寄居駅
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寄居駅(よりいえき)は、埼玉県大里郡寄居町大字寄居1071番地2にある秩父鉄道・東武鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
秩父鉄道の管轄駅であり、3社で改札を共用している。
東武東上線の終着駅となっている。また、秩父鉄道については西武秩父線からの直通電車が当駅まで乗り入れていたが、2007年3月6日のダイヤ改正で長瀞駅までに短縮され、当駅への乗り入れはなくなった。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式ホーム3面6線の地上駅で、3社がホーム各1面ずつを使用している。秩父鉄道の直営駅で、JRと東武は駅業務を秩父鉄道に委託している。このため秩父鉄道ホームが最もサービスが充実しており、立ち食いそば屋と待合室・売店が設置されており、待ち時間の旅客に対応している。JR線ホームには待合室と清涼飲料水の自動販売機が設置されているが、東上線ホームには便数が多い事もあって、自動販売機のみ設置されている。
- 有人改札だが、東上線専用の自動改札機(磁気乗車券及び磁気定期券のみ使用可能。)及びJRの簡易Suica改札機が設置されている。なお、JRの自動券売機で発売する乗車券も自動改札機対応の磁気券ではあるが、当駅の自動改札機には対応しないため、係員による入鋏で対応する。また、2007年3月18日からSuicaとPASMOが相互利用を開始したことに伴い、東上線の連絡通路と秩父線の階段付近に乗換用の簡易ICカード改札機が設置された。
- トイレはJR八高線・秩父鉄道・東武東上線の各ホームにあり、すべて男女共用の汲み取り式便所で、改札外は男女別の水洗式便所である。
[編集] のりば
1 | ■東上線 | 小川町方面 |
---|---|---|
2 | ■東上線 | 小川町方面 |
3 | ■秩父線 | 長瀞・秩父・三峰口方面(※注1 |
4 | ■秩父線 | 熊谷・行田市・羽生方面(※注2 |
5 | ■八高線 | 小川町・越生・高麗川方面 |
6 | ■八高線 | 児玉・群馬藤岡・高崎方面 |
[編集] 利用状況
- 秩父鉄道 - 1日平均乗降人員 3,295人(2005年度)
- 東武鉄道 - 1日平均乗降人員 4,857人(同上)
- JR東日本 - 1日平均乗車人員 473人(同上)
[編集] 駅周辺
- 橋上駅舎化される前から、駅舎があった南口(荒川)側には商店街が発達している。東秩父村役場行の村営バスも南口発着であり、深谷駅、本庄駅行のバスはやや離れた埼玉県道62号深谷寄居線の寄居駅入口バス停にて連絡する。
- 北口は橋上駅舎化の時に新設された出口で、周辺は元々住宅地であったが、旧寄居中学校跡地に寄居町役場が移転し、行政機能が集積する様になった。静かな町並みで国道140号沿いにコンビニエンスストアやチェーン小売店などがある。また、本庄・深谷方面の各私立高校スクールバスはこちら側に発着する。
[編集] 南口
- ライフ寄居店
-
- ケンタッキーフライドチキンライフ寄居店
[編集] 北口
[編集] 歴史
- 1899年(明治32年)11月8日 - 上武鉄道(現在の秩父鉄道)の駅として開業。
- 1925年(大正14年)7月10日 - 東武東上線が開業。
- 1933年(昭和8年)1月25日 - 国鉄八高線 当駅~児玉駅間が開通。
- 1974年(昭和49年)4月5日 - 国鉄駅での貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、八高線の駅はJR東日本の駅となる。
[編集] その他
- 1992年春までは、東武東上線から秩父鉄道への直通特急が当駅を介して直通運転を行っていた。その廃止後にそれまで野上駅まで運転されていた西武秩父線からの直通列車が当駅まで直通運転区間が延長されたが、冒頭で述べた通り、2007年3月6日から長瀞駅までに短縮された。
[編集] 隣の駅
- 東武鉄道
- ■東上線
- 玉淀駅 - 寄居駅