アハロン・アッペルフェルド
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アハロン・アッペルフェルド(Aharon Appelfeld, 1932年1月16日 - )はルーマニアのブコヴィナ出身のイスラエルの現代作家。ヘブライ語で執筆する。ノーベル賞候補にも挙げられたことがある。
[編集] 生い立ち
ルーマニアのチェルノヴィッツに、ドイツ人に同化したユダヤ人家庭に生まれ育つ。当初はユダヤ人意識はなかった。幼時からドイツ語・イディッシュ語・ルーマニア語・ウクライナ語・ロシア語などに接し育った。
1940年、ナチス・ドイツのホロコーストにより母が殺された後、アハロン・アッペルフェルドは父とともにゲットーに移住させられ、後には強制収容所に送られた。父の死後、アハロンは逃亡し、ウクライナで3年間潜伏生活を送り、ソビエト連邦の軍隊に加わった。
第二次世界大戦後はイタリアに難民として移住し、のちイギリス委任統治領のパレスチナへ1946年に移住した。イスラエルが独立する2年前のことである。アッペルフェルドはヘブライ大学を卒業し、現在はネゲヴのベン・グリオン大学 (Ben Gurion University)の教授職にある。
[編集] 著作
- 「バーデンハイム1939」(村岡崇光/訳、みすず書房、1996年11月発行)
- 「不死身のバートフス」(武田尚子/訳、みすず書房、1996年10月発行)