ゲシュペンスト
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ゲシュペンストとはテレビゲーム作品等に登場する架空の兵器、ロボット。バンプレスト社が著作権を保有する、関連した一連の作品バンプレストオリジナルコンパチヒーローシリーズに登場するパワードスーツ、またはスーパーロボット大戦シリーズに登場するパーソナルトルーパーに属する一連のメカニックデザインで、こちらはリアルロボットに分類される。ここでは併せて関連の深いXNガイストについても解説する。
目次 |
[編集] 概要
『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』にて、オリジナルキャラクター、ギリアム・イェーガー用のパワードスーツとして初めて登場した。その後、『第4次スーパーロボット大戦』にて、主人公機として再登場しパーソナルトルーパーとしてその設定に組み込まれる事となる。現在では史上初のパーソナルトルーパーとして設定の中核を担っており、様々な派生機体が登場している。
なお、ゲシュペンスト(Gespenst)とは独語で「幽霊」「亡霊」「幻」、英語で言うところの即ち「ゴースト(Ghost)」の意味である。
[編集] デザイン
ガンダムなどのデザインを手がけた大河原邦男によってデザインされた。
頭は丸く眼はゴーグルタイプで、顔の両脇から耳のようなブレードが伸びている。手足は太めで丸みを帯びており、左腕からは3本の突起が伸びている。背面には飛行機の水平翼とジェットエンジンのノズルを組み合わせたようなスラスターが付いている。機体色は基本的に全身同じ色で、スラスターノズルなどの周辺にアクセントで黄色と赤が使われている。大まかなデザインはブラックオックスのオマージュであると言われている。
なお、パーソナルトルーパーの元祖であるという設定から、パーソナルトールパーのデザインにはゲシュペンストの名残が残っているものが多い。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] コンパチヒーローシリーズのゲシュペンスト
[編集] ゲシュペンスト
ギリアム・イェーガー用のパワードスーツ。顔の部分のみ脱ぐこともできるため、サイズはギリアムの身長とさほど変わらないものと思われる。
パーソナル転送システムによってどこからでも呼び出すことができる(ヒーロー戦記ではモビルスーツ等のロボットも同様に呼び出し可能)。
ビームサーベルやGMシールドを装備していたり、修理機能(リカバー。自分に若干のダメージを与えるが、他の味方全員を回復)がついていたりする。ビームサーベルはガンダム等が使用するものとは異なり、左腕からビームの刃が出てきて殴りつけている。なお、ニュートロンビームやスプリットミサイル、プラズマカッターといったゲシュペンストの基本的な武装も既に搭載されているが、スプリットミサイルはニュートロンビームと同じ銃身から発射し(他にもメガ粒子砲等も同じ銃身を使っている)、プラズマカッターに至っては電気らしきものをまとった右腕で敵を切り裂く攻撃であった。
ビルの崩落にてギリアムが行方不明になり一時期乗り手を失っていたが、再び敵として舞い戻ったギリアムに呼び出され「アウフ ヴィーダーゼン」の言葉と共にゼウスのメンバーを空間転移させている。
機体色は黒でギリアムは「漆黒の堕天使」の通り名で呼ばれていた。
[編集] XNガイスト
読みは「ざんがいすと」。XNガイスト【XN = Christian = キリスト教徒、善良な、情け深い】
ヒーロー戦記の最終ボスとして登場。アポロン総統ことギリアムが搭乗するゲシュペンストを核とした大型機動兵器。非人型状態から半人型状態に変形する。異空間のヘリオス要塞を維持する役目も担っていたため、ゼウスのメンバーに破壊され要塞は崩壊しギリアムともども行方不明となった。
[編集] スーパーロボット大戦シリーズのゲシュペンスト
[編集] ゲシュペンスト
人類史上初のパーソナルトルーパー。試作機として全部で3機(R、S、T)生産される。OGシリーズにおいては試作機ではあるが予算度外視で造られた(ガンダム以来のお約束)為、チューン次第で現行機より高い性能を発揮する。
機体色は黒。
[編集] ゲシュペンスト・タイプR
ゲシュペンスト・タイプR GESPENST Type Rapidity |
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形式番号 | PTX-001 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍特殊戦技教導隊(OG) |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 試作機(OG) |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 核融合ジェネレータ |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ギリアム・イェーガー 第4次・Fのリアル系主人公 |
武装 | プラズマカッター スプリットミサイル ニュートロンビーム |
OG/OG2……タイプRはリアル系と呼ばれる機体で、機動性に重点が置かれる。以降PTの設計に多大な影響を及ぼした。『OG2』ではテスラ・ドライブを搭載したのか、空を飛ぶ事も可能になっている。また、『OG』においてはジェネレーター出力が低いのか、武器の積載量は全PT中最低だったのだが、『OG2』ではチューンされた結果、出力が上がったらしく、積載量も大幅に上がっている。作中はギリアムが搭乗する機体として搭乗したが、イルムも乗った事があるようだ。なお、ギリアムが『OG』でMk-Iに乗ったのは『バトルドッジボールII』以来約9年振り(『ヒーロー戦記』以来なら10年振り)であり、当時からのファンを喜ばせた。
第4次、F/F完結編……リアル系主人公の初期機体。ヒュッケバインのプロトタイプ。ビームコーティングでビーム属性の攻撃を軽減できる。『第4次』ではニュートロンビームがビーム属性ではなかった。
αシリーズ……OGシリーズと同じく史上初のパーソナルトルーパーだが、対異星人用として開発されたわけではない(αの年表から一年戦争終結の直後に完成しているので対モビルスーツ用と思われる)。イルムはこの機体でリューネのヴァルシオーネと模擬戦を行った事があるが、旧式の機体と言う事もあって、負け越している(OGシリーズに比べて予算が度外視の開発をされてないものと思われる)。
[編集] ゲシュペンスト・タイプRV
ゲシュペンスト・タイプRV | |
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形式番号 | PTX-001RV |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | ギリアム・イェーガー |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | ギリアム・イェーガー専用機 |
全高 | 不明 |
重量 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 不明 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ギリアム・イェーガー |
武装 | メガ・バスターキャノン |
OGS……ゲシュペンスト・Rを改造した機体。ギリアムの意見を元に改造が施されている。背部にはテスラ・ドライブを搭載した大型フライト・ユニットを装備し、運動性も大幅に向上している。また、ヒーロー戦記のゲシュペンストも使用した大出力のビーム砲である、メガ・バスターキャノンも装備している。ギリアム専用機。
[編集] ゲシュペンスト・タイプS
ゲシュペンスト・タイプS GESPENST Type Strength |
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形式番号 | PTX-002 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍特殊戦技教導隊(OG) |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 試作機(OG) |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | プラズマ・ジェネレータ |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | カーウァイ・ラウ |
武装 | プラズマカッター スプリットミサイル ブラスターキャノン スマッシュビーム(第4次) |
必殺技 | 究極!ゲシュペンストキック(F/完結編) 必殺!ゲシュペンストパンチ(F/完結編) |
OG……タイプRとは対照的に重装甲・高火力に主眼が置かれたゲシュペンスト。飛行可能で胸部にブラスター・カノンを装備し、グルンガストに影響を及ぼした。操縦が困難で旧教導隊隊長カーウァイ・ラウ大佐以外には扱えなかった。テスト中の爆発事故でロスト、エアロゲイターによってパイロットごと回収される。後に、エアロゲイターの手によって改修され、敵として立ちはだかる事になる。黒色をしている。
第4次、F/F完結編……スーパー系主人公の初期機体。重装甲、高火力。『第4次』ではグルンガストの試作機。スマッシュビームを搭載。『F/F完結編』では空が飛べるようになり、武装はブラスターキャノンに変更された。また熱血系主人公の場合、ゲシュペンストパンチやゲシュペンストキックを習得できる。なお、リアル系と比較してスプリットミサイルの形状が異なる。
[編集] ゲシュペンスト・タイプT
ゲシュペンスト・タイプT GESPENST Type Test |
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形式番号 | PTX-003 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍特殊戦技教導隊 |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 不明 |
重量 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 不明 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ギリアム・イェーガー |
武装 | 不明 |
OG/OG2……連邦軍次期汎用機トライアルコンベンショナルで作られた3機作られたうちの1機。タイプRとタイプSの中間の性能を持つ。後にアルトアイゼンに改装される。
IMPACT……アルトアイゼンの母体となった機体。
[編集] ゲシュペンスト(アインスト仕様)
COMPACT2…アインスト#ゲシュペンストの項を参照。
[編集] ゲシュペンストMk-II
ゲシュペンストと同様に量産試作機として全部で3機(R、S、T)生産される。
機体色は青。
[編集] ゲシュペンストMk-II・タイプR
ゲシュペンストMk-II・タイプR GESPENST Mk-II Type Rapidity |
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形式番号 | PTX-007-01 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 量産試作機 |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 核融合エンジン |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ギリアム・イェーガー ヴィレッタ・バディム エルザム・V・ブランシュタイン |
武装 | メガ・プラズマカッター スプリットミサイル メガ・ビームライフル スラッシュ・リッパー |
OG/OG2……機体性能の向上、武装の強化が施されたゲシュペンスト・Rの正統後継機。量産を前提とした試作機でもある。機動性と射撃に重点を置いている。なお、この機体がエアロゲイターと初めて交戦した機体である。そのときはエルザムがテストを行っており、専用機でもないのにトロンベと呼ばれていた。『OG』ではギリアムが使用していたが、『OG2』ではMk-Iに乗ったギリアムに代わり、機体がなかったヴィレッタが使用する事になる。なお固定武装がスプリットミサイル以外全くない(『OG』では格闘のみ)せいかジェネレーター出力には余裕があるらしく、『OG』のビルトシュバイン、『OG2』のラーズアングリフと並んで武器の積載量が最も多い機体である。
第4次……ギリアムが搭乗しているゲシュペンストMk-IIを便宜上こちらに置く(第4次ではMk-IIはギリアムが乗っているもののみしか登場しない)。他作品に登場するゲシュペンストMk-II・R及びSと違い、紫系統のカラーリングとなっている。
F/F完結編……ギリアムが乗っていたが、リアル系主人公に譲られる。ゲシュペンストの上位機種。
[編集] ゲシュペンストMk-II・タイプS
ゲシュペンストMk-II・タイプS GESPENST Mk-II Type Strength |
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形式番号 | PTX-007-02 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 量産試作機 |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 核融合エンジン |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | カイ・キタムラ ヴィレッタ・バディム |
武装 | メガ・プラズマカッター スプリットミサイル メガ・ブラスターキャノン |
必殺技 | 究極!ゲシュペンストキック 必殺!ゲシュペンストパンチ(F/完結編のみ) |
OG……Mk-Iと同じ方向性で、後のグルンガストに標準装備されるメガ・ブラスターキャノンを装備している。飛行可能なのだが、格闘の空中適応がDである結構謎な機体。
OG2……隠しでカイ機として登場(専用機と言う訳ではない)。格闘戦仕様に改造されており、「究極!ゲシュペンストキック」を使ったりする。
F/F完結編……スーパー系主人公の後継機。グルンガストの試作機。熱血系主人公ならゲシュペンストパンチ及びキックも引き続き使用可能である。余談だがOGシリーズとは違い、メガ・ブラスターキャノンはMk-II・Rにおけるメガ・ビームライフルと同等のライフルから発射する(Mk-Iのブラスターキャノンはそんな描写は存在しない。なお、一応格闘武器扱いではある)。
[編集] ゲシュペンストMk-II・タイプT
ゲシュペンストMk-II・タイプT GESPENST Mk-II Type Test |
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形式番号 | PTX-007-03 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 量産試作機 |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 核融合エンジン |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | 不明 |
武装 | 不明 |
OG……例によって予備機、後継機のテスト用の母体として製造。後にヴァイスリッターに改装される。
IMPACT……ヴァイスリッターの母体となった機体。
[編集] 量産型ゲシュペンストMk-II
ゲシュペンストMk-II3機のデータを再評価し、それをもとに量産されたゲシュペンストMk-II。
機体色は青だがオリジナル機に比べて色が薄く、肩の先端が白い。また、カイ・キタムラ機やカチーナ・タラスク機のように専用カラーに塗装されている機体も存在する。
[編集] 量産型ゲシュペンストMk-II
量産型ゲシュペンストMk-II GESPENST Mk-II MASS PRODUCT MODEL |
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形式番号 | RPT-007 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 核融合エンジン |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | キョウスケ・ナンブ エクセレン・ブロウニング カイ・キタムラ ラトゥーニ・スゥボータ ジャーダ・ベネルディ ガーネット・サンディ カチーナ・タラスク ラッセル・バーグマン イルムガルト・カザハラ タスク・シングウジ(OGDWのみ) ヒューゴ・メディオ(MX) アルベロ・エスト(MX) |
武装 | メガ・プラズマカッター スプリットミサイル M950マシンガン ジェットマグナム スラッシュ・リッパー |
OG/OG2……ゲシュペンストMk-II・Rをもとに量産されたゲシュペンストMk-II。DC戦争で空戦兵器の有用性を実証したリオンに取って代わられたため少数生産にとどまる。量産型ヒュッケバインにヒュッケバインのH系フレームではなくゲシュペンストのG系フレームを改良したGII系フレームを採用された事からみても、性能自体は非常に優秀であった事が覗える。搭乗者の技量とクセがダイレクトに反映される機体であり、パーソナルトルーパー不足から未だに現役で用いられている(と言っても、元々30台程度しか生産されておらず、ほとんどの機体は南極事件やDC戦争等で破壊されているので、現存している機体は少ない)。プラズマカッターの代わりに試作機にはない格闘戦用武器プラズマステーク(ジェットマグナム)が搭載されている。ちなみに、極東支部配備の機体は日本が海に囲まれている事もあり、水中戦にも対応している。
α外伝……『α』以前に量産はされたがエアロゲイターによってほとんど破壊された。プラズマステーク(ジェットマグナム)はプラズマカッターの搭載部分を改造して使用するのだが、何故かネオ・プラズマカッターも装備している。ゲーム中はイルム、ライ、リュウセイが乗る。本作では、「アルトアイゼン」や「ヴァイスリッター」などのバリエーション機があることになっている。
COMPACT2……IMPACTやOGと異なり、ヴァイスリッターの元となったのは量産型ゲシュペンストMk-II(型式番号はPTX-002)である。
A.C.E.……ゲスト出演の為、パイロットは設定されていない。AIのオペレーターがついている。
MX……クライ・ウルブズの機体として回想シーンに登場。デビルガンダムに全滅させられる。隊長機は茶色、主人公機は赤色、その他の機体は青色であった。
[編集] 量産型ゲシュペンストMk-II(シャドウミラー仕様)
量産型ゲシュペンストMk-II GESPENST Mk-II MASS PRODUCT MODEL |
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形式番号 | RPT-010 |
分類 | 人型 |
所属 | シャドウミラー |
開発 | 不明 |
製造 | 不明 |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 不明 |
重量 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 不明 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | 不明 |
武装 | メガ・プラズマカッター スプリットミサイル M950マシンガン ジェットマグナム スラッシュ・リッパー |
OG2……シャドウミラーの「向こうの世界」から持ち出された、『もしヒュッケバインではなくゲシュペンストが量産されていたなら…』仕様のマシン。そのためか形式番号が量産型ヒュッケバインMk-IIと重複している。武装はタイプRに近く、飛行可能。こちらではされなかった相応の改良が施されているようで、性能はこちらのものより向上している。プラズマステークはオミットされている。
A……シャドウミラーの「向こうの世界」から持ち出された、『もしドラグーンではなくゲシュペンストが量産されていたなら…』仕様のマシン。多数生産され、2000機が転移を行ったとされているが、9割以上が次元の狭間に消えている。ちなみにこの作品では量産機はドラグーンであり、ゲシュペンストは量産すらされずに開発が終了しているが、これはシャドウミラーが同じ結果になることを恐れ、次期量産機がゲシュペンストにならないよう、圧力をかけたため。しかしこちらの世界では、3機のドラグナーがケーン・ワカバたちによって運用されたことがきっかけで、向こう側の世界のようにロストせず、高い戦果を挙げたため、ドラグーン自体もシャドウミラーの予想以上の高性能機になってしまったのは皮肉である。
[編集] 量産型ゲシュペンストMk-II(アインスト仕様)
IMPACT…アインスト#ゲシュペンストMk-IIの項を参照。
[編集] 量産型ゲシュペンストMk-II T-LINKテストタイプ
量産型ゲシュペンストMk-II T-LINKテストタイプ GESPENST Mk-II T-LINK TEST TYPE |
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形式番号 | RPT-007TT-01 / 02 / 03 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | カーク・ハミル |
製造 | マオ・インダストリー社 |
生産形態 | 訓練機 |
全高 | 21.2m |
重量 | 72.4t |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 核融合エンジン |
MMI | T-LINKシステム |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | リュウセイ・ダテ アヤ・コバヤシ ブルックリン・ラックフィールド リオ・メイロン リョウト・ヒカワ(OGDW) |
武装 | メガ・プラズマカッター M950マシンガン T-LINKリッパー |
OG……量産型ゲシュペンストMk-IIに、主兵装プラズマステーク(通称ジェットマグナム)の代わりにT-LINKリッパーを装備させた、T-LINKシステム採用型。念動力者の訓練に用いられていた模様。機体色は灰色。SRXチームに2機、ATXチームに1機配備されたがSRXチームに配備されたリュウセイ機は格納庫ごと破壊されている(アニメでは破壊されず、リョウト機として使用される事になった)。上記のRPT-007同様、極東支部配備の機体は水中戦にも対応。T-LINKシステムを使っているためか操縦系統は簡素で、ゲームのバーニングPTと同じである。
[編集] ゲシュペンストMk-III
OG/OG2……アルトアイゼンが正式採用された際にこの名で呼ばれる予定だったが実現しなかった。一方、シャドウミラーの居た世界ではゲシュペンストMk-IIIとして正式採用されシャドウミラーを壊滅させている。
A……名前だけの登場。シャドウミラーの居た世界で、この機体を隊長機とするゲシュペンスト隊にシャドウミラーは敗れている。
リアルロボットレジメント……欠陥機扱いで破棄されていたが、フリッケライ・ガイストのパーツとして利用された。
COMPACT2……アルトアイゼンの正式名称。
IMPACT……設定上、アルトアイゼンはゲシュペンストMk-IIIではないのだが、便宜上こう呼ばれている。
[編集] XNガイスト
OG2……ギリアムの『かつての半身』であった禁断の機動兵器。何らかの原因(前述のヒーロー戦記で破壊されたため、と解釈することもできる)で壊れていたが、ギリアムは元いた世界へ戻るためにテスラ研でコア部分を修復した。しかし、そのコア部分は次元転移装置としての役目を持っていたためシャドウミラーに目をつけられ、ツヴァイザーゲインに「システムXN・アギュイエウス」として組み込まれてしまう。ギリアムを核としたときに本来の性能を発揮するように造られていたため、完全な性能は発揮されなかったが、再び悪用される事を危惧したギリアム自身の手によって(ルートによってはアインスト空間からの脱出に使用した後に)完全に破壊された。これによってギリアムは元いた世界へ帰る方法を失うこととなった。
[編集] システムXN
- OG……『あちら側』のテスラ・ライヒ研究所で開発(実際には修復)された空間・次元転移装置。『アギュイエウス』『リュケイオス』の2基が存在し、『アギュイエウス』はシステムも含めて転移させられるのに対し、『リュケイオス』は大型化されているため、自身は転移出来ないが一度に多くのものを転移させる事が出来る。『アギュイエウス』はギリアムとリンクした時に正常に動作するようになっている。『アギュイエウス』の正体は『ヒーロー戦記』に登場したXNガイストのコア部分である。ツヴァイザーゲインに搭載されていた『アギュイエウス』を取り戻したギリアムは二度と利用されないように、元の世界へ戻るという目的を捨てて自ら破壊した。なお、コードは『アポロン』『ゼウス』の2つが確認出来る(『ヒーロー戦記』でギリアムがアムロ達を転移させた台詞「アウフ・ヴィーダーゼン」もシステムXNのコードではないかとする説もあるが不明)
[編集] 関連項目
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第○次シリーズ | 第2次/G - 第3次 - EX - 第4次/S - LOE - F/完結編 - CB |
αシリーズ | α/DC版 - α外伝 - 第2次α - 第3次α |
COMPACTシリーズ | COMPACT/WSC版 - COMPACT2/IMPACT - COMPACT3 |
任天堂携帯機単発 | 初代 - A - R - D - J - W |
単発 | 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO - SC |
OGシリーズ | OG1 - OG2 - OVA - OGS - DW - 龍虎王伝奇 |
バンプレストオリジナル | 用語 - 機動兵器一覧 - キャラクター一覧 |
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