登別市
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登別市(のぼりべつし)は、北海道の太平洋岸に位置する市である。市の北東部に観光地として登別温泉、カルルス温泉を擁する。南西部は室蘭市に続く工業地帯の一部であり、室蘭市の衛星都市である。
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[編集] 語源
アイヌ語、 ヌプル・ペッ(nupr-pet 色の濃い・川)に由来する。
[編集] 地理
- 東南の海岸沿いに平地があり、内陸は台地と丘陵、さらに奥が山地になっている。海岸線は砂浜で、北東部にある蘭法華岬、南西端の鷲別岬が岩地である。
- 人口の中心は海岸沿いに三箇所あり、北東から登別、幌別、鷲別となる。登別の町は登別川の河口付近にあり、登別漁港に面する。内陸に登別温泉、カルルス温泉がある。幌別の町は胆振幌別川の河口付近にあり、登別市役所はこの地区にある。鷲別の町は鷲別川の河口付近にあり、室蘭市に接し、室蘭市街の北東の延長である。
- 山: 来馬岳(1,040.1m)、鷲別岳(911.0m)、加車山(897.5m)、カムイヌプリ(750.1m)、四方嶺(クマ山 549.3m)、日和山(377m)、ポントコ山(224m)
- 河川: ポンアヨロ川、登別川、岡志別川、胆振幌別川、来馬川、富岸川、鷲別川
- 湖沼・ダム: 橘湖、室蘭工業用水地(幌別ダム)、大湯沼
- その他: 鷲別岬、蘭法華岬、キウシト湿原(環境省選定日本の重要湿地500)
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
- 1869年 太政官布告により仙台藩白石城主の片倉小十郎邦憲が幌別郡の支配を命ぜられる。
- 1873年 幌別郡村名布告により幌別郡は登別村・幌別村・鷲別村の3村となる。
- 1874年 幌別郡各村戸長役場を設置する。
- 1901年 鷲別村の一部を室蘭郡輪西村(現・室蘭市)へ分離。
- 1919年 幌別村・登別村・鷲別村が合併し、二級町村幌別村が成立。
- 1951年 町制施行、幌別町。
- 1961年 登別町に改称。
- 1970年8月1日 市制施行、登別市。
[編集] 行政
- 市長 上野晃 1988年8月28日就任
[編集] 経済
[編集] 産業
- 海岸沿いに工場が多く立地する。
- 市の東部には有名な登別温泉があり、周辺に観光産業が発展している。
[編集] 立地企業
- 株式会社パロマ工業 北海道工場
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 地域
[編集] 教育
- 高等学校
- 中等教育学校(中高一貫)
- 道立
- 北海道登別明日中等教育学校(2007年4月開校)
- 中学校
- 小学校
- 市立9校
- 専門学校
[編集] 通信
- 市外局番は0143。室蘭市とは市内局番から電話をかけることができる。
- 市内局番は登別温泉以外は80~83・85~88、登別温泉地区は84。
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] バス
[編集] 道路
- 高速道路
- 道央自動車道が北東から西へ抜ける。登別東ICは市の東側にあり、登別温泉に近い。登別室蘭ICは市の西端にあり、室蘭市との境界に近い。(なお室蘭市内には室蘭ICもあるが、室蘭市街中心への距離では登別室蘭ICと大差ない。)
- 北海道道
-
- 北海道道2号洞爺湖登別線(登別温泉通)
- 北海道道144号登別室蘭インター線
- 北海道道286号登別停車場線
- 北海道道327号弁景幌別線(らいば通り)
- 北海道道350号倶多楽湖公園線
- 北海道道387号幌別停車場線
- 北海道道701号登別港線(海岸通)
- 北海道道782号上登別室蘭線(富士通)
[編集] その他
- 登別温泉ケーブル(ロープウェイ)
[編集] 文化・観光
[編集] 主な文化・スポーツ施設
[編集] 名所・旧跡・観光スポット
- カルルス温泉 - カルルス旅館組合公式サイト
- 登別温泉 - 登別温泉観光協会公式サイト
- 地獄谷
- 大湯沼
- 新登別温泉(登別温泉の西、直線距離約1km)
- 川又温泉(無人露天風呂)
- のぼりべつクマ牧場 公式サイト
- 登別マリンパークニクス 公式サイト
- 登別伊達時代村 公式サイト
- 登別原始林 (国の天然記念物)
- 花のトンネル(道道2号洞爺湖登別線沿の桜並木)
[編集] 祭事・催事
[編集] 名産
- 熊まんじゅう
- 手焼きいも
- わさび漬け
- 木彫り民芸品
- 海産物(たらこ、毛がに等)
[編集] その他
[編集] 出身有名人
[編集] 外部リンク
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