三笠鉄道記念館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三笠鉄道記念館 | |
---|---|
概要 | |
所在地 | 北海道三笠市幌内町2丁目287 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) 冬季(10月16日~4月15日) |
入館料 | 高校生以上 520円 / 小中学生 210円 |
交通 | JR岩見沢駅前の岩見沢ターミナルから中央バス三笠線で「三笠市民会館」下車。市民会館前から三笠市営バス幌内線幌内1丁目行に乗換え「鉄道記念館前」下車 道央自動車道三笠インターチェンジより20分 |
三笠鉄道記念館(みかさてつどうきねんかん)とは、北海道三笠市の三笠鉄道村内にある鉄道を中心とした博物館。北海道で最初の鉄道として1882年に開業し、特定地方交通線としてJR発足後最初に廃止となった幌内線を記念する三笠鉄道村の核施設として、終着駅である幌内駅跡地を活用し1987年に開館した。北海道で使用された鉄道車両や、貴重な鉄道資料、交通・炭鉱関係資料等を保存する。三笠市が設置し、三笠振興公社が運営。
目次 |
[編集] 主な展示物
[編集] 動態保存車両
小型蒸気機関車が(日曜日には30分ごとに)、2両の二軸貨車(トラ45000形?)改造のオープン型の客車を牽き、300mのコースで往復運転を行う。料金は1歳以上1人200円。
- S-304
- 室蘭市の鐵原コークスで工場内の入換に使用されていた、1934年日本車輛製造製の車軸配置0-6-0(C)形の産業用タンク機関車。日本において最も遅くまで、保存用や観光用を除いて現役で使用された蒸気機関車である。動態保存中の蒸気機関車も参照。
[編集] 静態保存車両
車両の多くは、JR北海道よりの貸与である。
[編集] 蒸気機関車
[編集] 電気機関車
- ED76 505(屋内保存)
[編集] ディーゼル機関車
[編集] 気動車
- キハ22 52
- キロ26 104, キハ27 23, キハ56 16
- キシ80 31(食堂として利用)
[編集] 客車
[編集] 貨車
[編集] 鉱山用車両
- 三井芦別炭坑坑外用8tディーゼル機関車
- 太平洋炭礦坑外用8t電気機関車
- 住友石炭赤平炭坑坑内用6t蓄電池機関車HX-6
- 住友石炭赤平炭坑坑内用人車
[編集] クロフォード公園
三笠鉄道記念館の分館的位置づけの鉄道公園施設で、三笠市街地の南の外れ、旧幌内線三笠駅(幌内太駅)跡にある。こちらにも北海道で使用された鉄道車両が静態保存されているほか、旧三笠駅の跨線橋とホームが保存されている。公園の名称は、北海道開拓使顧問として官営幌内鉄道建設を指導したアメリカ人技術者ジョセフ・ユリー・クロフォードにちなむ。三笠鉄道記念館と錯覚することがあるので、訪問時には注意が必要。
[編集] 保存車両
- キハ82 87, キハ82 100, キハ80 145, キハ80 150, キロ80 52, キシ80 27(80系気動車)
- DD51 548
- ホキ746(バラスト運搬用ホッパ車)
- ホキ2341(穀物運搬用ホッパ車)
- ヨ8006(車掌車)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 三笠鉄道村(公式ホームページ)
- 三笠鉄道村/三笠鉄道記念館(三笠市公式ホームページ内)
- クロフォード公園(三笠市公式ホームページ内)
- 三笠鉄道村/三笠鉄道記念館(北海道空知支庁「そらち 産業遺産と観光」内)
- クロフォード公園(北海道空知支庁「そらち 産業遺産と観光」内)