ダッシュ勝平
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ダッシュ勝平 | |
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ジャンル | スポーツ・ギャグ |
テレビアニメ | |
監督 | 林政行、原征太郎(チーフディレクター) |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
製作 | 吉田健二 |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 1981年10月 - 1982年12月 |
話数 | 全65話 |
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『ダッシュ勝平』(ダッシュかっぺい)は、六田登による漫画、およびそれを原作としたタツノコプロ制作のアニメ。
目次 |
[編集] 概要
『週刊少年サンデー』において1979年48号から1982年48号まで連載された。全17巻。
バスケットボールを扱った漫画の嚆矢だが、内容は非常にコミカルである。主人公の勝平は高校のバスケットボール部のコーチの女性教師のパンツが純白なのを見てバスケットボール部に入り、その後も奇想天外な活躍に満ちている。主人公がその場の機転で続々と秘技を編み出し、難関を突破していくのも本作品の醍醐味である。尚、この作品は中盤以降に、がらっと路線変更をするので、知らない人は驚くこと請け合い。 ある種、スポ根もの(『巨人の星』など)の逆を行く1980年代的な漫画である。
- 増刊号に連載された外伝作品は読みきりものである為か、クール・ダンディな外人ジョー・コッカーが勝平のお株を奪いメインを張っている。
そして読みきり作品は総て、何がしかの映画のパロディとなっており、本編とは違う味わいがある。
[編集] ストーリー
チビでお調子者の青林高校の1年生、坂本勝平は女の子と純白パンティが大好きな天才問題児。ある日、生活指導の岡崎先生に追われ、バスケット部にまぎれこんだ彼は、その類稀なる運動神経を立花キャプテンに買われ、入部を勧められる。女の子(の純白パンティ)にしか興味のない彼は、即行で断るが、そこへ現れた美人の夏コーチのスカートをめくり、純白だったという理由だけでバスケ部に入部希望する。だが、勝平はバスケのルールすらしらないド素人だった。
果たして、勝平 の運命やいかに‥?
[編集] 登場人物(声の出演)
- 坂本勝平(声:田中真弓)
- 秋あかね(声:津島瑞穂)
- 岡崎(声:増岡弘)
- 立花かおる(声:井上和彦)
- あかねの父(声:嶋俊介 )
- あかねの母(声:友近恵子)
- 奥山(スブリ)(声:東美江)
- 夏かおり(声:坂本千夏 )
- 夏コーチ(声:小宮和枝 )
- 牛山(声:郷里大輔 )
- 狂四郎(声:曽我部和恭 )
- 校長(声:加藤治)
- 誠一郎(声:大平透)
- のりかず(声:二又一成)
- 島田正午(声:千葉繁)
- 大場(声:村山明)
- 豪原(声:屋良有作)
- あつ子(声:高島雅羅)
- ジョー・コッカー
[編集] アニメ
1981年10月4日から1982年12月26日まで、フジテレビ系で毎週日曜日18:00 - 18:30に放送された。全65話。
当初は原作を元にタツノコプロの独自性も出していたが、後に相撲・トライアスロン・ゴルフ・アイスホッケーなど、バスケットボール・卓球・フェンシング以外の競技にも主人公がチャレンジするなどのオリジナル性を持つ。主人公が女性の純白のパンツを好む設定は原作から引き継がれただけでなく、随所で強調された。本編だけでなく、主題歌さえOPは主人公のそのような欲望が歌われている(EDはスポーツとガールフレンドに青春を賭ける主人公の感情が真面目に歌われる)。
また、当時または少し前の時代の時事ネタも多く扱う。最終回では長嶋茂雄引退のパロディー的な演出で運動部を引退する。
視聴率は15~20%前後をあげ、人気もあり、それまでやや低迷気味だった日曜日18:00 - 18:30枠としても、またタツノコプロの1980年代の作品の中でも成功した部類である。しかしその一方で、次の『サザエさん』に連続する時間帯に、ややエッチな話の多い本作品が放送されたことに対し、ファミリー層を中心に抵抗があったのも事実。[要出典] あと、アニメ放送開始による大好評を受けて『少年サンデー増刊号』に連載された外伝の読みきり作品もアニメ化したが、唐突に渋い外人のおっさんキャラ『ジョー・コッカー』がメインを張り、ダンディズムを見せつけてお子様にはわかりづらい展開となったため当時の子供たちの間では賛否両論であった。[要出典]
[編集] 原作との相違点
- 原作の秘技「トキオ」が、秘技「アカネシュート」に名称変更になっている。
- 原作では途中から登場したヒロイン『秋あかね』がしょっぱなから登場。
- ヒロインの愛犬『誠一郎』の出番が早まり、解説役としてレギュラー化した。
- 勝平が、原作では挑戦していない幾つかのスポーツに挑戦するというオリジナル展開がある。
‥などなど。
[編集] スタッフ
- 製作:吉田健二
- 原作:六田登
- 企画:九里一平、岡正(フジテレビ)、内間稔(読売広告社)
- プロデューサー:宮田知行、谷口肇、中野政則
- 担当:田村常夫(タツノコプロ)、大野実(読売広告社)
- シリーズ構成:柳川茂
- 脚本:山本優、山崎晴哉、小山高男、首藤剛志、酒井あきよし、関口修、斉藤はるみ、富田祐弘
- 演出:林政行、石田昌平、香川豊
- 総作画監督:宮本貞雄
- 作画監督:河合静男
- 美術監督:新井寅雄
- チーフディレクター:林政行、原征太郎
- 制作:タツノコプロ、フジテレビ
[編集] 主題歌
- OP「見たいもの見たい」(作詞:伊藤アキラ/作曲:はやしこば/編曲:川上了/歌:KiKi)
- ED「青春ダッシュ!」(作詞:伊藤アキラ/作曲:はやしこば/編曲:川上了/歌:KiKi)
[編集] 放映リスト
- 純白ピカリ! バスケの星
- 秘技アカネシュートだ!
- 恋の火花? 犬対人間
- 君にフラフラ球はユラユラ
- 勝平のスポーツ万能選手?
- 恐怖の空中バスケ!
- 誠一郎の恋愛必勝法
- 悪夢の四角関係マラソン
- おそるべきネイスミス学園
- ライバル藤堂くん出現!
- 勝平ムリムリカンニング
- 大場の殺人シュート!
- 怪奇! バスケ 幽霊対勝平
- 千手観音シュートを破れ
- 超秘技! 全国ナマ中継
- 風満会長の華麗なる犯罪(17話の前編)
- 脅威のアマゾネス軍団(16話の後編)
- 映画初出演! 僕はスターだ
- 勝平涙の減量特訓
- 熱血先生あらわる!
- 鳥人間・勝平空をとぶ
- 登場! 勝平のおじいちゃん
- 空前絶後! 選抜優勝大会
- 勝平はリモコン人形?
- 恐ろし! 勝平の過去
- 不思議!? 秘技なしバスケ
- 超能力で決勝戦!
- 勝平の女子体操教室
- 勝平のウルトラ・ゴルフ
- 初体験! アイスホッケー
- 夏コーチ・ラブフィーバー
- 勝平童話! シンデレオ物語
- 天才か? 勝平卓球に進出
- 筋肉美人・瀬里香対勝平!
- 対決! 勝平対カバゴリラ
- 驚き! あかねの卓球部入部
- 新卓球部で反撃だ!
- 爆笑! 勝平のプロレス卓球
- 秘技ジーンボール対四天王
- 熱戦! 勝平対あかね
- 神秘? 電気人間勝平
- カバゴリラとの最終決戦!
- 新登場! ジョー・コッカー
- コッカーの失われた秘宝
- 大恐怖ビッグ・ヘアー
- ウエストサイド大バスケ
- 勝平のスペースオペラだ!
- 勝平阿蘇に帰る!
- 勝平相撲だ! ハッケヨイ
- フェンシングおしかけ入部
- 出た新秘技! 洗たくバサミ
- 勝平ばあちゃん大特訓!
- 勝平式特訓場大公開!
- チェス式階級決定戦だ!
- 無敵! クニャクニャ剣法だ
- オオカミ男の挑戦!
- 大幻術! あかね変身
- バカ強! 勝平打倒ロボ
- 倒産! 青林高校大ピンチ
- 体力勝負だ! 超人レース
- 決死! 一輪車大ジャンプ
- 優勝ランナーはだれだ!
- 死のデスマッチ・パニック
- さらば! 散りゆく勇者たち
- 勝平の名は永久に不滅です
[編集] ネット局
- フジテレビ - 北海道文化放送、青森放送※、岩手放送(現・IBC岩手放送)※、仙台放送、秋田テレビ、山形テレビ、福島テレビ※、新潟総合テレビ、長野放送、山梨放送※、富山テレビ放送、石川テレビ放送、福井テレビ、テレビ静岡、東海テレビ放送、関西テレビ放送、山陰中央テレビ、岡山放送、テレビ新広島、山口放送※、四国放送※、テレビ愛媛、高知放送※、テレビ西日本、サガテレビ、テレビ長崎※、テレビ熊本、大分放送※、テレビ宮崎、鹿児島テレビ放送※、沖縄テレビ放送
無印=同時ネット局 ※=時差ネット局
- なお、現在はフジテレビ739で放送中である。
フジテレビ 日曜日18時台前半 | ||
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