コータローまかりとおる!の登場人物
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『コータローまかりとおる!の登場人物』では、蛭田達也の漫画『コータローまかりとおる!』『新・コータローまかりとおる! 柔道編』『コータローまかりとおる! L』に登場する人物について述べる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
※肩書き年齢等は初登場時の物。
目次 |
[編集] コータローまかりとおる!
初登場の部で分類。特に断りがない場合はその部のみの登場。肩書き年齢等は初登場時の物。
[編集] 主要登場人物
- 新堂 功太郎（しんどう こうたろう）
- 本編の主人公。私立鶴ヶ峰学園に通う高校2年生。腰まで届く長髪が特徴。非常に明るく、自信家で、スケベ。かなりのトラブルメーカーである。趣味は「のぞき」と「パンティー収集」。初期の頃はよく煙玉等の忍者風小道具を使っては失敗（自爆）していた。
- 新堂空手道場の一人息子であり、学校でも極端流空手部々長を務める（ただし部員は功太郎のみ）と空手の実力者であるが、「空手が地上最強ではなく自分が地上最強」と主張。武道家としては小柄な体格のため、非力さを補うために変則的な技を使う…とされているが、実は力負けしたことなどほとんどなく、体重290kgの鬼式に押し勝っている。また、空手には空手、柔道には柔道と相手のフィールドで戦って勝つ事を好む。他者の技を真似て、それを自分の物として使いこなす能力に長ける。
- 鍵開けの特技あり。よくやる宴会芸は局部を使った「蘇る死体」。
- 軽佻浮薄に見えるが、実は人一倍義に厚く勇敢。普段から十分強いが、麻由美のピンチには超人的な能力を発揮する。
- 両親が留守にしており（1部では理由が世界ケンカ旅行だったが、2部以降では新堂流 LA 支部にいる事になっている）、麻由美に食事の世話をしてもらうことが多い。特に麻由美が作った肉団子が好物で、活動エネルギー源となっているらしい。
- 空手校内予選の成績は3勝1引分、代表戦2勝。
- 第1部初登場。
- 渡瀬 麻由美（わたせ まゆみ）
- 功太郎の隣に住む幼馴染。第7部で家が壊れて以降は、父と共に新堂道場に居候。功太郎と同じく鶴ヶ峰学園の2年生。華道部に所属し、風紀委員会第七班々長。風紀委員として頭髪違反者功太郎を取り締まろうとするが、成功した事がない。功太郎追跡時は太ももに散髪用の鋏を携帯している。
- 実は功太郎とは相思相愛だが、お互いに言い出せずにいる。これまでに何度か互いに気持ちを打ち明けたことはあるが、その都度相手が記憶喪失だったり酒に酔っていたり洗脳状態だったりで、まともに伝わっていない。ただし周囲は二人の関係をよく理解しており、気付いていないのは当人達くらいである。
- 武道や運動などはしていないが運動神経が良く、空手、柔道などそこそここなしている。
- 第2部でクララの身代わりを演じるために英会話を特訓したため英語はペラペラで、カイザーやブラックとも普通に会話していた。
- 功太郎がままごとの泥団子を食べ、死にかけた事をきっかけに、4歳時から料理の修業を積んでおり、その腕はプロ級。またうれしい事があるとごちそうを造る。天光寺曰く「新堂学の権威」。
- 空手校内予選に極端流の人数合わせとして参加、成績1勝2敗1引分。
- 第1部初登場。
- 天光寺 輝彦（てんこうじ てるひこ）
- 功太郎の良きライバルであり親友。鶴ヶ峰学園2年。風紀委員特別機動隊々長で、委員会一の腕利き。武士を自任。
- 天光寺家に伝わる天光流抜刀術の使い手で、一刀の元に大木を両断する「樹断の太刀」等様々な剣技を会得している。また武士の嗜みとして剣術以外にも武道十八般心得があり、空手、柔道共黒帯の腕前。
- 和装を愛しており、下着は常に褌。洋装の必要時に、和服の上から洋服を着込んだ事もある程こだわりを持っている。
- 連載初期に功太郎に感電させられて以降、乾電池を握ると頭が光る特殊体質となった。
- 本人曰く「剃っているだけ」のスキンヘッドで（真偽は不明）、その色艶は輪切りレモンを使った「レモンパック」で守られている。「ハゲ」と呼ばれる事を極端に嫌い、「私はハゲではない!」と躍起になって否定する。その執念はもの凄く、死んだ枕元で「ハゲ」と叫ばれ蘇った事もある。しかし、「ハゲ」や「ハゲ天」と呼ばれる事が多い。
- 連載開始当初から登場しドタバタギャグの敵役だったが、内容がシリアスに移行するにつれ、ライバル兼親友として親交を深めていく。功太郎がこの関係を大事にしているため、常に真剣勝負をはぐらかされており（洗脳状態除く）、功太郎との真剣勝負を果たした者に対し「私の方が先口だ!」と激しい嫉妬心を燃やす。
- 歴代の愛刀は村生（むらなま）、魅雄（みお）、村さ来（むらさき）、村叢（むらむら）。他、名前のでてきていない刀もあり。
- 空手校内予選に極端流の助っ人として参加、成績は4戦全勝。
- 第1部初登場。
- 如月 剣次（きさらぎ けんじ）
- 本名は「良美」（よしみ）だが、女のような名前を嫌い剣次を名乗る。中国拳法の使い手で、「発剄」などの技を会得しており、「九節棍」という武具も使う。とても真面目な性格で義に厚い。女性に対する免疫が低くすぐに鼻血を吹き出し貧血に陥る。特に恋心を抱く麻由美に対しては弱い。D地区において功太郎、天光寺と知り合い、サイクロプスとの戦いの中で熱い友情を交わす。功太郎・天光寺とも互角の実力を持つが、その性格故かやられ役になる事が多い。D地区で知り合った麻由美に想いを寄せていたが、功太郎と麻由美の絆を目の当たりにし身を引く。功太郎は当初、髪型が岩崎宏美に似ているからと「ヒロミちゃん」と呼んでいたが、兄の名前が「ヒロミ」であったため、「ヒロミの下だからヨシミ」（岩崎良美から）と偶然本名の「ヨシミちゃん」と呼ぶ様になる。校内予選に助っ人として参加、成績は2勝。第3部初登場。
- 如月 ヒロミ（きさらぎ ひろみ）
- 一見奇麗な女性だが、その実はD地区のオカマチーム「チャイナローズ」のリーダー。如月剣次の「兄」。女性のいない（ジェイソンは例外）D地区で、コンパニオンのような事をして稼いでいたが、学内予選の際に剣次が功太郎に協力できる様にとD地区を去る（しかし、結局某繁華街四丁目あたりのオカマバーでバイトを始めた）。剣次の為に功太郎と麻由美を引き離そうとした事もあるが、基本的には、功太郎と麻由美の仲を進展させようと応援している。外見のモデルは歌手の岩崎宏美と思われる。頬に特徴的な大きなほくろがあるが、実は付けほくろ。校内予選に人数合わせとして参加しており成績は2敗。第3部初登場。
- 鹿斗 典善（しかと てんぜん）
- 鶴ヶ峰学園50年生で団員数300を誇る応援団々長。空手の達人で、型に捕われない独自の空手「自由流」と名付ける。自分と非常によく似た戦い方をする功太郎を後継者に選び、自らあみだした必殺技「百人拳」を伝授する（但し功太郎は「弟子」と言われるのを否定している）。応援団々長でありながら対立する他部の部員に肩入れした落とし前をつけるために学園を退学する。功太郎に輪を掛けたスケベ。髪で隠された左目は『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉親父の形をした義眼。蛇骨会の創設者。実は相当な資産家で、山中に巨大な邸宅を構えて美人のメイドを多数はべらせ、ヘリコプターで通学する。テレビ局も所持。酔っぱらうと空中浮遊する。第4部初登場。
- 後 百太郎（うしろの ももたろう）
- 応援団副団長で鹿斗典善の片腕と呼ばれる。典善の退学後も変わらず典善を団長と呼び、自分は団長代行を務める。空手の高段者。学年、年齢は不詳だが初登場と同じ年に免許を取得している事から少なくとも18歳以上。典善に心酔しており、典善に選ばれた功太郎に嫉妬し対立するが、空手校内予選決勝にて後に伝説と呼ばれる大勝負を演じ、以後は天光寺と同様にライバル兼親友となる。運動神経は良いが、天光寺と異なり、空手以外はまったくやった事がない。武道家として理想的な体格に恵まれている。典善が冗談で教えた「ビール瓶ドミノ倒し」などの下らない宴会芸を真面目に練習し、会得してしまうなどのかなりの堅物。ひそかに由利栄に惚れていたため狂死郎を目の敵にしている。学内予選終了後はすっかりギャグ担当になってしまった。第4部初登場。
- 稲森 狂死郎（いねもり きょうしろう）
- 新堂流空手道場の住み込み師範代で、大学生。胸に「狂」の字の書かれたジャージを愛用。年下の功太郎を「若」と呼び、敬語を使うが、長年一緒に暮らしている功太郎を弟の様に思っている。相当な空手の実力者で、功太郎曰く「3本に1本しか取れない」ほど。 由利栄との結婚を認めてもらう為に、典善に挑み続けている。宴会が大好きで、なにか口実を付けては無関係の人間まで巻き込んで宴会を始め、「チン技徳利回し」や「河童の皿回し」、「ネス湖のネッシー」など局部を使った宴会芸「チン技」を披露する。第2部初登場。
- 秋田 小夜子（あきた さよこ）
- 天光寺の許婚で12歳。天光寺家に住み込んでいる。天光寺を「テル様」と呼ぶ。天光寺から一本取ったら正式婚約という条件があり、道程は遠いと思われていたが、功太郎が手を出してあっさり一本取ってしまった。以後しばらく、功太郎が天光寺を脅迫するネタになった。料理の上手な麻由美になついている。語尾や「し」が「ピ」に変わる喋り方をする。（例：「うれビー」）。第4部初登場。
- 鹿斗 由利栄（しかと ゆりえ）
- 典善の孫娘で狂死郎の恋人。典善の要請で鶴ヶ峰学園英語教師として赴任し、極端流空手部の顧問となる。かつて全米を震撼させた空手ウーマンで、典善や功太郎のセクハラを軽くあしらう実力者。丁寧な言葉遣い、淑やかな表情で極めて常識的な発言をするが、言動が一致していない事が多い。第4部初登場。
[編集] 第1部 コータロー参上編
- 鱈子 一郎（たらこ いちろう）
- タラコクチビルが特徴の生徒会長。よく下らない駄洒落を連発しては周囲を真っ白にする。功太郎を憎悪していて、あらゆる手段を駆使して功太郎の足を引っ張ろうとするが、功を奏した事はない。それどころかこの妨害工作によって迷惑を被った無関係な生徒も多い。第一部を中心に折々に登場。
- 渡瀬 大造（わたせ たいぞう）
- 麻由美の父親。傷跡の残る凶悪な悪人顔だが実は警視総監。妻に先立たれているが今でも愛しており、毎年墓参りの度に泣きじゃくる。功太郎の父、勘太郎の友人であり、両親が不在の功太郎の保護者を務める事も多い。人と酒を飲むのが大好きで、警視総監でありながら、未成年に無理矢理酒を勧める事も多々あり。折々の新堂道場の宴会にはほぼ参加。
- 青田、赤井（あおた & あかい）
- 風紀委員特別機動隊々員。いつも2人セットで登場し、メガネをかけている方が青田。第1部から登場はしていたが、第4部でようやく名前が公開（作者によると小説版でついた名前を流用したとのこと）。武道の達人ばかりが登場する本作では非常に目立たないが、天光寺の直属の部下だけあって通常の不良生徒ならば簡単に取り押さえられる程の腕を持つ。
[編集] 蛇骨会
- 千葉 摩也（せんよう まや）／紅バラ（べにバラ）
- 蛇骨会最高幹部で会長代理。かなりの美人だが実はニューハーフ。ナイフ投げの名人。本名の千葉摩也が判明するのは7部に入ってから。千葉流百年に一人の天才であったが、自由を求め家を飛び出す。誰よりも鶴ヶ峰学園を愛しているが故、自らが汚れ役を被り、一度解散していた蛇骨会を復活させる。吉岡達也を蛇骨会から追放した後、吉岡に対抗し得る後継者を待ち続け、功太郎に目をつける。蛇骨会の頭脳と呼ばれた白バラ、吉岡達也とは双子の兄弟であり、紅バラ自身は蛇骨会の心臓と呼ばれる中心的人物であったが方針の違いで反目し、以後は功太郎の側につき影から援助をし、蛇骨会を功太郎に任せようと暗躍する。天光寺に惚れている。千葉流の奥義「封心の舞」という記憶操作の術を使うことができる。
- 鬼村 雅彦（きむら まさひこ）
- 示刀流柔術部主将で3段。蛇骨会の制裁隊長で、蛇骨会で初めて功太郎と対決した人物。
- 砂土屋 俊兵（さどや しゅんぺい）
- 「血桜団」と呼ばれる風紀委員会第一班々長であり蛇骨会幹部。左目が義眼で眼帯をしているため、義眼はバネでびっくり箱のように飛び出す仕掛けになっている。天光寺からはタモリ男と呼ばれる。鞭の使い手で、名前の通りのサディスト。功太郎との闘いの後、精神がおかしくなった。そのほどは天光寺達が「きかなきゃよかった」、兄の竜兵が「いわなきゃよかった」、作者が「描かなきゃよかった」と思うほど。モデルは「愛と誠」の砂土谷峻。
[編集] 第2部 クララ姫編
- クララ・ド・ゲイリス・ムーア
- 通称クララ姫。ムーア公国のプリンセスで、鶴ヶ峰学園に留学してくる。天真爛漫、純真無垢で、自分一人で着替えも出来ない位の箱入り娘。自分を特別扱いしない（スカートをめくったり下着を盗むと宣言したり）功太郎に好意を抱くようになるが、王位継承にからむ陰謀に功太郎ともども巻き込まれてゆく。髪と瞳の色は違うものの麻由美にそっくり。
- クリス
- 王宮親衛隊に所属し、クララの護衛として共に来日。実は暗黒街の有名な殺し屋で、素手でも功太郎を凌ぐ凄腕。
- アンドレ
- クララの護衛。身長2メートルを超える巨漢ながらジャンプ力も2メートルを超える運動能力を持つ。純粋にクララの身を案じる護衛だがクリスに騙されて功太郎と対峙する。プロレスラーのアンドレ・ザ・ジャイアントがモデルと思われる。
- 鶴ヶ峰理事長
- 鶴ヶ峰学園理事長。功太郎を高く評価しており、なにかと目をかけている。ムーア公国レナルド国王の学友で、幼い頃からクララを知る人物。第2部では頻繁に登場したが、空手校内予選の直前に海外視察に出かけ、以後、登場していない。
- レナルド・ゲイリス・ムーア
- クララの祖父でムーア公国々王。一度引退していたが、殺害された前国王（クララの父）に代わり再び王位に就く。鶴ヶ峰理事長の学友。
- ヒドラ
- ムーア公国防衛大臣。国を乗っ取るため、前国王を殺害する等、第2部で起こった一連の事件の黒幕。
[編集] 第3部 D地区編
- ニセモノ
- 功太郎がD地区を訪れた際、功太郎の名を騙っていた偽者。本人に一蹴され、以後、子分のように付き従うようになる。功太郎が名前を聞こうともせず「ニセモノ」と呼ぶため、そういう呼び名になってしまった。何者かの諜報員かと思われる行動をとる描写があったが結局明らかにされていない。第4部、『L』で少し再登場。
- ハリネズミの丈（じょう）
- D地区最大のチーム「パンクス」の元リーダー。サイクロプスにチームを潰され、見せしめとして吊るされていた所を功太郎に助けられる。以後、D地区の案内役となる。第4部で少し再登場。
- オオヤマネコの仁（じん）
- D地区No.2のチーム「ボンバーズ」のリーダー。功太郎対サイクロプスの抗争に巻き込まれ、一旦はD地区連合のリーダーとなるが、最後は見捨てられる。功太郎がD地区を去った後、ニセモノとハリネズミと3人組のようになっていた。第4部で少し再登場。
- 砂土屋 竜兵（さどや りゅうへい）
- 砂土屋俊兵と双子の弟。D地区のチーム「サイクロプス」のリーダー（蛇骨会との関係は不明）。右目を失明している（義眼は入れていない）。俊兵と同じく鞭を使うが、鞭の長さは俊兵より長く、両手で2本の鞭を操る「双条鞭」の使い手。くさい話を聞くと文字通り反吐が出る。蛇骨会の遺産「深紅の鋼玉石（ルビー）」を巡り、功太郎と争う。
- 吉岡 達也（よしおか たつや）／白バラ
- 2年の米国留学から帰って来た直後、暴漢に襲われた前委員長に変わり、風紀委員長となる。しかしその正体は「蛇骨会の頭脳」と呼ばれた最高幹部「白バラ」。IQ200を誇り、容姿端麗。日本舞踊をやっている。謎の多い人物。当初、映画版のみのキャラクターだったが、逆に後から原作に登場した珍しいケース。
- 吉岡 恵（よしおか めぐみ）
- 吉岡達也の妹。ポニーテールがトレードマークの、元気いっぱいプロレス娘。見た目とは裏腹にかなり強い。第7部で「深紅の鋼玉石（ルビー）」を狙う刺客として再登場。
[編集] 第4部 格闘スポーツ大会・校内編
- 寺江村 猛美（じえむら たけみ）
- 通称ジェイソン。功太郎が去ったあとのDブロックの新興勢力リップスのリーダー。身長は百太郎と同程度、体重は200kgに及ぶ巨体だが女性。『13日の金曜日』のジェイソンを彷彿とさせるアイスホッケー用のフェイスマスクを着用する。女性らしく「抱っこ」されることに憧れており、自分を初めて持ち上げてみせた功太郎に惚れ、「ダーリン」と呼んで追い掛け回すようになる（その後、剣次と百太郎が持ち上げている）。空手校内予選に極端流の選手として出場し、即戦力と期待されたが、ルールを全く知らず反則負けばかりだった。成績は3戦全敗。第5部最後に極端流道場を破壊して以来登場していない。
- 春田 英介（はるたえいすけ）、夏見 完（なつみ かん）、秋山 章次（あきやま しょうじ）、冬木 弘道（ふゆき ひろみち）
- 校内予選に参加した応援団メンバー。以後、後百太郎からのしごかれ役、新堂道場の宴会参加者などのちょい役として折々に登場。
- 直野 公洋（なおの きみひろ）
- 第七空手部主将で、関東幽人会直野組の跡取り。優勝の為の手段を選ばず、組員を使ってまで様々な妨害工作を企む。ちなみに父親の名前は小矢次（おやじ）。
[編集] 番外編
- 下崎 回太郎（しもさき かいたろう）
- 功太郎・麻由美と同じ中学出身の舌先男。強制勧誘によって無限流に。
- 毒河原 剛一（ぶすがわら ごういち）
- 無限流拳法部創設者。家の都合で九州に引っ越していたが、戻ってきて再び主将に就く。悪人顔をしているが物腰の柔らかな善人。「鋼の頭」の異名を持ち頭突きを得意とするが穴井と功太郎には及ばなかった。
- 礼出井（れでい）
- 無限流元副将。馬鹿な主将を利用して実質的に部を取り仕切り、無限流を悪の代名詞に変えた男。手に装備した鉄の爪をはじめ、様々な武器を使って攻撃する。猫が苦手。『エルム街の悪夢』のフレディがモデルと思われる。
- 穴田（あなた）
- 無限流元主将。最強のため主将の座には付けられているものの、酷い馬鹿でとにかく鈍く、普段はお飾り。その鈍感さ故に滅多なことでは怒らないが、食堂のお気に入りの椅子に関してだけは別であり、椅子を蹴り倒した男に対して怒り狂い、傷害事件を起こし少年刑務所送りになっていた。怒ると青筋が立ちメロンみたいな頭になる。毒河原にも勝る固い頭を誇る。
[編集] 第5部 格闘スポーツ大会・全国編
- 美麗院 馨（びれいいん かおる）
- 去年まで女子校だった聖ミカエル学園の空手部主将。地区代表戦決勝の相手。容姿端麗ではあるものの、酷いナルシストであり、「特別な存在である美男子は何をしても許される」という考えの元、非常に卑怯な行動を取る。経絡秘孔・バレエに精通しており、攻撃に利用する。スペシャルナンバーワンフィニッシュスコーピオン他、様々な秘技を持つ。
- 猪熊 吾作（いのくま ごさく）
- 福島県立東北農業高校空手部主将。部員をげんこつで殴るが、権佐ェ門の石頭には人の手を使って殴る。
- 米俵 権佐ェ門（よねだわら ごんざえもん）
- 福島県立東北農業高校空手道部2年。部はじまって以来の神童。純朴な田舎少年で、小学生の様な風貌。地区大会の功太郎の試合ビデオに映っていた麻由美に惚れ、求婚の為わざわざ東京まで訪れる。典善のお眼鏡に適い弟子入りし、百人拳・発剄を習得。全国大会決勝での功太郎の対戦相手。
- 加藤 清正（かとう きよまさ）
- 熊本大一商業高校空手部2年。前年の大会では盲腸を押して決勝戦まで進んだが、ドクターストップ不戦敗となり準優勝となる。酷い垂れ目でしばしば物笑いの種とされる。「槍突き」の必殺技を持つ。準決勝で権佐ェ門に破れる。
- 犬島 剣兵（いぬしま けんぺい）
- 大阪西成工業高空手道部2年。「西成の狂犬」と呼ばれる。自分の血を見ると凶暴化。準決勝で功太郎と死闘を交わす。なぜか新堂家の宴会に招かれ宴会芸「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」を行うが、全く受けなかった。
- 真崎 純（まさき じゅん）
- 大阪西成工業高空手道部マネージャー。功太郎・麻由美の幼馴染みだが、10年前に大阪へと引っ越した。引っ越し先は犬島の隣であり、以降幼馴染みとなる。功太郎が5歳の頃からの初恋の相手であり、全国大会で東京を訪れたのを機会に、恋人として付き合える様にと画策するが、犬島と功太郎の試合で犬島の魅力に気付く。
- 赤岩 厳水（あかいわ げんすい）
- 金剛流空手道武心館副長、師範。全国大会の大会常任理事を務める。典善が一度だけ出場した大会で倒されており、似た技を使う功太郎を認める事が出来ず妨害工作を行う。大会終了後、武心館副長、大会理事を辞任。第7部では心水により、薬漬けの廃人になった状態で再登場。
[編集] 第6部 バンド編
- スティーヴ・パイ
- 愛称はスティービー。 アメリからやってきた功太郎の父親の友人で、新堂道場に居候する。理解はできるが発音が難しいとの理由で、エレキギターで日本語を喋る。実は響が憧れる世界的なギタリスト。功太郎のリズム感を見抜き、ドラムを始めさせる。第6部終了時にプロとして活動する為響と共に LA に渡るが、第7部ではザ・コータローズの前座を務めるため皇帝として再来日。モデルはスティーヴ・ヴァイと思われる。
- 音美 響（おとみ きょう）
- 功太郎の中学からの同級生で、功太郎に初めてギターを教えた男。その才能ゆえにバンドメンバーがついてこれず、「ヴォーカル殺し」や「音の殺し屋」（サウンドキラー）と呼ばれる孤独な天才ギタリスト。外見は女性的で、髪が長髪だった頃はよく美少女と間違われた。その時思った事が素直に口に出る性格で、特に音に関しては口にふたをする事が出来ないため、結果として非常に口が悪い。好き嫌いが非常にはっきりしており、自分が認め、好きになった人や事に対する態度は真摯であり、文字通り命がけで付き合っていく。そのせいもあり一時期「新堂功太郎ホモ疑惑」が発生した。必殺技「中心脚」最初の犠牲者で後にその技で功太郎を攻撃するが、逆に「真剣白"歯"取り」の餌食にもなってしまう。第7部ではノミちゃんに代わるギターとして、ザ・コータローズに参加。渡ヶ瀬真由美に惚れて猛アタックを始める。
- カイザー・ラステーリ
- 響に匹敵する才能を持つ、超速の天才ギタリスト。LA を中心に西海岸一帯を取り仕切るラステーリファミリィーの跡取り。白人至上主義者。異常なほど独占欲が強く、パイを独占するために響を付け狙う。響の安全と引き換えにパイを手元に呼び、ツインギターのインストバンド「皇帝」（カイザー）を結成。第7部ではザ・コータローズの前座を務めるため皇帝として再来日。すっかりギャグ担当になっていた。納豆が好物。
- サーヴァント
- カイザーの忠実な手下で、どんな無茶な要求であっても忠実に遂行する。第7部でもカイザーに付き従い再登場。
- ソニー・ブラック・ペッパー
- 黒人で皇帝の真のドラマー。そのドラムの才能は認められながらも、カイザーの白人至上主義より同じ舞台に上がる事を許されず、裏でドラムを叩かされる。功太郎に匹敵するリズム感の持ち主で、カポエイラの使い手。口癖は「シィ～～ット」で「フヒヒ」と笑う。第7部ではザ・コータローズの前座を務めるため皇帝として再来日。
[編集] 第7部 千葉流編
- 御手洗 総司（みたらい そうじ）
- 美化委員長委員長で、一時期、吉岡に代わり風紀委員長代理を務める。功太郎同様腰まで届く長髪だが、校則御免襟章を所持しているため校則違反とはならない。髪の毛（後、制服の中）に各種の掃除用具を隠し持ち、それらで戦う。功太郎に匹敵する実力者。後半、如月剣次に代わってD地区の管理人に就任し、D地区の清掃を始める。
[編集] ザ・コータローズ
ヴォーカル：真由美、ベース：マーちゃん、ギター：ノミちゃんの3人で趣味で組んでいたバンドが前身。これにドラム：功太郎を加え、上がり症のノミちゃんに代わるギターとして響を加えた形で典善の出資のもとデビュー。名前は元々決まっていなかったが、デビュー記者会見の場でとっさに功太郎が「ザ・コータローズ」と発言した為にこの名前となった。
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- 渡ヶ瀬 真由美（わたがせ まゆみ）：ヴォーカル
- 千葉流舞踊芸能科よりデビューを目指す、歌って踊れるアイドルの卵で高校生。両親は海外赴任しており一人暮らし。マーちゃん、ノミちゃんと共に趣味で組んでいた名無しのバンド（ザ・コータローズの前身）に功太郎を引き込む。「ターコ!」が口癖。喉に悪い為との理由で13歳時から禁煙をし、常に禁煙パイポを食わえている。その歌唱力は群を抜き、「ボーカル殺し」音美響のギターを圧倒し、白人至上主義者であるカイザーにさえ「グレートシンガー」と言わしめる程。 歌で食べていく事を夢み、そのスタート地点としてアイドルデビューを目指していたが、その歌唱力の高さ故に破門される。当初、功太郎に気があったが、麻由美との間に入り込む余地がない事を知って身を引く。その後音美響からのアタックを受け、最初は相手にしていなかったが、次第に心を開いてゆく。渡瀬麻由美とは一字違い一字余りの為、功太郎は「ケのある真由美ちゃん」と呼んで区別していた。
- 青木 マサノリ（あおき マサノリ）：ベース
- バンマス。通称マーちゃん。結婚していたが奥さんは亡くなっており、32才で二児の父。清掃業のバイトと月に数度のスタジオミュージシャンとで生活。パンチパーマでサングラスと非常に厳つい見た目ではあるが、中身は非常に気のいい庶民的なおじさん。堅実で無駄のないプレイをする。真由美と出会う前には子供達の事を考え、安定した職業に就く事も考えていた。
- 野見 新三（のみ しんぞう）：ギター
- ギターオタクでM音大の五回生。作曲・演奏共に才能はあるが極度の上がり症で、5人以上客がいるとまともにギターを弾く事ができない。彼がまともであれば真由美はこのバンドでのデビューを最初から目指していた。響のファン。上がり症で「ノミの心臓」だからノミちゃんという設定がそのまま本名になってしまった。
[編集] 千葉流
千年続く日本舞踊の流派。「乱世の舞」とも呼ばれる人心操作の「傀儡の舞」と「治世の舞」ともよばれる記憶操作の術「封心の舞」を伝える。
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- 黒沢
- 千葉流舞踊芸能科の先生、マリオネットのマネージャー、「傀儡の舞」の振付師を務める。先祖代々、千葉流宗家に仕える門人であったが、赤岩心水にたぶらかされ、吉岡を裏切る。
- マリオネット
- 日本中の人々を操る為に、西洋風にアレンジされた「傀儡の舞」を踊る6人組のアイドルグループ。メンバーの一人、戸野陽子が真由美の歌に感動し、人形として使えなくなってしまった為に、始末されてしまう。
[編集] 金剛流空手道武心館
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- 火納江 陽水（ひのうえ ようすい）
- 武心館空手道場の実力者。赤岩厳水の息子で火納江は母親の姓。強い相手と戦う事だけに人生のすべてを掛け、そのためには手段を選ばない。殺し合いが趣味の危険人物（ただし人殺しが趣味の訳ではない）。「いやいやいやいや」が口癖。万力鎖を用いた隠剣術を使い「カッパの陽水」とも呼ばれる。
- 赤岩 心水（あかいわ しんすい）
- 火納江陽水の祖父で武心館空手道場の総帥。名ばかりの総帥ではなく、「金剛調息」（こんごうちょうそく）という体を鋼の様にする技の使い手。武道界、政財界、芸能界に多大な影響力を持つ黒幕的存在。「軍国主義の生きた亡霊」と呼ばれ、大東亜戦争の陰の首謀者とも噂される。白バラから日本を支配する話を持ち掛けられ、それに応じて功太郎達と対立する事となる。
- 夜死田 白郎（よしだ はくろう）、シーゲル・伊豆宮（いずみや）、虚室 非斗志（こむろ ひとし）
- 火納江陽水と共に「武心館の四天王」や「フォーライフ」と呼ばれる武心館の実力者。
[編集] 華僑
-
- 李 麗華（り れいか）
- 如月兄弟の育ての親で、剣次の拳法の師。横浜で中華料理店を営む。家出同然のヒロミを連れ戻しに来た。70目前の老人だが、かつては麻由美に似た美女で、今でも「気」を練ると髪の色を除いて昔の姿を再現できる（但し30秒が限度）。典善の使う「発剄」の技は50年前、彼女に挑み続ける事によって盗み取った物で、その折りに下着を盗まれた事を恨んでいる。
- 陳 秀峰（ちん しゅうほう）
- 李麗華の拳法の兄弟子で、「神商陳」と呼ばれる華僑の大物。生真面目すぎてギャグが全く通じない。白バラと対抗するためのスポンサーとなる。
- 陳 巨峰（ちん きょほう）
- 秀峰の息子。大食いで肥満体。そのデップリ感を表すため、「す」が「プ」になる喋り方をする。香港の黒社会の毒蛇会と通じ、悪行三昧を行い、バレたために父親を監禁。病気で入院中として一族を取り仕切る。
- 王 雲蛇（おう うんじゃ）
- 毒蛇会のボスで額にキングコブラの入れ墨がある。経絡秘孔を利用した蛇拳の使い手。
[編集] CIA
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- デヴィット・バーナード
- 駐日アメリカ大使館外交補佐官の肩書きを持つが、その実は CIA の非合法工作員。銃の早撃ちの名手。アメリカ留中の吉岡とニューヨークで知り合い、日本を理想敵国に仕立て上げる「JAPAN2000計画」（ジャパン2000プロジェクト）を企てる。
- シン・毛林（けばやし）
- バーナードの配下。黒沢の死後マリオネットのマネージャーを務める。「M・M」（MURDER MONKEY の略）と呼ばれ、猴拳（別名：行者門）の使い手。当時のマガジン編集者であった樹林 伸がモデル。
- カルロス
- バーナードの配下。グレーシー柔術の使い手で、マリオネットの暗殺を行った人物。鉄の入れ歯をしている。「～～ゴゾンジ?」が口癖。
[編集] 新・コータローまかりとおる! 柔道編
[編集] 極端流柔道部
- 新堂 功太郎（しんどう こうたろう）
- 何故か無関係のはずの美杉を庇って伊賀と試合をして負け、雪辱のために柔道を始める。が、校内予選はなぜかとても不真面目で、まともに柔道をせず、決勝までに出場した全試合が反則負けで、準々決勝では主将でありながら補欠として引っ込んでしまった。
- 渡瀬 麻由美（わたせ まゆみ）
- 鹿斗 典善（しかと てんぜん）
- 功太郎と応援団が和解し、蛇骨会の件も区切りが付いたため、鶴ヶ峰学園に1年生として再入学して来た。さらに功太郎が柔道を始めたと聞きつけ、団体戦の選手としてあてにすると思われる天光寺と応援団の柔道高段者を襲撃し、自分を選手に選ぶようにしむける。そのくせに予選大会1回戦で百人拳を使ってギックリ腰になり、試合に出れなくなる。その後、合宿所になっていた三船家で飼い猫と同化していた。
- 後 百太郎（うしろの ももたろう）
- 典善が極端流に入部したため、後を追って入部してきたが、典善が試合に出れなくなったため、一躍正選手となる。正選手の座にこだわり、退院してきた天光寺を再び襲撃して病院に送り返したり、春樹と壮絶な補欠決定戦を繰り広げる。柔道の経験がなく、とりあえず教わった大外刈りしか技を知らない。
- 西郷 三四郎（さいごう さんしろう）
- 鶴ヶ峰学園新入生。柔道編における、功太郎と並ぶもう一人の主人公。柔道が大好きでもう10年も続けており、真面目で勤勉な練習の虫で、部の練習以外にも一人で黙々と打ち込みを続けている。しかし小学生からもカツアゲを受けてしまうその気弱で臆病な性格のため、試合どころか練習ですら実力を発揮できず、未だ白帯。このため中学時から不良どもに「シロ」と呼ばれている。しかしその10年の努力は体にしっかりと刻み込まれており、意識を失うとかなりの実力で周囲の人間をほとんど無差別に投げ飛ばすようになる（功太郎曰く「無敵コマンド」状態）。その無敵状態で幻の技と言われる山嵐を使い、最終的に意識のある状態でも使えるようになった。当初、第一柔道部所属だったがクビになり、極端流「柔道部」に入部する。眼が良いのと格闘技に関する知識が豊富なため他者の試合を解説してしまうクセがあり、校内予選大会の途中から放送席に解説者として引っ張り込まれるようになり、最終的に自ら所属する極端流の試合まで解説させられた。背の低い同士、三船久三と仲が良い。名前の由来は西郷四郎及び、彼をモデルとした姿三四郎からと思われる。
- 三船 久三（みふね くみ）
- 鶴ヶ峰学園新入生。柔道大好き元気少女。高校1年にしては心身共に幼い感じで、柔道をモチーフにした（架空の）アニメの「ヤワランジャー」を欠かさず見ている。第一女子柔道部に所属していたが、ある事件で功太郎と対峙した際、女子に手を出さない功太郎を投げ飛ばしたものの公衆の眼前でブラジャーを取られ、悪い空手家（功太郎のこと）に復讐するために空手を知りたいがため、何故か極端流空手部に入部する。しかし功太郎が柔道を始めたため、結局極端流柔道部で柔道をする事になる。名付け親の祖母フネによると三船久蔵にあやかって付けた為、名前の読みは正式には「キューゾウ」との事だが、「役所で間違えられて『クミ』になった。」という発言があり「クミ」が正式な名前となっているようである。天光寺ですら敬語を使う典善を「典ちゃん」、伝説の武神とまで言われる百太郎を「モモちゃん先輩」、新宿一帯のチーマーから恐怖される春樹を「ハルちゃん」と呼ぶ怖いもの知らずな性格。
- 鮫島 春樹（さめじま はるき）
- 鮫島敏樹の息子。通称「ハルちゃん」。幼少の頃より父の提唱する「実戦柔道」を叩き込まれ、中学時には第十三柔道部に所属。中学1年の時には全国中学校柔道大会を制するが、後に反則がばれ、タイトル剥奪。父親の前歴とその凶暴な戦い方への恐怖と嫌悪から顰蹙鮫（ひんしゅくざめ）と呼ばれる様になる。試合相手の右腕を壊した事を悔やみ、父の柔道への反発からから退部。新宿でチーマー200人の頭となっていたが、功太郎に一撃で撃破され、過去との決着をつけるため極端流の部員となる（校内予選初日と2日目の間）。父親への反発心から鮫島の苗字で呼ばれることを嫌う。功太郎はこの事を理由とした上での嫌がらせとして「負犬春樹」の名前でメンバー表を提出。さすがに負犬選手と呼ばれるのは我慢ならず、実況放送では春樹選手と呼ばせていた。
- 加麻 常馬（かま どうま）
- 名前の通りカマドウマ。百太郎への嫌がらせとして、功太郎が捕まえてきて無理矢理部員にした。きちんと柔道着を着ている。2回戦の第十柔道部との試合2副将として参戦し、反則負け。その後逃げ出し“角”闘術クラブの鬼式に踏まれ絶命。
[編集] 極端流柔道部関係者
- 天光寺 輝彦（てんこうじ てるひこ）
- 稲森 狂死郎（いねもり きょうしろう）
- 『旧』の登場人物を参照のこと。
- 三船 フネ（みふね フネ）
- 久三の祖母で、柔道の師範。柔道は赤帯の実力者で、武道について深い造詣と豊富な知識を有する。自宅の道場（元・町道場で今は弟子を取ったりはしていない）で合宿を始めた極端流部員の指導に当たる。指導者としても一流で、全くの素人であった麻由美でさえ、男子選手相手にひけをとらないまでに育て上げている。髪の色と髪型を除けば久三と瓜二つで、髪を染め上げ髪型を同じくすれば外見上で見分ける事は不可能な程に完全に久三に化ける事が出来る。この特技を活かし、熱で寝込んだ久三に変わって初戦・2回戦に参戦。久三の復帰後は不正がばれない様におたふくの仮面を被り、おたふく先生として解説、審判（準決勝主審、決勝副審）等に当たる。美男子が大好き（相撲の大ファンだったが、貴ノ花関が結婚したためファンをやめる等）など年寄りらしからぬ言動も多い。
- 鮫島 亜樹（さめじま あき）
- 鮫島敏樹の娘で春樹の姉。警視庁新宿花曲署（架空の警察署）防犯課所属の巡査長。柔道四段。非行に走った弟を更正させようと奔走していた。春樹同様、鮫島敏樹から実戦柔道を仕込まれており、初対面の久三をいきなり投げ飛ばすほどの実力者。極度の方向音痴。また極端な無口で、弟の春樹ですら年に数度しか声を聞くことがなく、功太郎に至っては「あ…」（「ありがとう」と言いかけて邪魔が入った）しか聞いていない。
- 久三のママ
- 名前は不明。いかにも肝っ玉お母さんといった感じの、久三の3倍はあると思われるどっしりとした体格で、久三とは全く似ていない。体格と同じく料理は何でも山盛り。自宅での合宿を「食事さえしっかり食べてくれれば」と快諾。
- 久三のパパ
- 名前は不明。髭が生えている以外は母親のフネ、娘の久三と瓜二つ（三つ?）。サラリーマンの様である。
[編集] 第一柔道部
元々は校内有数の強豪部であったが、多古の入部時にそれまでの部員が全員やめてしまった。校内予選が団体戦のみのため、伊賀・多古の2名は全勝ながらももう一人のポイントゲッターがおらず、対外的には無名という悲運の柔道部。3人目のポイントゲッターとして美杉が参戦。正規の柔道部なのでシードで第2試合から。準決勝は顔文字軍団（クラブ名不明）に井伊を除き全勝の4勝1敗で決勝に進出。
- 伊賀 稔彦（いが としひこ）
- 鶴ヶ峰学園3年で、第一柔道部主将を1年から務める。7月7日生まれ。知る人ぞ知る全国レベルの実力者だが、校内予選は団体戦のみという対功太郎用いやがらせ規則のため常に予選で敗退し、全国大会に出場したことがない。「竜巻背負い」と呼ばれる超高速の背負い投げを得意とする。かつては三四郎と同様の弱気な性格だったが、あることを契機に一念発起して弱気を克服し、現在の地位を手に入れる。そのため、かつての自分に酷似している三四郎に目を掛けている。とても真面目で律儀な性格で、対峙しているはずの功太郎を「先輩」と呼び、敬語を使う。鼻が悪いのか臭いに鈍感。三四郎と同様、解説者体質だが、三四郎と異なりマイクを向けられるとしどろもどろになって喋れなくなる。名前の由来は柔道家の古賀稔彦と思われる。
- 多古 清海（たこ きよみ）
- 鶴ヶ峰学園3年で、第一柔道部副将を1年から務める。伊賀の親友。かつてはかなりの不良で、当初は喧嘩の隠れ蓑として第一柔道部を利用し、伊賀をいじめていた。学園内の不良をほぼ制圧。が、功太郎との出会いによって覚悟を決めた伊賀に完膚なきまでにたたきのめされ、更正して伊賀の親友となる。伊賀のような必殺技はないが、長年伊賀の練習相手を勤めてきただけにかなりの実力者。後百太郎に挑んだ際に軽くあしらわれ、毛根が死滅するほど頭を撫でられハゲとなった。
- 美杉 留美子（みすぎ るみこ）
- 鶴ヶ峰学園3年で、第一女子柔道部主将。財閥の令嬢。高校女子柔道では不敗を誇り、試合時間が1分を超えたことがない事から「秒殺の女王」と呼ばれる。この強さの秘密は功太郎や典前は知っていたが、読者には物語終盤まで謎として引っ張っていた。この秘密により、美女でありながら功太郎と典善がそろってパンティ収集を断念している。伊賀に惚れていて、伊賀を全国大会に出場させるために色々と策謀を巡らせている。普段は令嬢らしく、語尾に「～ですわ」を付けるお嬢様言葉を使うが、感情が高ぶると、俗に言うヤンキー言葉になる。猫アレルギー。
- 太刀根 コユリ（たちね こゆり）
- 第一女子柔道部3年。元第三女子レスリング部だったが金銭トレードで一女に。一見美男子だが長身男装の女性でレズビアン。元はアマレス出身の「変態レズラー」。その変態振りはすざましくありとあらゆる変態性欲（注：リンク先18禁）をカバーする。超人的な（人間離れした）舌技をはじめとした様々な変態的技巧を持ち、女性をメロメロにしてレズに引き込む。口癖は「きみの人生観を変えてあげる♥」。この特技を活かして、麻由美に恥をかかせるべく美杉が放った刺客（自分に対して尊大な態度を取った為）。名前の由来はタチ・ネコ・ユリから。
- 井伊 カガリ（いい かがり）
- 第7女子柔道部主将で、自称・美杉留美子のライバル。全中女子48kg級準優勝者。美杉に言い掛かりをつけ、再戦を果たそうとした所を太刀根の餌食となり、愛人1号にされ第一柔道部の軍門に下る。名前の通り言い掛りが（つけるのもつけられるのも）多い。試合出場時は常にヘロヘロでほとんど負けている。
[編集] 第十三柔道部
通称「第十三"ケンカ"柔道部」または「第十三"ぶっこわし"柔道部」。顧問の鮫島が提唱する実践的な柔道を実行し、当て身等を利用した裏技（ばれれば反則だがばれない様に行う）を利用しながら、対戦相手は全て病院送りとする。その信念通り準決勝まで全ての対戦相手を病院送りにして勝ち進む。極端流との準決勝において2勝3敗で敗退。
- 醍醐 大悟（だいご ひろさと）
- 鶴ヶ峰学園新入生。海老中学3年の時に78kg超級でオール一本勝ちで優勝。体重160kg。美杉の裏工作によって伊賀、多古に続く第3の実力者として第一柔道部に入部する。しかし慢心しており、ろくに練習もせず、「無敵」状態の三四郎に破れ、復讐を誓って第十三柔道部に移籍。その気概を認められ鮫島から天狗投げを伝授され、阿津見を破り大会二日目の先鋒となるが、あくまで自分の信念「剛よく柔を断つ」（「柔よく剛を制す」の逆）を突き通すため第十三柔道部の教えとはかけ離れた戦い方をする。準々決勝では天狗投げ一本勝ちし、その存在を三四郎に見せつけ、準決勝で三四郎と対戦。試合の中で、三四郎を認め右の山嵐に敗北する。
- 鮫島 敏樹（さめじま としき）
- 第十三柔道部の顧問教師兼コーチ。かつてオリンピック代表選手候補だったが選考会の決勝で反則負け。妻を殺害された事件をきっかけとして、スポーツではなく武道としての柔道を追求する様になる。ルールすら無視して相手を倒すことを追及した、良く言えば実戦的な、悪く言えばケンカ的な柔道「ぶっこわし柔道」を提唱し、部員達を非常に厳しく指導する。竜野を除く部員達には影で鬼鮫（おにざめ）と呼ばれている。長年の研究から天神真楊流の二つの天狗勝を組み合わせ、天狗投げを復活させ（あくまで作中の物であって実際の天狗投げは不明）、醍醐に伝授。伊達の試合の最中、周りにも警戒をしていた功太郎を武道家と認め、名を尋ねる。
- 竜野 真悟（たつの しんご）
- 第十三柔道部主将で3年。中学1年のときの全中柔道大会初戦で春樹に腕を折られ、その柔道に感銘を受け鶴ヶ峰に転校。鮫島敏樹を師範と呼び、心酔しその技を最も忠実に踏襲している。そのため、鮫島の息子で長年指導を受けて来ながら反発して部を辞めた春樹に激しい対抗意識を持っている。準決勝において判定で試合に負けた後の裏技によって勝負に勝とうとするも「最悪の場合でも生き残る手段としての武道」と言う鮫島敏樹の言葉を実践した春樹に勝負も負ける。試合結果は技あり二本の合わせ一本。
- 野村（のむら）
- 練習試合で三四郎の相手。中量級。功太郎に顔にいたずら書きをされ、恐怖を感じなくなった三四郎に破れる。
- 阿津見（あづみ）
- 校内予選初日は（恐らく先鋒で）レギュラーとして出場。試合終了後、功太郎に絡まれケンカを売るが負け、竜野にボコボコにされる。部内での代表戦を醍醐と戦い天狗投げを受けて負け、レギュラーを離脱。
- 丸山 貫一（まるやま かんいち）
- 次鋒。3年。パワーで相手を後方に追い込んで倒すのが得意。同時に肘であばらを砕く。チヨ & アキのゴシップ解説に久三が固まったところを顔面から叩き付けようとして、助けに入った春樹に顔を蹴られ久三に反則がとられ勝利。ただし病院送りとなった。
- 来間 周作（くるま しゅうさく）
- 中堅。3年。フルコンタクト空手出身。そのため裏技の威力が違う。しかし対戦相手が空手のエキスパート百太郎だった為に、完全反則の打撃攻撃も効かずに終わる（百太郎の要請により反則は取られず）。百太郎第6の必殺技巴投げ（ただし、百太郎が参考にしていた入門書のさし絵が公正ミスで横向きになっていたため、寝転がらずに無理矢理後ろに投げる形となった）に破れ病院送りとなる。救急車に運び込まれる際に指を伊達に折られる。
- 伊達 治（だて おさむ）
- 副将。3年。阿津見とは中学の頃からの友人。元々はサンボの選手で関節技を得意とする（入部したての頃、既に先輩の脚を破壊）。そして関節の壊れる音と相手の悲鳴を聞くのが大好きな変態。そのため、負けて救急車に運び込まれる来間の指を折っている。功太郎と対戦する事になるが、得意の足関節技を破られ、逆にスピニング・トー・ホールドを決められる。ただし試合は功太郎の反則によって勝利。試合終了後狸寝入りを見破られ顔面攻撃を受け病院送りに。
[編集] 帝國柔道部
前年度優勝の学校代表のため、シードで2日目の準々決勝からの参戦。極端流と対戦し0勝4敗および買収後のサドンデス敗北により敗退。
- 帝 真紅郎（みかど しんくろう）
- 帝國柔道部主将。コンピューター関連ではソフト・ハード共に国内最大手である「ミカド・エレトロニクス・コーポレーション」の御曹司。そして頭が悪いため通称「バカボン」。しかし柔道の実力は相当な物で、伊賀に苦戦を強いる程。髪を跳ね上げるのが癖。前年の校内予選で、団体戦としては第一柔道部に勝ったが自身は伊賀に敗れたため、打倒・伊賀を目指して伊賀の情報収集に励み、会社の技術で作り上げたバーチャル・ランドリ等を使い修行を行う。先鋒から3連敗を喫し帝國柔道部の敗退が決まったところで、鈴木に時間稼ぎをさせて「貯金箱」（巨大ヘリコプター）を呼び集め、観客全員を買収。帝自身の5人勝ち抜け戦を提案するが、功太郎の提案によりサドンデスに変更。三四郎と対戦する事になる。いくら技をかけても決まらない三四郎との試合に強敵との試合の面白さを思い出し、死力を尽くして戦うが、山嵐により破れる。その後はかつて伊賀にしたと同様、データ収集の為に三四郎の周りをうろつく事に。決勝戦では副審を務める。
- 葉町 安男（はまち やすお）
- 先鋒。昨年度インターハイ中量級チャンピオン。移籍金1億で北海道の高校より転校。久三と対戦。得意の連続攻撃をしのがれ、球車で一本を取られ破れる。
- 山木 勝夫（やまき かつお）
- 次鋒。昨年度の高校柔道選手権覇者。高額な移籍金で鶴学に。中学時代の春樹の試合に感銘を受け、ラフファイトを得意とする選手となった。しかし対戦する事となった春樹は昔の様な裏技は使わず正当な攻めを行い、燕返しから小内刈りの連続技で一本を取られ破れる。
- 青柳 魁（あおやぎ かい）
- 中堅。昨年度の高校柔道選手権準優勝。高額な移籍金で鶴学に。寝技のスペシャリスト。しかし高専柔道の修行を積んだ麻由美の横三角絞めで一本を取られ敗北。
- 鈴木 保並（すずき やすなみ）
- 副将。ミカド製のコンピューターで状況分析・結果予想を行う。掛け逃げのスペシャリスト。その力を遺憾なく発揮し、相手に指導を与え続け合わせて注意まで追いつめたが、時間ギリギリに大外巻き込みで一本を取られ破れる。しかし帝から与えられた彼の仕事は時間を稼ぐ事であり、その役目は十分に果たした。
[編集] 第一女子柔道部
- 梨元 チヨ（なしもと チヨ）、鬼沢 アキ（おにざわ アキ）
- 当初は第一女子柔道部所属で、三船久三の友人その1、その2的な扱いだったが、美杉と伊賀の秘密練習を覗こうとしたり久三と三四郎の仲を詮索したりするうちに芸能リポーター的な要素が強くなり、最終的に放送部にスカウトされて（この時点でフルネームが付いた）校内予選の実況放送を担当するようになった。
- 田原（たわら）
- 第一女子柔道部所属。第一女子のポイントゲッターで、通称「鶴学のTAWARAちゃん」。72kg超級。
[編集] A・レスリングクラブ
正式名称はアーム・レスリングクラブ。その名の通り腕相撲部。全員が中学での柔道経験者。極端流柔道部初戦の相手。2勝2敗1引分け、代表戦負けで敗北。
- 只野 栄（ただの えい）
- 先鋒。久三に化けたフネに隅落としで3秒で破れる。
- 次野（つぎの）
- 次鋒。無敵コマンドを入力失敗し気絶した三四郎に不戦勝。
- 蜂高（はちこう）
- 中堅。麻由美に背負い投げで一本負け（麻由美はこの試合で指導を2回うけ注意に）。
- 亜戸賀 内造（あとが ないぞう）
- 副将。百人拳を使った典善がぎっくり腰で棄権し、勝利。
- 祭互乃 千志（さいごの せんし）
- 大将。ベンチプレス200キロを上げる怪力の持ち主だが、功太郎に腕相撲を挑まれて負ける。試合は両者反則の引き分け。代表戦で三四郎と戦い、体落としを交わした小外刈りで一本取られ敗北。三四郎が試合で初めて一本を取った相手となる（本来棄権負けした人間は代表戦に出られないが、三四郎の感涙に審判も心打たれ咎められず）。
[編集] 第十柔道部
極端流2回戦の相手。名無しの先鋒が久三に化けたフネに、中堅が麻由美の背負いからの小内刈りでそれぞれ一本負け。副将戦に功太郎がカマドウマ（加麻 常馬）を出場させ反則となった為、副将・大将戦は不戦勝。2勝3敗で敗退。
- 小口 日世人（こぐち ひよと）
- 次鋒。ひょっとこの様な顔をしているため、三四郎がビビらず、大内返しで一本負け。
[編集] "角"闘術クラブ
相撲部。2回戦は第十一柔道部にオール一本勝ち。3回戦で極端流と当たり、1勝3敗1分で敗退。
- 鬼式 二九丸（おにしき にくまる）
- 先鋒。体重290kgの巨漢。加麻常馬を踏みつぶした為に功太郎から恨みを買い、先鋒として出てきた功太郎と対戦。押し相撲だけが取り柄だが、功太郎に押し負け河津掛けで倒され、功太郎の反則負け（柔道で河津掛けは反則）。試合に勝って相撲に負ける。
- 出羽 文治郎（でわ ぶんじろう）
- 次鋒。身長2メートル22センチの巨身で圧倒的なリーチを誇る。百太郎と対戦。二丁投げ（相撲の技。柔道の大外刈りとほぼ同じ）を大外刈りで返され破れる。
- 大野 海（おおの かい）
- 中堅。麻由美と対戦。相撲ではあり得ない寝技の攻防に引き込まれ、上四方固めによって一本目前まで押さえつけられるが、麻由美の胸に押さえつけられている状態に嫉妬した太刀根が乱入した為、無効試合になり引き分け。
- 副将
- 名前不明。久三と対戦し、浮き落としで秒殺される。
- 布袋 勝治（ほてい かつじ）
- 大将。身長178cm体重85kg。非常ににこやかな顔をしているが怒ると豹変する。2回戦、呼び戻し（仏壇返し）で一本。3回線は三四郎と対戦。呼び戻しで技ありを取るが、奥の手であった一本背負いを猫柳で返され、組合になったところ山嵐で一本取られる。三四郎が意識ある状態で初めて山嵐を決めた人物。
[編集] アイスホッケー部
第十三柔道部初戦 (?) の相手。個人名は一人も出ず。全員病院送りの全敗。
[編集] T・L・W同好会
正式名称はツルガミネ・レディース・レスリング同好会。名前からプロレス同好会の様に思われ勝ちだが、アマチュアレスリングの同好会。しかしキューティー以外のメンバーはヒールレスラーの用なメイクをして入場している。初戦でラグビー部、2回戦で第二柔道部を破るも3回戦で1勝4敗で第一柔道部に敗れる。
- 久亭 鈴子（きゅうてい りんこ）
- T・L・W同好会々長。キューティ鈴子のニックネーム（リングネーム?）を持ち、女子プロレスラーのようなパフォーマンスで登場するが、れっきとしたアマレスの実力者。普段の興行ではファイナルを務めるが、柔道大会では他の選手がメイクを落とすのに時間がかかるため先鋒。初戦、2回戦はタックルで一本勝ち。3回戦で太刀根と対戦し、寝技の最中の変態行為によって落とされ判定負け。井伊に続き太刀根の愛人2号となり、第一柔道部の軍門に下る。出稽古にきた久三（に化けたフネ）に前三角絞めで負けた事をきっかけに太刀根の元を去る。
[編集] 第4柔道部
第十三柔道部の準々決勝の相手。次鋒以降は名前不明。戦績は恐らく1勝4敗（大将戦で竜野の反則負け）。全員が病院送り。
- 赤川 一郎（あかがわ いちろう）
- 先鋒。身長188cm、体重97kgの超高校級の体格。醍醐の天狗投げの初の犠牲者となる。
[編集] ニャンパラ
三船家で飼われている猫達。実際に作者の仕事場で飼われている猫でもある。
- ゾロ
- オス。最も古くからいる「御大」でミラ以外の全ての猫の父親。唯一外出が許されている。
- ミラ
- メス。ゾロの模様を鏡に映した様な模様だった事から「ミラー」より「ミラ」。以下の全ての猫達の母親。
- ティー
- オス。正式名は「ティーバック」で顔の模様から。略して「ティー」。子猫達の中で一番最初に生まれた。わがままなボン。
- ズモー
- オス。牛に似た模様だった為「モー」と名付けられたのがいつの間にか「ズモー」に。非常に鈍い様子が愛らしく、実物も人気があるようで、カイロ代わりとして試合会場に連れてこられる等、漫画への登場もダントツで多い。作中では語尾に「モ」を付けて喋る。
- ミラモ
- メス。ミラに似ている事からミラもどきを略して「ミラモ」。非常に人見知りが激しい。
- ミラニ
- メス。ミラに似ているから「ミラニ」。犬っぽい性格ですぐ物をどこかに運ぶ為「運び屋」とも呼ばれる。
- オチョチョ
- メス。スペイン語の「チョチョリーナ」（かわいこちゃん）から。一匹だけ見事な長毛。
[編集] ヤワランジャー
劇中劇。正式タイトルは『柔道ロボ・ヤワランジャー』。作中でテレビ放映されている大不人気ドラマだが、久三は毎週欠かさずに見ている。毎週50名にヤワランジャー特性オリジナルパンティをプレゼントしていたが不評につきヤワランジャー特製オリジナルフンドシに変更。
- 一条 突進太（いちじょう とっしんた）
- 柔道野郎の正義の味方。父の形見の黒帯を締めると、柔道ロボ ヤワランジャーに変身。
- ミキッペ
- ヒロイン。
- カラテンガー
- 悪役。空手使い。
- マサヒコ
- カラテンガーに脅されてミキッペからパンティーを奪おうとした柔道少年。
[編集] その他
- 加山
- 不良新入生で唯一名前が判明。海老中出身で、中学のときから醍醐の手下をしている。極端流道場跡地で三四郎をいじめていたところを功太郎に出会い、ナイフを使い襲いかかるも軽くあしらわれ、失禁する。この事を根に持って、久三をさらって夜の道場に功太郎を呼び出した際にはイチジク浣腸を持参している。この呼び出し事件後、功太郎によって応援団に売られるが、ちょくちょく応援団を脱走。バックレの加山として中学では有名だったらしい。
- 鱈子 二郎（たらこ じろう）
- 鶴ヶ峰学園生徒会々長。兄であり先代生徒会長である一郎に心酔しており、あらゆる面で兄を継承しようとしている。そのため彼自身はタラコクチビルではないがわざわざ「付け唇」なる物まで作って外見を似せ、ギャグのセンスもそっくりである（意図的に似せているのか地なのかは不明）。功太郎へのいやがらも継承している。生徒「会長」と「怪鳥」をひっかけて、鳥の扮装で登場することがある。美杉に高飛びを依頼し宇宙まで飛ばされていたが、スペースシャトルで会場に突進して帰還。このため大会2日目は一週間延長される事となった。生徒会長直属の裏の実行部隊「タラコ親衛隊」（付け唇着用）を従える。
- 主審
- 名前は不明。極端流の試合で主審を務める眼鏡をかけたおじさん。いくら注意をしても言う事を聞かない功太郎を嫌い、何かに付けて極端流を負けにしようとするが、副審に咎められ渋々公正な審判を下す。準決勝の先鋒の試合において三四郎が一本を取ったところで勝者宣告をせずに逃げ出す。
- 団栗 小郎（どんぐり ころう）
- 講道館柔道八段、師範。百太郎が序盤から愛読している柔道入門書『ドングリくんのじゅう道教室』の著者。なお、伊賀も子供の頃からこの本を愛読していた。フネの昔の道場仲間で、決勝戦の主審として呼ばれた。かなりの高齢のはずだが、身長・喋り方・動作等は小学生の様。
- 木津（きづ）
- ラグビー部キャプテンで3年。顔は相当厳ついが、出てくるたびに頭を下げている。初戦で久亭鈴子のタックルに敗北。入学直後には多古にシメられている。
- 第三女子レスリング部コーチ
- 太刀根を金で第一女子柔道部に売り、太刀根の練習相手として今の部員を売る金に弱いコーチ。
- 蛭畑 ニャン三郎（ひるはた にゃんざぶろう）
- 古畑任三郎の物真似をしている作者。
[編集] コータローまかりとおる! L
- 新堂 功太郎（しんどう こうたろう）
- 渡瀬 麻由美（わたせ まゆみ）
- 天光寺 輝彦（てんこうじ てるひこ）
- 如月 剣次（きさらぎ けんじ）
- 稲森 狂死郎（いねもり きょうしろう）
- 秋田 小夜子（あきた さよこ）
- 御手洗 総司（みたらい そうじ）
- 『旧』の登場人物を参照のこと。
- 新堂 功流美（しんどう くるみ）
- 功太郎の母親で忍者。母やおばさんと言った類いの言葉で呼ばれる事を極端に嫌い、呼んだ相手には容赦ない。功太郎を女にしさらに輪をかけた様な性格で、傍若無人でスケベ。男の下着を盗む。忍術で他人に化ける事が可能。功太郎をあしらえる程の実力の持ち主。
[編集] アメリカ忍者
- オーザ・ルイ
- NASA 開発の非常に強力な特殊ゴムリキメッシュを使用した万死球（バンジーボール）を使うアメリカ忍者。巨漢。
- トビー・ケイトー
- 非常に成績優秀で、冷徹なアメリカ忍者。功流美のお眼鏡に適う美男子。
- シーノ・タッカー
- アメリカンくノ一。巨乳。かなり抜けた所がある。縄のスペシャリスト。無線を切っていたが為に逃げ遅れ、功太郎達の人質となる。
- マール・スネーク
- アメリカ忍者。非常に好戦的で、任務に不必要な場合であっても戦闘を起こす。2トンの衝撃さえ吸収してしまう NASA 開発の対衝撃（カウンター・ショック）スーツをまとった部隊で新堂家に襲いかかった。超強力接着剤のしこまれた影縫い手裏剣も使用。
- リー・ニウハン
- アメリカ忍者の養成学園教官で、趣味と実益を兼ねた拷問術の担当。
