苫小牧駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
苫小牧駅(とまこまいえき)は、北海道苫小牧市表町6丁目4にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅。
日本貨物鉄道(JR貨物)の苫小牧駅(貨物駅)は旅客駅の東側の、一本松町15にある。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 島式ホーム2面4線の橋上駅。
- 社員配置駅。みどりの窓口(営業時間4時45分~23時00分)、旅行センター苫小牧支店(営業時間10時00分~18時00分、土・日・祝は17時00分まで)、自動改札、キヨスク設置。
[編集] 貨物駅
- 取扱貨物
- コンテナ貨物
- 臨時車扱貨物
- また、産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
- 駅構造
2面のコンテナホーム、着発線荷役方式(E&S方式)を採用する2本の着発荷役線、3本の着発線、その他留置線を有する。また営業窓口であるJR貨物苫小牧営業支店を併設する。
1999年9月1日に着発線荷役方式を採用する駅に改装された。
隣接した新苫小牧駅から石油埠頭駅まで苫小牧港開発の貨物線があったが、1998年4月1日に休止、2001年に廃止された。
- 王子製紙苫小牧工場へ続く専用線が現存し、コンテナを輸送している。
- かつては苫小牧港西部に広がる苫小牧市長保有の公共臨港線があった。この臨港線は途中日本セメントや宇部興産(現宇部三菱セメント)のセメントサイロへの専用線などを分岐し、苫小牧港西埠頭・南埠頭にある倉庫群へ至っていた。また石炭埠頭(現・入船埠頭)にあった三菱金属工業・住友石炭鉱業の貯炭所への専用線も分岐し、石炭の出荷基地となっていた。
[編集] 駅周辺
駅周辺は市街地だけでなく、製紙工場や貯木場も広がる。駅舎とEGAO(サンプラザより改称)・長崎屋(一部、ベスト電器)・旧ダイエー・旧丸井今井・トマモールとは上空通路(屋根付きの横断歩道橋)で連結されており、屋外に一切出る事も無く、徒歩で互いを往来出来る様になっている(他、通常の連絡通路で苫小牧エスタとも直結している)。
- 苫小牧市営バス駅前ターミナル
- 北海道中央バス、道南バス、あつまバス「苫小牧駅前」
- 苫小牧駅前通り商店街
- 苫小牧エスタ
- 上空通路 連結
- 長崎屋苫小牧店(旧ファンタジー・ドーム 苫小牧店舗建物)
- ベスト電器 苫小牧店
- 苫小牧駅前プラザ エガオ(旧称 サンプラザ苫小牧)
- ヴィレッジ・ヴァンガードNEO店 ※ 雑貨・書籍
- 地下一階にラルズマート苫小牧店、入居。
- トマ・モール(長崎屋 旧苫小牧店 店舗建物)
- 住まいのデパート長谷川 苫小牧店
- キャッツアイ苫小牧店 ※ ゲームセンター
- トマモールひまわり ※ パチンコ店
- Aiba苫小牧(ホッカイドウ競馬 専用場外発売所)
- ハロンズ苫小牧(ばんえい競馬 専用場外発売所)
- 長崎屋苫小牧店(旧ファンタジー・ドーム 苫小牧店舗建物)
- イトーヨーカドー苫小牧店
- ビッグ・ジョイ(旧トピア跡地)
- かつて、市内老舗百貨店 鶴丸百貨店の移転新店舗も入居。
- 苫小牧市科学センター ※ ロシア宇宙ステーションミール予備機展示
- 苫小牧中央ボウル
- ホテル ニュー王子
- 王子製紙 苫小牧工場
- 王子製紙スケートセンター
- 国道36号
- 国道276号
- 道央自動車道
- 道道19号苫小牧停車場線
- 道道259号上厚真苫小牧線
- 道道781号苫小牧環状線
- 苫小牧港(車で10分)
- 苫小牧市役所
- 苫小牧市営バス「駅北口」(北口)
[編集] 利用状況
北海道旅客鉄道によると、2004年度の1日平均乗車人数は3,690人である。
[編集] 歴史
- 1882年8月1日 - 北海道炭礦鉄道の駅として開業。
- 1906年10月1日 - 鉄道国有法により買収、国有化。
- 1913年10月1日 - 苫小牧軽便鉄道開業。
- 1927年8月1日 - 苫小牧軽便鉄道が買収、国有化。日高本線となる。
- 1987年4月1日 - 日本国有鉄道分割民営化により北海道旅客鉄道・日本貨物鉄道に継承。