らくちん号
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らくちん号( - ごう)とは、盛岡市(盛岡バスセンター)と東京都(東京駅八重洲南口)を結ぶ夜行高速バスである。
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[編集] 運行会社
[編集] 運行経路
盛岡バスセンター - 盛岡駅(東口1番のりば) - (盛岡IC) - (東北自動車道) - (首都高速) - (鹿浜橋出入口(下り)/東領家出口(上り)) - 池袋三越裏(乗車のみ:※)/池袋駅東口<降車場>(降車のみ) - (護国寺出入口) - (首都高速) - (宝町出入口(下り)/江戸橋出入口(上り)) - 東京駅(八重洲南口)
※:らくちん3号(東京駅23:50発~盛岡行)では、池袋駅(池袋三越裏)には停車しないので注意。
[編集] 歴史
[編集] 運行開始前
ノクターン号の成功を受け、岩手県交通と国際興業で本路線の構想が進められ、県交通は同じ地元事業者の岩手県北バスにも参入を打診し、県北バスはノクターン号で実績のある京浜急行電鉄(当時)をパートナーに参入をもくろんだが、そこへJRバス東北・関東(当時は分割前のJR東日本)が参入を希望し、採算が見込めなくなったことから県北、京急が撤退。4社体制での運行となった(後に、県北・京急は、品川~宮古間でビーム・1を新設)。
盛岡側の発着地が盛岡バスセンター、東京側池袋三越裏を経由するのは、岩手県交通・国際興業が参入しているからである(盛岡バスセンターは岩手県交通の拠点であり、池袋は国際興業路線バス営業エリアである為)。
[編集] 運行開始後
- 1988年7月21日 - 夜行1往復、昼行1往復で運行開始。
- 1990年12月20日 - 昼行便廃止。夜行のみとなる。
- 2006年3月3日 - 2往復に増便
- 2006年10月1日 - 東京行の池袋での降車場所の停留所名称が「池袋駅東口」に改称(ただし名称変更のみで降車位置についてはこれまで通り)。
1988年の運行開始当初は、4社とも専用車としていすゞ・スーパークルーザーを導入した。これは、スーパークルーザーが初めて夜行高速バスに使用された例でもある。その後、車両代替時にJRバス関東・JRバス東北は三菱ふそう・エアロクィーンやボルボ・アステローペ(関東のみ)など、国際興業・岩手県交通はいすゞ・ガーラを投入している。
なお、当初正式な愛称は無かったが、パンフレットにらくちんと大書きされていたことや、みどりの窓口で発売するためにマルスに収録することになり、らくちん号が正式な愛称となった。
[編集] 利用状況
- 平成14年度 1日あたり119.5人、1便あたり21.8人
- 平成15年度 1日あたり124.3人、1便あたり22.8人
- 平成16年度 1日あたり127.9人
- 平成17年度 1日あたり129.7人[1]
[編集] 乗車券発売箇所
- 1ヶ月1日前から発売する箇所
- JRみどりの窓口
- JRバス関東東京営業センター
- JRバス関東新宿営業センター
- 1ヶ月前から発売する箇所
- JRバス東北盛岡駅案内所
- 岩手県交通盛岡駅前案内所
- 国際興業各営業所・案内所
- JTB
- 日本旅行(TISを含む)
- JR北海道ツインクルプラザ・駅旅行センター
- JR東日本びゅうプラザ・駅旅行センター
- JR東海ツアーズ
- JR四国ワーププラザ
- JR九州ジョイロード
- トップツアー
- 近畿日本ツーリスト
- 東武トラベル
- 名鉄観光サービス
- 京王観光
- 小田急トラベル
- 農協観光
- 地下鉄トラベルサービス
- 関東バス新宿西口案内所
- ローソン店頭端末「LOPPI」
- ファミリーマート店頭端末「Famiポート」
[編集] その他
- 岩手県交通便、国際興業便は2人乗務。
- JRバス東北便、JRバス関東便はワンマン運行。JRバス東北便は福島西ICで、JRバス関東便は白河西郷BSで乗務員交代のため停車する(下車できない)。
- トイレ、給湯設備(お茶、コーヒー)つきである。以前は備付のヘッドホンで音楽を聴くこともできた。
[編集] 参考文献
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