追分駅 (北海道)
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追分駅(おいわけえき)は、北海道勇払郡安平町追分中央1番地にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅。
室蘭本線と石勝線が交差する駅で、両線の普通列車が停車するほか、石勝線の特急「とかち」「スーパーとかち」の全てと「スーパーおおぞら」の一部が停車する。
かつては夕張線(現石勝線)からの石炭貨物列車が多く往来して栄えたが、現在は旅客列車のみとなり、広々とした構内だけがその面影を残す。
駅構内にあった「追分機関区」や運転士の所属していた「追分運転所」については追分機関区を参照のこと。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 2面4線(4番のりばが切り欠き式ホーム)のホームがある。駅の南側で石勝線が室蘭本線を跨ぐ形で立体交差している。
- 駅舎側から1、2、3番のりばで、特急列車は主に1番のりばに到着する。3番のりばの岩見沢・新得方に頭端式の4番のりばがある。4番のりばの使用列車は、夜の夕張行1本(2006年4月時点のダイヤ)のみである。また、1・2番のりばの間に中線があり、これは石勝線の通過線である。
- 停車する「スーパーおおぞら」が10両編成以上の場合、1両ホームから外れてしまう。
- 社員配置駅。出札・改札要員は平日のみ配置だが、運転・信号扱いの駅員は終日配置されている。
- みどりの窓口(営業時間:7時45分から18時30分まで)、キヨスクがあるが、どちらも休日休業である。
- 駅舎の半分は追分工務所となっている。
[編集] 駅周辺
- 安平町鉄道資料館(旧追分町SL資料館) 徒歩20分
- あつまバス「追分駅前」
[編集] 歴史
- 1892年8月1日 - 北海道炭礦鉄道の駅として開業。後述する支線の分岐駅となる予定であったため、古くから分岐路を表す語として用いられた「追分」をあてて駅名にした。
- 1892年11月1日 - 追分~夕張間の支線(後の夕張線、現在の石勝線)が開業。
- 1906年10月1日 - 北海道炭礦鉄道が鉄道国有法により買収、国有化。
- 1981年10月1日 - 石勝線開業。
- 1987年4月1日 - 日本国有鉄道分割民営化により北海道旅客鉄道に承継。
- 1992年7月 - 岩見沢運転所追分派出所(旧・追分運転所)が追分駅に統合される。
- 2005年3月 - 運転部門が岩見沢運転所に統合され、運転士の配置がなくなる。
[編集] 隣の駅
[編集] その他
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 追分駅 - 秋田県にあるJR奥羽本線の駅
- 追分駅 - 三重県にある近鉄内部線の駅
- 追分駅 - 滋賀県にある京阪京津線の駅
- 安曇追分駅 - 長野県にある大糸線の駅
- 信濃追分駅 - 長野県にあるしなの鉄道の駅
- 美作追分駅 - 岡山県にあるJR姫新線の駅