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成瀬善久（なるせ よしひさ、1985年10月13日 - ）は、栃木県出身のプロ野球選手。千葉ロッテマリーンズ所属。ポジションは投手。背番号は60番。
[編集] 特徴
- 入団当初は変化球、コントロールが武器の技巧派左腕という触れ込みであった。しかし2006年の交流戦からローテーションに定着を果たした際、その投球スタイルはMAX140km/h前後ながら非常にキレのある直球を主体にしたいわゆる本格派左腕といえるスタイルであった。直球に主にスライダーと、他にカーブ、スクリュー、チェンジアップなどを組み合わせて勝負していく。特筆すべきは奪三振率の高さである(2006年は9.54)が、変化球ではなく直球で（特に高目を突いて）三振を奪う場面が多い。
- 2006年の飛躍については、キャンプ中に内転筋を痛めたおかげと語っている。故障を機に、ピッチングの時に内転筋を意識するようになり、結果今のフォームが固まったのである。
- 投球フォームにはソフトバンクの杉内俊哉の影響が見られる。
[編集] 来歴
- 2003年 横浜高校時代、故障が多かったが、クレバーな投球術でセンバツ準優勝。決勝では西村健太朗（現巨人）擁する広陵高校に敗れている（ちなみにこの試合に先発したのは当時二年生の涌井で成瀬は途中出場である）。当時のチームメイトには1学年下に涌井秀章（現西武）。ドラフト6巡目で千葉ロッテに指名され、入団。
- 2004年 故障の影響があり、シーズン前半を棒に振る。しかし後半からは、ファームで持ち前の変化球やコントロールからなる安定感を発揮。
- 2006年 5月17日に1軍に昇格し、同日の横浜戦でプロ初登板初先発初勝利。以降、先発ローテーションに定着。9月18日にはオリックス戦でプロ初完封を達成。ヒーローインタビューで「最高です。今まで投手をやってきて良かった」とコメントし、涙を浮かべた（しかし本人曰く、「眼をかいた」だけらしく、涙は流していないらしい）。今季はローテーション定着を狙う。
[編集] 略歴
- 身長/体重 180cm/75kg
- 投/打 左/左
- 出身地 栃木県小山市
- 血液型 AB
- 球歴・入団経緯 羽川西小－桑中－横浜高－千葉ロッテ（2004～）
- プロ入り年度/ドラフト順位 2003年/6巡目
- 推定年俸（2007年） 1600万
[編集] 通算成績（2006年シーズン終了時）
[編集] 年度別投手成績
| 年度 |
球団 |
背番号 |
試合 (先発) |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
勝率 |
投球回 |
奪三振 |
失点 |
防御率 |
| 2005 |
千葉ロッテ |
60 |
登板なし |
| 2006 |
13 (11) |
5 |
5 |
0 |
.500 |
78 1/3 |
83 |
33 |
3.45 |
[編集] 記録
[編集] 関連項目
