長野県長野高等学校
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長野高等学校 | |
国公私立の別 | 公立(県立) |
設立年月日 | 1883年(明治16年)6月1日 (上水内中学校) |
建学の精神 | 和衷協同 質実剛健 至誠一貫 |
共学・別学 | 男女共学 |
教育課程の特例 | なし |
特殊学級 | なし |
課程 | 全日制課程・定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科 | 普通科 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒380-8515 |
長野県長野市上松1丁目16-12 | |
電話番号 | 026-234-1215 |
FAX番号 | 026-234-3500 |
外部リンク |
長野県長野高等学校(ながのけんながのこうとうがっこう)は、長野県長野市上松にある県立高校である。全日制普通科と定時制普通科を設置する。
目次 |
[編集] 概要
長野県内有数の進学校である。
文化祭は「金鵄祭」(きんしさい)と称し、その名称は校章に由来する。
金鵄祭の際には講演会が行われ、近年ではアントニオ猪木氏、小柴昌俊氏やOBである猪瀬直樹氏、北村晴男氏、才口千晴氏が講演を行った。
同窓会館であり、普段は生徒の学習室などとして利用される金鵄会館(旧南校舎)は、国の登録有形文化財に登録されている。(なお、金鵄会館には、同窓会事務局のほか、長野県高等学校体育連盟の事務局も置かれている)
(以下の記述で特記がない場合には、全日制についてを指す)
[編集] 沿革
- 1883年6月1日 - 上水内中学校として開校。
- 1884年 - 長野県中学校長野支校となる。
- 1886年 - 1府県1中学の制により、県内4つの本支校を統合し松本に長野県尋常中学校を設置。
- 1893年 - 1府県1中学の制の廃止により、長野県尋常中学校長野支校を設置。
- 1899年4月1日 - 長野県立長野中学校として独立。
- 1920年4月 - 長野県令38号により、長野県長野中学校に改称。
- 1940年4月 - 長野市立中学校開校。
- 1948年4月 - 学制改革により、長野県長野中学校が長野県長野北高等学校と、長野市立中学校が長野市立高等学校となる。
- 1949年 - 長野県長野北高等学校が長野市立高等学校を統合。
- 1957年 - 長野県長野高等学校に改称。文化祭名も「北高祭」から「金鵄祭」に改称。
- 1962年8月 - 甲子園出場。
- 1969年11月1日 - 生徒会決議により制服自由化。
- 1994年2月14日 - 新校舎において授業開始。
- 1996年11月19日 - 公式ホームページ開設。
- 1999年10月30日 - 創立100周年記念式典が挙行される。
- 2003年4月8日 - 金鵄会館が国登録有形文化財に登録される。
[編集] 教育目標
- 個人の尊厳を重んじ、真理と平和を愛し、国家社会の有為なる人材の育成を期する。
- 高邁にして明朗闊達、至誠一貫、質実剛健、和衷協同の精神を涵養し、身体の鍛錬と相まって心身の調和的な発達をはかる。
- 生徒の個性を豊かに伸ばし、各々その目的を達成させるために適切なる指導をする。
[編集] 校章
「金鵄」に高の文字。1949年制定。 神武天皇の弓の先に止まり、勝利をもたらしたとされる伝説の鳥をモデルにしている。 大日本帝国時代、軍人の功績をたたえる際に、金鵄勲章が授与された。
[編集] 校歌・応援歌
- 校歌(山また山)
- 旧校歌(海ゆかば)
- 南下軍
- 立てや吾等が選手
- 日新鐘の歌
- 暁鐘の歌
- 見ずや春風
- 凱歌
[編集] クラブ活動
本校のクラブ活動は、各班・部・同好会の活動に分かれる。
近年の主な大会等の活動成績は、吹奏楽班が2003年と2006年に全日本吹奏楽コンクールに出場を果たし、銀賞を受賞している。また、新聞部の発行する学校新聞「長高新聞」は、前身となる「北高新聞」が1948年に創刊され、かつては第三種郵便物の認可を取っていたこともあった。現在の発行部数は公称1100部である。
[編集] 出身者
[編集] 政治・経済
- 青木一男 - 元参議院議員(貴族院議員・初代大東亜大臣・大蔵大臣・企画院総裁)
- 青木重臣 - 愛媛県知事(1947年-1951年)
- 倉石忠雄 - 元衆議院議員(労働大臣・農林大臣・法務大臣)
- 小坂順造 - 元衆議院議員(貴族院議員・枢密顧問官・電源開発総裁)
- 小林秀明 - 駐タイ王国特命全権大使(前東宮侍従長・元国連日本政府代表部特命全権大使)
- 近藤壌太郎 - 神奈川県知事(1942年-1944年)
- 篠原孝 - 現衆議院議員
- 武田徹 - ラジオパーソナリティー、フリーキャスター
- 田村泰崇 - NHKアナウンサー
- 塚田佐 - 長野市長(1985年-2001年)
- 冨坂和男 - NHKアナウンサー
- 夏目忠雄 - 元参議院議員(長野市長(1962年-1973年)・満州国依蘭県長・中華民国臨時政府顧問)
- 西村彰一 - 富山県知事(1944年)、元衆議院議員
- 早川元 - 沖縄県知事(1941年-1943年)、大分県知事(1943年-1944年)
- 丸田芳郎 - 花王石鹸(現・花王)元社長
- 吉村午良 - 長野県知事(1980年-2000年)
- 依田巽 - エイベックス創業者(元日本レコード協会(RIAJ)会長)
- 鷲澤正一 - 長野市長(2001年-)
[編集] 法曹
- 北村晴男 - 弁護士
- 才口千晴 - 最高裁判所判事(中央大学法学部出身)
- 篠原勝美 - 知的財産高等裁判所(初代)現所長
- 宮沢俊義 - 憲法学者(貴族院議員、東京大学教授、立教大学教授、プロ野球コミッショナー)
[編集] 教育・科学
- 大日方純夫 - 歴史学者
- 小島秀康 - 隕石学者(国立極地研究所教授、南極隕石研究センター教授、第44次南極地域観測隊越冬隊長)
- 田中秀征 - 福山大学教授(元衆議院議員、経済企画庁長官、首相特別補佐官)
- 中沢一俊 - 認知脳科学者(アメリカ国立衛生研究所(NIH)主任研究員)
- 彦坂興秀 - 神経生理学者(アメリカ国立衛生研究所(NIH)終身研究員)
[編集] 文学・芸術
- 井浦秀夫 - 漫画家
- 池田満寿夫 - 版画家、芥川賞受賞作家
- 猪瀬直樹 - 作家、ジャーナリスト
- 草川信 - 作曲家
- 小林照幸 - 大宅壮一ノンフィクション賞受賞作家
- ととねみぎ - 漫画家
- 日垣隆 - 新潮ドキュメント賞受賞作家
- 樋口覚 - 文芸評論家
- 別役実 - 劇作家
- 森山裕之 - 太田出版「Quick Japan」編集長
[編集] 旧陸海軍
- 粟野原謙三 - 旧日本海軍少将
- 今井武夫 - 旧日本陸軍少将(北京大使館付武官・支那派遣軍参謀)
- 宇川済 - 旧日本海軍中将(軍令部参謀・サハリン州派遣軍司付)
- 岡本郁男 - 旧日本海軍中将
- 春日勇 - 旧日本海軍少将
- 金子繁治 - 旧日本海軍中将
- 神林美治 - 旧日本海軍中将(軍医)
- 栗林忠道 - 旧日本陸軍大将(カナダ公使館付武官・硫黄島日本守備隊司令官)
- 篠原直衛 - 旧日本陸軍少将
- 高橋雄三郎 - 旧日本海軍少将
[編集] スポーツ
- 太田鉄也 - 東京六大学野球(東京大学)ベストナイン
- 小口貴久 - リュージュ選手(ソルトレーク五輪、トリノ五輪日本代表)
- 北村幸典 - 社会人野球東邦ガス
- 町田行彦 - プロ野球(巨人)(本塁打王、オールスター出場、巨人2軍監督)
- 松橋慶季 - プロ野球選手(審判員)
[編集] 交通
[編集] 鉄道駅
[編集] バス停留所
(特記のない場合は全て長野駅善光寺口発着)
- 長電バス長野高校前バス停(徒歩約1分)、上松東バス停(徒歩約0.5分)
- 1 東長野病院線
- 2 三才線
- 3 浅川西条線
- 15 日赤檀田線(長野駅東口発着、長野高校前バス停のみ停車)
- 川中島バス長野高校入口バス停(徒歩約3分)
- 11・21 日赤線(上松東バス停にも停車)
- 16 若槻団地線
- 17 西条線
- 70【急行】ループ橋経由戸隠線