下板橋駅
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下板橋駅(しもいたばしえき)は、東京都豊島区池袋本町4丁目43番11号にある東武鉄道東上本線の駅。
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[編集] 駅構造
対向式2線2面ホームの地上駅である。駅の屋根は一部にのみ設置。
駅の大山駅よりには留置線がある。ここは開業時に下板橋駅があった場所であり、現在地に移設後は貨物を扱っていた。元々、東上本線の本来の起点は大塚辻町(現在の東京地下鉄丸ノ内線新大塚駅付近)を予定し免許を取得していたが、東京市(現在の東京都交通局)に阻まれ、下板橋駅から開業せざるを得なかった。そのため、東上本線の起点を示す0キロポストは池袋駅ではなく、この留置線にある。また、東上鉄道発祥の記念碑はかつて池袋駅にあったが、この留置線に移された。
なお、下板橋駅が現在の位置に移設されたのは、当時、大山駅との間に金井窪駅があり、駅間距離が400m弱と非常に短かった事と、もはや下板橋駅~大塚辻町間の開業が不可能であると判断された事が大きな原因である。この移設により、板橋区ではなく豊島区に存在する駅になってしまった。
東武鉄道の設備投資計画によれば、平成18年度中に当駅の構内改良工事が行われる予定である。
[編集] のりば
1 | ■東上線 | 上板橋・成増・志木方面 |
---|---|---|
2 | ■東上線 | 池袋方面 |
[編集] 利用状況
- 1日平均乗降人員 14,837人(2005年度)
[編集] 駅周辺
[編集] 他の駅
徒歩数分のところに乗り換え可能な駅がある。
[編集] 施設等
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)5月1日 開業。
- 1931年(昭和6年)9月27日 下板橋駅~大山駅間に金井窪駅開業。駅間距離は400mと東上線最短。
- 1935年(昭和10年)3月13日 池袋駅~上板橋駅間複線化に伴い現在地に移設。
- 1945年(昭和20年)4月13日 東京大空襲により全焼。
- 1945年(昭和20年)4月15日 金井窪駅廃止により隣接駅が再び大山駅になる。