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ドラゴンクエストV 天空の花嫁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドラゴンクエストV 天空の花嫁
ジャンル ロールプレイングゲーム
ゲーム: ドラゴンクエストV 天空の花嫁
(SFC版)
対応機種 スーパーファミコン
開発元 チュンソフト
発売元 エニックス
メディア 12Mbitロムカセット
バッテリーバックアップ搭載)
プレイ人数 1人
発売日 1992年9月27日
販売価格 10,080円
売上本数 約280万本
セーブファイル数 3
ゲーム: ドラゴンクエストV 天空の花嫁
(PS2版)
対応機種 プレイステーション2
開発元 マトリックス
アルテピアッツァ
発売元 スクウェア・エニックス
メディア DVD-ROM1枚
プレイ人数 1人
発売日 2004年3月25日
(uh)2006年7月20日
販売価格 8,190円(税抜)
(uh)2,940円
売上本数 (通常版)約161万本
セーブファイル容量 188KB
その他 (uh)はアルティメットヒッツ版。
スタッフ
テンプレート使用方法 ノート

ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(-ファイブ てんくうのはなよめ)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。

目次

[編集] 概要

ドラゴンクエストシリーズの第5作。前4作はファミリーコンピュータ(ファミコン)で発売されてきたが、本作はその後継機種であるスーパーファミコンで発売された最初のドラゴンクエスト作品となった。親子3代に渡る壮大なストーリーや、ストーリー中盤に人生の重大な選択があることなどにより高い人気を得ており、インターネット上での評価も高い[1]。多数のモンスターを仲間にするシステムも導入された。

日本国内において、1992年9月27日にスーパーファミコン(以下SFC)版が発売され、その後リメイク版としてプレイステーション2(以下PS2)版が発売されている(PS2版はのちに廉価版アルティメットヒッツ」として再販)。PS2版には、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』の開発中のデモ映像を見ることができる「プレミアム映像ディスク」(PS2用CD-ROM)が同梱されている。日本以外では発売されていない。

SFC版の発売後には、ゲームブック化や小説化、ドラマCD化も行われている。これらについてはそれぞれの項目(小説ドラゴンクエストゲームブックドラゴンクエストCDシアター ドラゴンクエスト)も参照。

PS2版の本作は、スクウェア・エニックスとしての初のドラゴンクエスト本編作品であるとともに、同本編初のPS2用ソフトとなった(外伝を含めた場合は、スクウェア・エニックス初は『剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣』、PS2初は旧エニックス時代の『トルネコの大冒険3』)。

[編集] ゲーム内容

本作は前作『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の続編で、前作よりも数百年後の時代の物語とされており、作中でも前作の主人公である「伝説の勇者」の話が登場する。ただし世界地図は前作とまったく異なるものとなっている。『IV』から始まった「天空シリーズ」の2作目ともいわれる。

それまでのドラゴンクエストでは常識であった「主人公=勇者」の設定を覆した最初の作品でもある。従来の作品と違い、「魔王を倒す」という使命がゲーム開始時から主人公に与えられているわけではなく、どちらかというと「悪者を退治する」ことよりも「人や物を捜す」という目的が中心となっている。物語の最後は他の作品と同様に魔王と対決することとなるのだが、その魔王の存在が明かされるのも終盤になってからである(ただしPS2版では序盤のあるシーンで魔王の名前が登場する)。

本作のストーリーは章立てではないものの、大きく3つのパートに分かれており、公式ガイドブックなどでは主人公の成長度からそれぞれ少年時代幼年時代とも)、青年時代前半青年時代後半と名付けられている(以降、本項でもこの表記に従う)。まず少年時代では、父との冒険のさなか、主人公はさまざまな体験をする。青年時代前半は少年時代から約10年後の話で、主人公が父の遺志を継いである人物・道具を探す。青年時代後半は青年時代前半からさらに8年後の話で、主人公の息子・娘がパーティに加わり、最後には大魔王に立ち向かう。(ゲーム内での「○年後」の表現はSFC版とPS2版で若干異なっており、さらに同じソフトでもメッセージや台詞ごとに異なることがある。)

[編集] ゲームの特徴・システム

[編集] スーパーファミコン版

対応機種が従来のファミコンよりも高性能なスーパーファミコンに変わったということもあり、グラフィックやサウンドの質が向上した。また、前作までと比べると、町などで重要キャラクターの会話が自動的で進められるイベントが増え、ドラマ的要素が濃くなっている。

移動画面ではメッセージウィンドウ内の文字が大きくなり、漢字も使われるようになった。キャラクターの等身はファミコンの時代より若干大きくなっており、キャラクター移動はそれまでの1ブロック単位から半ブロック単位となった(ブロックとブロックの間にキャラクターを置くことが可能になった)。

戦闘では第1作のようにモンスターがウィンドウ内に表示され、『II』以降で廃止されていた戦闘シーンの背景も復活し、背景画像も多彩なものが用意された。それに加えて、敵モンスターに対して武器で攻撃したり呪文を唱えたりすると、その効果がアニメーションとして戦闘画面に表示されるようになった。また他作品では見られない本作独特の要素として、モンスターが上下2段(地上・空中)に分かれて表示されるようになっている。

前作から登場した馬車システムAI戦闘が継承されている。パーティは最大8人だが、戦闘に参加できる最大人数は前作が4人であったのに対し、本作は3人となった。昼と夜の時間の移り変わりのシステムも引き継がれているが、本作ではこのシステムは青年時代以降からの採用となっている。また、本作では昼と夜での出現モンスターの違いが無い。

一度ラストボスを倒してエンディングを見た冒険の書(セーブファイル)でしか入ることのできない、いわゆる「隠しダンジョン」や、ラストボスを上回る強さを持つ隠しボスが初登場し、これらはゲーム雑誌各誌で取り上げられて話題になった。

[編集] 仲間モンスター

青年時代以降では、馬車を手に入れれば、倒したモンスターを仲間にする(=主人公のパーティに加える)ことができるようになる。

戦闘に勝った後に、特定のモンスターが一定確率で起き上がってくることがあり、プレイヤーの判断によりそのモンスターを仲間にすることができる。モンスターを仲間にするために戦闘中に特別なことをする必要はないが、主人公のレベルがそれ相応に高くないと仲間にはならない。同じ種類のモンスターは3匹まで仲間にすることができ、好きなモンスターだけのパーティも組める。ただし、同じモンスターを仲間にする場合、2匹目、3匹目になると仲間になる確率は低くなる。また、仲間になりやすいものとなりにくいものが存在し、ガイドブック等では三段階に分かれている。

仲間にしたモンスターは主人公たちと同様に武器や防具も装備することができ、経験値を積めばレベルアップもする。中には初期レベルが1でない種や、レベル上限が99より低く設定されている種もある。人間キャラクター同様に作戦・命令を与えることもできるが、「かしこさ」のステータスが20に満たない場合は作戦・命令は無視される。

世界の数ヶ所の町などにはモンスター預かり所モンスターじいさん)という施設があり、ここでは、使わないモンスターを預ける、預けたモンスターを再びパーティに加える、モンスターと別れる(登録抹消する)といったことができる。また、仲間が増えたときに馬車が満杯でそれ以上パーティの人数を増やすことができない場合は、使わないモンスターをその場でモンスター預かり所に預けることができる。ある町のモンスター預かり所で預けたモンスターを他の町のモンスター預かり所で再びパーティに加えることも可能。

仲間モンスターの名前は、モンスター種別ごとにあらかじめ4つの名前が設定されており(例:スライムの場合→「スラリン」「スラぼう」「アキーラ」「サスケ」)、仲間にしたときにはその4つの名前が順番に付けられる。上述のように同じ種のモンスターは3匹までしか仲間にならないため、4匹目用の名前を見るためにはそれまで仲間にしたうちの1匹と別れる必要がある(ただし、PS2版では2匹目の名前に3匹目の名前を付け替えると3匹目の名前が4匹目のものになる)。

[編集] 特技

仲間モンスターの種類によっては、ブレス攻撃や踊りなどといった特技を使うことができる。これによって、従来は敵キャラクターのみが使用していたブレス攻撃や踊りなどを、本作では初めて、味方キャラクターが自在に操ることができるようになった。これらの特技はすべて、MPを消費することなく使用できる。ただし本作では、仲間モンスターの場合は呪文(MPを消費する)も特技も同じ「とくぎ」の選択ウィンドウで扱われる。

本作の特技は仲間モンスター専用のものであったが、以降の作品では人間のキャラクターも特技を扱うことができるようになり、特技の種類も多様化していくこととなる。

[編集] 戦闘システム

前作で採用されたAI(人工知能)が強化されている。前作のAIと違い学習機能は無く、モンスターの弱点や特性を最初から記憶させている。作戦は、前作に登場した6つのうち「いろいろやろうぜ」が廃止され、それに代わってコマンド入力によって指示を出すことができる作戦「めいれいさせろ」が新たに登場した。

本作では戦闘中の入れ替えシステムも変更された。前作は入れ替えが1ターン内のひとつの行動として行われていたが、本作では戦闘中のメンバーの入れ替えがターンの最初で即座に行えるようになった。また「そうがえ」のコマンドによって、一度に複数のメンバーを入れ替えることもできるようになっている。その代わり、戦闘に参加できる人数が4人から3人に減ったため、パーティに入れるメンバーと実際に戦闘に参加させるメンバーの選定には高度な戦略性が要求されるようになった。

また、敵モンスターが直接攻撃呪文を受ける際の耐性が、『IV』以前の確率式(ダメージを与えるか全く効かない)から、耐性の高低によってダメージが上下する方式に変更された。以後の新作(リメイクは除外)でも、この方式が取られている。

このほか、コマンド入力で指定した標的が既に他の者によって倒された、あるいは逃げたなどの理由によりいなくなっていた場合、前作まではその攻撃や呪文が無効になっていたが、本作からはランダムに他の標的に移行するようになった。

[編集] 魔法のじゅうたん

今回新たに登場した乗り物のひとつに魔法のじゅうたんがある。

これは、平地や水面の上(浅瀬も含む)といった低い場所であれば、途中で魔物に遭遇せずに高速で移動することができる乗り物である。船と異なりアイテムとして持ち運べるため、フィールド上の広い平地であればどこからでも乗ることができる。ただし、森や山を通行することはできないので、それらの地形に囲まれた場所でさらに湖を越える必要がある場合は、いったんじゅうたんを降りて森・山を抜けてから再びじゅうたんを使う必要がある。

[編集] その他の新システム

上記以外にも次の要素が変更・追加された。

名前入力
ファミコンで発売された前4作では「゛」「゜」を1文字として数え、使用できるのはひらがなのみであったが、本作以降では「文字+゛」「文字+゜」でそれぞれ1文字と数え、カタカナも使用可能になり、入力の幅が広がった。
べんりボタン
スーパーファミコンとなりコントローラのボタンが増えたことにより新たに搭載された機能。ボタンを1回押すだけで、操作しているキャラクターの目の前にあるものが自動判別され、会話(はなす)・扉開け(とびら)・調査(しらべる)のうち適切なものが実行される。
「まんたん」コマンド
移動中に呪文によって自動的にパーティ全員のHPを完全回復(毒も同時に治療)することができる「まんたん」コマンドが初登場した。1回のコマンド入力だけで完全回復できるのがメリットであるが、誰が呪文を使うかを選択することができない、呪文を優先的に使ってしまうというデメリットもある。
ルーラとキメラのつばさ
本作のみ、他のドラゴンクエストシリーズ作品と違い、呪文「ルーラ」とアイテム「キメラのつばさ」の効果が異なるものとなっている。「ルーラ」は従来どおり行先の選択ができるのに対し、「キメラのつばさ」は直前に訪れた町などにワープするのみである。また本作では主人公の「ルーラ」はレベルアップではなくイベントで覚え、そのイベント以前では「ルーラ」を使うことのできるキャラクターや仲間モンスターが登場しない。このようにイベントによって呪文を習得するのは本作が初となる。
買い物システムの改良
アイテム購入時のメニューウィンドウでカーソルを移動させたとき、該当アイテムの装備可否や攻撃力・守備力の増減がウィンドウにパーティ全員分表示され、それらがひと目でわかるようになった。また、武器・防具を購入と同時に装備させてもらうことができるようになった。
みのまもり
守備力の基礎値(防具を何も装備しない状態での守備力)となる「みのまもり」のステータスが新設された。前作までは「すばやさ」の半分の値が守備力の基礎値となっていたが、本作以降はこの「みのまもり」の登場により、「すばやさ」は守備力とは無関係となった。
「しに」と「きぜつ」
ドラゴンクエストシリーズでは通常、キャラクターのHPが0になると「しに」(死亡)という扱いになり、教会への寄付や「ザオリク」の呪文などといった蘇生措置をとる必要が生じるが、本作では少年時代においては、HPが0になると「きぜつ」となる(SFC版では青年時代前半のフローラも同様)。これは「しに」とは異なり、戦闘が終了するとそのキャラクターはHPが1になって復活するので、先述のような蘇生措置をとる必要が無い。ただし主人公が「きぜつ」した場合は全滅となり、持ち金も半減する。
複数攻撃武器
ムチ系、ブーメラン系の武器攻撃では一度に複数の敵を攻撃できるようになった。ただしそれらの武器では、会心の一撃は出ない。また、画面の左側にいる敵には大きなダメージを与え、画面の右側にいくほど与えるダメージは低くなる。
呪文効果の変更
本作以降、攻撃呪文「ギガデイン」「ライデイン」「マヒャド」の対象範囲が変更された。(詳しくはドラゴンクエストシリーズの呪文体系を参照)
カジノ
スロットマシンモンスター格闘場に加えて、スライムレース(競馬スライム版のようなもの)が新たに登場。
ルイーダの店
III』で登場した施設「ルイーダの店」が、青年時代後半のグランバニアに登場する。ここでは人間のキャラクター(グランバニア王子・王女・妻・サンチョ・ピピン)をパーティに加えたり、パーティから外したりすることができる。

[編集] プレイステーション2版

SFC版の世界設定を保ちながら、多くの新要素が追加されたリメイク作品。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』から採用された俯瞰方式の3Dマップが引き継がれている。PS2で初の本編作品となった本作では、従来2Dドット絵で表現されていたキャラクターやモンスターも3Dポリゴンで表現されるようになった。フローラやゲマといった重要人物の登場が多くなるなど、ストーリー面にも手が加えられている。

戦闘画面のレイアウトは、従来の作品ではHP・MPのウィンドウが画面上部に表示されていたが、PS2版の本作ではHP・MPが画面下部に表示されるという従来とは異なるレイアウトとなった(しかし後に発売された『VIII』では従来の作品と同様のレイアウトに戻っている)。戦闘中のモンスターアクションも多彩となり、攻撃を受けたときや眠っているときのアクションが追加されている。また、ズームイン・ズームアウトの手法により、SFC版よりも多数のモンスターを表示させることも可能になった。

このほか、SFC版では戦闘参加最大人数は3人だったが、PS2版では4人になっているという点が大きな違いである。このことから、一度に出現する敵モンスターの数もSFC版より増えているが、パーティ人数の変更の無い少年時代においても敵パーティの匹数が増えており、これによって序盤の難易度は若干アップしている。

BGMには、オーケストラ版が使用されている(ゲーム中の楽曲の節を参照)。ただしCDに収録された既存の音のみを使用しているため、楽曲のアレンジによる拡張性はこれまでのリメイク作品に比べると少ない。中には、循環性が悪くなっているもの(地平の彼方へ)や、明らかに導入部の直前の音が入っているもの(カジノ都市)もある。

[編集] 名産品

世界各地の城や町ごとに名産品と呼ばれるアイテムが存在し、これをコレクションすることができる。ただしストーリーには何ら影響しない。

手に入れた名産品は、一定条件を満たすと、名産博物館に展示することができるようになる。各名産品にはランクが設定されており、アイテムを展示する場所によって、来場者の数や台詞、評価ポイントが変化する。

名産品を入手する方法はアイテムによって異なる。一部の名産品は、何度でも手に入れることができ、また、あることをすることによりランクを上げることができる名産品や、使うことで特殊効果を発揮する名産品もある。

展示された名産品の数が増えると、博物館を管理するゆうじいからゴールド(貨幣)がもらえるが、名産品をコンプリートした際の特別な褒美は無い。

[編集] すごろく場

リメイク版(SFC、ゲームボーイカラー)の『III』にも登場した旅人のすごろく場が本作にも登場している。

基本ルールは『III』とほぼ同様だが、本作ではすごろくのサブマップ「すごろくダンジョン」と、制限時間内に宝物を取る「宝物庫」が新要素として登場。

[編集] その他の変更点

SFC版からの変更点で、上に挙げたもの以外の主なものを以下にまとめる。

  • システム面
    • 『VI』から『VII』、PS版『IV』までの作品において追加されたシステムの採用。
      • 仲間会話システムの導入(移動中のみ)。用意されている台詞のパターンは『VII』、PS版『IV』をはるかに凌ぐ。
      • アイテムの売値が買値の75%から同50%に。
      • 「預かり所」が「ゴールド銀行」に変更、「ふくろ」の追加。
      • 作戦システムが『VII』に準じたものに変更。「じゅもんせつやく」削除、「おれにまかせろ」追加、また個別に作戦指示が可能になったことから「みんながんばれ」は「バッチリがんばれ」と名称変更。
      • 補助系呪文の効果が、数ターン後に消えてしまう『VII』以降の仕様となっている。また、戦闘中の麻痺状態が数ターンで自然回復するようになった。
    • アナログスティックを使用することにより、縦横斜めの8方向だけでなく、より柔軟にキャラクターの移動が行えるようになった。
    • 名前入力において、カタカナのァ、ィ、ゥ、ェ、ォが使用可能になった。
    • モンスターを仲間にするには、馬車入手に加えて、モンスターじいさんの話を聞かなければならなくなった。
    • 仲間モンスターの名前の変更が可能になった。
    • カジノのゲームにポーカーが追加。また、スライムレースには自分のパーティにいるスライムをレースに出せる。
    • 福引の追加。『II』の福引とは方法が異なり、ランダムで出る玉の色によって、獲得できるアイテムが決まる。
    • サンチョなどが覚える移動中の呪文・特技3種と、隠し仲間モンスター用の攻撃特技2種が追加された。また、初級攻撃呪文「ヒャド」は、SFC版では味方キャラクターは誰も使用できなかったが、PS2版ではグランバニア王女が初期状態から使用可能。
  • キャラクター面
    • レベルアップ時のステータス上昇幅はSFC版では固定方式であったが、PS2版ではランダム方式となった。
    • 次の各キャラクターの扱いの変更。
      • ベラ(少年時代) - 命令可能から命令不可に。
      • ヘンリー(少年時代および青年時代の最初) - 戦闘不参加から戦闘参加・命令可能に。
      • フローラ(青年時代前半) - 非AI・レベル上限10の制限が撤廃され、他のキャラクター同様の扱いに。
    • ベビーパンサーの名前候補が4通りから10通りに増加(後述)。
  • モンスター面
    • 敵モンスターが8種追加された(コロボックル族、プチット族各4種)。
    • 仲間にすることのできるモンスターが42種から70種へと大幅に増加し、クリア後に特定の条件で仲間になる隠しモンスターも登場。
    • 一部のボスモンスターのステータスが強化されている。
    • 特技「かえんのいき」の威力がアップしている。これによって中盤の一部のボスがSFC版よりも手強くなっている。
    • ボスモンスターや一部のザコ敵の身に着けている服や武器、装飾品などが豪華になっている。
  • アイテム面
    • 世界地図が「たびびとのちず」から「ふしぎなちず」に変更され、入手タイミングも青年時代前半からゲーム開始直後に変更。本作から、全体図と拡大図との切り替えができるようになった。全体図では『VI』の「ふしぎなちず」と同様に訪れた場所だけがカラーで表示される。妖精の世界や暗黒の世界の地図もこれ1枚で閲覧可能。
    • 「モンスターボックス」(『VII』『IV』のモンスター図鑑に相当)の追加。
    • 名産品の各アイテムと「ふくびきけん」「すごろくけん」「セレブリティパス」「ゴールドカード」などの追加、「やまびこのぼうし」「ときのすな」の削除(データ中には存在するが通常は入手不可能)。
    • 「ストロスのつえ」の入手方法が変更。グランバニア王女が持っていたものはなくなってしまう。
  • 世界面
    • カジノ船、名産博物館、オークション会場跡、魔界のすごろく場の追加。
    • 一部ダンジョンのマップや謎解き要素の変更(レヌール城、地下遺跡の洞くつなど)。エルヘブンとジャハンナの町もマップが変更された。
    • 青年時代後半に妖精の世界のフィールドを歩けるようになった。
  • シナリオ面
    • 重要人物のひとりである「フローラ」関連のイベントや会話が追加・変更されている(少年時代のビスタの港、青年時代の海辺の修道院、結婚イベント)。
    • 少年時代の最後、ゲマとの戦闘後にゲマが主人公たちを連れて立ち去る時の演出が異なる。SFC版では「ルーラ」の呪文で立ち去るが、PS2版では異空間の中に消えてゆくような演出。
    • 青年時代前半、サンタローズの洞窟で天空の剣を取得するイベントが必須になった。
    • ボスモンスター「ゲマ」関連のイベントが追加されている(デモンズタワー、大神殿、エビルマウンテン)。
    • エンディングまで到達した冒険の書で、パパスとマーサの過去に触れるシナリオを見られるようになった。



注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


[編集] 世界

本作は前作『IV』の数百年後(作中のキャラクターによれば500年後)の話であるが、前作と同じ建造物は「天空への塔」「天空城」のみで、それ以外は地形も地名も前作とはまったく異なっている。「天空への塔」は世界地図における位置だけで見れば前作とほぼ同じ位置にあるが、前作の世界がどのようにして、どのくらいの年月をかけて本作のようになったのかは作品内ではまったく明らかになっていない。

主人公たちが主に活躍する世界(以降人間界と呼ぶ)の他、少年時代に登場する妖精の世界と、ストーリー終盤に登場する暗黒の世界魔界)が存在する。各世界間は「ルーラ」で相互行き来することができる。

また、人間界では少年時代・青年時代前半・青年時代後半の各時代ごとに、出現モンスターの分布が変化する。

[編集] 利用できる乗り物

下記の乗り物は、いずれも人間界でのみ利用できる。

  •  : 大富豪ルドマンが所有する船。水上を移動できる。青年時代前半では、各大陸の内側にある海(内海)のみ航行可能であり、青年時代後半になると外海も航行可能になる。PS2版では「ストレンジャー号」という名が付いている。
  • 魔法のじゅうたん : 平らな地形の上を低空飛行することができる絨毯。スピードは徒歩の2倍(SFC版)。詳しくは上述
  • 天空城 : あらゆる地形の上を飛行可能。ただしセントベレス山(中央の大陸にそびえる高い岩山)は越えられない。スピードは徒歩と同じ(SFC版)。離着陸できる場所は広い平地に限られる。城であるため持ち運びはできず、船と違って呪文「ルーラ」を使っても主人公たちの近くには移動しないが、直接天空城に「ルーラ」で行き飛行することは可能。
  • マスタードラゴン : 天空城を治めるドラゴンだが、本作では乗り物として利用できる。あらゆる地形の上を飛行可能で、セントベレス山の大神殿にも行くことができる。アイテム「てんくうのベル」を用いることによって呼び出す。スピードは徒歩の2倍(SFC版)。離着陸可能な場所は魔法のじゅうたんと同様。

[編集] 城・町など

[編集] 人間界

人類が生活する地上の世界。天空への塔やセントベレス山のある大陸が世界地図の中央にあり、その大陸を囲むように各大陸が位置している。大陸間にある浅瀬によって海は内海と外海に分断されているため、船では内海と外海を行き来することができない。

  • サンタローズ : 世界北部の大陸の中ほどにある。主人公とパパスが暮らしている家がある村。村の奥に洞窟がある。後にラインハットの侵攻によって、廃墟と化す。
  • アルカパ : サンタローズの西方にある町で、大きな宿屋が特徴。少年時代は、ビアンカの育ての父ダンカンが宿屋を営む。
  • レヌール城 : アルカパの北にある城。エリック王とソフィア王妃の城であったが、子供がいなかったため王家の血筋は途絶えてしまった。天空城の動力源であるゴールドオーブがこの城に落ちてきたため、ゴーストたちに占領されてしまう。
  • ラインハット : サンタローズの北東に位置する城・城下町。ヘンリー王子、デール王子が住む。城の北東には古代の遺跡があり、そこでは重大な事件が発生する。
  • オラクルベリー : サンタローズの南方にある町。中心にカジノがある大きな町。店の数も多く、夜だけ営業するオラクル屋も存在。
  • ポートセルミ : 北西の大陸にある港町。大きな灯台と酒場がある。PS2版では福引もできる。
  • カボチ : ポートセルミの南にある農村。西の洞窟の魔物によって農作物を荒らされて悩まされている。古き良き田舎の村といった風情だが、村人は閉鎖的な傾向があり、よそ者が来るのを快く思っていないようだ。
  • ルラフェン : ポートセルミの西にある町。魔物の襲撃を防ぐため、迷路のようなつくりとなった。呪文研究家のベネットが住む。
  • サラボナ : 南東の大陸にある町。大富豪ルドマンの住む大きな屋敷とその別荘がある。町の隣にはルドマンが町の周辺の警備のために建てた見晴らしの塔が併設されている。
  • 山奥の村 : サラボナの北の山中にある村。ビアンカとダンカンがアルカパからここに移り住んできた。温泉が湧き出ているほか、村の近くにある水門を管理している。また、腕の良いヴェール作りの職人がいる。
  • テルパドール : 世界南西の砂漠の中にある城。女王アイシスが治める。伝説の勇者の兜が保管されている。
  • チゾット : 世界南東の大陸、グランバニアの南の山奥にある村。ネッドの宿屋からグランバニアへ向かうダンジョンの途中にある。つり橋からはグランバニア城を眺める事ができる。PS2版では雪に覆われている。
  • グランバニア : 南東の大陸にある、森に囲まれた城で、雰囲気はノイシュヴァンシュタイン城に似ている。主人公とパパスの出身地。城内の1階が城下町となっている。北西には試練の洞くつがある。
  • エルヘブン : 世界北東の大陸の盆地にある村。マーサの故郷。4人の長老が治めている。SFC版では町全体が立体構造の建物に、PS2版ではひとつの岩山になっている。太古のエルヘブンの民は、人間界と天界・魔界との間にある「門」を操る能力を持っていたが、現在はその力のほとんどが失われてしまっている。
  • 天空城 : 前作『IV』にも登場した天空の神マスタードラゴンの住む城。かつては空に浮いていたが、動力源であるオーブを失い、エルヘブンの南の湖底に沈んでしまった。再浮上後は、自在に操って乗り物として使用できる。
  • 天空への塔 : 中央の大陸にそびえる塔。かつて『IV』の時代は天空城に通じていた塔だが、本作の時代では荒れ果ててしまっており、塔の途中までしか行くことができない。
  • 妖精の城 : 天空への塔の北にある霧の湖に隠された妖精の女王の城。2階に飾られている絵には秘密が隠されている。
  • 大神殿 : 中央の大陸のセントベレス山の頂上にある、光の教団の大神殿。地下迷宮の奥には教祖イブールがいる。マスタードラゴンでのみ侵入可能。

[編集] 妖精の世界

人間の住む人間界とは別の世界。人間界よりも小さく、少年時代に訪れるときは雪が積もっているが、青年時代では春になっている。SFC版の青年時代ではフィールドは登場せず妖精の村のみ訪問可能。PS2版では青年時代でもフィールドを歩くことができる。

  • 妖精の村 : 妖精の世界にあるただひとつの村。人間と妖精、魔物がともに暮らす。ポワンが村を治めている。

[編集] 暗黒の世界

大魔王の住まう邪悪な世界。魔界とも呼ばれる。昼と夜の区別が無く、一日中暗い。

  • ジャハンナ : 暗黒世界で唯一の町。マーサによって人間化されたもと魔物たちが住んでいる。SFC版とPS2版では構造及び外見が異なる。
  • エビルマウンテン : 暗黒世界にある大魔王ミルドラースの住まう魔の山。ラストダンジョン。
  • 謎の洞くつ : エビルマウンテンの南に隠された洞窟(隠しダンジョン)。最強クラスのモンスターが登場し、落とし穴や無限ループなど複雑な仕掛けが施されているため難易度が非常に高い。最深部ではエスタークが眠っている。

[編集] 登場キャラクター

この節では、ゲーム作品本編内で語られる設定を中心に記述する。

[編集] 主人公と仲間たち

※呪文の詳細についてはドラゴンクエストシリーズの呪文体系を参照。

※主人公はゲームスタート時に、グランバニア王子・王女(主人公の息子・娘)は誕生時に、それぞれプレイヤーが自由に名前を付けられるようになっている。ただしPS2版ではグランバニア王子・王女には名前入力時にあらかじめ「レックス」「タバサ」という名が与えられている。

主人公
グランバニア王パパスと元エルヘブンの民マーサの間に生まれた一人息子。本来ならば、グランバニアの正当な王位継承者だが、父パパスと共に幼い頃から世界中を旅している。母マーサの不思議な力を受け継いでいるため、邪悪な魔物すら改心させる潜在力があり、青年時代以降には多くの魔物を仲間とすることができる。
回復呪文やバギ系の呪文などを覚え、攻撃力が高い。前作に登場したミネアをより強くしたようなキャラクターである。
パパス
主人公の父。グランバニアの王であったが、魔界に連れ去られたマーサを救うため、その身分を隠して幼い息子と召使いのサンチョを連れて、天空の勇者を探す旅を続けている。見た目は体躯の良い勇ましい戦士だが、回復呪文も使える。王にふさわしい気品と風格を持ち、厳しさとともに優しい一面も持ち併せている。
戦闘ではプレイヤーは操作できず、オート(作戦には従わず、独自の判断)で行動し、1ターンで2度行動することができる。戦闘終了後は、主人公のHPが低下しているとホイミの呪文で回復してくれるが、仲間のベビーパンサーは回復しない。
ビアンカ
主人公の幼なじみで2つ年上の少女。金髪に青い瞳が特徴。“アルカパの宿屋を営むダンカンの娘”とされているが、実子ではない(ビアンカ自身はそのことは知らされていない)。幼少期はおてんばでお姉さんぶっていたが、町の子にいじめられていたベビーパンサーのために主人公と命がけの旅をするなど心優しい一面もある。時が経つにつれ、大人の女性へと成長していく。育ての母の死後はダンカンとともに山奥の村へ移り住む。後に主人公と再会し、結婚候補者となる。主人公と結婚した場合には、天空の勇者の子孫であるということが明らかになる。
メラ、ギラ系呪文などを覚える。覚える呪文ではフローラにやや劣るとの評価があるが、フローラに比べて装備できる品が多い(中には強力な武具も)。
ヘンリー
ラインハット王国の第一王子。イタズラ好きで毎日城の人間にイタズラを仕掛ける。主人公とともに奴隷として連れ去られ、後に主人公のかけがえのない友人となり、青年時代前半で主人公のパーティに加わり活躍する。後にマリアと結婚。
戦士向けの武器・防具を装備でき、いくつかの初級呪文も使える。
フローラ
“ルドマンの娘”とされている少女。青髪に碧瞳が特徴。ビアンカと同じく、ルドマンの実子ではない。父の命令で10年余り修道院で生活をしていたため、おしとやかで心優しい女性へと成長する。嫁に出すために修道院から連れ戻され、そこで主人公と出会う。主人公と結婚した場合には主人公のパーティに加わり、後に天空の勇者の子孫であるということが明らかになる。
覚える呪文の系統はビアンカと変わらないが、「ベホイミ」と「イオナズン」を使えるのが決定的な違いである。結婚直後はルドマンから多額の資金援助をされる。しかし、装備できるものがビアンカより少ない。
グランバニア王子 (公式ガイドブックなどでは「男の子」と表記されている)
主人公と妻との間に生まれる息子。主人公が行方不明となった後、サンチョや王女とともに旅をした末、石化した主人公を発見し、その後主人公のパーティに加わる。主人公が受け継ぐエルヘブンの民の血と、主人公の妻が受け継ぐ天空の勇者の血が混ざったことで、このグランバニア王子が伝説の勇者となる。
天空の武具を装備することができる。武器による攻撃に長け、回復・蘇生系呪文やデイン系呪文も覚える。
グランバニア王女 (公式ガイドブックなどでは「女の子」と表記されている)
主人公と妻との間に生まれる娘。サンチョや王子との旅の末、ストロスの杖で主人公の石化を解き、その後主人公のパーティに加わる。王子とは双子のきょうだいであり、PS2版では王子が兄、王女が妹という正式設定になっている。
ちからはあまり高くないが、イオ、ヒャド系などの呪文を覚える。王子・王女共に、妻がビアンカとフローラのどちらでもステータス的な違いはないが、髪の色が異なる。
サンチョ
パパスに仕えている召使い。太っているが気の優しい男性。主人公の教育係とも言える。また、グランバニア王子・王女の親代わりでもあった。青年時代後半ではルイーダの店で主人公のパーティに加えることができる。
「ザキ」「メガンテ」などのいくつかの呪文を扱え、PS2版では「フローミ」「とうぞくのはな」などの盗賊系呪文・特技が追加されている。パーティに加えなくてもクリア可能。
ピピン
グランバニア城の男性兵士。宿屋を経営する両親の反対を押し切って兵士に志願した。サンチョと同様、青年時代後半ではルイーダの店で主人公のパーティに加えることができる。PS2版では女性好きでお調子者の道化を演じる。
ちからが強く装備できる武器・防具も多いが、呪文は使えない。前作のライアンのような存在。パーティに加えなくてもクリア可能。
ベビーパンサー、キラーパンサー
ヒョウのような姿をした魔物。ベビーパンサーはキラーパンサーの幼生。本来は「地獄の殺し屋」と呼ばれ人に懐くことはないが、一匹だけ主人公の仲間となる。ベビーパンサーの頃(主人公の少年時代)はアルカパで子供たちにいじめられていたが、お化け退治をした主人公とビアンカによって助けられ主人公の仲間になった後、ビアンカと別れる際に彼女のリボンを付けられる。主人公が大神殿に連行される際に一度はぐれることとなるが、青年時代になると成長してキラーパンサーとなり、カボチ村の西の洞窟に住みつく(仲間にしなくてもクリア可能)。キラーパンサーの扱いは他の仲間モンスターと同様であるが、仲間にした場合はエンディングに登場する。
〔名前設定: ビアンカが考え付いた名前(以下参照)の中から主人公が選ぶ。SFC版→ボロンゴ/プックル/チロル/ゲレゲレ(全4種)、PS2版→SFCの4種+アンドレ/リンクス/モモ/ソロ/ビビンバ/ギコギコ(全10種)〕

[編集] 重要人物

マーサ
主人公の母親でパパスの妻、エルヘブン出身。彼女がパパスと駆け落ちしてエルヘブンを出たことにより、パパスはエルヘブンの住民達に恨まれる存在になっている。邪悪な魔物を人間に変化させることができるほどの不思議な力の持ち主であり、それは主人公にも多少継承されている。また、エルヘブンの民の「人間界と魔界への門を操る能力」も最も強く受け継いでいたが、その能力ゆえ大魔王によって魔界に連れ去られた。魔界のエビルマウンテンにて大魔王ミルドラースを封じるために全力を尽くす。
オジロン
パパスの弟で主人公の叔父。パパスが行方不明となった後、グランバニアの王の座に就く。のちに主人公にその座を明け渡すが、主人公が行方不明になった時に王代行(大臣)として再びグランバニアを護る。人柄の良さで周囲には慕われているが、決断力と胆力に乏しい面があり、国王にはいささか不向きなのは本人も自覚している。ドリスという娘がいる。
ダンカン
ビアンカの育ての父親。主人公の少年時代では宿屋を経営しているが、妻の死後、ビアンカとともに山奥の村に移り住む。
デール
ラインハット王国の第二王子。ヘンリーの異母兄弟で、気の優しい少年。本人は王位にはつきたくないと思っていたが、息子の王位に目がくらんだ母の陰謀により、兄ヘンリーに代わり王位につくことになる。一連の騒動が終結した後も、ヘンリーが即位を辞退したためデールは引き続き在位する。
マリア
奴隷牢獄の看守のヨシュアの妹だが、彼女自身は皿を割ってしまったことを咎められ奴隷にされてしまっていた。主人公、ヘンリーと共に脱走し、海辺の修道院に預けられる。戦闘能力はないが、神の塔に入るには彼女の力を必要とする。後にヘンリーと結婚し、コリンズを出産する。
コリンズ
ヘンリーとマリアの間に生まれる息子でラインハットの公子。叔父デール王が独身のため王世子に指名されるが、父親譲りのいたずらし放題で周囲を困らせる。
ルドマン
サラボナに住む富豪で、フローラの育ての父親。フローラを溺愛しており、彼女の結婚相手候補の男性には厳しい条件を課す。しかしそれを除けば気のいい紳士で、主人公がフローラを選ばなかったとしても文句一つ言わずに祝福してくれる。150年前の先祖ルドルフは怪物ブオーンを封印した。ちなみに久美沙織の小説ではかなりの悪人である。
ベラ
妖精のひとり。妖精の世界の危機を救ってくれる人間を探しに人間界を訪れるが、大人の人間には気づいてもらえないため、気づいてもらおうとサンタローズでいたずらを繰り返す。そして自分の姿を見ることのできる子供の主人公と出会い、主人公を妖精の世界へ案内する。妖精の世界では主人公のパーティに加わり、一緒に戦う。
プサン
エルヘブン南のトロッコ洞窟(地下遺跡の洞くつ)で出会う、自称天空人の謎の男。本人曰く、回り続けるトロッコにうっかり乗ってしまい、そのまま20年間も回り続けていたという。カジノのディーラーのような姿をしているが、その正体は天空の神マスタードラゴンで、ドラゴンオーブにその力を分離・封印することにより人間の姿を得ている。

[編集] その他の人物

ポワン
妖精の村の長。心が広く、人間・妖精・魔物を皆一緒の村で暮らさせている。
ザイル
妖精の世界に住むドワーフの息子。世界中を凍りつかせようと企む雪の女王に騙され、妖精の村から「はるかぜのフルート」を盗み、氷の館に逃げ込んだ。PS2版では、青年時代後半に仲間モンスターとして登場する。
ヨシュア
マリアの実兄。光の教団の兵士として職務をまっとうしていたが、奴隷が全て殺されてしまう事を知り、主人公、ヘンリーの二人にマリアを託し解放した。しかし、その容疑で投獄され、その後大神殿の地下牢内にて死亡。屍という変わり果てた姿になるが、死に際までマリアのことを気にかけていたらしく、壁に遺言を残している。
ベネット
ルラフェンに住む呪文研究家の老人。「ルーラ」、「パルプンテ」の呪文を主人公に伝授する。
アンディ
フローラの幼馴染の青年。彼女に好意を抱いており、彼女の結婚相手となるべく火山に入るも大やけどを負ってしまう。プレイヤーの選択次第では、後にフローラと結婚することになる。主人公がフローラと結婚した場合、彼はスーザンという踊り子と結婚する。
アイシス
テルパドールの女王。人の心を読む力を持ち、伝説の勇者が現れるのを待ち続けている。彼女の祖先はかつて伝説の勇者と共に戦った者であり、その縁で天空の兜を管理している。
ジージョ
グランバニア大陸南東の離れ小島に住む大富豪の息子。石化している主人公の前で魔物によって拉致され大神殿で奴隷とされるが、主人公一行の活躍により、成長した姿で両親の元に帰る。
ゆうじい
PS2版にのみ登場。名産博物館である品物を待ちわびる間に天寿を全うし、幽霊となる。主人公が彼の願いをかなえた後、彼は名産博物館の管理人となる。ゆうじいとは本名ではなく、本名を忘れてしまったために「霊のじいさん」ということで「ゆうじい」と名乗っている(ゲームクリエイターの堀井雄二とは名前が似ているが無関係である)。

[編集] 悪役

[編集] 「光の教団」関連

ミルドラース
最終ボス。魔界のエビルマウンテンに住まう大魔王。魔界で力を蓄え、人間界への扉が開くのを待ち望んでいた。人間形態は仮の姿であり、本来の姿は巨大な魔物。SFC版では物語の終盤にならないと存在が判明せず、本シリーズのファンからはゲマやジャミ、ゴンズより影が薄く、地味なボスと言われることもある。
イブール
大魔王ミルドラースを崇める光の教団の教祖。ワニのような顔をしているが知能は高い。セントベレス山山頂の大神殿の奥深くに住んでいる。主人公たちに敗れた後、ミルドラースの力を借りて主人公たちを魔界へ送ろうとするも、見捨てられて息絶える。PS2版では見捨てられた後、ゲマに止めを刺される。
ゲマ
光の教団の教祖イブールの手先。古代の遺跡に現れ、パパスを殺害し、主人公とヘンリーを奴隷としてセントベレス山に連れ去る。後に、テルパドール西の島にあるボブルの塔で主人公たちと戦うことになる。SFC版では教祖イブールを尊敬していたようだが、PS2版では人心を集めるためイブールを利用していただけであり、ボブルの塔の戦いの後も生き延び、エビルマウンテンで再び主人公たちと対決する。口調や性格、2人の手下を従えている姿などに漫画『ドラゴンボール』に登場する悪役キャラクター「フリーザ」と酷似する部分が見られる。
ジャミ
グランバニアの北、デモンズタワーに住むゲマの手下のひとり。グランバニア大臣を唆して主人公を殺害しようとして失敗するも、主人公の妻をデモンスタワーに連れ去ることにより、主人公をおびき出して殺害し、主人公の妻を自分の妻にして[2]自らグランバニア王になりすまそうと企む。主人公の抹殺に失敗後、SFC版では死に際に勇者の誕生を阻止するため主人公夫妻を石化させるが、PS2版ではそのまま死に、主人公たちの石化はゲマが行う。
ゴンズ
ゲマの手下のひとり。ボブルの塔で竜の目を守る。
ラマダ
イブールに仕える一つ目巨人の神官。大神殿でマーサの姿に化けている。

[編集] その他

カンダタ
主人公が王に即位するのを妨害するべく、グランバニアの大臣が差し向けた刺客。グランバニア北東の試練の洞くつでシールドヒッポ(ザコ敵)とともに現れる。青年時代後半には、一部の町にカンダタこぶんが登場し、盗品と思われる宝箱を守る。同名のキャラクター「カンダタ」および「カンダタこぶん」は『III』にも登場している。
ブオーン
かつてルドマンの祖先ルドルフによって壷に封印された巨大な魔物。150年で封印の効き目が切れ、地上に再び現れる。長い間封印されていたためか、体のところどころにコケが生えている。PS2版ではルドマンに封印され小さくなり、「プオーン」という名で主人公たちと旅をする(ゲームクリア後の隠れキャラクターとして登場)。
エスターク
前作『ドラゴンクエストIV』で登場した地獄の帝王。本作では隠しボスとして登場し(色は前作のデスピサロ第1形態に近い)、暗黒の世界の地下深くで記憶を失った状態で眠っている。PS2版では暗黒の世界のとあるキャラクターがその存在を教えてくれる(それによれば「ミルドラースですら手を出せない大物」とのこと)。前作ではその実力を発揮できなかったが、本作では暗黒の世界でも無敵の実力を誇る。

[編集] ストーリー概略

[編集] 少年時代

主人公は父パパスとともに、2年ぶりにサンタローズの村を訪れ、そこで幼なじみのビアンカと再会。アルカパでいじめられているネコを助けるため、主人公はビアンカとともにレヌール城でお化け退治をし、そのネコ(実はベビーパンサー)を助けて仲間にする。ビアンカと別れた主人公は、今度は妖精のベラによって妖精の世界に案内され、春風のフルートを悪者から取り戻す。その後、パパスが急遽ラインハットへ行くこととなり、主人公はパパスとともにラインハットへ。ラインハットではヘンリー王子が拉致される事件が発生し、パパスは犯人を追って古代の遺跡へ向かい、主人公もそれに続く。しかし、パパスはヘンリー拉致の関係者でもある光の教団の手先ゲマの手によって帰らぬ人となり、主人公はヘンリーとともに、大神殿建設のための奴隷とされてしまう。

[編集] 青年時代前半

10年が過ぎ、主人公はヘンリーとともに、奴隷として働かされていた神殿建設現場からの脱走に成功。海辺の修道院に流れ着いた後、主人公は父の遺言どおりに母マーサを捜すため、ヘンリーとともに旅立つ。サンタローズにある洞窟で見つけたパパスの手紙によると、母マーサは魔族によって魔界へ連れ去られ、魔界へ行くには伝説の勇者の力が必要だという。主人公は伝説の勇者を探すため、天空の武具を集めることになる。ラインハットで太后に化けていた魔物を倒した後、主人公はヘンリーと別れ、西の大陸へと向かう。

やがて主人公はサラボナの町にたどり着く。そこでは大富豪ルドマンが、炎と水のリングを手に入れた者に娘フローラとの結婚を認め、天空の盾を与えると言う。主人公は2つのリングを入手に成功。しかし、フローラとの結婚が目標だったはずだが、リングを探す最中に山奥の村で再会していたビアンカとの結婚も考えられた。悩んだ末、主人公はビアンカとフローラのどちらかと結婚し、ルドマンから伝説の盾を受け取る。

主人公は妻とともに、勇者探しの旅を再開。テルパドールでは主人公の故郷が東の王国グランバニアであることを知らされ、主人公たちは一路グランバニアへ。グランバニアに着いた主人公は叔父のオジロンから王位を譲ってもらい、グランバニア王に即位。そのとき主人公の息子と娘も誕生する。しかし喜びも束の間、宴の最中に妻がさらわれてしまう。主人公は妻を取り返すため、グランバニア北のデモンズタワーでゲマの手下であったジャミを倒すが、主人公とその妻は石像にされ、別々の者の手に渡り、引き離されてしまう。

[編集] 青年時代後半

8年の月日が流れたある日、成長した主人公の息子と娘が主人公の石像を見つけ、主人公は子供たちの手で石化を解かれる。グランバニアに戻った主人公たちは子供たちとともに、妻と母を捜す旅に出る。

まず、母マーサの故郷であるエルヘブンで長老たちから話を聞く。またテルパドールでは、息子が伝説の勇者であったことが判明。一行は情報を元に、主人公が幼い頃に知り合った妖精の力を借り、湖底に沈んでいた天空城を不完全ながら再び空に浮かび上がらせる。その後ボブルの塔では、父の仇であるゲマと戦い、これに勝利。そしてボブルの塔で入手したドラゴンオーブの力により人間から竜の姿に戻ったマスタードラゴンに乗って主人公たちは光の教団の大神殿に潜入し、教祖イブールを倒す。これによって大神殿にいた妻の石化も解ける。

大神殿でマーサのメッセージを聞いていた主人公たちは暗黒の世界へと突入。大魔王ミルドラースの本拠地・エビルマウンテンでついにマーサと再会するが、ミルドラースの強大な力の前にマーサは力尽きる。両親の遺志を継いだ主人公とその仲間たちは、ミルドラースとの最終決戦に挑む。

[編集] 備考

  • PS2版のキャッチコピーは「強き心は、時を越えて 」。
  • SFC版の開発当時は、主人公たちの他、町の人のグラフィックが鳥山明によって数点書き下ろされていた[3]が、これらは没案となり結局ゲーム中には登場しなかった。逆に、SFC版のサンチョやフローラ、ヘンリー、主人公の息子・娘は、鳥山による公式のイラストが開発当時に設定されていなかったため、ゲーム中ではオリジナルのグラフィックが使われており、後に公式ガイドブックで発表されたイラストとは若干姿が異なる。なお、PS2版ではその公式ガイドブックのイラストとほぼ同じ姿となっている。
  • 鳥山自身は主人公の結婚相手はビアンカであると公言している。そのために鳥山自身が書き下ろしているイラストの子供たちはビアンカと同じ金髪になっている。
  • PS2版では、暗黒の世界に通称「魔界の塔」と呼ばれるダンジョンが追加される予定だったが、納期の関係からカットされてすごろく場となった。ビアンカの台詞に、その片鱗が残されている。
  • SFC版でエスタークを10ターン以内に倒すと仲間になるという噂が全国で広がり都市伝説化した。ターン数は地域、場合によって異なるが、いずれも「エスタークが仲間になる」というものだった。SFC版では仲間になることは無かったが、後に発売されたPS2版では、エスタークの息子「プチターク」が仲間になる、という形で取り入れられた。
  • 本作では、ビアンカとフローラのどちらかを主人公の結婚相手に決めるイベントがある。それにより、どちらと結婚するか、あるいは2回プレイして両方のストーリーを楽しめればいいなどとプレイヤー間で意見が分かれるため、ゲーム専門・関係各誌やインターネット等々で度々、議論のテーマにされている。なお、どちらを妻にしたとしても圧倒的に有利、または不利ということはない。SFC版ではゲーム初期から登場するビアンカに対しフローラは殆んど行きずりであったが、PS2版ではフローラもゲーム初期に登場させヒロインの扱いの平等化が図られている。
  • テレビアニメ『ドラゴンボールZ』の「魔人ブウ編」で、本作のビアンカとフローラがゲスト出演した。ブウが襲撃(ただ食い)したケーキ屋の店員役で、バビディにジャイアントスイングをかけた。

[編集] バグ

下記の各バグの詳細については、外部のファンサイト等を参照のこと。

  • SFC版
    • 主人公に特定のアイテムを特定の順番で所持させて(装備はしない)戦闘に入ると、仲間の攻撃がすべて会心の一撃になる上、仲間になるモンスターは条件が揃っていれば必ず仲間になるという現象が起きる(インターネット上で通称「ひとしこのみ」と呼ばれている)。
    • 「どくばり」を使用しているときに、残りの味方キャラが倒したはずの敵を攻撃し一撃殺するという現象が起こる。
    • 同種の仲間モンスター2匹をパーティに加え、そのうち1匹をモンスターじいさんに預けてすぐに引き取り、その後で戦闘に勝つと、預けてすぐに引き取った仲間モンスターが経験値にかかわらず必ずレベルアップする。やりすぎるとゲームがフリーズする危険性もある。
    • 主人公以外のキャラクターを先頭にした状態でモンスターじいさんに預けているモンスターの様子を見ると、数々のバグや怪現象が発生する。セーブデータに深刻な影響をもたらす可能性が高い。
  • PS2版
    • フィールド画面上でPS2本体のディスクトレイを開け、画面を一定以上スクロールさせると黒い画面になりどこへでも歩けるという現象が起きる。これを利用することによって通常のゲーム進行ではあり得ない事も引き起こせるようになる。

[編集] ゲーム中の楽曲

SFC版はすべてハードウェア内蔵音源である。PS2版のBGMは、アポロン音楽工業のCD(1992年発売)に収録された、NHK交響楽団演奏のオーケストラ版が使用されている。ただし、「哀愁物語」は神奈川フィルハーモニー管弦楽団、「ローリング・ダイス」はセントラル愛知交響楽団のライブ音源を使用。「はめつの予感」「淋しい村」「さびれた村」「王宮のトランペット(夜)」はシンセサイザー

「*」印はPS2版のみに使用される曲。

  • タイトル系
    • 序曲のマーチ : オープニングタイトル用のBGMで、『IV』の「序曲」を若干アレンジしたもの。マーチ色が強くなっており、本作以降の「序曲のマーチ」の根幹ともいえる。エンディングやストーリー中のあるシーンでも使われる。
    • 間奏曲(インテルメッツォ) : 冒険の書選択画面のBGMで、『IV』のものと同一。
  • 城・町・ほこら系
    • 王宮のトランペット : 城内でのBGM。PS2版では夜用のアレンジバージョンもある。
    • 街は生きている : 一般的な町や村で使われるBGM。
    • カジノ都市 : カジノで流れるBGM。PS2版(=N響版)にはイントロが存在しない。
    • 寂しい村 : カボチ村と山奥の村でのみ使われるBGM。「街角のメロディ」のアレンジ版。
    • さびれた村 : 滅ぼされた後のサンタローズで使われる、いわば廃墟用BGM。青年時代後半ではベネットじいさんの部屋でも流れる。
    • 聖(ひじり) : ほこら用のBGM。
    • 天空城 : 天空城のBGM。妖精の城が出現する聖なる湖でも使われる。
  • ダンジョン系
    • 洞窟に魔物の影が : 洞窟内でのBGM。迷いの森や、完成前の大神殿でも用いられる。
    • 死の塔 : 塔の中でのBGM。大神殿や、ゴーストたちが住み着いている頃のレヌール城でも使われる。
  • フィールド系
    • 地平の彼方へ : メインフィールド上でのBGM。PS2版(=N響版)ではイントロと新たな後半部分が付加された。
    • 街角のメロディ : 妖精の世界のフィールド上と妖精の村で使われるBGM。
    • 暗黒の世界 : 暗黒の世界のフィールド上で使われるBGM。
  • 乗り物系
    • 大海原へ : 船で移動している際のBGM。SFC版におけるビスタ港ではこの曲にイントロが付加されたものが使用される。
    • 空飛ぶ絨毯 : 魔法のじゅうたん、マスタードラゴンに乗っている際のBGM。
  • 戦闘系
    • 戦火を交えて : 通常戦闘時のBGM。SFC版ではリバーブが強めのバージョンもあり、一部ダンジョン内での戦闘で聴くことができる。
    • 不死身の敵に挑む : 各種中ボス、ミルドラース第1形態との戦闘時のBGM。
    • 大魔王 : 最終ボス(ミルドラース第2形態)、隠しダンジョンのボス(エスターク)との戦闘時のBGM。
  • イベント系
    • 高貴なるレクイエム : 全滅時のBGM。少年時代のラストシーンおよび青年時代前半から後半への移り変わりのシーンでも流れる。
    • 哀愁物語 : イベント用のBGM。パパスが残した手紙を読む際などで使用されている。
    • 愛の旋律 : 主人公の結婚前夜で使われるイベント用BGM。後にルドマンの別荘で使われる。
    • はめつの予感 : グランバニアにてある事件が発生した際に使われるイベント用BGM。
  • その他
    • スライム・レース : カジノのスライムレース中のBGM。前述の「戦火を交えて」のアレンジ版。
    • *ローリング・ダイス : PS2版でのすごろくプレイ中のBGM。リメイク版『III』のものと同じメロディ。
  • エンディング系
    • 結婚ワルツ : エンディング用のBGMであるが、ストーリー途中の結婚式イベントでも使われている。ゲームとは関係ない話であるが実際の結婚披露宴でもファンからの希望で入場時にこの曲が使われた式もあった。SFC版発売当時には歌詞がつけられ、女性デュオ「ルーラ」が歌いCDが発売されていた。

[編集] 関連商品

[編集] ガイドブック

スーパーファミコン版
  • スーパーファミコン奥義大全書 ドラゴンクエストV 天空の花嫁
  • ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック 上巻 世界編 (ISBN 4-87025-705-X)
  • ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック 下巻 知識編 (ISBN 4-87025-706-8)
プレイステーション2版
  • Vジャンプブックス ドラゴンクエストV 天空の花嫁 プレイステーション2版 (ISBN 4-0877-9282-X)
  • SE-MOOK ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック 上巻 世界編 (ISBN 4-7575-1184-1)
  • SE-MOOK ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック 下巻 知識編 (ISBN 4-7575-1185-X)
  • ドラゴンクエストVのあるきかた (ISBN 4-7575-1229-5)

[編集] その他の書籍

[編集] CD

  • CDシアター ドラゴンクエストV
  • 交響組曲 ドラゴンクエストV 天空の花嫁(アポロン音楽工業、APCG-9004) -- DISC1はNHK交響楽団演奏のオーケストラ版、DISC2はゲーム音源。廃盤。オーケストラ版はPS2版のゲームBGMとしても使用されている。
  • すぎやまこういち ドラゴンクエストV 天空の花嫁 結婚ワルツ コーラスバージョン 演奏コーラス・クリエーション(アポロン音楽工業、APDG-4002) -- 廃盤。N響版CDの『結婚ワルツ』にコーラスを加えたもの。シングル。なお結婚ワルツというタイトルがつくのはこのコーラス版と「ルーラ」というデュエットが歌うものとがあるが全く別物である。
  • すぎやまこういち ドラゴンクエストV 天空の花嫁 イン・ブラス(アポロン音楽工業、APCG-4029) -- 廃盤。
  • すぎやまこういち ドラゴンクエストV 天空の花嫁 オン・ピアノ(アポロン音楽工業) -- 廃盤。
  • すぎやまこういち ドラゴンクエストV 天空の花嫁 オン・エレクトーン(アポロン音楽工業、APCG-4036) -- 廃盤。
  • 吹奏楽組曲ドラゴンクエスト第3集 ドラゴンクエストV 天空の花嫁(OTO音、OTA-0005) -- 「イン・ブラス」にデジタルリマスター処理を施し再リリースしたバージョン。
  • 交響組曲 ドラゴンクエストV 天空の花嫁(SPEビジュアルワークス、SVWC-7065) -- ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏。『哀愁物語』が追加された。
  • 交響組曲 ドラゴンクエストV 天空の花嫁(アニプレックス、SVWC-7313) -- 東京都交響楽団演奏。『はめつの予感』など3曲のメドレーが追加された。当初はレーベルゲートCD2として発売されたが、後に通常のCDとして再販された。

※なお、『III』はゲームボーイカラー版、『IV』はPS版発売時に、それぞれサントラと共にN響版音源も収録されたCDがSMEビジュアルワークス(現・アニプレックス)より発売されたが、本作はN響版のCDは再販されていない。

[編集] 派生作品

漫画ドラゴンクエスト 天空物語』(幸宮チノ
本作のキャラクター、グランバニア王子「テン」とグランバニア王女「ソラ」が仲間達と行方不明の主人公を捜す外伝的作品。青年時代前半終了から青年時代後半開始までのゲーム内部で明かされていない期間の物語。

[編集] 脚注

  1. ^ アクセスアップ.ORG。例として、このサイトでは、『ドラゴンクエストV』はドラゴンクエスト8作品中で最も高い評価となっており、他シリーズも含めた全ゲームソフトの中でも第2位となっている。(2006年11月12日現在)
  2. ^ パーティに主人公を加えずにジャミの元へ行くと、ジャミが主人公の妻を自分の妻にしようとしている旨の発言をする。
  3. ^ 週刊少年ジャンプ集英社)のゲーム紹介コーナー「芸魔団」(げ~まだん)内で開発中の本作を紹介する記事において、キャラクターのイラストが掲載された。

[編集] 外部リンク

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