川越駅
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川越駅(かわごええき)は、埼玉県川越市にある東武鉄道と東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
駅舎は1989年(平成元年)3月に完成した橋上駅舎で、駅ビルは東上線上には川越ファインが、川越線上に川越ルミネがそれぞれある。それぞれに改札口を有しており、両者の乗換えには一旦改札を出る必要がある。橋上駅舎完成前までは、駅業務は東武が委託を受けており、JRと東武の間には改札はなく、ノーラッチで乗換えが可能であった。
[編集] 東武鉄道
(所在地:埼玉県川越市脇田町24番9号)
- 東上線は相対式ホーム2面2線の駅。
- 複線上の単純な中間駅で、ポイント等の設備はない。列車は隣の川越市駅で折り返す。
- 東上線では通常、駅のホーム番号は下り方から番線表示を振るが、川越駅はJRのホームとの関係上、上り方から1番線のりばとなっている(他に池袋駅がある)。
のりば
1 | ■東上線 | ふじみ野・志木・和光市・成増・池袋・ ○有楽町線 新木場・○有楽町新線 新線池袋方面 |
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2 | ■東上線 | 坂戸・東松山・小川町方面 |
[編集] JR東日本
(所在地:埼玉県川越市脇田本町39番19号)
- 川越線は島式ホーム2面3線の地上駅。のりばの番号は東上線からの引き続きとなっている。
- 大宮駅方面(埼京線方面)からと高麗川駅方面(八高線方面)からの運用上終着駅となっており、川越線を乗り通すには乗り換えが必要である。上下本線の間に中線が入る形で、中線に高麗川方面への列車が発着する。中線は両側にホーム(4番・5番)を有しており、大宮方面への列車が3番、6番いずれのホームに入線しても、階段の上り下りなしに乗換えができるようになっている。大宮方面列車は10両編成なので、川越駅で4両編成の高麗川方面列車に乗り換える際は4~7号車が最も近い。
のりば
3 | ■川越線 | 大宮・赤羽・池袋・新宿・渋谷・新木場方面※ |
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4 | ■川越線 | 高麗川・拝島・八王子方面 (5番線から発車する場合は降車ホーム)※ |
5 | ■川越線 | 高麗川・拝島・八王子方面 (4番線から発車する場合は降車ホーム)※ |
6 | ■川越線 | 大宮・赤羽・池袋・新宿・渋谷・新木場方面※ |
注※平日7・8時台、土休日の16:35発の大宮方面行列車は4・5番線を、平日5・6時台の一部と7・8時台、土休日の5・6時台の一部と16:34発の高麗川方面行列車は3・6番線を利用する。(その場合は接続する高麗川方面行が停車している側を降車専用とする)
[編集] 利用状況
- 東武鉄道
- 1日平均乗降人員 116,615人(東上本線、2005年度)
- JR東日本
- 1日平均乗車人員 36,149人(JR東日本、2005年度)
- 埼玉県第二の商業都市ともいわれる川越市の中心駅であり、東武東上線の駅としては池袋駅・朝霞台駅・和光市駅に次ぐ乗降人員数で、両線あわせると一日およそ20万人に達する、市を代表する駅である。
[編集] バス
西武新宿線本川越駅を経由する路線は、運行会社に関らず全て両駅間を100円で結んでいる。
- 東武バスウエスト (川越営業事務所・若02と東坂02は坂戸営業所・川越06のうち平方・上尾行きは上尾営業所)
- [川越01] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 神明町車庫
- [川越02] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 城西高校 - 八幡団地 - 東松山駅
- [川越03] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 鴻巣駅 - 免許センター
- [川越03] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 新荒子
- [川越04] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 桶川駅
- [川越05] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 埼玉医大 - 芳野中学校 - 蔵の街 - 本川越駅 - 川越駅(東口)
- [川越06] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 埼玉医大 - 平方 - 上尾駅
- [川越06] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 埼玉医大 - 川越運動公園
- [川越08] 川越駅(東口) - 菅原町 - 市役所 - 菅原町 - 川越駅(東口)(宮下町循環)
- [川越09] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - パイオニア
- [名01] 川越駅(東口) - 小江戸名所巡り - 川越駅
- [若02] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 東坂戸団地 - 若葉駅
- [東坂02] 川越駅(東口) - 本川越駅 - 蔵の街 - 東坂戸団地 - 坂戸車庫
- 西武バス(川越営業所)
- [新所02] 本川越駅 - 川越駅西口 - 上赤坂 - 新所沢駅東口
- [本51] 本川越駅 - 川越駅西口 - 上赤坂
- [本52] 本川越駅 - 川越駅(東口) - 川越警察署前 - 川越グリーンパーク
- [本53] 本川越駅 - 川越駅西口 - 市立川越高校 - 今福中台
- [本54] 本川越駅 - 川越駅西口 - 市立川越高校 - 今福中台 - 川越営業所
- [川越34] 本川越駅 - 川越駅西口 - 今成 - かすみ野(旧:霞ヶ関団地)
- [川越35] 本川越駅 - 川越駅西口 - 尚美学園大学 - かすみ野
- [川越35-1] 本川越駅 - 川越駅西口 - 尚美学園大学(平日・月曜~金曜のみ運行)
- [川越100]川越駅西口 - 本川越駅 - 川越水上公園 (夏季のみ運行)
- 日本中央バス
- グランドプリンスホテル赤坂 - ホテルグランドヒル市ヶ谷 - ヒルトン東京(新宿) - さいたま新都心駅東口 - 川越駅西口(自由広場前) - 渋川駅前 - 富山駅前 - 金沢駅東口 - 兼六坂(兼見御亭前)(夜行高速バス)
- イーグルバス
- 川越駅西口 - 小江戸巡回バス - 川越駅
[編集] 駅周辺
大宮に次ぐ埼玉県第2の繁華街。西口は企業のオフィスビル・学習施設が中心、東口は商業施設を中心として賑わい、当駅周辺から本川越駅周辺にかけて川越市の中心街を形成する。東口改札直結のペデストリアンデッキはアトレマルヒロ2F通路を抜けてクレアモール入り口まで続いている。尚、クレアモールは川越新富町商店街振興組合と、川越サンロード商店街振興組合の統一名称であり、川越駅から北に約1kmの繁華街が続く関東有数規模の商店街である。現在、川越駅西口の広域再開発計画推進中。
[編集] 東口
- 西武新宿線本川越駅(徒歩約15分)
- クレアモール(商店街)
- 川越ファイン(駅ビル)
- アトレマルヒロ
- 川越マイン
- 東武ホテル
- 丸広百貨店川越本店
- 埼玉県立川越工業高等学校
- 埼玉県立川越総合高等学校
- 埼玉県道39号川越坂戸毛呂山線
[編集] 西口
- 川越ルミネ(駅ビル)
- ヤオコー本社
- こうゆうかん川越校
- 四谷学院川越校
- 東進ハイスクール川越校
- 河合塾川越現役館
- 早稲田アカデミー川越校
- スクール21川越校
- 東京個別指導学院川越教室
- 国道16号
- 川越市立川越高等学校
[編集] 歴史
- 1915年(大正4年)4月1日 - 東上鉄道の新河岸~川越町(現在の川越市)間に川越西町駅として開業。
- 1920年(大正9年)7月27日 - 東上鉄道が東武鉄道に合併し、東武東上本線の駅となる。
- 1940年(昭和15年)7月22日 - 国有鉄道川越線が開業。川越駅に改称。
- 1976年(昭和51年)6月1日 - 国鉄川越駅の貨物営業廃止。
- 1985年(昭和60年)9月30日 - 国鉄川越線電化。埼京線との直通運転を開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(川越線)の駅となる。
- 1989年(平成元年)3月 - 橋上駅舎の供用開始。改札分離。
- 2004年(平成16年)2月19日 - 川越線側の大幅な駅舎改修が行われ、窓口移動のほか階段がもう一組大宮側に増設され、川越線ホーム上には川越ルミネが開店した。