具とは関係ないキャラが多くなっていったためか2006年3月号で終了した。
- カス文コンクール
何らかの文章の一部を消すことで、その意味を全く違う物に変えられる組み合わせを考えるコーナー(例:「ボクチンミナコのことがスキ!!」→「チンコのことがスキ!!」)。元ネタはコミックス2巻「決死!ラクガキ地獄」。ネタが連載された場合、それまでに連載された回数に基づいて商品が貰える。1回目の時はサイン入り限定下敷き、2回目はカラーサイン色紙、3回目はサイン&イラスト入りニンテンドーDSライト。
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