新開地駅
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新開地駅(しんかいちえき)は、兵庫県神戸市兵庫区にある神戸高速鉄道の駅。
阪神・阪急・山陽・神鉄の4社の列車が集まる交通拠点駅となっている。 西改札口の外側に、神戸高速鉄道唯一の定期券売場がある。1980年代の東芝製の定期券発券機2台が、2006年現在も使用されている。
東西線新開地駅 | |||
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位置 | 北緯34度40分22.6秒東経135度10分19.6秒(日本測地系)、北緯34度40分34.2秒東経135度10分9.4秒(世界測地系) |
南北線(神鉄)新開地駅 | |||
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ホームの様子 |
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
地下1階に南北線のりばと改札口、地下2階に東西線のりばがある。改札口は東西1ヶ所ずつあり、西改札は南北線のりば付近にある。隣の高速神戸駅とは改札外で地下街「メトロこうべ」を通じてつながっている。
1990年代の一時期、キセル防止のため、東西線のりばと南北線のりばの間に中間改札が設けられていたが、スルッとKANSAI導入前に撤去されている。
[編集] 東西線のりば
島式2面3線のホームを持つ。上りホームと下りホームで挟まれた1線(阪急特急などの折返し列車が使用)を2・3番のりばとして共有しているため、ホームは4番のりばまで存在する。ホーム有効長は8両。
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- 1番のりば - 高速神戸・三宮・大阪方面(主に阪神線方面列車)
- 2番のりば - 高速神戸・三宮・大阪方面(主に当駅折返し阪急神戸線列車)
- 3番のりば - 須磨・明石・姫路方面(殆どは新開地止)
- 4番のりば - 須磨・明石・姫路方面
[編集] 南北線のりば
櫛形2面3線のホームを持つ。中央の1線を2・3番のりばとして共有しているため、ホームは4番のりばまで存在する。ホーム有効長は6両。
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- 1番のりば - 有馬・三田線(三田・有馬温泉)方面
- 2番のりば - 有馬・三田線(三田・有馬温泉)方面
- 3番のりば - 粟生線(三木・粟生)方面
- 4番のりば - 粟生線(三木・粟生)方面
[編集] 特徴
- 阪急神戸本線と神戸電鉄からの乗り入れ列車はこの駅で折り返しとなる。阪急電鉄では神戸側の特急の終着であることを強調するため、車掌の肉声による放送において当駅を「神戸新開地」と呼称することがある(但し三宮駅とは異なり、兵庫県内では単に「新開地」と呼称する模様)。また神戸高速鉄道線内では従来の「特急 梅田行き」とは案内せず、(同じく乗り入れている阪神電車の梅田駅と分けるためもあり)「阪急梅田行き 特急」と行き先と種別の順序を逆転して案内している。
- 阪神線からの乗り入れ普通列車は基本的に高速神戸折り返しだが、1往復のみこの駅まで運転される普通列車がある。また夜間を中心にこの駅で折り返す特急列車もある。
- 2006年10月28日のダイヤ改正までは山陽電鉄の上り各駅停車の半数は当駅までの運転(この場合は当駅で直接折り返さず、高速神戸駅下りホームまで回送され、高速神戸始発姫路行きとなるのが殆ど)であった。現在はかつて新開地止まりだった列車が阪急三宮駅まで運転されている。
[編集] その他
- 地下1階の改札口の横に駅そば店高速そばがある。
- 自動体外式除細動器(AED)が設置されている。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1968年(昭和43年)4月7日 神戸高速鉄道開通と同時に開業。
- 1973年(昭和48年)7月5日 南北線ホームで冷房実施。
- 1974年(昭和49年)9月5日 東西線ホームで冷房実施。
- 1986年(昭和61年)3月31日 自動改札機導入(神戸高速では高速神戸駅と並んで初)。
- 1992年(平成4年)4月12日 東西線下りホームにエスカレーター設置。
- 1993年(平成5年)10月1日 東西線と南北線を仕切る中間改札設置。
- 1994年(平成6年)4月1日 東西線上りホームにエスカレーター設置。
- 1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災により被災。東西線・南北線とも不通になる。
- 1995年(平成7年)2月6日 東西線の花隈~高速神戸~新開地間が運転再開。
- 1995年(平成7年)6月22日 南北線が運転再開。
- 1995年(平成7年)8月13日 東西線の高速長田~新開地間が運転再開。神戸高速全線が運転再開となる。
- 1999年(平成11年)5月 スルッとKANSAI導入を前に中間改札撤去。
- 2003年(平成15年)10月14日 近畿の駅百選認定。
[編集] 隣の駅
- 神戸高速鉄道
- 東西線
- 南北線
- 特快速・快速・急行・準急・普通(特快速は到着列車のみ)
- 新開地駅 - 湊川駅
- 特快速・快速・急行・準急・普通(特快速は到着列車のみ)