コードギアスシリーズの登場人物
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コードギアスシリーズの登場人物(コードギアスシリーズのとうじょうじんぶつ)では、テレビアニメ作品『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び漫画作品『コードギアス 反攻のスザク』『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場する架空の人物について記述する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 主要人物
- ルルーシュ・ランペルージ(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア) / ゼロ(声優:福山潤 / 少年時代:大原さやか)[1]
- 本作の主人公。類稀な頭脳を誇り、ゲーム(特にチェス)を得意とする。学業の成績は良いが、ゼロとしての活動後は出席日数不足の為、留年寸前である。学園では生徒会副会長を勤め、女子からの人気も高い。なお、ランペルージとはフランス語で「赤き灯火」を意味する。
- 本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。ブリタニア帝国第11皇子にして第17皇位継承者。但し、公式には死んだ事にされている為、皇位継承権は失っている。幼少時にテロリストの襲撃を受け、母・マリアンヌは死去、妹・ナナリーは視力と歩行能力を奪われた。その後、父・ブリタニア皇帝によりナナリーと共に外交手段として日本へ送られる。そこで彼は枢木スザクと出会う。出会った当初は反目していた二人だったが、次第に心を開いて親友となっていく[2]。スザク、ナナリーと共に安息の時を過ごす彼であったが、間もなく行われたブリタニアの日本侵攻に巻き込まれ、元の国籍を失い、スザクとも離れ離れになる。それら一連の出来事が彼にブリタニアに対する憎悪と復讐心が芽生えさせる。戦後はアッシュフォード家の庇護の下、素性を隠してランペルージの姓を名乗る。
- 7年後、テロリストが引き起こした事件に偶然巻き込まれた事で謎の少女C.C.と出会い、彼女から「ギアス」と呼ばれる力を授けられる。ギアスの力を使い、異母兄弟でエリア11の総督であるクロヴィスを殺害後、自らの素顔を隠し、仮面のテロリスト「ゼロ」として、ブリタニア帝国と戦う為の私設軍隊「黒の騎士団」を結成する。
- 黒の騎士団結成後、着々と勢力を拡大し、遂にはトウキョウ租界に独立国家建設を目指すが、ユーフェミアの「行政特区日本」設立宣言により窮地に立たされる。逆転の為、ユーフェミアを陥れようとするものの、彼女の真意を聞いた事で考えを改め、和解を決意する。しかし、その矢先にギアスが暴走、ユーフェミアに「日本人虐殺」のギアスをかけてしまったルルーシュは、事態を収拾する為、初恋の相手でもあったユーフェミアを自らの手で射殺する。その結果、スザクとの決別は避けられないものとなる。その後、一連の事態に乗じて「合衆国日本」の設立を宣言。決起したイレヴンの暴徒を吸収した黒の騎士団を率いて、トウキョウ租界へ攻め込み、決戦へと臨む。
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- 小説版STAGE0-ENTRANCE-のルルーシュ
- 彼がスザクと出会った頃の話。枢木家の土蔵が宛がわれ、境遇は決して良くなかった。表側は留学という事になっていた。
- 当初はスザクと喧嘩になるなど仲が悪かったが、次第に親友となっていく。しかしルルーシュは、当時のブリタニアにとって敵性国であった日本に実質人質として送られた現状を理解しており、ナナリーを守る事もあってかスザク以外の日本人には心を許さなかった。
- しかし自分達の命をブリタニアへの交渉材料にしようとするスザクの父、ゲンブの部下によって気絶。ナナリーを連れて行かれる。ルルーシュはスザクにナナリーの事を頼んで気を失う。
- ナイトメア・オブ・ナナリーのルルーシュ
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- シンジュクゲットーを通っていたルルーシュは目の前でブリタニア軍に追われるトラックが事故を起こしたのを目撃する。そのトラックから自分を呼ぶ声を聞いたルルーシュはそこでC.C.と出会う。しかしC.C.の目撃者を1人残らず殺すために使用されたミサイルの爆発に巻き込まれC.C.共々生死不明になる。
- だがネモ曰く死んではいないが生きているかどうかは不明とのこと。どちらにせよルルーシュの事を公に出来ないため、アッシュフォード家の計らいにより、ルルーシュはブリタニア本国へ留学中と伝えられている(ルルーシュが生死不明であると知っているのはミレイとナナリーだけ)。
- ナイトメア・オブ・ナナリーのゼロ
- ルルーシュが生死不明になった後、ゼロが登場する。アニメと同様、クロヴィスを暗殺した後、カレンや扇達を助けており以降彼らを指揮している。だが、クロヴィスに銃撃されても物ともしないなど化け物染みた存在となっている。
- この作品において、ゼロがルルーシュと同一人物であるかどうかは明言されていない。
- 枢木 スザク(くるるぎ スザク)(声優:櫻井孝宏 / 少年時代:渡辺明乃)
- 日本の名家である枢木家出身。卓越した身体能力、天才的なKMFの操縦技術を持つ。素直な性格で強い正義感を持ち、考えるより先に行動する直情的人間である為、周囲の雰囲気が読めず、天然と称される事も。また、年相応の精神的弱さも持ち、動揺すると一人称が“僕”から“俺”になる。
- 日本最後の内閣総理大臣・枢木ゲンブの嫡子であり、ブリタニアによる日本侵攻前の幼少時は藤堂道場の門下生として藤堂と面識があるほか、ルルーシュ、ナナリーと出会い親友となるが、侵攻後に離れ離れとなる。戦後は自ら名誉ブリタニア人となりブリタニア軍に入隊。当初は一等兵だったが、最新鋭KMFランスロットの騎士着任に伴い准尉に。後にユーフェミアの騎士に選任され少佐に昇格した。なお、枢木家とは絶縁状態にある。
- 7年前、日本をブリタニアの侵攻から守る為に、ブリタニアと徹底抗戦を唱えていたゲンブを刺殺した過去がある。しかしその結果、敗戦国となった日本の惨状を目の当たりにした事で、「間違ったやり方で得た結果に意味はない」という考えに至る。そして、以後は結果より過程を重んじるようになる。
- 名誉ブリタニア人であるが為に軍内では浮き、同じ日本人からは裏切り者呼ばわりされながらも、帝国を内部から変えていこうという信念の下、懸命に努力している。ユーフェミアの騎士着任後は、彼女の理想に惹かれ、彼女と共に歩む事を決意する。また着任以来、恭順派のイレヴンの希望となっている。
- ユーフェミアの死後、突如アヴァロンに現れたV.V.と接触。その後、ユーフェミアの名を騙ってルルーシュに電話をする。
- ユーフェミアと町中を散歩している時にユーフェミアが話しかけた猫(後に「アーサー」と名づけられて生徒会で飼われる事になる)には、第一シリーズ終了までに4回噛みつかれている。
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- 小説版STAGE0-ENTRANCE-のスザク
- 彼がルルーシュと出会った頃の話。その頃の彼は暴れん坊で同年代の子供から避けられていた。出会った当時はルルーシュをブリタニア人として嫌悪していたが、彼の媚びない性格を気に入り、次第に親友となる。またナナリーとも仲良くなる。
- そして穏やかに月日が流れていくが、ある日、ブリタニア側からルルーシュとナナリーを殺せという依頼を受けたゲンブが、ナナリーを殺害しようとする。
- ゲンブの部下によって気絶させられたルルーシュからナナリーの事を託されたスザクは、ナナリーを殺害しようとするゲンブを藤堂の刀で刺して彼女を救う。そして彼は「二度と自分の為に力を使わない」事を誓い、自らを「僕」と呼んで涙を流す。
- 漫画版反逆のルルーシュのスザク
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- 物語開始当初からアッシュフォード学園に通っている。また特派に所属する事になるのはホテルジャック事件後である。
- 反攻のスザクのスザク
- 基本的な設定はアニメ版と同じだが、この作品の主人公。
- ロイドが開発した「強化歩兵スーツとしてのランスロット」を装備する。
- ゲンブの形見の懐中時計は、枢木家に代々伝わる物で、ゲンブから貰った物。スザクはゲンブを尊敬していたが、ゲンブがブリタニア皇帝と取引をして日本を売り渡そうとしていた事に絶望した故に父を刺し殺したという動機付けがなされている。
- C.C.(シー・ツー)(声優:ゆかな)
- 「扇グループ」がブリタニア軍から強奪したカプセルで眠っていた謎の少女。本名[3]・年齢[4]は不明。
- 追われている自覚を持ちながらも堂々と出歩いたりと、その振る舞いは傍若無人。傍から見ると無感動な性格に見えるが、気分と状況によって表情がくるくると変わる。また、非常に高い再生能力を持っており、不死身に近い。たまに誰かと会話しているような独り言を呟く事がある[5]。尚、彼女に全てのギアスは効かない。
- ルルーシュと「自分の願いを叶えること」を条件に契約を交わし、王の力「ギアス」を与える。ルルーシュと出会った際に彼を庇って死んだと思われたが、後日、彼の住むクラブハウスに現れ、そのまま居候となる。以後、「ゼロ」として活動するルルーシュの相棒的な存在として、幾度と無く彼の危機を救っている。またブリタニアの新型KMF・ガウェイン奪取後は、ルルーシュと共にガウェインを操縦し、戦場へ赴く。
- ピザが大好物で劇中でも食べているシーンが度々登場する。なお彼女が食べるピザは、番組と提携しているピザハットの物である。[6]
[編集] 黒の騎士団
- カレン・シュタットフェルト / 紅月カレン(こうづき カレン)(声優:小清水亜美)
- 日本人の母とブリタニア人の父を持つハーフで、本名は紅月 カレン。名門シュタットフェルト家の令嬢でブリタニア国籍を持つ。学園ではハーフである事を隠しており、反帝国活動で欠席しがちなのを考慮して病弱なお嬢様を装っている。実際は活発で少々過激な性格をしており、武術やKMFの技術にも精通している。学園で面倒事に巻き込まれる度、病弱でおしとやかなキャラクターで通している事を後悔している。現在は生徒会に所属、男女を問わず人気が高い。
- 兄・紅月ナオト(こうづき ナオト)は反帝国活動を行うグループのリーダーであったが、彼が生死不明になった後、自らも反帝国活動を始める。当初は兄の遺志を継ぎ、反帝国活動を行っていたが、誤解により嫌っていた母親が長年耐えてきた重荷を理解するようになってから、エリア11を母親と二人で安心して暮らせる国に変えるという、新たな目的意識に目覚める。また、黒の騎士団結成当初はゼロに不信感を持っていたが、次第に彼を心酔するようになり、黒の騎士団再編後はゼロ専属の親衛隊、零番隊隊長に任命される。黒の騎士団のエースパイロットとして紅蓮弐式を駆り、戦場を駆ける。
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- 漫画版反逆のルルーシュのカレン
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- 扇のグループが存在しておらず、アッシュフォード学園の過激派のリーダーとして登場。クロヴィスの石像を破壊するなどの行動を起こしていたが、学園自治軍に追い詰められる。そこをゼロに救われ、それ以後は彼と共に行動を共にする。
- 扇 要(おうぎ かなめ)(声優:真殿光昭)
- ゼロが吸収したレジスタンス組織のリーダーで、黒の騎士団副指令。カレンの兄で元リーダーの紅月ナオトとは親友関係にあり、彼が生死不明になった後は2代目リーダーとして玉城、井上、南、杉山、吉田らと共に反ブリタニア抵抗活動を行っていた。黒の騎士団結成後はリーダーをゼロに譲る。
- 当初はゼロに期待と信頼を寄せていたが、次第にゼロの立てる作戦や行動に疑問を持ち始めるようになる。ゼロに対する裏切りと不信感を自覚しつつも、黒の騎士団の一員として活動を行い、組織の再編後は副司令となる。元反帝国活動のリーダーの割には温厚な正確故か、思想面からウマの合わないディートハルトと藤堂の仲裁する事も少なくない。尚、会計能力に疑問のある玉城に変わり、組織の会計も担当している。
- ゼロの正体らしき事を口にした事をきっかけに、記憶喪失となったヴィレッタを匿い、以後同居している。現在は彼女の記憶や正体が気になりつつも、共に暮らす内、次第に情が移り出している。
- 玉城真一郎(たまき しんいちろう)(声優:田中一成)
- 創設時からのメンバーで黒の騎士団の幹部。激情家な性格で、過激な言動が目立つ。ゼロを盲目的に信奉している訳では無く、度々ゼロに反目するような態度を取っていたが、ゼロが独立国家日本の設立を宣言した際にはゼロの思想に賛同した。組織の会計担当だったが、浪費が激しい為解任された。黒の騎士団の再編後は第2特務隊の隊長に任命される。子供の頃からの夢は官僚になる事。
- 井上(いのうえ)(声優:井上喜久子、小清水亜美)
- 創設時からのメンバーで黒の騎士団の幹部。 部隊指揮官としての能力が高い、セミロングの女性。
- 南(みなみ)(声優:加瀬康之)
- 創設時からのメンバーで黒の騎士団の幹部。 ガッチリとした体格の眼鏡をかけた男性。紅蓮弐式のメカニック担当。その後、黒の騎士団の再編で第1特務隊の隊長に任命される。
- 杉山(すぎやま)(声優:杉山紀彰)
- 創設時からのメンバーで黒の騎士団の幹部。 暗緑色の髪が特徴の男性。
- 吉田(よしだ)(声優:蓮池龍三)
- 創設時からのメンバーで黒の騎士団の幹部。 茶髪の男性。紅蓮弐式のメカニック担当。
- ディートハルト・リート(声優:中田譲治)
- Hi-TVエリア11トウキョウ租界支局報道局スタッフで、元プロデューサー。何か事件があれば好奇心から自ら謎に迫ろうとする。状況判断力と推察力に優れた切れ者。
- 枢木スザク強奪事件を機にゼロへ魅せられ、黒の騎士団へ入団を志望。ブリタニア軍の情報をリークする事で、その能力を認められ黒の騎士団のメンバーになる。ゼロにも未だスパイではないかと疑われている部分もあるが、組織の再編に伴い、情報全般・広報・諜報・渉外の総責任者に任命され幹部となる。
- ブリタニア人でありながら祖国への忠誠心は薄く、ゼロを「カオスの権化」と賞賛・心酔しており、ゼロそのもの、またはゼロが世界に巻き起こす変化を1番近い場所で見ていたいと言うのが騎士団参加の理由である。
- ジェレミア達からゼロの協力者がアッシュフォード学園にいるとの情報を得ており、学園関係者である咲世子と接触を持つなど、ゼロの正体に気付いてはいないようだが怪しい行動が目立つ。
- ラクシャータ・チャウラー(声優:倉田雅世)
- 技術開発担当。インド軍区出身のブリタニア人技術者の女性。享楽主義な面を持っており、キセルを好んで吸う。紅蓮弐式や月下といったKMF開発全般に関わっており、ゲフィオンディスターバーの開発など幅広い分野で能力を発揮する。ブリタニアでも紅蓮弐式の主武装である、輻射波動(ふくしゃはどう)の開発者として、また医療サイバネティック技術の権威としても知られている。なお、ロイドとセシルとは大学時代のゼミの同輩である。
- ブリタニアにも黒の騎士団にも忠誠心は全く無く、データを採る為だけに黒の騎士団側に就いた。だが、ゼロを「面白い男」と呼び、ディートハルトと同様ゼロ自身には興味を持つ。
- 藤堂 鏡志朗(とうどう きょうしろう)(声優:高田裕司)
- 7年前の対ブリタニア戦で、日本軍が唯一ブリタニア軍に勝利した「厳島の奇跡」と呼ばれる戦いを指揮した、旧日本軍の中佐。奇跡の藤堂の異名を持ち、エリア11内の反ブリタニア武装勢力にとって精神的支柱となる存在。高いKMF操縦技量と洞察力を併せ持つ優れた武人で、「騎士と将軍の器を併せ持つ者」として、ブリタニアでもその名は広く知られている。
- 日本解放戦線の客分だったが、ナリタ攻防戦を機に地下へ潜伏。逃亡中にブリタニア軍の奇襲を受け、囚われの身となるものの、後にゼロに救出され、「四聖剣」を伴い黒の騎士団へ合流。黒の騎士団の再編に伴い、軍事の総責任者に任命される。かつて枢木神社の麓に武道道場を開いており、門下生だったスザクとは面識がある。
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- 小説版STAGE0-ENTRANCE-の藤堂
- 日本とブリタニアの開戦前の話。桐原の部下で、藤堂道場でスザクに稽古をつけてた理由の一つには、桐原と敵対していたゲンブを監視する目的もあった。ゲンブの謀略によって一時捕らえられる。
- 千葉 凪沙(ちば なぎさ)(声優:千葉紗子)
- 「四聖剣」の紅一点。旧日本軍時代から藤堂を尊敬している。黒の騎士団に合流後、肆番隊隊長に任命される。
- 朝比奈 省悟(あさひな しょうご)(声優:私市淳)
- 「四聖剣」の一人。右眼に切り傷があり、眼鏡をしている。少年のような風貌だが、7年前から藤堂と共にブリタニアと戦う武人。黒の騎士団に合流後、壱番隊隊長に任命される。
- 仙波 崚河(せんば りょうが)(声優:島香裕)
- 「四聖剣」の一人。メンバーで一番年上。大柄で豪快な性格。旧日本軍のベテラン軍人。黒の騎士団に合流後、参番隊隊長に任命される。
- 卜部 巧雪(うらべ こうせつ)(声優:二又一成)
- 「四聖剣」の一人。青髪の青年。メンバーで一番背が高く、一見捻くれた人物にも見えるが、真っ当な軍人。黒の騎士団に合流後、弐番隊隊長に任命される。
[編集] 反ブリタニア勢力
- 片瀬(かたせ)(声優:小山武宏)
- 日本解放戦線のリーダー。7年前の対ブリタニア戦にも参加していた旧日本軍の少将。藤堂に絶大な信頼を寄せている。ナリタ攻防戦を機に拠点と多くのメンバーを失った為、組織の運営資金である流体サクラダイトを積んだタンカーで海外へ逃亡を図る。だがその際にブリタニア軍の奇襲を受け、その状況を利用したゼロの謀略により水中機雷でタンカーごと爆殺される。
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- 漫画版反逆のルルーシュの片瀬
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- ゼロの謀略でタンカーごと爆殺されるのは同じだが、その直前にゼロにギアスをかけられている。この作戦で民間人にも犠牲者が出ており、その中にはシャーリーの父(ジョセフ)の姿もある。(本作ではナリタ戦が存在しない)
- 草壁(くさかべ)(声優:天田益男)
- 日本解放戦線メンバーで、旧日本軍の中佐。組織内の過激派の中心人物。様々な事件の折に一斉蜂起を唱え続けていた。だが、いつまでも行動に出ないため痺れを切らし、自ら過激派を率いて独断でホテルジャックを決行。その際ゼロと対面するが考えが合わず交渉決裂、彼に斬りかかるもギアスを掛けられ自決させられる。
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- ナイトメア・オブ・ナナリーの草壁
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- アニメ版同様ホテルジャックを決行する。ただし、ホテルではサクラダイトの各国分配量を規定する国際会議のパーティが開かれており、反ブリタニア勢力にとってこの場を掌握する事は、またとないデモンストレーションであった。
- また、本作の草壁はナナリーの素性を知っている。
- 澤崎 敦(さわさき あつし)(声優:稲葉実)
- 元枢木政権のメンバーで、旧日本政府の官房長官。敗戦後、中華連邦に亡命していたが、エリア11の情勢の混乱に応じて、中華連邦の曹将軍と共にフクオカ基地を制圧。「日本」として独立国家を宣言する。しかし、ランスロットとガウェインの共同作戦により、フクオカ基地は壊滅、旧政府関係者3名と共に逮捕される。
- 曹(ツァオ)(声優:田口昴)
- 中華連邦の将軍。戦後、中華連邦へ身を隠していた澤崎を匿っていた。彼を傀儡として九州を制圧するが、共同戦線を張ったランスロットとガウェインによって戦力は壊滅。続いて攻め込んできたコーネリアの部隊によって澤崎らと共に逮捕される。
- 枢木 ゲンブ(くるるぎ げんぶ)
- スザクの父。名前は「玄武」と書く。日本最後の総理大臣。徹底抗戦を唱えていた軍部を諌めるために自決したとされている。だが実際は息子のスザクによって刺殺された。
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- 小説版STAGE0-ENTRANCE-のゲンブ
- ゲンブは日本をブリタニアに売り渡し、占領後に一定の地位を得ようとしていたとされている。また小説版ではゲンブは取引のためにナナリーを殺害しようとしていた。本作では、スザクが父ゲンブを殺した理由は、ナナリーを守るためとされている。
- 反攻のスザクのゲンブ
- 徹底抗戦を唱えつつも、裏では日本をブリタニアに売り渡そうとしていたというのは小説版と同じ。しかしスザクが父ゲンブを刺した理由は、ゲンブとブリタニア皇帝の取引の会話を聞いていた事からの激昂であるとされている。
[編集] キョウト
- 皇神楽耶(すめらぎ かぐや)(声優:かないみか)
- エリア11の秘密結社キョウトの当主の少女。スザクの親戚。ゼロによってスザクが救出されて以来、ゼロへ執心しており、ゼロの妻になるという目的も持つ。桐原以外の幹部からは「お飾り」的な扱いを受けているが、その実確固たる信念を持つ。キョウトの幹部の前では礼儀を忘れない。だが素の性格は天真爛漫。行政特区で起こった日本人虐殺に際し、保身を図ろうとする六家の面々に檄を飛ばし、ゼロの元へ馳せ参じる。ゼロと初対面し、エリア11における決戦に望む黒の騎士団と行動を共にする。
- 桐原泰三(きりはら たいぞう)(声優:辻親八)
- サクラダイト採掘業務を一手に担う桐原産業の創設者にして、枢木政権の陰の立て役者。敗戦後は身を翻し、ブリタニアの植民地支配への積極的協力者となった為、売国奴の桐原の異名を持つ。しかし、その実態は全国の反ブリタニア武装勢力を支援するキョウトの重鎮。ブリタニアによる日本侵攻以前にルルーシュと面識があり、ゼロの正体とブリタニアを敵視する理由も知っており、彼に期待をかけている。
- 合衆国日本の設立を宣言した際、他のキョウト六家の面々と共にゼロの指揮下へ入る。
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- 小説版STAGE0-ENTRANCE-の桐原
- 開戦前当時、ゲンブとは政治的に敵対していた。また藤堂は彼の部下だった。
[編集] ブリタニア関係者
[編集] ブリタニア皇族
- ブリタニア皇帝(ルイツ・ラ・ブリタニア)(声優:若本規夫)
- 神聖ブリタニア帝国第98代皇帝でルルーシュの父。帝国の象徴とも言える存在。実力主義者で、「不平等においてこそ競争と進化が生まれる」という持論を持つ。皇妃の数は108人を数え、数多くの皇位継承資格者を互いに競わせ、勝ち残った者が継承者に相応しいと考えており、敗者は容赦無く切り捨てる冷徹さを持つ[7]。
- C.C.同様に、たまに誰かと会話しているような独り言を呟く事がある[8]
- シュナイゼル・エル・ブリタニア(声優:井上倫宏)
- 神聖ブリタニア帝国第2皇子で、帝国宰相。ルルーシュの異母兄。多数の皇子・皇女の中でも特に優れているとされ、誰に対しても常に紳士的な態度をとる好青年。優秀な手腕と私情を挟まない理性を持つ事で軍内部でもカリスマ視されており、世界の謎と最新の技術への研究心を持ち、スザクが所属する特派を直轄する。マリアンヌ暗殺の真相を知っているとされる人物である上、父・ブリタニア皇帝の動向も探っている様である[9]。キュウシュウ戦後、外交の為にエリア11を離れている。
- コーネリア・リ・ブリタニア(声優:皆川純子)
- 神聖ブリタニア帝国第2皇女で、現エリア11総督。ルルーシュの異母姉。他人だけで無く自分に対しても厳しい性格だが、実妹ユーフェミアには甘い所がある。生前のマリアンヌを尊敬しており、ルルーシュやナナリーとも面識があった。マリアンヌ暗殺の件に関して独自に調査をしており、何らかの真相を知っているとも噂される人物である。
- 「命を懸けて戦うからこそ統治する資格がある」という独自の信念の下、自ら専用のグロースターに搭乗して前線で戦う武人で、ブリタニアの魔女の異名を持つ。KMF操縦技量は高く、指揮能力も高い。例え相手が人質を取ろうと構わず攻撃するなど非情な面を持つが、身内に対しては情深い面もある。強い規範意識の持ち主で、「ブリタニア人とナンバーズは厳格に区別されるべき」というブリタニアの国是にも忠実。
- ユーフェミアの死を聞き愕然とするが、トウキョウ租界へ侵攻してきた黒の騎士団を迎え撃つ為に自らグロースターを駆り、迎撃に出る。
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- ナイトメア・オブ・ナナリーのコーネリア
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- エリア11に補給の為に立ち寄っていたが、エリア11総督のクロヴィスがゼロに暗殺されたため急遽エリア11の総督になる。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア(声優:飛田展男)
- 神聖ブリタニア帝国第3皇子で、前エリア11総督。ルルーシュの異母兄。「総督は看板役者」という考えから、派手なパフォーマンスによる演出で治世を行っていたが、わがままで自信過剰な性格のせいか、実戦での作戦立案・戦局分析と言った指揮能力や政治力は高くない。しかし、古代遺跡の発掘等の考古学の分野や、絵画といった芸術の分野において優れた才能を持ち、マリアンヌ母子3人を描いた絵も存在する。
- マリアンヌ母子の事を慕っており、エリア11総督府屋上の庭園は、彼女らの住んだアリエス離宮の庭に似せて造営させている。幼少時のルルーシュとは喧嘩もしたが、年下ながら彼をライバルとして見ていた。
- 本国に極秘でエリア11の遺跡の調査及びC.C.の研究をしており、彼女を扇グループに強奪された事から秘密保持の為シンジュクゲットーの殲滅を命じるが、作戦中本陣にルルーシュの侵入を許し、彼にギアスの力でマリアンヌ暗殺について、コーネリアとシュナイゼルが真相を知っていることを自白させられる(2人がどこまで暗殺に関与しているか、という深い質問に対しては知らなかった)。その後、ルルーシュにより射殺された。
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- ナイトメア・オブ・ナナリーのクロヴィス
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- C.C.を強奪されたうえ多数のイレブンにC.C.を目撃されたため、XOO(ミサイル)を使いシンジュクゲットーを壊滅させるも、ネモと契約し異形のナイトメアに乗ったナナリーに自らが指揮する部隊を壊滅させられナナリーに殺されかけるが見逃される。しかしその後、自室に侵入してきたゼロによって暗殺されてしまう。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア(声優:南央美)
- 神聖ブリタニア帝国第3皇女で、エリア11副総督。ユフィの愛称で呼ばれる事もある。ルルーシュの異母妹であり、彼とは互いに初恋の人だった。また、マリアンヌ・ルルーシュ・ナナリーとはとりわけ親しい間柄にあった。
- 実姉のコーネリアとは違い性格は温厚で、猫や鳥に話し掛ける夢想家だが、強い意志と理想を求める高潔な精神の持ち主で、要所では毅然とした態度を見せ、言い出したら聞かない強情な面もある。ブリタニア人とナンバーズは厳格に区別される事には心を痛めており、これに忠実なコーネリアとの対立もしばしばある。しかしクロヴィス同様、実戦での作戦立案・戦局分析と言った指揮能力や政治力は一切なく、「お飾りの副総督」として陰口を叩かれる事もあった。
- 黒の騎士団による藤堂救出作戦の戦闘において単騎奮戦するスザクの姿に自らの意志を見出し、彼に告白し、自らの騎士に選任する。式根島では死に急ぐスザクを救うため、ポートマンに乗り救出に向かうも、ガウェインの砲撃に巻き込まれ孤島に流れ着く。そこでゼロと遭遇し、その正体がルルーシュである事を知る(疑問は以前から持っていた)。彼の苦悩を知りつつも何もできない自分に思い悩むが、ニーナの言葉をきっかけに立ち直る。
- 終盤ではルルーシュとナナリーが共に安心して暮らせる場所を作る為、自らの皇位継承権と引き換えに、富士山周辺にイレヴンが「日本人」として暮らせる行政特区・日本の設立を宣言する。当初ルルーシュは断固反対していたが、特区建設記念式典の場でルルーシュと対談した際には和解し、共に力を併せる事を約束する。しかし、突如ルルーシュのギアスが暴走、彼が冗談で言った「日本人を殺せ」という命令に操られ、式典に集まった日本人の虐殺命令を下し、自らも参加する。その後、ルルーシュの銃撃により重傷を負い、スザクの手で救出されアヴァロンの医療室へ運び込まれるも治療の甲斐無く息絶える。ギアスの力により日本人であるスザクを殺害しそうになるも、自らの意思で力を押さえ込み、最後まで、スザクや日本人の幸せを願っていた。
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- 漫画版反逆のルルーシュのユーフェミア
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- コーネリアが存在しないため、エリア11の総督に就任している。総督就任前、数日という限定でアッシュフォード学園へ学生として通っていた。そこで彼女はスザクと出会い、そしてルルーシュと再会する。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- 神聖ブリタニア帝国皇帝の皇妃で、ルルーシュとナナリーの実母。第三世代KMF・ガニメデのテストパイロットを務めた彼女は、「閃光のマリアンヌ」とまで言われていた。この功績により騎士候に序せられ、皇帝に嫁ぐが何者かにより暗殺される。暗殺の理由と犯人は未だ不明だが、公式にはテロリストの襲撃に巻き込まれて死亡したと報じられている。
[編集] 軍人・研究員
- ジェレミア・ゴットバルト(声優:成田剣)
- 純血派を率いる若手将校。名家出身で辺境伯の爵位を持つ。KMF操縦技量は高く、観察眼も鋭いが、戦闘は好戦的な性格となる。しかし、逃げるだけの獲物を駆るのは面白く感じない。
- 当初、秘匿されていたクロヴィス暗殺を公表し、その罪を名誉ブリタニア人のスザクに着せて純血派による軍の掌握を謀るが、オレンジ事件(枢木スザク強奪事件)を機に失墜、「オレンジ」と蔑まれ、純血派内の求心力と軍内の統率力を失い、キューエルらに粛清されかけた上に3階級降格処分となる。ナリタ攻防戦では再起を賭けゼロとの対決に臨むが、紅蓮弐式の前に敗北。その際、機体爆破直前に強制脱出するものの、以降消息不明となる。
- その後、ナリタでバトレー傘下の研究員に拾われ、バトレーの管理下で人体実験の試験体(実験適合生体)となっている。黒の騎士団によるトウキョウ租界侵攻作戦で混乱に陥る中、突如起動し左半身を改造されたサイボーグのような姿となって覚醒した。
- 枢木スザク強奪事件以降ヴィレッタ以外の人物からオレンジ呼ばわりされているが、それに対する同情からかファンは多い。これは、人気投票で2回とも5位に食い込んだことからも窺える。また、スタッフ内にも支持者が存在するらしい。
- 因みに、公式HPでは当初「グラスゴーを操る」と書かれていた。現在は修正されているが、一部ファンの間では格好のネタとなった。また、西田亜沙子は自身のブログで彼をジェリーと呼んでいる(人気投票もジェレミアに一票投じている)。
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- 漫画版反逆のルルーシュのジェレミア
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。ルルーシュにかけられたギアスによるオレンジ疑惑で落ちぶれる。
- この作品ではKMFが存在しない事もあり、生身で海を泳いでゼロを追いかける。その際、キューエルに「気は確かか!戻れオレンジ!!」とまで言われてしまう。その後、ルルーシュが片瀬にギアスをかけた事で自爆させられた日本解放戦線の爆発に巻き込まれ、生死不明となる。
- 反攻のスザクのジェレミア
- 基本的な設定はアニメ版と同じだが、オレンジ疑惑で落ちぶれていない。
- スザクやロイドらが所属している技術部に対して指令を与える。一時はゼロを射殺寸前まで追い詰めた事も。
- ナイトメア・オブ・ナナリーのジェレミア
- 基本的な設定はアニメ版と同じだが、オレンジ疑惑で落ちぶれていない。
- 覚醒したナナリーに挑むが、手も足も出ずに敗北。
- ヴィレッタ・ヌゥ / 千草(ちぐさ)(声優:渡辺明乃)
- 急先鋒の純血派メンバーの女騎士。戦闘時も沈着冷静で、ジェレミアを信頼し高い忠誠心を見せるが、貴族への憧れを持つかなりの野心家でもある。ギアスで操られた者達の不可解な行動に疑問に思い、そうした者をそのまま変節漢と断じたジュレミアやキューエル達のなかで、操られた者達を客観的に考察するという理知的な面を見せた。ゼロを捕らえようとした際、シャーリーの銃撃で傷を負い記憶喪失となり、扇に保護される。記憶を失って以降、繊細・温厚な性格へと変わり、扇と互いに惹かれあうようになる。なお、日本人としての名前は千草。
- キューエル・ソレイシィ(声優:加瀬康之)
- 急先鋒の純血派メンバー。生真面目な性格で祖国への忠誠心は高い。枢木スザク強奪事件以降、ジェレミアを「オレンジ」と軽蔑し、純血派保身の為にジェレミアの粛清を謀るが失敗。その後、ナリタ攻防戦で紅蓮弐式の攻撃を受けた際に脱出できず戦死する。
- バトレー・アスプリウス(声優:宝亀克寿)
- クロヴィスの命により、皇帝に秘密でC.C.の研究を行っていた禿頭の将軍。文官の出で、純血派の台頭を抑える為、名誉ブリタニア人制度を利用していた。クロヴィス殺害を防げなかった為失脚し、本国へ送還され処分されかけるも、シュナイゼルの計らいにより軍へ復帰、シュナイゼルを「我が君」と呼び、心酔する忠臣となっている。復帰以降、ジェレミアを使った謎の人体実験を行っている。
- ロイド・アスプルンド(声優:白鳥哲)
- 特別派遣嚮導技術部に所属する最新鋭KMFランスロットの開発者で、伯爵の爵位を持つ放蕩貴族。眼鏡をかけ、白衣を身に纏う優男。「おめでとう」「残念でした」という台詞で事態を表現するのが口癖。根っからの科学者気質で、スザクの事を「パーツ」と呼び、道具と見ているような発言が目立つが、彼の危機に咄嗟に彼の名を叫ぶなど、人として心配する素振りも見せる。
- 好物はプリンで、同僚だったラクシャータは彼を「プリン伯爵」と呼んでいる。開発業以外についても博識であり、エリア11副総督着任前からユーフェミアを知っていた。
- クロヴィスの死後、新たにエリア11総督となったコーネリアに開発チームごと軍施設を追い出され、アッシュフォード学園の向かいにある大学に拠点を移している。独身でミレイの婚約者だが、結婚の目的はアッシュフォード家が所有する第三世代KMFのガニメデであり、異性に対する興味は薄い。ラクシャータの技術力には警戒心を抱いている。
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- 漫画版反逆のルルーシュのロイド
- 基本的な設定はアニメ版と同じ。
- アッシュフォード学園の教師という表の顔を持つ。裏ではアニメと同じく特派に所属しており、スザクに対して親身に接する(ただしKMFが存在しないため、特波は、戦闘機や陸戦艇のメンテナンスを主任務としている)。
- セシル・クルーミー(声優:井上喜久子)
- ランスロット開発メンバーで、オペレーター。優しい性格だが、怒らせると怖い。ブルーベリージャムをおにぎりの具に使用するなど独特の味覚を持つ。スザクには人一倍優しいが、ロイド曰く「スザクを何者かと重ねて見ている」節がある。
- アンドレアス・ダールトン(声優:梁田清之)
- コーネリア親衛隊の将軍。彼女の軍略の師匠であり、忠誠心も高い。藤堂とも戦闘経験があるベテラン将校であり、日本占領作戦にも参加していた。顔に大きな傷を持つ厳つい雰囲気の巨漢だが、ジョークも口にする。
- コーネリアの部下にも関わらず、有能ならば出自を問わず登用する懐の広さを持つ実力主義者で、スザクの能力も認めている。行政特区の式典の場で、虐殺命令を下したユーフェミアを止めようとして、彼女に腹部を撃たれ重傷を負ってしまう。その後、グロースターにてコーネリアの元へと急ぐ。
- ギルバート・G・P・ギルフォード(声優:幸野善之)
- コーネリア親衛隊隊長で彼女の騎士。クールな眼鏡にオールバックの長髪の男。ダールトンと同様、コーネリアに高い忠誠心を持ち、パイロットとしても一流の腕前を持つ。
[編集] アッシュフォード学園関係者
- シャーリー・フェネット(声優:折笠富美子)
- 高等部2年生で生徒会所属の少女。ルルーシュ達の級友で水泳部所属。
- 不正の類を嫌い、当初はルルーシュ達の賭けチェスも例外ではなかった。編入してきたスザクに対して自ら進んで話しかけようとするなど、人一倍行動力がある。男子生徒からの人気は高いが、彼女はルルーシュに想いを寄せていた。
- 父のジョセフ(声優:成田剣)は、サクラダイト関連の地質調査を行う役人であったが、ナリタ連山にて黒の騎士団の決行した作戦の巻き添えとなり死亡。後日、ルルーシュが黒の騎士団に関与している疑いをかけられている事を知り、彼の潔白を証明する為に尾行するも、結果ゼロの正体が彼である事を知る。その際、ルルーシュを捕らえようとしたヴィレッタを銃撃。マオの出現もあり、精神的に追い詰められた彼女はルルーシュの殺害と自害を図るが、彼への想いが彼女を思い留まらせた。
- 最終的にはルルーシュのギアスによってルルーシュに関する記憶を失い、元の明るい日常生活を送っていたのだが、記憶を無くす前に自分が書いていた手紙が出てきた事により、再度ルルーシュ=ゼロだと知る。なお、記憶を無くして以降はルルーシュの事を「ルル」では無く、「ルルーシュ」と呼んでいる。
- リヴァル・カルデモンド(声優:杉山紀彰)
- 高等部2年生で生徒会所属の少年。楽天家で、ルルーシュの悪友。遊びやチェスの為に愛用のサイドカーでルルーシュを連れ回し、彼の専属プロモーターとして行動することもあった。
- 巨乳好きという裏設定からか、ミレイの事を気にかけており、彼女のお見合いについては人一倍敏感。徐々に生徒会に溶け込んできたスザクとは、すっかり仲間として親しんでいる。
- 脳天気な性格だが、流石に黒の騎士団侵攻のニュースを聞いたときは不安になっていた。
- ニーナ・アインシュタイン(声優:千葉紗子)
- 高等部2年生で生徒会所属の少女。祖父がアッシュフォード財団の開発者で、第三世代KMFであるガニメデの開発にも関わっており、ミレイとは幼馴染。又、ロイドが感心する程科学に造詣が深く、ウランの核分裂とウラン濃縮の可能性についての研究はロイドも評価しており[10]、後に彼よりウラン鉱の提供を受けている。その為か、スザクの騎士序勲祝いのパーティの際に出会ったロイドを「ロイド先生」と呼んでいる。
- 比較対象となる生徒会所属女性陣のスタイルが良い事も相まってか、自分の容姿にコンプレックスを持っている。イレヴンを忌み嫌っており、スザクへの対応が他の生徒会メンバーと違うのはその為である。
- ミレイ達と共にホテルジャック事件に巻き込まれた際、パニックに陥ってしまった所を、自身の危険を顧みずに名乗り出たユーフェミアに助けられ、彼女に恩義と恋心の感情を抱いている。その想いから無茶な行為をしてまで彼女に会おうとし、再度彼女に助けられる。その後、念願が叶い彼女と言葉を交わす。これが、ユーフェミアの抱えていた重い心情を晴らすきっかけとなり、ニーナ自身もより彼女への思いを深める。だが、そのユーフェミアの手による「行政特区日本」設立宣言には一時ショックを受けていたが、ユーフェミアの言う事に間違いはないと自分に言い聞かせる。しかし、式典で彼女の死を聞いて絶望の後、深い精神的ショックを受ける。その後、ユーフェミアを殺したゼロに復讐を誓い、祖父が開発に関わったガニメデに対して、一心不乱に改造を施す。
- ミレイ・アッシュフォード(声優:大原さやか)
- 高等部3年生で生徒会会長で理事長(ルーベン)の孫娘。ロクでもないイベントを考えては皆を振り回すある種の変人ながら、面倒見がよくその事から人望も厚いく気風の良い姉御。彼女の祖父もまた浪費癖があったらしく、特に理由もなく連日連夜で騒いでたらしく、彼女もそういう性格を受け継いでいる。コスプレ好きであり、生徒会メンバー全員のスリーサイズを覚えている。
- やたらと人の秘密を知りたがるが、口外しない主義。物語が始まる前からルルーシュとナナリーが皇族だった事を知っている数少ない人物である。
- なお、家庭内では没落した家を再興する為政略結婚の危機に迫られており、現在の見合い相手はロイド。
- ナナリー・ランペルージ(ナナリー・ヴィ・ブリタニア)(声優:名塚佳織)
- ルルーシュの実妹。本名はナナリー・ヴィ・ブリタニア。
- 権力闘争に巻き込まれて視力と歩行能力を失ってしまっている。歩行能力損失は銃撃によるものだが、失明については眼球損傷といった身体的なものでは無く、目の前で母を殺された事による精神的なものである。
- ルルーシュと共に学園内のクラブハウスで暮らしているが、ルルーシュの正体がゼロである事は知らない。中等部だが仮メンバーとして高等部の生徒会室にもよく顔を出している。心優しい性格をしており、スザクや世話役の咲世子の事も「イレヴン」ではなく「日本人」と呼ぶ。瞼は終始閉じられたままだが、ルルーシュと同じく紫色の瞳を持っている。兄の親友であるスザクに対し、ほのかな恋心を寄せる。幼い頃からユーフェミアとは仲が良く、彼女を「ユフィ姉様」と呼んで親しむ。
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- ナイトメア・オブ・ナナリーのナナリー
- 基本的な設定はアニメ版と同じだが、この作品の主人公。
- 何者かに呼ばれ、ミサイルにより壊滅したシンジュクにいるルルーシュを助けるために一人でシンジュクに向かう。しかし、今の自分の身体ではルルーシュを助けることが出来ない無力さ、そして自分の身体の自由と母を奪い今度は兄をも奪おうとする現状に激しい怒りを持った時、ナナリーの前に”魔道器”と呼ばれる「ネモ」という人形が現れる。ネモと契約したナナリーは「未来線を読むギアス」と異形のナイトメアを与えられる。ナイトメアに搭乗し、1機で次々と敵機を撃墜していくナナリーの動きは、閃光のマリアンヌと言われた亡き母を彷彿させるものだった。
- また契約の代償としてネモはナナリーからナナリーの心の闇をもらっており、その心をナナリーと共有することでネモはナナリーと同じ姿に変化している。ネモの姿はナナリーにしか見えない。
- またアリスというナナリーの親友も登場する。
- 篠崎咲世子(しのざき さよこ)(声優:新井里美)
- ランペルージ家のメイドで、人種はイレヴン[11]。本来はアッシュフォード家のメイドだが、ルルーシュとナナリーの世話を担当している。DVD第1巻付属のライナーノーツでは彼女の日記の一部が公開されており、そこではルルーシュがベッドの下に何かを隠していないか掃除の最中に調べている事が明らかにされている。
- 実はディートハルトが私的に雇った黒の騎士団の隠密員であり、彼と連絡を取り合っていた。咲世子がディートハルトと繋がっている事は、ゼロも知らない。
[編集] その他
- マオ(声優:草尾毅)
- 中華連邦出身。ちなみに「マオ」とは中国語で「猫」を意味する。幼い頃、C.C.によって人の思考を読み取る事が出来るギアスを与えられた能力者。彼のギアスは常時発動型で、自分の意志で解除は出来ない。C.C.と出会った時は孤児で、親の愛情や善悪、読み書きも知らなかった。フラメンコの手拍子に似たポーズで拍手をするクセがある。周囲の心の声をシャットアウトする為、録音したC.C.の声をヘッドフォンで聴いている。その能力故に、C.C.以外の人間と普通に接した事が殆どないため精神が幼い。自分のギアスが効かないC.C.に異常な執着心を持ち、彼女とルルーシュを引き離すべく言葉巧みにシャーリーを操ったりもした。
- C.C.を誘い出し、二人だけで暮らすためオーストラリアへ強制的に連れて行こうとしたが、ルルーシュの策で警察の銃撃を受け殺されかける。しかし、一命を取り止めルルーシュへの復讐を決意。ナナリーを人質にルルーシュを脅迫したが、スザクとルルーシュの前に敗れ、最後はC.Cの手で射殺された。
- 「コードギアス反逆のルルーシュGRAPHICS ASHFORD」では、C.C.に射殺された後、彼女の言うようにCの世界で待っている彼の独白が挿入されている。またルルーシュの策士としての実力とブリタニアを破壊しようとする根性は認めていたようだ。
- V.V.(ヴイツー)(声優:冨澤風斗)
- 小学生程度の外見年齢をした少年。本名・目的・能力はいまだに不明である。ユーフェミアの死後アヴァロンに突如現れ、彼女が出した虐殺命令に思い悩むスザクに接触した。
[編集] 漫画版のみ登場するキャラクター
[編集] 反攻のスザクに登場するキャラクター
- マリエル・ラビエ
- 18歳。愛称はエル。実質、本作のヒロイン。男勝りな女性で、スザクに対しても親身に接する。
- 彼女の父はランスロット(強化歩兵スーツ)の一番最初の研究をしていたが、数年前実験中に事故に巻き込まれた事で半身麻痺になってしまった経緯を持つ。父と同じく彼女も研究員。
- 反攻のスザクにおいては、アニメ版に登場するセシルが居ない代わりに、彼女がロイドの助手を務める。またユーフェミアの代わりにスザクをアッシュフォード学園に入れるのも彼女。
[編集] ナイトメア・オブ・ナナリーに登場するキャラクター
- ネモ
- ”魔道器”と呼ばれる謎の存在。C.C.と同格の能力を持つ。ナナリーに力を与える代わりに、彼女の心の闇をもらう。
- その姿はナナリーと同じであり、ナナリーにしか見えない。ルルーシュの遺言でナナリーの騎士を自称する。
- アリス
- アッシュフォード学園中等部に通っている、ナナリーの親友。ナナリーがいじめを受けている際にアリスが助けた事で仲良くなった。生徒会にナナリーを送り迎えしている内に、生徒会準会員となる。
- 彼女曰く4つ下の妹が居て、3年前の事故で車イス生活を送っているらしく、ナナリーを放っておけないのはそういう事情からであるらしい。
- アッシュフォード家の長女であるミレイなどの人物を監視しているなど裏の顔を持っている。
- ダルク
- 「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」に所属する少女。ナイトメアでビルの残骸を持ち上げる「ザ・パワー」なるギアスを使う。
- ルクレティア
- 「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」に所属する少女。詳細は不明だが、彼女も何らかのギアス能力を有していると思われる。
- エカテリーナ
- スフォルツァ家の長女。二人の取り巻きと共にナナリーをいじめるが、アリスによって退散させられた。
[編集] 脚注
- ^ 第1回声優アワード受賞のことを補足。
- ^ ルルーシュとスザクの出会いは、DVD1巻に収録されているピクチャードラマや小説版「STAGE0-ENTRANCE-」に収録されている。
- ^ 気絶時のうわ言を聞いたらしく、ルルーシュは知っているが視聴者には明かされていない。
- ^ 10年ほど前のシーン等でも今と同じ姿で登場している為、見かけより高齢なのは確か。
- ^ 彼女は、話し相手の事をマリアンヌ(ルルーシュの母親の名前と同じ)と呼んでいた。
- ^ 雑誌によるとルルーシュは、C.C.が外に出るのを嫌がっているらしい事も、ピザをよく頼む理由の一つのようだ。またピザだけでなくサイドメニューも頼んでいる。
- ^ この物語では、帝国主義や封建主義が競争原理とイコールとみなされている。
- ^ 死後のクロヴィスとも話したとの発言等。そしてクロヴィスとの会話によりルルーシュとナナリーが生存していた事を知ったような言動も本遍の所々に見受けられる
- ^ 「GRAPHICS ZERO」より。
- ^ コードギアスの世界では、現実の世界とは違い原子力エネルギーの実用化がなされていない。
- ^ 「GRAPHICS ZERO」によると名誉ブリタニア人でもある。