さいたま市コミュニティバス
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さいたま市コミュニティバスは主にさいたま市内で運行されるコミュニティバス路線である。7路線の設定が行われており、運行は西武バス、国際興業、東武バスウエストなどさいたま市に路線を持つ民間バス会社にそれぞれ委託している。
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[編集] 概要
さいたま市が政令指定都市に指定された際に行政区が設置されたが、区によっては区役所の位置が駅などの公共交通機関から遠いなどの問題があったため、政令指定都市となった2003年4月に、その利便性向上のために運行を開始した。どの路線も駅に接続し、区役所前および市の施設近辺に停車する。全部で7路線あり、西、北、桜、南、岩槻区の各区にそれぞれ1路線、見沼区には2路線ある。なお、合併前の旧浦和市と旧岩槻市にもコミュニティバスがあったが、旧浦和市は合併後も運行されていたものの、政令指定都市となった時点で廃止となり、旧岩槻市は合併によって廃止となった。
[編集] 現行路線
基本的に路線バスと停留所が共通であり、平日(年始年末除く)のみ、一時間に一本運行する。料金も路線バスに準拠しているが、250円を上限としている。なお、バス共通カードの使用が可能となっている。
[編集] 西区役所線
- 西区役所~指扇駅~プラザ~二ツ宮
西区役所と二ツ宮を結ぶ路線である。なお、区役所行きと二ツ宮行きでは停車する停留所、ルートが若干異なる。運行は、西武バス大宮営業所に委託している。
[編集] 桜区役所線
桜区役所から西浦和駅、中浦和駅を経て再び桜区役所へ至る路線である。かつては中浦和駅方面へは運行されておらず、田島八丁目から櫃沼、田島七丁目、田島小学校、松本北を通り西浦和駅周辺を一周していたが、路線変更によって田島8から松本北までは廃止され、中浦和駅へも接続されるようになった。運行は、国際興業バス西浦和営業所に委託している。
[編集] 南区役所線
武蔵浦和駅(南区役所最寄)から明花を結ぶ路線である。かつては六辻~文化センター間は公会堂入口を経由していたが路線が変更された。ルートとなっている道路の関係で、一部川口市内を通る区間がある。運行は、国際興業バスさいたま東営業所に委託している。
※現在、区画整理のため一部区間でコースを変更している。
[編集] 北区役所線
宮原駅と土呂駅、日進駅を結ぶ路線である。運行は、東武バスウエスト大宮営業事務所に委託している。
[編集] 見沼区役所線(I)
大和田駅と見沼自然公園(一部はさぎ山記念公園)を結ぶ路線で、主に見沼区(見沼自然公園と締切橋見沼自然公園からは緑区)で運行される。見沼自然公園とさぎ山記念公園は、構内に直接乗り入れる。運行は、国際興業バスさいたま東営業所に委託している。
[編集] 見沼区役所線(II)
- 大谷県営住宅~神宮台~大谷中通り~大和田駅~見沼区役所
前述の(I)の路線に加えて2005年10月、見沼区に新設された見沼区役所と大谷県営住宅を結ぶ路線である。運行は国際興業バスさいたま東営業所に委託している。
[編集] 岩槻区役所線
2007年1月11日から運行開始。岩槻区保健センターと慈恩寺観音を結ぶ路線。運行は、東武バスウエスト岩槻営業所に委託している。
[編集] 車両
日野・リエッセを用いている。なお、これら車両はCNGを燃料とした車両で環境にやさしいものとなっている。車両のデザインは、運行委託事業者のものと異なった共通のデザインを用いている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- さいたま市のコミュニティバス(さいたま市Webサイト)