用賀駅
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用賀駅(ようがえき)は、東京都世田谷区用賀二丁目39番 東京都道427号瀬田貫井線の地下にある東京急行電鉄田園都市線の駅である。
駅名は、仏教や禅とも関わりの深い「ヨーガ」(Yoga)に由来する「用賀」の地名から名づけられた。この地名は昔、この地域に「瑜伽(ゆが)道場」(=ヨガの道場)があったことに由来するとする説がある。
新玉川線(現在の田園都市線)の開通前、1969年までは、この地に東急玉川線(玉電)の用賀停留所があった。桜新町と用賀の間の専用軌道上にあった停留所には駅舎が存在し、停留所からは車両基地予定地への引込線が敷かれていた。車両基地は建設されることなく玉川線は廃止され、車両基地予定地は後に世田谷ビジネススクエア用地となっている。
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[編集] 駅構造
- のりば
1 | ■田園都市線 | 二子玉川・長津田・中央林間方面 |
2 | ■田園都市線 | 渋谷・大手町・押上・南栗橋・久喜方面 |
- ホーム階から改札階まではエレベーター、改札階から地上まではエスカレータとエレベーターが設置されている。
- 非常用に、二子玉川駅方に渡り線を設けている。最近の使用例としては、2005年7月23日千葉県北西部地震により渋谷駅から先の東京メトロ半蔵門線が不通になり、二子玉川行きとなった電車が当駅で折り返した事例がある。
- トイレは改札口を出て右側にある。近年になって改修された。多機能トイレを男女各トイレに設置している。
[編集] 利用状況
- 1日平均乗降者数 56,330人(2005年度、田園都市線内第13位)
[編集] 駅周辺
用賀も参照
[編集] 路線バス
旧・新玉川線の中間5駅では唯一、バスターミナルを備えている。全て東急バスにより運行されている。
- のりば
- [ 用21 ] 関東中央病院行・[ 用22 ] 関東中央病院経由美術館行
- [ 園02 ] 農大前経由世田谷区民会館(世田谷区役所)行
- [ 用01 ] 覆馬場・農大前経由祖師ヶ谷大蔵駅行
- [ 恵32 ] 東京医療センター前・三谷経由恵比寿駅行
- [ 等12 ] 等々力操車所行・[ 園02 ] 田園調布駅行・[ 出入庫 ] 瀬田営業所行
- [ 等12 ]・[ 用06 ] 成育医療センター前経由成城学園前駅行
- 降車専用
[編集] 歴史
- 1907年4月1日 玉川電気鉄道(後の東急玉川線)開業。
- 1969年5月10日 玉川線廃止にともない廃止。
- 1977年4月7日 東急新玉川線の駅として開業。
- 1977年11月16日 日中に田園都市線直通快速を運転開始。
- 1978年8月1日 半蔵門線開業により半蔵門線と直通運転開始。
- 1979年8月12日 各駅停車も含め終日にわたって田園都市線と直通運転を開始。
- 1993年 世田谷ビジネススクエア竣工にあわせ北口を改良。エスカレータ・エレベーターを設置。バスターミナルが整備される。
- 1994年1月17日 用賀中町通り~用賀駅間の東京都道427号(旧玉電専用軌道)の開通により、用賀中町通りを経由するバスの用賀駅バスターミナルの乗り入れが開始。
- 2000年8月6日 新玉川線の田園都市線との路線名統一により、田園都市線の駅となる。
- 2001年3月 下りホームエレベーター使用開始。
- 2001年10月 上りホームエレベーター使用開始。