ウルトラマンレオの登場怪獣
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ウルトラマンレオの登場怪獣(ウルトラマンレオのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラマンレオ』に登場する架空の怪獣、宇宙人、ロボット、円盤生物、その他の生物の一覧である。 なお、並び順は登場話数順。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] サーベル暴君 マグマ星人
第1話「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」、第2話「大沈没! 日本列島最後の日!」、第30話「怪獣の恩返し」に登場。 マグマ星人を参照。
[編集] 双子怪獣 ブラックギラス
第1話「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」、第2話「大沈没! 日本列島最後の日!」に登場。
- 身長:56メートル
- 体重:4万トン
マグマ星人と共にウルトラマンレオの故郷獅子座L77星を滅ぼした怪獣でレッドギラスの兄にあたる。マグマ星人らと共に突如、地球に襲来。弟怪獣レッドギラスと共に、ウルトラセブンを甚振った上に足の骨を捻じ曲げて粉砕した(ただし映像では足の骨を折っているというより関節を粉砕しているように見える)。これによりモロボシ・ダン(ウルトラセブン)は杖無しに歩けなくなり、セブンへの変身能力も失ってしまった(セブンへの変身能力が失われた原因は、マグマ星人の光線攻撃によるという説もある。また、ダメージを受けて満足に戦えなくなったことを悟ったセブンが、レオのセブンへの依存心を断ち切るために自ら変身能力を放棄したとの解釈もある)。武器は角から出す赤いレーザー光線と、レッドギラスと抱きついて回転する攻撃ギラススピンである。ギラススピンは近寄るものも跳ね除け、さらにはセブンのアイスラッガーまでも跳ね除ける強力な技である。また回転中は角から出す光線の威力が倍増する。レオと3度対戦した。
- 1度目は、突如現れたレオに太刀打ちできずマグマ星人、レッドギラスと共に戦線離脱(途中セブンに捕まるがマグマ星人の光線でセブンが退けられ逃亡成功)。
- 2戦目では、マグマ星人、レッドギラスと共にレオを窮地に追い込むも、ダン(セブン)のウルトラ念力により自由を奪われたところでレオに角を切られて逃亡。
- 3度目もギラススピンを駆使してレオを活動不能寸前まで追い込んだが、レオきりもみキックを喰らって、レッドギラス共々、首を飛ばされて絶命。
[編集] 双子怪獣 レッドギラス
第1話「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」、第2話「大沈没! 日本列島最後の日!」に登場。
- 身長:55メートル
- 体重:3万9000トン
マグマ星人と共にレオの故郷L77星を滅ぼした怪獣。ブラックギラスの弟にあたる。突如、地球に襲来し、兄怪獣ブラックギラスと共に、ウルトラセブンを甚振った。武器は角から出す赤いレーザー光線と、ブラックギラスと抱きついて回転する攻撃ギラススピンである。ギラススピンは近寄るものも跳ね除け、さらにはアイスラッガーさえも跳ね除ける強力な技である。また回転中は角から出す光線の威力が倍増する。ブラックギラスと共にレオと3度対戦した。(戦績はブラックギラスのそれを参照)
[編集] 奇怪宇宙人 ツルク星人
第3話「涙よ さよなら…!」、第4話「男と男の誓い」に登場。
- 身長:2.4~54メートル
- 体重:50キログラム~2万トン
宇宙の通り魔として有名なツルク星の宇宙人。レオを倒すことによる地球征服を狙ってやってきた。深夜、都会に突如現れ梅田兄妹の父親を腰から真っ二つにした上、MACの鈴木隊員を車のドアごと袈裟懸けで真っ二つに切り裂くと言う惨い通り魔事件を起こし、レオを犯人に仕立てるため、レオの顔を象った宇宙金属のレリーフを殺害現場に捨てていた。ダン隊長の策にはまり、深夜にダン隊長を襲撃し一時優勢になったが、杖により撃退される。そのあくる朝、巨大化し東京の街に登場。ツルク星人は、等身大時と巨大化時で姿が違い、等身大時はヒューマノイド、巨大化時は爬虫類の如き姿となる。武器は腕を改造しその両手に取り付けた刀。その威力は道路標識、ガードレール、車のドアも一撃で切り裂いてしまい、巨大化時には建物さえも切り裂く強力なものだ。また、この刀はダン隊長の放電作戦が裏目に出る形で発熱機能をも備えてしまい、刃から高熱を発して刃に触れた鉄骨などをドロドロに溶かすことも可能になった。身体能力は巨大化時でも鈍そうな見た目と裏腹に、等身大同様、非常に高く、飛び蹴りを得意とする。レオを一度は完全に撃退。海に沈め重傷を負わせたものの、特訓を重ねたレオには全く歯が立たず、飛び蹴りを喰らいまくって怯んだ所で自慢の両手を流れ斬りの技で肩から斬り飛ばされ、蹴り倒されたところに落ちてきた両腕が突き刺さり最期を迎えた。
[編集] 凶剣怪獣 カネドラス
第5話「泣くな! お前は男の子」に登場。
- 身長:62メートル
- 体重:3万9000トン
メタルニア星より飛来した怪獣。大きな一本角が特徴。一度はMACの攻撃により退却したが、月でエネルギーを蓄え再度飛来した。武器は口から吐く3000万度の火炎と、カネドラス最大の特徴である角。角をウルトラセブンのアイスラッガーの如く飛ばす、通称ドラスカッターと呼ばれる必殺技を持つ。最期はレオにドラスカッターを受け止められた上に投げ返され、両目を潰された後、ハンドスライサーで縦真っ二つにされた。
- ゲンに対カネドラス用の特訓をさせるにあたり、ダンが考案、スポーツセンターの大村が製作した、一本角を模した特殊な機械が用意された。
[編集] 暗闇宇宙人 カーリー星人
第6話「男だ! 燃えろ!」に登場。
- 身長:2.3~58メートル
- 体重:160キログラム~2万800トン
カーリー星の宇宙人。夜行型の通り魔宇宙人である。MACの警戒網を掻い潜り地球へ侵入。主に女性を狙った通り魔事件を次々と起こし、女性を惨殺して回り、MACの白戸隊員の婚約者もその手にかかった。通り魔の理由・目的等は一切不明。ツルク星人同様、等身大時と巨大化時で姿が違う。前者は宇宙人系の顔と体つき、後者は怪獣の如き顔と体になる。武器は星人最大の特徴である両肩に付いた反り返った角。これを犀の如く相手に突き立てたり、跳ね除けたりする。その威力は一度はレオを敗退に追い込んだ。また、この角からはレーザー光線や電撃を発射可能。最期は、レオのバックチョップで両肩の角を弾き飛ばされ、レオにそれを急所である眉間へと突き立てられ絶命した。
[編集] 植物怪獣 ケンドロス
第7話「美しい男の意地」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:2万トン
植物惑星のケンドロス星出身の宇宙怪獣で、剣輪草という危険な植物を操り、攻撃を行う。剣輪草は幼草時は可憐な花だが、成長するとその花弁が鋸のようになり、あらゆるものを切断してしまう強力なブーメランとなる。レオも一旦はその威力の前に敗退している。ケンドロスは先に剣輪草だけを地球に送り、成長したのを見計らってから地球に来襲し、仙台で大暴れした後、東京に飛来した。剣輪草無きケンドロスはMACでも倒せる最弱怪獣だが、剣輪草を得たその戦闘能力は凄まじく、出撃したMACの戦闘部隊をあっという間に全滅させてしまった。主な武器は剣輪草だが、その他にも指先からはロケット弾を放ち、巨体を生かした体当たりで敵を粉砕する。だが、特訓の成果を見せたレオにブーメランを全てはじき返され、逆にボディブーメランで剣輪草を破壊されて弱体化。死期を悟ったケンドロスはレオもろとも自爆しようとするが失敗。最期はビルに激突して爆発。絶命してしまった。
- ダンはこの怪獣の事を知っており、ゲンに対ケンドロス用の特訓を行った。
[編集] 暴れん坊怪獣 ベキラ
第8話「必殺! 怪獣仕掛人」に登場。
- 身長:59メートル
- 体重:3万トン
突如、東京に現われた怪獣。目的は破壊活動そのもの。その可愛い容姿と裏腹に破壊活動に快感を覚える凶悪な怪獣。武器は口から吐く火花状の火炎。体はMACのマッキーが撃つレーザー光線でもダメージを与えられず、レオのエネルギー光球にも耐える皮膚を持つ。但し、背中は例外でここがベキラの急所になっている。最期はレオ2段蹴りを弱点の背中に受け倒された。
なお、レオが本編で初めてレオキックを使って倒した怪獣である。
[編集] 宇宙星獣 ギロ
第9話「宇宙にかける友情の橋」に登場。
- 身長:2.1~59メートル
- 体重:90キログラム~2万5千トン
ギロ星からやって来た怪獣。人間並の知能を持ち、地球に住もうとする。遊園地の怪獣ショーに紛れ込んでいた時にトオル少年と出会い、友達になった。お菓子やアイスクリームを好む大人しい怪獣だが、MAC、特にダン隊長からは危険な怪獣として追われ(ダンはギロがトオルに催眠術をかけて騙していると考えた)、ついに巨大化した。頭の二本の触覚から白い泡を吹き出し、相手を固めて動けなくしてしまう。この触覚が弱点でもあり、折られると力が弱まる。レオによって触角を折られて死亡したが、トオルの願いを聞き入れたレオによって生き返らせられ、宇宙に帰る。なお、ギロが本当に優しい怪獣だったのかについては、劇中で明確な答えは出ていない。
[編集] さすらい怪獣 ロン
第10話「かなしみのさすらい怪獣」に登場。
- 身長:57メートル
- 体重:3万トン
レオがL77星でペットにしていた怪獣。L77星の崩壊により宇宙を彷徨っているうちに巨大化し、性格も凶暴化した。地球に来襲し、地底のマグマのパワーで力をつけ、マッキー2号を撃墜するなどして暴れまわった。口と尾から火炎、目と尾から光線を発する。レオのことは覚えていたが、レオに対しては、降参すると見せかけて反撃するという戦法を行った。最後は改心し、レオにより縮小される。その後の処遇は不明(書籍では微生物を食べて生きていけるようにしたと書かれている)。終盤登場するカオルに与えられたロンという名の犬は姿を変えられたこの怪獣であるともいわれている。
[編集] 怪異宇宙人 ケットル星人
第11話「泥まみれ男ひとり」に登場。
- 身長:190センチメートル~49メートル
- 体重:80キログラム~2万4000トン
老衰により絶滅は必至であるケットル星からやってきた宇宙人。滅び行くケットル星に比べ、今後も生き続ける地球を妬み、破壊することが目的で飛来した。宇宙で有数の老星人とは言え、その能力ははるかに地球人を上回り、鉄パイプさえもを簡単に曲げ、プロボクサーであるマイティ松本を容易く持ち上げ壁にぶつけて殺害。その妻を顔面への拳一撃で絶命させた。ツルク星人、カーリー星人と同じく、等身大・巨大時で姿が違う。ただし、両者とは違い、顔が違うだけである。 武器は自慢の肉体と万能槍・アトミックランス。この槍は柄頭からミサイルを放つマシンガンとしての能力を兼ね備えている。レオ相手に粘り強く戦ったが、最期はレオキックを背中に喰らい絶命した。
[編集] ウルトラマンボーイのウルころに登場したケットル星人
『ウルトラマンボーイのウルころ』の新撮にたびたび登場。第152話「熱血指導だ! エイティ先生の巻」第153話「これがウルトラスピリッツだ! の巻」に登場したヨーコちゃんと呼ばれた女のケットル星人と第175話「めざせ! オリンピックへの道の巻」第225話「開幕! ウルトラオリンピックの巻」第230話「まちぶせ作戦だぞ! の巻」第240話「今度こそ! 待ち伏せ作戦の巻」に登場した男のケットル星人がいた。
[編集] 風船怪獣 バンゴ
第12話「冒険野郎が来た!」に登場。
- 身長:53メートル
- 体重:4万トン
1億5千万年前から眠り続けていた地底怪獣。人間の真似をしたりするひょうきんな一面があるものの、一度暴れ出すと手が付けられないという困った習性を持つ。「風船怪獣」という名前は、腹部を風船のように膨らませることができることから名付けられた。ビームランプ光線で足の裏を撃たれ動けなくなったところへレオに特殊ガスを尻尾から吹き込まれ宇宙へと飛んでいった。
[編集] 透明宇宙人 バイブ星人
第13話「大爆発! 捨て身の宇宙人ふたり」に登場。
- 身長:2.8~53メートル
- 体重:170キログラム~3万トン
通り魔的な犯行を重ねる宇宙人。馬の首星雲にあるとされているバイブ星から襲来した。肉体を左右に高速で回転・振動させることによって自分の姿を透明化することができる。己の姿を透明化し、ゲンのMACナイフや鉄パイプなどで地球人数名を殺害。ゲンの立場や所持品等を巧みに利用し殺人者の濡れ衣を着せた卑劣な宇宙人。
フリップ星人ほどではないが、バルタン星人に声が酷似している。また、ツルク星人達と一緒で等身大時はヒューマノイド形態だが、巨大化時は背中などに透明な鰭を有する怪獣の容姿となり、全く姿が異なる。
MACに見つかり囲まれるも透明術で姿を眩まし他のMAC隊員をゲンの二の舞にしようとしたが、ダン隊長に術を見破られ退散。間も無く巨大化して現れた。最期はダンにマッキー3号を使った自爆攻撃を口へ仕掛けられ倒される。なお、ダンは直後に変身したレオによって救出された。ウルトラマンレオとは戦っていない。
- MACがウルトラマンレオの力を借りずに倒した唯一の宇宙人。ただし、倒したのはウルトラセブンの地球人形態であるモロボシ・ダンであり、地球人組織であるMACの手によって倒したと言えるかどうか微妙であろう。
- 名前は身体を振動させて透明になる事から「バイブレーション(振動)」に因んでいる。もちろん性具としてのバイブレーター(バイブ)がほとんど知られていなかった時代の事である。
[編集] さそり怪獣 アンタレス
第14話「必殺拳! 嵐を呼ぶ少年」に登場。
- 身長:1.4~56メートル
- 体重:170キログラム~3万トン
あらゆる存在に変身できる宇宙怪獣。空手の名人という風変わりな怪獣で、地球上では少年の姿で行動し、スポーツセンターで一度はゲンと空手で勝負したこともある。長い尾による攻撃が強力で、これを駆使して様々な敵と戦う。また、両手足についた切れ味の鋭いはさみや、両目から放つ怪光線も威力が大きい。相手の両手を挟み、目からショック光線を発射して相手の戦意を奪ってから尻尾で相手を倒す戦法を得意とする。人間時でも見えない尻尾を駆使して同様の技を使う。巨大化してレオと対戦するが、特訓を重ねたレオの敵ではなく、最期はレオによって切断された自身の尻尾で首を切断されて倒された。
[編集] 分身宇宙人 フリップ星人
第15話「くらやみ殺法! 闘魂の一撃」に登場。
- 身長:1.9~47メートル
- 体重:90キログラム~1万9千トン
突如、街中に出現した宇宙人。最大の特徴は分身。無数の分身を作り出し、それで相手を翻弄しつつ倒すのを得意とする。テレポートも可能。ただし、光線、溶解液等の武器はない。集団行動を極端に嫌っており、各自が勝手に他の星に侵入しては訳も無く悪事を働いているというはた迷惑な宇宙人である。変わった特徴として声がバルタン星人と瓜二つである。得意なのが分身、テレポーテーションであることから因果関係があると言われている。分身殺法でレオを追い詰めるが、ダン隊長の作戦により特殊な液体で目を封じられて、耳が鋭敏になったレオに散々殴られて分身すらできなくなった所をエネルギー光球でバラバラに砕かれ倒された。
[編集] 黒い花の星人 アトラー星人
第16話「真夜中に消えた女」に登場。
- 身長:1.6~51メートル
- 体重:60キログラム~2万9千トン
暗黒星雲内に存在する恐怖の星アトラー星からやってきた凶悪宇宙人。他の星の生物をロウ化してしまうため、「宇宙のロウ人形師」の通り名で恐れられている。変身能力を備えており、地球上では女性に変身して近づいてきた人間をロウ人形にしていた。最大の武器は胸に咲いているランの花で、ここからロウ化光線で敵をロウ人形に変えてしまう。このランの花は、本来アトラー星でしか咲かないとされており、それを胸部に移植している。また、怪力の持ち主でもあり、格闘センスもなかなかのものだ。ただし、この花が弱点でもある。一度はレオを倒すが、復活したレオのエネルギー光球を弱点である胸の花に受け絶命した。アトラー星は死の星と呼ばれており、空気がない惑星なので、アトラー星人達は空気のある惑星に侵入すると、女性がすすり泣くような呼吸音を発するという。そのため彼らは地球上では女性に変身して活動していたのである。
[編集] 狼男 ウルフ星人
第17話「狼男の花嫁」に登場。
- 身長:1.87~57メートル
- 体重:90キログラム~1万9千トン
母星は幻の星とされ、実在すら疑われていたウルフ星である。夜行型の宇宙人で、地球の少女の体に乗り移り、毎晩若い女性を襲っては、その血を吸っている。そのため、「吸血宇宙人」と呼称されることもある。血に飢えている宇宙人で、女性達から吸った血液の量が少なくなると、本性を現して女性を襲撃する。また、月を見ると急に凶暴になり、巨大化して暴れ出すというまさに狼男の名に相応しい習性を持つ宇宙人。その反面、太陽の光を嫌う。武器は口にある牙。また、自身の体を空中でプロペラの如く回転させる風車という技をもつ。この風車は、体操倶楽部に通っている冴子に乗り移ることで獲得した技である。最期は自慢の牙を折られ、レオキックを腹部に受け爆死。
[編集] こうもり怪獣 バットン
第18話「吸血鬼! こうもり少女」に登場。
- 身長:0.4~60メートル
- 体重:500グラム~1万5千トン
宇宙を荒らしまわる蝙蝠怪獣。この生物も高度な知能を備えている。大群で地球に押し寄せたが、そのほとんどがMACによって全滅させられてしまった。だが、生き残った個体が地球に侵入を果たし、地球人の少女に変身して夜な夜な吸血行為を働いていた。吸血された被害者達は、バットンの意のままに操られてしまう。巨大化した後は耳から強力なアロー光線を発射したり、鋭い2本の牙で噛み付き攻撃などを行っていたが、最期はレオのエネルギー光球で翼をもぎ取られ、吸血鬼と化した人々を元に戻すための血清を採られた後にレオキックでとどめをさされた。
- 姿や能力は、『帰ってきたウルトラマン』に登場したカーミラ星のドラキュラスによく似ており、地球上での行動も、ドラキュラスに酷似しているため、バットンとドラキュラスになんらかの関係があるのではないかと言われている。
- 同様の行為を地球上で行ったウルフ星人とは犬猿の仲らしいが、その一方で血縁関係があるともされている。
[編集] 吸血こうもり少女
第18話「吸血鬼! こうもり少女」に登場。
- 出演:坂本智子
[編集] 半魚人 ボーズ星人
第19話「よみがえる半魚人」に登場。
- 身長:1.8~57メートル
- 体重:190キログラム~2万3千トン
100年以上も前から北海道大狩川周辺に侵入していた宇宙人。土地の海坊主伝説を隠れ蓑にして、地球侵略のための準備を着々と進めていた。右腕の変わりにあるしなやかな鞭が特徴で、これで敵を絞め殺すこともできる。この鞭で村人を数人殺害し、自分の正体がMACに知れたために、巨大化して村そのものを破壊してしまおうと考えた。故郷のボーズ星そのものが水で覆われた星なので、ボーズ星人も水棲体質なのだが、陸上で長時間活動することも可能である。また、生命力もかなりのもので、骨だけの姿になっても起き上がるしぶとさを兼ね備えている。だが、もはや活動するだけの力は残されていなかったようで、途中で崩れ落ちて完全に絶命した。
[編集] 牡牛座怪獣 ドギュー
第20話「ふしぎな子熊座の少年」に登場。
- 身長:1.6~60メートル
- 体重:120キログラム~3万トン
弱い者いじめが好きな、宇宙の嫌われ者怪獣。ボックの母親を殺害した。将来、ボックが大人になって敵討ちをしようとする前にボックも殺してしまおうと、ボックの後を追って地球に侵入。人間や動物を虐殺した後、ヒゲの男に変身してその罪をボックに着せ、村人を扇動してボックを殺そうとした。ダン隊長達によって正体を見破られ、元の姿に戻って暴れる。怪力や鋭い爪でレオの視力を奪うが、ボックの母親の形見である黒ユリを目に受け自分も失明。その後、レオスパークで両足を切断され、倒される。
[編集] 小熊座人 ボック
第20話「ふしぎな子熊座の少年」に登場。
- 身長:140センチメートル
- 体重:28キログラム
小熊座から来た宇宙人の子供。母親をドギューに殺され、隕石型宇宙船に乗って逃亡するが、ドギューの隕石型宇宙船の攻撃を受け、北海道に不時着する。人間の子供に変身して、北海道の原生林の中で暮らしていた。そこで熊の母子と出会うが、その母子もドギューに殺されてしまう。悲しみの涙で母の形見の黒ユリを咲かせ、レオ逆転へのきっかけを作った。その後、地球には悲しい思い出が多すぎると自分の星に帰る。ウルトラセブンとは旧知の仲。知能は容姿とほぼ同じで人間の少年程度。そのため、ゲンとダン以外の人間がいる場所で、ダンに「セブン! あいつがドギューだ」と呼びかけていた。
- 出演:小山清
- 名前の由来はコロボックル。
[編集] 殺し屋宇宙人 ノースサタン
第21話「北の果てに女神を見た!」に登場。
- 身長:1.67~68メートル
- 体重:120キログラム~3万4千トン
ニケの女神と呼ばれるアルファ星人の命を狙う、宇宙の殺し屋。本編では「ノースサタン星人」と呼称される。等身大時と巨大化時では姿が違い、巨大化するとその名のとおり悪魔のような姿になる。宇宙拳法の達人で、口からガスと無数の含み針(巨大化した時はヤリ)を吐く。不利になると紫の煙を出して、その場から逃げる。宇宙金属メタモニウムが好物で、殺しを引き受ける時の依頼品としている。最初は等身大でニケの女神を襲ったが、MACの北山隊員に妨害される。その後、巨大化してアルファ星人の宇宙船を破壊。地球に取り残されたニケの女神を執拗に狙う。一度はレオを倒すが、特訓を経たレオに針を全てかわされ、レオパンチで胴体を撃ち抜かれて倒された。
- 劇中でレオが特訓をするのは、この話が最後である。
[編集] アルファ星人 ニケの女神
第21話「北の果てに女神を見た!」に登場。
- 身長:168センチメートル
- 体重:47キログラム
地球人をこよなく愛している、心優しい宇宙人。4年ごとに代表者が地球に訪れ、人間の幸福を祝福する。今回のニケの女神は船上でノースサタンに襲われるが、北山隊員に助けられる。その時、お礼に勝利の女神像のペンダントを渡している。ノースサタンとの戦いで怪我を負った北山隊員のもとに行き、自分が宇宙人である事を明かす。その後、これ以上の犠牲を出さないよう自らノースサタンの元に行くが、レオがノースサタンを倒したおかげで殺されずにすんだ。最後、レオによってアルファ星に帰されたらしい。
- 出演:麻里とも恵(後のジャズ歌手・阿川泰子)
[編集] 兄怪獣 ガロン
第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」に登場。
- 身長:63メートル
- 体重:4万3千トン
突如、東京に現れた凶暴な怪獣。口から火花やロケット弾を発射し、マッキー2号を2機、マッキー3号を4機撃墜し、死者3名、負傷者16名と言うMAC始まって以来の大損害を与えた。レオの出現に劣勢に陥るが、弟怪獣リットルの出現でレオを撃破。しかし、ダン隊長のウルトラ念力で一時地中に逃亡する。その後、リットルと共に再び出現し、レオを追い詰めるが、アストラの出現で形勢逆転。弟リットル共々ウルトラダブルフラッシャーで倒された。
[編集] 弟怪獣 リットル
第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」に登場。
- 身長:58メートル
- 体重:3万7千トン
ガロンの弟で、レオに苦戦する兄・ガロンのピンチに駆けつけた。ガロンと違って頭部に一本角が無く、兄より好戦的。ガロンとは実の兄弟だけあって息の合ったコンビプレーを発揮し、レオを苦しめた。ダン隊長のウルトラ念力で一時逃亡するが、その後、再び出現。レオを追い詰めるが、アストラの出現で形勢逆転。兄共々ウルトラダブルフラッシャーで倒される。
- 着ぐるみはアンタレスの改造。
- 名前の由来は兄と共に液体容量の単位である。
- ガロンとリットルは純粋な怪獣体型ながらウルトラ戦士にツープラトンのドロップキックをかますという世にも珍しい戦闘を行った怪獣でもある。
[編集] 虹怪獣 レンボラー
第23話「ベッドから落ちたいたずら星人」に登場。
- 身長:57メートル
- 体重:3万7千トン
コロ星人のボディーガードを務める怪獣で、コロ星人の尻尾によってコントロールされている。コントロールされている間は大人しいが、コントロールが切れると暴走してしまう。コロ星の武術を心得ており、コントロールの切れた状態でレオとボクシング(第7ラウンドまで勝負が長引いている。1ラウンド=3分である。)で対決したが、口から泡を噴いてのびてしまった。その後、コロ星人の尻尾が再び生えたためコントロールが戻ると、レオに平謝りに謝り、コロ星人と共に宇宙へと帰っていった。なお、見かけの割に身軽で、空中2回転ジャンプなる技も披露している。
[編集] 快人 コロ星人
第23話「ベッドから落ちたいたずら星人」に登場。
- 身長:140センチメートル
- 体重:40キログラム
地球より2000年は進んでいる星、コロ星の住人。宇宙ベッドで宇宙を移動していたが、ベッドから落ちて地球にやって来た。音楽が大好きで陽気でいたずら好き。本人曰く嘘つかない。宇宙食110番(ドーナツ)が好物。見た目はちょっと背の低い人間の子供だが、実はもう立派な大人で子供が43人、孫が64人、曾孫が14人もいる。自分を助けてくれたトオルたちリトルMAC隊を喜ばせるため、レンボラーを地球に呼ぶ。尻尾でレンボラーをコントロールしているが、尻尾が切れるとコントロールできなくなってしまう。切られた尻尾は20時間で回復する(逆立ちをすると少しだけ回復が早くなるらしい)。最後はレンポラーと共に宇宙に帰っていった。
- 声:高橋和枝
[編集] ロボット怪獣 ガメロット
第24話「美しいおとめ座の少女」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:6万トン
サーリン星のロボット警備隊の「サーリン星人ドドルとアンドロイド少女カロリンを連れ戻すこと」という命令を受け地球に現われた。MACが2人を逃がそうとしている事を察知し、破壊活動を開始。最大の武器は両肩の前後についた計13個の紅いドーム状の球体から発射する赤色破壊光線。基本、前部7つの球体から発射した光線を結合し1本にして発射する。また、その体は特殊金属でできておりあらゆる衝撃を吸収する。手足を収納した飛行形態で恒星間飛行を果たし、飛行形態のままでも体当たりと破壊光線といった戦闘をこなす。脚部のバネが強くジャンプも可能。その体を利用しレオを翻弄したが、腰部にある機械部分にカロリンの自爆攻撃を受け、弱体化。怒りのレオに右腕をもぎ取られ、恐れをなして飛行で逃げようとした所、もぎ取られた自身の右腕を足に受け墜落。墜落し弱りきったところに弱点の顔をレオキックで飛ばされて最期を迎えた。
[編集] サーリン星人ドドル
第24話「美しいおとめ座の少女」に登場。
- 身長:180センチメートル
- 体重:70キログラム
乙女座で一番美しかった星、サーリン星の科学者。サーリン星の人々の為にロボットを発明するが、そのロボットが反乱を起こしてしまう。この戦争によってサーリン星は乙女座で一番醜い星になってしまった。ドドル博士は孫娘のカロリンと共に地球に逃亡するが、追手によって宇宙船を破壊され、大怪我を負ってしまう。その後、ゲンの手当てで意識を回復し、ゲンと親交を結ぶ。カロリンの死後、カロリンが眠る地球を自分の故郷とする。
- 出演:天本英世
[編集] アンドロイド少女 カロリン
第24話「美しいおとめ座の少女」に登場。
- 身長:165センチメートル
- 体重:60キログラム
ドドル博士の孫娘。地球人にドドル博士の治療を頼み込むが拒否され、地球人に不信感を抱く。ドドル博士の手当てをしてくれたゲンに好意を寄せる。実はドドル博士が作ったロボットで、ゲン=レオがガメロットに苦戦するのを見て、ロボット形態に変身。ガメロットに自爆攻撃を仕掛け、レオに勝機を与えた。
- 出演:松岡まり子
[編集] 幻想宇宙人 クリーン星人
第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」に登場。
- 身長:170センチメートル
- 体重:65キログラム
母星を地球人のCS137ロケット弾の実験目標にされたため、その報復としてサタンビートルを引き連れて襲来した宇宙人。環境汚染に嫌悪感を抱く地球人の少年に幻覚を見せ、クリーン星が自然にあふれた美しい星であると思わせた。そして怪獣サタンビートルが少年の味方だと思わせるという卑劣な手段を用いた。サタンビートルが倒された後の消息は不明(ロケット弾により絶命した星人の残留思念が少年の夢に出て復讐に及んだとも考えられる)。
- 出演:花房徹
[編集] 宇宙昆虫 サタンビートル
第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」に登場。
- 身長:54メートル
- 体重:3万トン
母星を超兵器の実験目標にされたクリーン星人が復讐のために連れてきた巨大な宇宙昆虫。甲虫らしく硬い表皮に覆われており、その上、口からは毒ガス(超兵器の死の灰と思われる)を吐き出し、胸部の6つの穴からは強力なロケット弾を放つ恐るべき怪獣である。レオも苦戦したが、最期はレオキックで倒された。
[編集] 怪獣人 プレッシャー
第26話「ウルトラマンキング対魔法使い」に登場。
- 身長:1.95~47メートル
- 体重:80キログラム~2万9千トン
神出鬼没、宇宙の魔法使いと呼ばれ、不思議な術を使う宇宙人。常に笑った顔をしている。杖から出した風船の中にレオを閉じ込め、一寸法師のように小さくしてしまった。強者の余裕からか、どことなく愉快犯的側面がある。ウルトラマンキングによってレオにかけた魔法は解かれ、キングがレオに授けたウルトラマントを変形させたレオブレラで腹部を貫かれ、最期はレオのシューティングビームとキングのキングフラッシャーの連続光線で倒された。手ごわい相手だったが、結局のところ何をしに来たのかよく分からない宇宙人であった。
[編集] 鬼怪獣 オニオン
第27話「強いぞ! 桃太郎!」に登場。
- 身長:54メートル
- 体重:3万3千トン
果物に溢れた星、惑星アップルに住んでいた怪獣。その風貌は民話に出てくる青鬼そのもの。果物が好物でリンゴを食べ漁っていたが、惑星アップルの人々が番人としておいたニワトリに追われて、果物一杯の秋の地球に逃げ込んできた。棍棒が武器で、鬼の目にも涙とばかりに口からはタマネギの匂いがする催涙ガスを吐く。MACの麻酔弾で動きが鈍り、MACのヘリコプターが運んできた桃を本物と思い食べようとするが、桃の中に潜んでいた少年・桃太郎君の爆弾付きの矢で左目を失う。その後、虎柄のパンツの紐も切られ、パンツがズレ落ちるのを気にしながらレオと戦う羽目になる。レオブレスレットで角を切断された後、チェンジングビームでリンゴの木に変えられてしまった。ちなみにその角は神経痛の薬になる。
[編集] 惑星アップルのニワトリ
第27話「強いぞ! 桃太郎!」に登場。
- 身長:13メートル
- 体重:7千トン
惑星アップルでオニオンを追い回し、ついには追い出してしまったニワトリ。この一件によって、オニオンはニワトリが苦手になった。
[編集] 海棲人 パラダイ星人
第28話「帰ってきたひげ船長!」に登場。
- 身長:180センチメートル
- 体重:92キログラム
人間に友好的な優しい宇宙人。能面越しに話しかける女王により統制されている。二人のパラダイ星人が子供を連れて地球に来た。海底に基地を持ち、自分達の子供を助けてくれた船長を基地に招待し、ごちそうした。子供が地球人に殺されそうになったのを見て怒り、二人のパラダイ星人は合体してキングパラダイになる。
- キングパラダイに変身するときのアクションは『ウルトラマンA』の北斗星司と南夕子のウルトラタッチを参考にしている。
[編集] 星獣 キングパラダイ
第28話「帰ってきたひげ船長!」に登場。
- 身長 : 60メートル
- 体重 : 4万トン
子供と共に地球に来ていた二人のパラダイ星人が、子供が地球人に殺されそうになったのを見て、怒って合体した姿。口からは濃い緑色の煙幕ガスを吐き、耳からは破壊光線を放つ。大きい尻尾も武器である。レオと戦うが苦戦し、丸まって逃げようとしたがレオクロスビームで倒された。
[編集] 超能力星人 ウリンガ
第29話「運命の再会! ダンとアンヌ」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:3万9千トン
無理をして小さくなっている窮屈さに耐え切れなくなったウリーが超能力を解放した姿。武器は体のトゲと目からの念波。これに当たったものを爆破したり、浮遊させたりと己の意思どおり操る。最初こそレオ相手に善戦するが、時を重ねるほど不利になっていき、ウルトラマントで元に戻された。
[編集] ウリー
第29話「運命の再会! ダンとアンヌ」に登場。
- 身長:130センチメートル
- 体重:70キログラム
アンヌ似の女性に育てられている宇宙人の少年。超能力を封じ込めるために子供の姿をしている。
- 出演:清水啓司
[編集] 宇宙鶴 ローラン
第30話「怪獣の恩返し」に登場。
- 身長:1.6~52メートル
- 体重:80キログラム~2万4千トン
宇宙一の美女怪獣で、マグマ星人の求婚を断ったために逆恨みされて、殺されそうになり地球へ逃れてきた。自転車屋のシンジ親子に助けられ、その恩を返す為に人間・星村かな子の姿になって自転車屋に現れた。宇宙に帰る直前、再びマグマ星人に襲われるがレオに救われ、無事に宇宙に帰っていった。
[編集] 昆虫星人 バーミン星人
第31話「地球を守る白い花」に登場。
- 身長:1.5~60メートル
- 体重:90キログラム~2万8千トン
宇宙で最も植物の種類が多い星バーミン星からきた。バーミン星原産の毒花を操る宇宙人。「疲れた子供達に眠りを」と称するが、本当の目的は地球侵略であった。老人に化けて子供達の目前で枯れた樹木に花を咲かせ子供達の人気を獲得し、その子供達に強烈な催眠効果のある花をばらまき、この花の匂いを嗅いだ子供達を次々と死んだように眠らせてしまった。最大の武器は頭部にある触角から発射する緑色の破壊光線。また、手から植物の種をガス状にして噴霧する。この種は触角からの特殊光線により急激に成長し、相手を絡め取る武器にもなる。最期はウルトラマントで両手からのガスを封じられ、タイマーショットで倒された。
- 出演:仲谷昇
[編集] 白い花の精
第31話「地球を守る白い花」に登場。
カオルが道端で見つけた白い花の精。東京の汚れた空気で弱っていたが、カオルの世話で回復した。その後、カオルの夢の中に現れる。バーミン星人が倒された後、手にしたジョウロで東京中に花を咲かせ、その花の香りで子供達は眠り病から目を覚ました。
- 出演:杉田かおる
[編集] 月星人 弥生(かぐや姫)
第32話「さよならかぐや姫」に登場。
- 身長:152センチメートル
- 体重:43キログラム
月の中心に住む月族の王女。15年前、命を狙う悪い奴らから身を守る為、赤子のまま地球に避難させられた。本人に月族と言う自覚は無く、月からの迎えを頑なに拒絶する。レオとキララとの戦いの間、運命には逆らえないと思ったのか、月への帰還を決意する。キララの目からの光線で胸の三日月状のペンダントが壊されると、地球人としての意識は無くなり、月族として月に帰還する。
- 出演:小野ひずる
[編集] 月光怪獣 キララ
第32話「さよならかぐや姫」に登場。
- 身長:53メートル
- 体重:3万トン
見た目は怪獣だが、月族の一員。十五夜に月族の王女弥生を迎えに来た。キララ曰く、弥生の命を狙う悪い奴らとの15年に及ぶ戦いに遂に勝利したため、地球に避難させていた弥生を迎えに来たとの事。半年ほど前から弥生にテレパシーを送っていたが真意がイマイチ届かず、弥生を守ろうとするレオやMACと戦う事になる。腹部からの発光で天変地異を起こしたり、口から火花を吐いたりする。体を丸めて回転攻撃もする。ウルトラマントで攻撃を封じられ、月が見えなくなって弱まるが、弥生が自らの運命を受け入れた為、戦闘を中断。弥生と共に月に帰っていった。
- 声:渡部猛
[編集] 宇宙悪霊 アクマニア星人
第33話「レオ兄弟対宇宙悪霊星人」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:1万5千トン
怪奇隕石アクマニアに姿を変えて地球に飛来した、宇宙の悪霊。コンピュータでも正体不明、回答不能な存在。当初は巨大な目玉の状態で地球に飛来。マンション一帯に取り付き、様々な怪奇現象を巻き起こす。折られた角を再生する能力を持っていた。レオが出現すると怪獣形態に変身。腹部にある巨大な目玉からは赤い怪光線やロケット弾を撃つ。怪光線でレオを苦しめるが、レオキックで角を折られ、その角を目玉に刺される。さらに両腕ももぎ取られるが、その両腕を遠隔操作し、背後からレオの首を絞め窮地に陥れる。しかし、アストラがレオの援護に現れ、ウルトラダブルフラッシャーで隕石の状態に戻されると、アストラによって宇宙に運び去られた。
[編集] 怪奇隕石 アクマニア
第33話「レオ兄弟対宇宙悪霊星人」に登場。
宇宙の悪霊が棲むと言う、一つ目の形をした謎の隕石。アクマニア星人の仮の姿。
[編集] 二面凶悪怪獣 アシュラン
第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」に登場。
- 身長:55メートル
- 体重:3万トン
ウルトラセブンに変身できなくなったダンにセブンガーを届けようとした新マンを宇宙で襲って手傷を負わせ、さらに特殊なマスクを被せて喋れないようにすることで怪獣ボールがダンの手に渡るのを妨害した。その後、地球に飛来して破壊活動を始めるが、ダンの手で起動したセブンガーの猛攻の前に圧倒され、さらにはモロボシ・ダンと郷秀樹とおおとりゲンの3人がその場に居合わせていた(アシュランは3人の正体を知っていた)ことに驚いて一時退却するが、そのウルトラマン3人が一向に現れないことに増長してか再度出現し、今度はMACの地上基地に夜襲を仕掛けた。その様子を看過しきれず単身戦いを挑んだレオの猛攻にはどうにか持ちこたえたが、傷をおして再戦を挑んだ新マンが月食を利用してレオとともに繰り出したクロスアタックによって倒された。
武器は口からの火炎。前後対称の容姿で、赤が前面、青が背中とされている。ただし、前後に顔がついていても脳は一つなので、前後から攻撃されると弱い等のデメリットの方が多い。
[編集] 怪獣ボール セブンガー
第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」に登場。
- 身長:58メートル
- 体重:3万3千トン
郷秀樹(新マン)が、セブンに変身できなくなったモロボシダンの為に、ウルトラの星から持ってきた怪獣ボール。ウルトラセブンの本編において、ダンが使用したカプセル怪獣と同様の意匠であり、カプセル怪獣の一種、ないしその進化形・後継モデルと考えられる。新マンとレオの2人がかりでようやく倒したアシュランを圧倒するなど、そのまぬけな容姿からは想像できない俊敏さと高い戦闘能力を持つ。その反面、1分間しか戦えず、1度戦うと50時間使用できなくなる欠点があったため、あと一撃でアシュランを倒せる所でボールへ戻ってしまい、結果的にアシュランに敗れる形となった。
ちなみに、セブンガーの登場の際の効果音はウルトラマンタロウの変身時の効果音と同じものである。
[編集] わんぱく怪獣 タイショー
第35話「おいらは怪獣大将だ!」に登場。
- 身長:0.1~53メートル
- 体重:0.2キログラム~2万トン
怪獣小学校の三年生だったが、学校をサボって遊んでいた罰として父親に不思議な壺の中に閉じ込められ、宇宙に飛ばされた。その後、地球に落下し、「怪獣君」とあだ名されるガキ大将の宮坂君に拾われ、勉強を手伝う事を条件に壺から出してもらう。壷にある緑のダイヤルを回すと壺から出られ、赤のダイヤルを回すと壺の中に戻れる。勉強は苦手だが力には自信がある。体の大きさを自由に変えられるが、デカクなると態度もデカクなってしまう。勉強嫌いな宮坂君と共に学校を壊してしまえば勉強をしなくて済むと考え、学校を壊してしまう。張り手でマッキーを撃墜したが、やはりレオには手も足も出なかった。最後はホームシックにかかり、レオによって故郷の星に帰された。
- 声:白石冬美
[編集] 変身怪人 アトランタ星人
第36話「飛べ! レオ兄弟 宇宙基地を救え!」に登場。
- 身長:1.68~57メートル
- 体重:90キログラム~2万9千トン
卑劣さと狡猾さで有名なアトランタ星の宇宙人。仲間意識に乏しく、平気で裏切る冷酷さを兼ね備えている。得意の変身能力で宇宙飛行士・内田三郎に変身し、MAC基地内に侵入、MACウランを奪って宇宙ステーションを破壊しようとした悪質な宇宙人。作戦をゲンとダンに見抜かれるもそれが2人の正体を公表することになると脅した。だが、逆にゲンとダンに地球人の風習を利用した罠をかけられて自ら正体を現し、巨大化した。あらゆる機能を停止させるという特殊な光線を使用する宇宙人で、ジェット機だろうと船だろうと、いくらでも自分のコントロール下に置いてしまう。だが、作戦は失敗。もともと肉弾戦は苦手だった為、レオ1人にも敵わず逃亡を図るもアストラに逃げ道を塞がれて、最期はウルトラマンレオとアストラの合体技、ウルトラ・ダブル・フラッシャーで倒される。
[編集] 鬼女 マザラス星人
第37話「怪奇! 悪魔のすむ鏡」に登場。
- 身長:1.6~60メートル
- 体重:48キログラム~2万1千トン
鏡の世界に住み、しばしば人間の子供を鏡の世界にさらってしまう。カオルに死んだ娘の面影を感じ、鏡の世界に誘う。カオルの死んだ母親と瓜二つの顔をしているが、その下には恐ろしい般若の顔がある。手鏡で光を操り、スペクターに指示を送る。カオルを連れ帰されないよう、長刀を振るってレオと戦うが、レオがウルトラマントで作った現実世界に通じる鏡に拒絶され、消滅してしまった。
- 演じたのは、実相寺昭雄監督の夫人である原知佐子。
[編集] 異次元獣 スペクター
第37話「怪奇! 悪魔のすむ鏡」に登場。
- 身長:59メートル
- 体重:3万9千トン
全身が鏡で覆われた怪獣。マザラス星人の指示を受け、鏡の世界でゲンを砂の中に生き埋めにしてしまった。それと同時に鏡の世界から抜け出して、現実世界でも暴れる。両手から青い霧を放ち、頭部から光線を撃つ。最期はレオのハンドスライサーを受けて、鏡のように粉々に砕け散ってしまった。
[編集] 暗黒星人 ババルウ星人
第39話「レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時」に登場。
- 身長:2~56メートル
- 体重:140キログラム~2万8千トン
「暗黒宇宙の支配者」とも言われる恐るべき宇宙人。ひそかに全宇宙を支配下に置こうとしている悪質な宇宙人でもある。変身能力に優れ、本物のアストラを氷付けにした後、アストラに変身してウルトラの星からウルトラキーを盗み出し、地球とコントロールを失ったウルトラの星を衝突させて破壊しようとした。またその変装でウルトラ兄弟はおろか、レオとダン隊長さえまんまと欺き、レオ兄弟とウルトラ兄弟を一時的とはいえ対立させた張本人でもある。しかし、その後登場したウルトラマンキングにはいとも簡単に正体を暴かれてしまった。格闘センスに優れており、左手には鎖分銅、右腕には隠し刃を装備して戦う強敵。鎖分銅は巨大化し、ウルトラキーが格納された第2ウルトラタワーを引き倒すほどの力がある。しかしながらキングにとっては「いつでも倒せる」相手らしく、決着はレオに委ねた。最期はレオキックが胸のサインに直撃、火花を散らして絶命する。
- 声:清川元夢
- 実は女性でもあるという裏設定があった。
- 着ぐるみは第30話に登場したマグマ星人の改造。その為かマグマ星人を思わせる風貌をしており、「何らかの関係があるのでは?」という説も多い。
- 内山まもるによる漫画版では、テレビ版に登場した個体の弟がウルトラマンAに化けてレオ兄弟を誘い出し、死亡したと思われていたレオの両親を捕らえている事を明かし、両親と引き換えに光の国を破壊する様に脅迫する。その後ブラック指令と手を組み地球へ侵攻、最終決戦ではレオの両親が母船を脱出した際の爆発に巻き込まれて負傷、哀れな最期をとげた。
[編集] にせアストラ
第38話「決闘! レオ兄弟対ウルトラ兄弟」、第39話「レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:4万9千トン
ウルトラの星をコントロールしているウルトラキーを盗もうと、ババルウ星人が化けた姿。ウルトラキーを盗み出し、制御不能になったウルトラの星を、あと1週間で地球に衝突させてしまう事態に陥らせた。にせアストラを追って地球へとやってきたウルトラ兄弟(ゾフィー、ウルトラマン、新マン、エース)と、偽者とは知らずに弟をかばうレオを上手く闘わせ、レオに重傷を負わせる。武器としても使用できるウルトラキー(小惑星を一瞬で消滅させるほどの破壊力を持つ)をウルトラ兄弟に向けて発射する寸前、ウルトラマンキングにキーを破壊され、キングの放った洗礼光線によってあっさりと姿を暴かれ逃亡する。壊されたキーはレオ兄弟によって修復され、ウルトラの星へと返された。
- 特撮ヒーロー作品に出てくる「にせヒーロー」は大抵の場合は外見上、本物と何らかの差異がありそれで(少なくとも視聴者は)見分けることが可能だが、にせアストラは本物と全く同じ外見を持ち、区別することができない(劇中でも実の兄であるレオすら偽者だと見抜けなかった)。また、本物のアストラを氷塊に閉じ込めて正体を見破られるのを防ぐなど「アストラに化けてウルトラマン達を騙す」作戦を徹底していた。もちろんこれは、視聴者にもキングに看破される時点までアストラが偽物である事を伏せておく意図があった物と考えられる。
- ちなみに、にせアストラを追ってきたウルトラ兄弟の中にタロウがいなかったのは、前作『ウルトラマンタロウ』の最終回でウルトラバッジを捨て、東光太郎として生きていくことを決めたためである。
[編集] 『ウルトラマン Fighting Evolution0』に登場したババルウ星人
プレイステーションポータブル専用ソフト『ウルトラマン Fighting Evolution0』に登場。
ウルトラ兄弟抹殺のためにバルタン星人、ヒッポリト星人、ナックル星人、テンペラー星人と手を組み、ヤプールに利用されている。プレイヤーキャラ以外のウルトラ兄弟達をブロンズ像にして捕らえ、救出に来たプレイヤーと対決する。一度倒すとヤプールによって暴走した超ババルウ星人となって再び襲ってくる。
[編集] 『ウルトラマンメビウス』に登場したババルウ星人
『ウルトラマンメビウス』第35話「群青の光と影」、外伝ヒカリサーガSAGA3「光の帰還」に登場。詳細はこちらを参照。
[編集] ブラック指令
第40話~第51話(最終回)に登場。
- 身長:189センチメートル
- 体重:80キログラム
円盤生物の地球襲来と同時に現れた黒ずくめの謎の怪人物。その正体は悪魔の惑星ブラックスターから地球侵略のためにやってきた宇宙人である。手に持っている水晶玉でブラックスターから次々と円盤生物を呼び寄せ、侵略の手駒として操る。しかしウルトラマンレオによってことごとく円盤生物は倒され、闘いは次第にレオとの私闘の様相を帯びたものとなる。度重なる敗北に業を煮やし、ブラックスター最強の円盤生物ブラックエンドを呼び寄せレオに決戦を挑む。それと同時にトオル少年を人質にとりレオを追い詰めたが、逆にトオルと子供達の反撃に遭って水晶玉を奪われ、水晶玉がレオによりブラックエンドに投げつけられて破壊されたために、泡となって消えてしまった。なお死の直前に母星ブラックスターを地球に衝突させようとするものの、レオの凄まじい怒りを込めたシューティングビームの前には物の数では無かった。
- 演:大林丈史
- 大林は後にインタビューで、ブラック指令を印象づけた水晶玉について「空洞の江戸吹きガラスに水を入れたものだった」と答えている。指で押さえるような持ち方をしているが、これは空洞のガラスから水が漏れないように抑えていたためだという。
- 内山まもるによる漫画版では、ババルウ星人と手を組み、シルバーブルーメでMACを全滅させる。その後円盤生物を引き連れて地球に侵攻し、待ち受けていたレオやウルトラ兄弟と対決。戦況不利と見て逃亡を図るもアストラに阻まれ、レオの放ったセブンの形見のアイスラッガーで倒された。
[編集] 円盤生物 シルバーブルーメ
第40話「MAC全滅! 円盤は生物だった!」(1975年1月10日放送)に登場。
- 全長:0.4~29メートル(触手除く)
- 体重:1.2キログラム~1万トン
ブラック指令が、ブラックスターから送り込んだ円盤生物第1号。透明な電球あるいはクラゲのような外観を持ち、下部から出るワカメのような長い触手(最長120メートル)と黄色い溶解液を武器とする。体を縮小した円盤形態でレーダー網をかいくぐり、松木隊員の誕生日パーティーを行っている最中のMACステーションを急襲。ゲンはレオに変身して脱出できたものの、その他の隊員たちはマッキー2号、3号で脱出を試みたが基地もろとも呑み込まれて全員殉職してしまい、ダンも行方不明になってしまう(ウルトラシリーズの中で、防衛隊が全滅するのは初)。その後、地球に飛来し、戦闘形態に変体して街を破壊。その際にゲンの恋人の百子、友人であり弟分でもある猛、トオルの妹のカオルも死亡してしまう。その後、皿ほどのサイズに小型化して町にまぎれこみ、三人の少年達によって小学校の下駄箱に持ち込まれる。その後、いつの間にか教室まで来ていた所を見つかり、先生に没収されるが、その夜、自分を調べようとしてガスバーナーで熱した先生を溶かして殺害。翌日、再び戦闘形態となって学校を襲撃した際にレオと戦闘になり、飲み込んでいたマッキーを引きずり出された後、スパーク光線で倒された。
- この第40話は、上記のMAC全滅・ゲンの知人たちの死亡により、ウルトラマンの中でも最も衝撃度の高い1話として有名である。そのためシルバーブルーメ自体もウルトラマン史上最悪の怪獣との呼び声が高い。
- ウルトラマンメビウス第31話「仲間達の想い」で、このウルトラマンレオ第40話と同じ様な事(隊員の誕生日パーティー中に円盤生物が現れた)が起こった事から、CREW GUYSもMACと同じ様に全滅してしまうのでは無いかと思ったファンが多い事から、それだけこのシルバーブルーメ(と言うより、第40話のAパート)のインパクトが強かったと思われる。
- 内山まもるによる漫画版では、ババルウ星人の策略によるレオの不在を狙ってMACステーションを急襲、駆けつけたレオに救われたダンを除きMACは全滅する。その後地球に侵攻するが、残る力を振り絞って最後の変身をしたセブンが大型ミサイルと共に特攻して大きなダメージを負わせ、最期はレオによりセブンの形見のアイスラッガーで両断された。
- ダンはその後、平成セブンやウルトラマンメビウスに再登場しているため無事だったと思われる。
[編集] 円盤生物 ブラックドーム
第41話「悪魔の惑星から円盤生物が来た!」(1975年1月17日放送)に登場。
- 全長:0.7~45メートル
- 体重:16キログラム~1万トン
ブラックスターからきた円盤生物第2号で、宇宙蟹を改造して造られた。武器は口から吐く何でも溶かすペプシン溶解泡と、あらゆるものを切断する右手の巨大なハサミ。円盤形態で地球に侵入したが、トオル少年たちの鏡の光に反応し街に飛来、戦闘形態に変身して街を破壊した。その後、エネルギー充填のためエネルギー充填形態となって交通事故を起こしていたが、新種の化石と思われ城南大学の研究室に運ばれてしまう。エネルギー充填後、再び戦闘形態となってウルトラマンレオと戦った。口から出すペプシン溶解泡でレオを苦しめた。だが、溶解泡はハイスピンで吹き飛ばされて、最期はスパーク光線で体に穴が開き泡塗れになって動けなくなったところへシューティングビームを受け倒れる。
[編集] 円盤生物 アブソーバ
第42話「レオが危ない! 暗殺者は円盤生物」に登場。
- 全長:0.15~70メートル
- 体重:900グラム~1万トン
円盤生物第3号。クラゲ型の円盤生物。円盤形態で地球に侵入し、赤い怪光と共に付近一帯に地震を起こした。その後、小型化しているところを秀行少年に保護され、秀行少年の小屋を中心に巨大化して街を破壊。出撃した防衛軍も返り討ちにする。石油が好物で、本体からパイプを伸ばしてコンビナートから石油を全て吸い取ってしまう。長い触手からロケット弾と火炎、本体の上部にある目から破壊光線を放ち、有害な青いガスも吐く。レオキックを受けても倒れなかったが、同じ箇所をタイマーショットで再び攻撃されて倒された。
[編集] 円盤生物 デモス
第43話「挑戦! 吸血円盤の恐怖」に登場。
- 全長:0.4~110メートル
- 体重:2キログラム~1万6千トン
円盤生物第4号。夜中に突如飛来し、おゝとりゲン宅の近所で人間を次々と吸血して殺害。また、人間に乗り移りレオに降伏宣言を迫った。街の各所にデモスQを3体配置し、本体は警察署のゴミ箱に潜んで情報を集めていた。偶然に居場所を発見され刑事1人を吸血し殺害するも、捕らわれて科学捜査研究所にて焼却処分された。しかし、円盤生物故にそれでは死なずデモスQと融合、巨大化した。最大の武器は体上部の眼の下にある口から放射する溶解泡で人間、ビルさえも一瞬で溶かす。無数の触手を使い善戦するも最期はスパーク光線でダメージを受けたところをウルトラショットで体を撃たれ絶命。後、分解、炎上して消滅した。
[編集] デモスQ
第43話「挑戦! 吸血円盤の恐怖」に登場。
レオを降伏に応じさせる為の切り札として、デモスが街の要所に仕込んだデモスの分身。デモスの本体であるマスターデモスが1体、それに操られるデモスQ3体の計4体が居る。人が集まるところに潜んでいた。結局、出動することは無くデモスと融合し巨大化、レオにデモスが倒されたのと同時に分離して燃え上がり消滅した。
[編集] 円盤生物 ブラックガロン
第44話「地獄から来た流れ星!」に登場。
- 身長:0.3~50メートル
- 体重:4キログラム~2万3千トン
円盤生物第5号。隕石に化け地球に侵入した。隕石と間違えられて鉱物研究所に運ばれる。おゝとりゲンに正体を見破られるも、あらゆる外的刺激に耐え、追い返した。ブラック指令の命令を受け巨大化。他の円盤生物同様、小型円盤と怪獣型の二つの姿を持つ。顔と手足を亀の如く引っ込めて空を飛ぶことができる。最大の武器は吸盤状の両手から出す火花形の熱線で、これによりレオを一度は撃退した。これは飛行しながらでも放つことができる。また、奥の手として口から出す舌がある。舌だけでレオすら持ち上げる力をもつ。最期は、弱点でもある舌をハンドスライサーで叩き切られて絶命した。
[編集] 円盤生物 ブリザード
第45話「まぼろしの少女」(1975年2月14日放送)に登場。
- 身長:0.48~59メートル
- 体重:13キログラム~1万7千トン
度重なる円盤生物の襲来によってブラックスターの存在を調査する科学者が現れ始めたため、ブラック指令がその科学者たちの抹殺を目的にブラックスターから呼び寄せた円盤生物第6号。地球に侵入後は湖の湖底に身を潜めていた。科学者の暗殺のためにマユコという少女と口から凍結線を吐くフランス人形を使い、次々と凍死させていった。だが、おゝとりゲンに感づかれマユコとフランス人形を回収、戦闘形態に変身しウルトラマンレオに戦いを挑んだ。戦闘形態は前後両方に顔があり青い方の噴射口からは凍結ガス、赤い方からは高熱火炎をふきだす。レオを氷付けにするがツララで噴射口をふさがれたため高熱火炎で攻撃した後、そこもウルトラショットでダメージを受けたため、円盤形態で湖に潜んだ。湖を炎上させ近寄れないようにしたが、ウルトラマントで消火され、空に逃げようとしたところをハンドビームで倒された。
[編集] 円盤生物 ハングラー
第46話「戦うレオ兄弟! 円盤生物の最後!」に登場。
- 全長:64メートル
- 体重:2万4千トン
円盤生物第7号。アンコウに似た姿をしている。巨大な口から強力な炎を吐く。真夜中の高速道路で触覚を信号のように点滅させて、車を引き寄せて食べてしまう。初期は地中に隠れていたが、やがて白昼堂々、高速道路を襲撃する。触覚をゲンが操るアドバルーンによって傷つけられ、一度は撃退されるが、今度は市街地で破壊活動を行なう。レオとの戦闘ではレオが右手を負傷している事に気付き、右手を執拗に攻撃して追い詰めるが、レオを助けに来たアストラのウルトラリダクションで倒される。
[編集] 円盤生物 ブラックテリナ
第47話「悪魔の星くずを集める少女」(1975年2月28日放送)に登場。
- 全長:78メートル
- 体重:1万9千トン
ウルトラマンレオ暗殺のためブラック指令がブラックスターから呼び寄せた円盤生物第8号。二枚貝に似た形状をしており、頭部が殻の内部にある。宇宙から桜貝に似たテリナQをばら撒き、その後東京上空二千メートルの空域に静止、テリナQを使って次々と人間を襲った。テリナQに取り付かれた人間を操りおゝとりゲンを襲わせ、さらにテリナQでゲンの右目を負傷させることに成功。ウルトラマンレオに変身した後も右目を狙い触手や火花状の光線で攻撃したが、内臓を破壊されて形勢逆転。空に逃げようとするがダークシューターで撃墜、発電所に叩き落され動けなくなった所にエネルギー光球を受け倒れる。
[編集] テリナQ
第47話「悪魔の星くずを集める少女」に登場。
- 全長:6センチメートル
- 体重:20グラム
ブラックテリナの分身とも言うべき物体。見た目は桜貝そっくり。テリナQを身に付けた人間はブラックテリナの意のままに操られる。自分を傷付けようとした人間に対してはその体に取り付き、血を流すほどの傷と痛みを与える。この能力でゲンの右目も傷付けた。だが、防御能力は皆無であり叩きつけられた程度で青色の液体になって溶けてしまう。ゲンの通報によって大半が警察に回収され、ブラックテリナの死後はその能力を失った。
[編集] 円盤生物 サタンモア
第48話「大怪鳥円盤 日本列島を襲う!」(1975年3月7日放送)に登場。
- 全長:60メートル
- 体重:1万5千トン
ウルトラマンレオの抹殺及び日本列島破壊のためにブラックスターから飛来した円盤生物。円盤形態と戦闘形態が同じ、珍しいタイプである。地球に侵入後、九州地区の防衛軍のレーダーに探知されミサイル攻撃を受けるが、物ともせずに飛行を続けた。その後、防衛軍は最新型誘導ミサイルでサタンモアを攻撃するが効果は無く、そのまま東京侵入を許してしまう。東京侵入後、内部に収容してあった小型怪鳥円盤で人々を襲い、本体は超高層ビルを破壊しようとした。ウルトラマンレオが現れビルの破壊を阻止しようとしている時は、レオの背中を巨大なクチバシで攻撃したが、反撃に転じたレオのシューティングビームによってあっけなく撃墜された。
[編集] 怪鳥円盤 リトルモア
第48話「大怪鳥円盤 日本列島を襲う!」に登場。
- 全長:30センチメートル
- 体重:8キログラム
サタンモアの体内から吐き出された小型の怪鳥円盤。サタンモアが建物を破壊している間に人間を襲う。武器は鋭いクチバシ。
[編集] 円盤生物 ノーバ
第49話「死を呼ぶ赤い暗殺者!」に登場。
- 身長:0.1~57メートル
- 体重:0.2キログラム~1万トン
円盤生物第10号。テルテル坊主のようなユーモラスな風貌をしているが、凶悪な性質を持つ。円盤形態で流れ星に紛れて地球に侵入した。その後、小型化して白いテルテル坊主として公園に潜伏。トオルと接触し、翌日、赤いテルテル坊主になって、家族がいない事を悲しみ虚ろな気持ちになっていたトオルに取り憑いてトオルに家族の幻を見せながら自分を運ばせ、街中に赤いガスを撒き散らした。このガスを浴びた人間は首に赤い鎖が巻きついて凶暴化し、誰彼構わず襲い掛かってしまう。その後、赤い煙と共に巨大化して防衛軍を撃退する。武器は前述の赤い発狂ガスと目からの破壊光線、両手に備えた鞭と鎌。レオが出現すると辺りに血のような真っ赤な雨を降らせた。その独特の威圧感でレオに詰め寄るがシューティングビームで足止めされたところにエネルギー光球を受け爆発し消滅。
[編集] ウルトラマンメビウスに登場したノーバ
『ウルトラマンメビウス』第28話「コノミの宝物」に登場。詳細はこちらを参照。
[編集] 円盤生物 星人ブニョ
第50話「レオの命よ! キングの奇跡!」(1975年3月21日放送)に登場。
- 身長:1.9~61メートル
- 体重:84キログラム~2万3千トン
ブラックスターから円盤形態で飛来するが、地球に到着するや否やすぐにヒューマノイド形態に変体し、普段は人間体として活動する。その朴訥とした風貌から、当初はブラック指令から全く相手にされず期待もされていなかったが、知能は高く、両耳にある触角状の宇宙人探査装置でゲンがウルトラマンレオであることを簡単に見破った。さらに巧みな作戦でおびき出したレオを特殊光線で造られた宇宙ロープで捕縛して巨大化できなくさせ、凍らせて宇宙ノコギリでバラバラにして一度は勝利を得る。しかし、ウルトラマンキングの超能力によってレオは蘇り、長い舌と口からのスリップオイルで闘うが、レオキックによって頭部を飛ばされ、溶けてしまった。
[編集] 円盤生物 ブラックエンド
第51話「さようならレオ! 太陽への出発」に登場。
- 身長:55メートル
- 体重:2万9千トン
ブラックスター最強にして最後の円盤生物。密かに地球に侵入し地震や陥没を起こしていた。武器は前に二本、背中に二本ついた角と尻尾のハサミ。および口からの高熱火炎。突如現われ、レオの名を呼ぶがゲンが諸事情で変身できない為に現われないことで諦めて撤退。後日、レオと対決するが、幾多の星人・怪獣との対戦や人生経験により強くなったレオには全く歯が立たなかった。ブラック指令がトオルを人質にとったことにより、一転、レオを危機に陥れたが、逆にブラック指令がトオルら子供達に倒され、ブラックエンドもトオルがブラック指令から奪った水晶玉をレオにぶつけられて最期を迎えた。