ウルトラマンA
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『ウルトラマンA』(ウルトラマン エース)とは、1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までTBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全52話が放送された、円谷プロダクションが製作した特撮テレビ番組の名称、あるいはその劇中に登場する巨大変身ヒーローの呼び名である。
ウルトラシリーズ第5作であり、第2期ウルトラシリーズの第2作にあたる。異次元人ヤプールが送りだす超獣と戦うウルトラマンAおよびTACチームの活躍を描く。男女合体による変身など多くの新機軸が盛り込まれた。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
『帰ってきたウルトラマン』の後続番組として企画された本作は、市川森一、上原正三、田口成光の3人の脚本家による「ウルトラハンター」「ウルトラファイター」「ウルトラV」の3種類の企画を整理・統合したものであると言われる。当初予定されていたタイトルは『ウルトラA』であった。
異次元人ヤプールが送り込んでくる超獣や宇宙人から地球を守るために、銀河連邦によって地球人の男女にウルトラマンAとしての能力が与えられたという設定が導入され、主人公たちは危機において、男女合体によりウルトラマンAに変身する。男女の合体によるヒーローの誕生は、性差を越えた完全な超人の誕生という理念を元にした設定だった。これらの新設定は、『仮面ライダー』等の特撮番組が相次いで制作される中、他の番組との差別化を図る必要があったために試みられたものであった。 また、第1話でA本人が語った「銀河連邦」は円谷プロが制作していた『ミラーマン』など他のヒーロー番組を一つの世界観でまとめるために考案された設定である。 また、『仮面ライダー』との差別化が図られる一方、逆に同作品と同様のプロットが新機軸として導入されることにもなった。例えば、ウルトラマンシリーズにおいては、異次元人ヤプールのようなレギュラーの敵組織という試みは初めてのことであった。この点は、『仮面ライダー』においては「ショッカー」というレギュラーの敵組織が存在することから触発されたもの、としばしば解釈されている。
しかし、これらの新機軸はいくつかの佳作を生み出したものの、作品の自由度を制限する面も多く、十二分に生かされたとは言えなかった。結局、シリーズ途中でヤプールは全滅・退場し、主演女優の降板で男女合体変身も行なわれなくなって、従来の路線に戻ることとなった。また、「銀河連邦」もドラマに登場することはなく、『トリプルファイター』の副主題歌やいくつかの商品展開に使われたのみで終わった(本作主題歌に歌われているのは“銀河連峰”)。2006年9月16日公開の映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の台詞の中にも「銀河連邦」の名が出ているが、その実体は未だ不明である。
このように初期設定を生かし切れなかった面は否定できないが、超獣という新キャラクターの設定を生かした3話,6話、本作以降明確化されたウルトラ兄弟の設定を生かした5話、地球滅亡の危機に立ち向かう二人の主人公のパートナーシップを前面に出した7、8話の前後編など、初期設定を生かした秀作も作られていた。そして数々の新設定を集大成した13,14話の前後編はウルトラシリーズ屈指の大作として高く評価するファンも多い。また、初期設定が変更され従来のウルトラシリーズの路線に戻った29話以降も、印象的な超獣こそ少ないものの、個性の強いエピソードが続出した。そして、ウルトラの父の登場や歴代ヒーローの客演によりウルトラ兄弟という設定が強調されていったことは記憶されてよい。
夕子の退場後、普通の地球人の少年・梅津ダンを「ウルトラ6番目の弟」として登場させ、北斗とダンの交流を軸に物語が展開された。これは視聴者である少年たちに「君もウルトラ兄弟になれる」という親近感を持たせるための施策と考えられ、事実この時期は視聴率が上向いているが、梅津姉弟は43話を最後に特段説明なども無いまま姿を消している。これは、本来の「ウルトラ6番目の兄弟」であるウルトラマンタロウが近づいたための配慮と伝えられるが、ダンの存在が中途半端に終わった感もある。
[編集] タイトルに関して
なお、『ウルトラマンA』は、前作までの「ウルトラシリーズ」『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』(ウルトラマンジャック)の名称の流れに従い、当初は『ウルトラA』と名付けられるはずであった。しかしすでに玩具メーカーのマルサンから同名のフィギュアが発売されており、商標名の問題が起きたため『ウルトラマンA』に改名して番組制作した。『ウルトラA』の名で収録された主題歌の音源も現存しており、かなり切迫した状況の中での名称変更だったと考えられる。そしてこれ以後シリーズ名も「ウルトラマンシリーズ」となり、以後制作された番組はすべて『ウルトラマンxxx』という名称になっている。すなわち、今では当然のようになった「ウルトラヒーローは『ウルトラマン - 』の接頭辞を冠する」という慣習は、ウルトラヒーローシリーズ第4作目となるこの作品で初めて見られるようになったのである。ウルトラセブンが視聴者から“ウルトラマンセブン”と誤って呼ばれることが多いのは、こうした事情からである。
[編集] 「超獣」の概念
それまでのウルトラシリーズでは「怪獣」が主な敵役であったのに対し、この番組に登場する敵は「超獣」(Terrible-monster "怪獣を超えるもの"という意味)と呼ばれる。超獣が怪獣より強力である事を示す為の演出として、第7話「怪獣対超獣対宇宙人」では、"超獣"ドラゴリーが、前作にも登場した"怪獣"ムルチを惨殺するという展開が織り込まれている(『タロウ』ではこの逆の演出が見られる。後述)。当初は異次元人ヤプールが地球上の生物と宇宙怪獣を超獣製造機(Terrible-mixer)で融合させて作った合成生物という位置づけであったが、シリーズ途中でヤプール軍が全滅したことによりヤプールとは関係がないと推測される「超獣」が出始めたため、超獣という語の定義は次第に不明確になってしまった。そして、この超獣の設定ゆえに、次作『ウルトラマンタロウ』の第1話において、超獣より更に強い怪獣を出現させることになる。
[編集] 合体変身と南夕子の退場
ウルトラマンAにおいて設定された男女合体変身はそれまでのヒーロー番組においてほとんど例のない新機軸であり、メインライターの市川森一が原案において当初から設定していたことからも、ウルトラマンAのテーマの軸をなす設定であったといえる。前半のいくつかの話ではこの設定が生かされたエピソードも挿入されていたが、いくつかの要因により、南夕子の設定を生かし切ることが難しくなってきた。「男女合体変身だとヒーローとして弱々しい」「合体変身を子供がまねることが難しい」等の番組の評判としての意見もさることながら、ストーリーを展開する上で、北斗と南のドラマをそれぞれ語る必要があるなど、脚本側の要求があったとも言われている。最終的に第28話をもって南夕子は「ヒーロー番組」から退場することとなった。
が後年「ウルトラマンAGE」インタビューにおいて「どうしても『南夕子』になりきれなかった」事を理由に降板させてもらったと、主演女優が述懐している。しかし、同主演女優の公式サイトでは降板する気はまったくなかった、台本を渡されるまで知らされてなかったと述懐している。
[編集] キャラクターとしてのウルトラマンA
- 身長:40メートル
- 体重:4万5000トン
- 年齢:1万5千歳
- 飛行速度:マッハ20
- 走行速度:時速580km(放映当時は1000km)
- 水中速度:220ノット
- ジャンプ力:900メートル
- 腕力:14万トンタンカーを持ち上げる
- 戦力:兵力71000人分、艦船190隻分、航空機750機分、アメリカ第7艦隊以上の戦力を持つ。
- 職業:宇宙警備隊員。地球より帰還後はアンドロメダ星雲方面の任務を経て支部長。('70~'80年代の児童誌設定による)
- 家族構成:孤児で、ウルトラの父と母に育てられた。その為、母の甥であるウルトラセブンとは特に仲が良く、ピンチに陥ったAをセブンが救援に来た回数はゾフィーに次いで多い。
- 特徴:ウルトラ兄弟の中では一番多くの光線技・超能力を持ち、中でもいわゆる「切り裂き技」(攻撃のためのエネルギーを光線ではなく刃のように変化させて投げつける荒技。詳細は後述)のバリエーションにかけては右に出る者がいない。「光線技のエース」と呼ばれる所以である。児童雑誌の解説では、胸にカラータイマー、額にウルトラスターの2つのエネルギー源があるため、それまでのウルトラ戦士と比べて倍のエネルギーを使えるためという描写がある(注:後継戦士のウルトラマンタロウにも額と胸にエネルギーを示すカラータイマーがある)。また、一般に知られるウルトラマン的な掛け声(よく「シュワッチ」と表記される)に加えて、迫力を増すためか納谷悟朗による固有の掛け声が度々用いられている(主に、攻撃を仕掛ける際の「テェーイ!!」という気合のこもった叫び、または危機に陥った時に漏らす苦悶の声など。なお、この声は「ウルトラマンメビウス」のTVシリーズでウルトラマンAが再登場を果たした回においても再度用いられた)。「性差を越えた完全な超人」というコンセプトから、その姿は両性具有の観音像をモチーフとしており、他のどのウルトラマンにも似ていない。また、その声と後述する北斗星司の性格設定の影響からか、後にコミックボンボン等で描かれたコミックスには、「他の誰より短気なウルトラマン」として描かれているが、円谷プロからのクレームはなかったという。
- 1~2話は上下で分割する事が出来るスーツを使用していたが、3話以降は役者の変更と同時に従来と同様のスーツとなった。スーツ・役者共に変更の理由は良く分かっていない。
- 弱点:地中に潜れない(第5話の時点。28話では克服していた)、水中戦に弱い。
[編集] 能力
- メタリウム光線
- ウルトラマンAの光線技のひとつで、最も得意とする必殺技。両腕を伸ばしつつ上半身を大きく左後方にひねった後、正面に向き直ってL字型に組んだ両腕の右側から発射される。当時の円谷プロの光学合成の水準の高さを見せつけるような赤、青、黄色の輝きを持つ美しい光線。発射ポーズはウルトラセブンのワイドショットに似ているが、それ以上の威力があるとされる。決め手として多く使用されていたが、避けられたり通用しなかったりした事も何度かあった。なお、「ウルトラヒーローの必殺光線を浴びて倒された敵キャラクター(主に超獣・怪獣など)は激しい爆発とともに木っ端微塵に吹き飛ぶ」という演出は本作で確立され、次作「ウルトラマンT」においてもたびたび踏襲されている。
- パンチレーザー
- ウルトラマンAの光線技のひとつ。額のウルトラスターから放射される。決め技には成り得なかったものの敵を怯ませる程度の威力をもつ。レーザーを断続的に発射するタイプもあり、こちらはレッドジャックにダメージを与えた。だが、フブギララには通用しなかった。発射体勢はセブンのエメリウム光線(反磁力線発射時)と同様だが、威力は劣る。なお、威力の強弱はつけられないと思われる。
- ウルトラスラッシュ
- ウルトラマンAの光線技のひとつ。ウルトラマンの八つ裂き光輪と同様の切断技。バキシムの首を切断して倒した。
- ウルトラギロチン
- ウルトラマンAの光線技のひとつ。「ウルトラギロチン」と叫んでから、頭部のエネルギーホールから発生させたエネルギーをギザギザした円形にして投げつけ、3つに拡散させて敵を切り裂く。ウルトラスラッシュの数倍の威力があり、その威力故に、使用にはウルトラの星からの許可が必要。大きなエネルギーを消費する。メタリウム光線の通じないブロッケンとの戦いで、ウルトラ4兄弟からのウルトラサイン「立て! 撃て! 斬れ!」を受けて使用、ブロッケンを倒した。このエネルギーは様々な形に変形が可能。「劇場版 ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」でも使用された。
- ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。ピンと伸ばした右手刀と左手刀の間に大きな三日月型の切断力場を垂直に形成し、敵に発射、真っ二つに切断する。メトロン星人Jr.、キングカッパー、バッドバアロン、フブギララを倒した。8話のメトロン星人Jr.戦のナレーションでは「ウルトラギロチン」と呼称されている。
- ホリゾンタル・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。三日月型の切断力場を垂直ではなく水平に形成したもの。バッドバアロンの首を切断し、その直後にヴァーチカル・ギロチンを放って体を真っ二つにした。
- サーキュラー・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。三日月型の切断力場を、両手でX型を描いて形成する十字型ギロチン。サボテンダーを倒した。別名・サーキュラーナイフ。
- マルチ・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。頭部と両腕先から小型の光のナイフを複数放つ。ユニタングをバラバラにしたが、敵は再生してしまった。別名・ギロチンナイフ。
- ギロチン・ショット
- ウルトラギロチンの変形技。別名:スペースギロチン。ウルトラギロチンのエネルギーをスペースQの応用で凝縮して放つ最強の切断技。最終話で使用し、メタリウム光線を受けて動きの止まったジャンボキングの首を切断してとどめをさした。一部の資料では「連続発射した」と記載されているが、本編では1発しか発射していない。
- スペースQ
- ウルトラ4兄弟のエネルギーを借りて出した必殺技。頭頂部にエネルギーを集め、球状の光線として敵に放射する。5人分のエネルギーを集中させるため、エースの光線技の中では最強の威力を誇る。メタリウム光線の通じないエースキラーを倒した。脚本段階では、Aの新たなアイテムとして頭部に光の球体が装着されるイメージであったが、完成作品では一度きりの技として処理されている。なお「Q」とは「五重奏」を意味する「Quintet」から来ていると思われる。
- タイマーショット
- ウルトラマンAの光線技のひとつ。胸のカラータイマーから放射される。ガランの腕を焼き切った赤い光線と、スフィンクスの胴体を倒した虹色光線がある。
- アロー光線
- ウルトラマンAの光線技のひとつ。くさび形光弾を連射する。色は赤、白、青の3種類。主に牽制に使用される。キングカッパー、ヒッポリト星人、サウンドギラー、フブギララに使用。また、当たると電撃になってダメージを与える光輪型のアロー光線もあり、これはカイテイガガンに使用している。
- スラッシュ光線
- 右手から放つ、単発の光弾。バキシムの角ミサイルを破壊した。
- スター光線
- 両手先の間から星型光弾を連射する。マッハレスにダメージを与えた。一部の資料では「スターショット」と表記されている。
- エネルギー光球
- 両手の間に発生させたエネルギーを丸めて、赤い弾にして投げつける。当たると爆発する。ザイゴンにダメージを与えた。
- ダブルビーム
- 両手を広げて、両手先から一点を狙って放つ白色光線。サボテンダーの舌を焼き切った。
- ドリル光線
- 右手に、ドリルのように渦を巻いた光線を発生させる。キングクラブの尻尾をバラバラにするのに使用。
- ストレート光線
- 両手を広げて、両手先から一点を狙って断続的に放つ光弾。巨大ヤプールに使用。
- ムーン光線
- 右手から三日月型光弾を連射する。巨大ヤプールに使用するが、通用せず。
- ブルーレーザー
- 交差させた両腕を伸ばして放つ青い光線。雪山の頂に放ち、雪崩を起こしてアイスロンの死体を埋めた。
- シューティングビーム
- 両手のひらを合わせて連射する青いエネルギー波。スノーギランに使用したが、効果が無かった。
- ハンディシュート
- 両手先から断続的に発射する光の矢。スチール星人に使用。
- ダイヤ光線
- 両手先を合わせて放つ、菱形の光弾。ブラックビジョンを倒した他、マッハレスにダメージを与えた。別名・カッタービーム。
- ハンドビーム
- ジャンプして、両手をそろえて放つ青い光線。アングラモンの弱点の胸を撃って倒した。地上でビームを断続的に発射するタイプもあり、こちらはバクタリにダメージを与えた。
- グリップビーム
- 右拳から放つ光線。カイマンダを倒した。
- アタックビーム
- 両手先の間から放つ、赤色熱光線。キングクラブを倒した。
- パンチレーザースペシャル
- 両手を広げて発生させたエネルギーを手先に集中、3本の赤色光線にして放つ。ガマスを倒した。
- エネルギー光線
- 両手間に発生させたエネルギーを凝縮し、断続的に放つ。ダイダラホーシを倒した。
- タイマーボルト
- ウルトラマンAの光線技のひとつ。カラータイマーから空に電撃エネルギーを放射、敵に雷を落とす。ブラックサタンに石油を浴びせた後、この技で炎上させた。別名:ウルトラサンダー。
- フラッシュハンド
- 両腕を熱エネルギーで包み、チョップを叩き込む。コオクス戦ではフラッシュハンドを光輪にして投げつけ、敵の腕を切断した。また、熱エネルギーを炎に変えて放射する「エースファイヤー」という技もあり、スフィンクスにダメージを与えた。
- 透視光線
- 両目から放つ光線。煙等に隠れた敵を発見する。火山の煙に隠れたルナチクスを発見した。
- メディカルレイ
- 両目から放つ治療光線。オニデビルの赤い豆の毒にやられた人々を回復させた。
- ウルトラシャワー
- 両手を合わせて噴射する溶解液。ユニタングを溶かした。
- 実体化ガス
- 両手を合わせてガスを噴射、敵の実体を探す。アプラサールに使用。
- 消火フォッグ
- 指先から消化液を噴射する。10話と15話で火災を消し止めた他、41話ではカイマンダの後光輪の炎を消火した。
- セット光線
- カウラに鼻輪をかけ、おとなしくさせた。
- ボディスパーク
- 全身から高熱を発する。体に巻きついたユニタングの糸を焼き切るためと、フブギララの冷気で凍りついた体を溶かすために使用。
- サークルバリア
- 円形の光の壁を発生させる。ブラックサタンの光線を跳ね返した。
- ウルトラネオバリア
- 長方形の光の壁を発生させる。バキシムの火炎を防いだ。
- エースバキューム
- 両手からガスや水を吸い取る。ガランの吐くガスや、キングカッパーの頭の皿の水を吸い取った。
- ドライスパーク
- 右腕を頭上に掲げ、2本指から高熱を放ちキングカッパーの皿の水を蒸発させた。
- エーススパーク
- 体から矢尻型の光弾を放つ。バキシムの動きを止めた。
- ストップフラッシュ
- 腕を胸の前で交差させて放つ、活動停止光線。メトロン星人Jr.とユニタングの動きを止め、別の技で撃破している。
- エースバリア
- 高速回転するAの体から発せられるエネルギーによって敵を透明な球の中に封じ込める決死の技。一度に2体の敵を封印できるが、エネルギーの半分を消費し、南夕子の体力に大きな負担をかける。効力はわずか一日で消えてしまう。第7話ではドラゴリーを、第8話ではドラゴリーとメトロン星人Jr.の2体を封印した。
- エースバリア
- 上記のエースバリアとは別の技。両腕を体の前に突き出し、敵の光線を無効化する。巨大ヤプールの光線を防いだ。
- エースバリア(太陽光遮断能力)
- 太陽光で超獣化したハンザギランを光の幕に包み、太陽光を遮断する事で元のサンショウウオに戻した。
- ウルトラナイフ
- 「ウルトラナイフ」と発声しながら、手刀で敵を切り裂く。ザイゴンの首を切断した。
- 電撃キック
- 左足にエネルギーを集中させ、敵の頭を掴んで左足で蹴りこんで電撃を食らわす。アクエリウスを倒した。
- ウルトラパンチ
- 強烈な右ストレートパンチ。ドラゴリーの体を貫くほどの威力。
- エースブレード
- ウルトラ念力で作り出す、実体のある鋭い刀。第8話ではドラゴリーの首を、第25話ではスフィンクスの首を切断した。
- エースリフター
- 強力な投げ技。敵を担ぎ上げ、上に放り投げてから落下してくるところを受け止め、回転してから再度放り投げる。ギタギタンガとオニデビルを倒した。エースはこれの他にも、背負い投げ、首投げ、巴投げ、空中回転落とし、回転足投げ、敵の足を掴んで振り回す「ウルトラスウィング」といった投げ技を持つ。
- エースドリル
- 体を高速スピンさせ、ドリルのように地底を掘り進む技。28話で使用。5話では地底に潜れなかった(南夕子の台詞より)が、克服するための訓練はしていたようだ。
- 流れ斬り戦法
- 大木を抜いて剣のように使用し、突進してすれ違いざまに斬りつける。ダイダラホーシにダメージを与えた。また、ファイヤー星人戦では、敵の火炎剣に対し、折れた鉄塔で対抗した事もある。
- ウルトラサイン
- 宇宙に光のサインを打ち出し、ウルトラ兄弟と連絡を取る。M78星雲のウルトラマンは全員使用可能だが、最初に使用したのはAである。また、ヤプールが偽のウルトラサインでウルトラ兄弟を罠にはめた事もある。ちなみに、「ウルトラマンタロウ」に登場したタイラントはこれを打ち消す光線を放つ。別名:ウルトラシグナル。
- 本作では、ウルトラサインに使われる文字(通称:ウルトラ文字)を用いた各ウルトラマンの名前の表記も設定され、ゴルゴダ星で4兄弟を磔にした十字架等に登場した。本作以後の作品でも設定上の接点のないものも含め、ほとんど全てのウルトラマンに「ウルトラ文字」での名前表記が設定されている。これは演出面よりはアトラクションショー等の営業面での配慮によるものである。
- 金縛り光線
- 『ウルトラマンタロウ』にゲスト出演した際、テンペラー星人に使用した技。初代ウルトラマンとエースが、両腕をL字型にかまえて帯状の光線を同時に放ち、テンペラー星人を縛りつけた。
- ファイナル・クロスシールド
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』においてウルトラマン、セブン、ジャックと共にUキラーザウルスを封印した大技。
他にも、異次元にさらわれた子供達を解放した異次元開放能力、裏宇宙にあるゴルゴダ星へ飛ぶ光速飛行能力、過去に迷い込んだTAC隊員を現代に連れ戻すために使用した時間飛行能力、旗を巨大化させた物質巨大化念力(ザイゴンを翻弄するために使用)、ガスタンクを爆弾に変えるガスタンク爆弾化能力(ベロクロン二世にダメージを与えた)、異次元エネルギー遮断能力(アプラサールを元のアプラサに戻した)、『ウルトラマンメビウス』にゲスト出演した際、地球から月面へ移動するときに使用した瞬間移動能力等、数々の超能力を使うことができ、光線・特殊能力の多さではウルトラマンシリーズ随一である。
余談だが、ガマスの放った吹き矢ミサイルを受け止め投げ返したり、ファイヤー星人の炎の剣を、足元にあった高圧電線の鉄塔ではじき返し、剣を奪って返り討ちにしたりするなど,相手の武器を用いて攻撃する描写も多かった。
[編集] TAC
TACの正式名称は「Terrible-monster Attacking Crew 」。別名「超獣攻撃隊」とも呼ばれる。突如出現した超獣ベロクロンによって全滅した地球防衛軍に代わって組織された新たな地球の守備組織である。全世界的な組織で、本部はニューヨークに置かれている。日本は極東支部とされ、基地は山梨県側の富士山麓の樹海付近にある。また、ウルトラマンAこと北斗星司と南夕子が入隊したのもこの極東支部である。基地は地形や自然を利用して巧妙にカモフラージュされ(しかし超獣や宇宙人の侵入を許すケースもあった)、常にレーダーで超獣の動きを監視しながら、超獣撃退のための兵器、戦術を日夜研究している。開発した兵器の数は随一。超獣・宇宙人の撃破数はウルトラ警備隊、ZATに準ずる成績を誇る。また、撃破自体はそんなに多くなくても、超獣に大ダメージを与えたりもしており、Aの勝利が彼らの貢献であることも少なくない。
[編集] TAC極東支部の隊員
- 竜五郎 隊長(りゅう ごろう)
- TAC極東支部の隊長。常に冷静沈着。作戦が特に危険な場合であれば、部下を思い敢えて自分で取りかかる。また、如何なる苦境に陥っても、部下や事件に関わってしまった人達を諭し、勇気づける事を忘れない。独身で一人暮らしをしており、故郷の秋田県に姉と甥がいる。
- 山中一郎 隊員(やまなか いちろう)
- TAC極東支部の副隊長格。射撃の名手(特に早撃ちが得意)でもあり、タックガンを常に二挺携帯している。少々怒りっぽく、よく北斗と対立するが、根は優しく仲間思いで、自ら危険な任務をかってでることもある。現実主義者のため、同僚や目撃者の証言を信じないことも多いが、事実を知ると素直に認める潔さがある。
- 吉村公三 隊員(よしむら こうぞう)
- 宇宙生物の権威で、情報の分析が得意。ギターが趣味で、第2話のパーティシーン等で腕前を披露している。故郷の岡山県に母がいる。
- 今野勉 隊員(こんの つとむ)
- ロケット工学のオーソリティ(但しこの設定は殆ど活かされていない)で実家は寺の住職である。巨漢で怪力でもある。鼻をこする癖、並びに危機に陥ると「南無阿弥陀仏」と念仏を唱える癖がある。九州出身で、岡山県に親戚が住んでいる。
- 美川のり子 隊員(みかわ のりこ)
- 通信と副官業務が主な任務だが、実戦に出ることもある。爆弾の取扱いが得意で、ブローチ型の小型爆弾を常に携帯している。男運が悪いらしく、男性が絡む時は、たいてい事件に繋がっている。
- 北斗星司 隊員(ほくと せいじ)
- 主人公。年齢20歳、7月7日生まれ(※)。元は広島県福山市のパン屋の運転手。超獣ベロクロンの出現によって命を落としたが、南夕子とともにウルトラマンAによって命を与えられ復活、変身能力を与えられる。その後、夕子とともに故郷を後にしてTACに入隊するが、血気盛んで猪突猛進する性格のため、他の隊員と対立することが多く、謹慎処分をたびたび受ける(そのためTACはファンの間で「謹慎TAC」の異名を戴いている)。夕子とウルトラリングを合わせることでウルトラマンAに変身する。第28話で夕子が月星人であることを明かし、同胞の元へと去っていったため、一人で変身する事になった。
- 最終回では、ヤプール人残党の陰謀により、人を信じる気持ちを失いかけた子どもたちの心を救うため、地球から去る覚悟で自分がAであるという秘密を明かし、超獣ジャンボキングを倒して地球を後にした。
- その後、『ウルトラマンタロウ』第33,34話でゲストとして登場した。映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』では、Uキラーザウルスを封印した後、地球で神戸市のホテルのコックとして生活していたという設定となっている。『ウルトラマンメビウス』第44話でもゲスト出演していて、南夕子との再会を果たした。
- 南夕子 隊員(みなみ ゆうこ)
- 年齢18歳。北斗と同じ7月7日生まれ。元は広島県福山市の看護師。北斗とともにウルトラマンAに変身する能力を与えられた後、TACに入隊する。常に冷静に物事を考え、北斗のピンチを救ったことが何度かある。実は月星人で、故郷である月を滅ぼした超獣ルナチクスを倒した後、自分のウルトラリングを北斗に託し、月星人の世界を再建するため仲間の待つ冥王星に去っていった(第28話)。その後、第38話、最終回、『ウルトラマンタロウ』第39話、『ウルトラマンメビウス』第44話にゲスト出演している。
(※)北斗と夕子は第14話で誕生日を迎えているが、同話で北斗は20歳、夕子は18歳になったのか、もしくは物語開始時での年齢がこれなのかは不明。
- 梶洋一 主任(かじ よういち)
- TACの兵器開発担当で、さまざまな武器を作っている。惑星破壊ミサイルマリア2号や、異次元突入装置など、地球を救うための重要なアイテムを開発した。第27話を最後に降板したが、第31話にゲスト出演している。第27話では自ら志願し、他のTAC隊員と共にヒッポリト星人との対決に参加した。番組初期は普通の白衣を着ていたが、途中で専用服に変更されている(他の隊員とはデザインが違う)。
- 一部の書籍では「役に立たない物ばかり作っている」と書かれることがあるが、実際には上記の通り十分「役に立つ」物を作っていることが多い。
[編集] TACの装備
- タックファルコン
- 全長210m(ただし劇中のAや超獣との対比では40~50m程度にしか見えない)、最高速度M6.6の大型戦闘攻撃機で、乗員は通常5名(最大6名)。カムフラージュの「牧場の緑が左右に分かれ」て(「TACの歌」歌詞のまま)出現する滑走路を用いて発着するが、発進時は滑走だけではなくブースターロケットやカタパルトを併用しているように見える。垂直離着陸(VTOL)が可能であるが、脚や車輪については不時着時も含めて劇中で明確な描写がなかった。本機は機内にタックアローを2機搭載して飛行中および着陸静止時に発進させることができるが、発進後の収納はできないもよう。固有の武装としては機首に固定装備されたレーザー砲があり、ほかに主翼にロケット弾、胴体内の爆弾倉にも各種兵器を搭載できる。劇中ではレーザーでガスゲゴンを倒した。なお、宇宙航行も可能である。
- タックアロー
- TACの主力単座戦闘攻撃機。主翼両端のジェットエンジン2基に加えて、発進およびVTOL用のロケットも装備しており、最高速度はM7.7。鷲のくちばしのように下方向にとがった機首が外見上の特徴となっている。主力作戦機であるが撃墜されるケースも多い(そのため、ファンの間では脱出TACという不名誉な愛称も奉られている)。固定武装としては機首にレーザー砲を装備しているが、ロケット弾を用いた攻撃が多い。発進時は基地の山腹からロケットブースターとカタパルトを併用して離陸するが、作戦によってはタックファルコンに搭載して空中発進させる場合もある。
- タックスペース
- 複座の戦闘攻撃機で「スペース」の名称のとおり大気圏外の飛行が可能である。このためエンジンも強力で、最高速度はM8.8に達する。発進時は富士山麓の湖底から水中発進する場合と基地の山腹から発進する場合の2通りがある(前者が多い)。大気圏外飛行や水中発進に加えてVTOLも可能であることから、外見上、3発装備に見える本機のエンジンはジェットとロケットの高度なハイブリッド・エンジンと推定される。固定武装としては機首にレーザー砲を装備しており、ロケット弾も搭載する。また、普通乗用車程度の物体を機外に吊り下げて飛行する事も可能である。アクエリウスの宇宙船を撃墜した。
- ダックビル
- TACの地底探索用戦車で、超獣アリブンタ撃滅のため使用された。単独での無人飛行能力も有している。タックビルとする資料が圧倒的に多いが「ダックビル」が正式名称である(水中航行も可能なことからカモノハシの英名Duckbillからの命名であると思われる)。
- タックパンサー
- TACの専用車両。主にパトロールに使用される。原型はトヨタ・コロナマークII・2ドアハードトップ2000GSS(X20系)である。劇中描写を見る限り武装はしていない模様。
- タックジープ
- 主に野戦に使用される。また、小~中型兵器の運搬等に用いられる事もある。車両自体は特に改造等を受けていないと思われる。
- ドルフィン
- 設定のみ存在するTACの潜航艇。本編には一切登場せず、挿入歌「TACの歌」の2番の歌詞にのみ登場。1号と2号がある。富士五湖の湖底に基地があるらしい。
- タックガン
- TACの正式拳銃で隊員全員が携帯(山中のみ2挺携行)している。アタッチメントの付替えが可能で、状況に応じて実弾、光線と使い分けることができる。アンチラ星人、宇宙仮面、レボール星人、サイモン星人を倒した。
- ビッグレーザー50(ファイブオー)
- 超獣カメレキングの卵を焼き払うために初めて使用されたが、効果が無かった。普通のレーザー砲の50倍の威力を誇る。以後も使用されたがレーザーより実体弾を撃つ機会が多かった。ユニバーラゲスをレーザーで倒した。
- ウルトラレーザー
- アンチラ星人が使用していたレーザー銃の流用。
- マリア1号・2号
- 第7話・8話で登場した大型ミサイル。1号はメトロン星人Jr.に破壊されたが、2号は目標である妖星ゴランの破壊に成功した。
- 超光速ミサイルNo.7
- マイナス宇宙にあるゴルゴダ星爆破に使用されたミサイル。マイナス宇宙に突入するまでは有人飛行で飛び、突入後に操縦ロケットを分離させてミサイルのみを目的地に飛ばす仕組であるが分離装置に欠陥があった。ゴルゴダ星に辿り着く前にAにパンチレーザーで破壊された。
- タックV7ミサイル
- 超獣ホタルンガに対して使用。その威力はA相手に善戦したホタルンガを戦意喪失させたほど。直後にメタリウム光線を当てるという連携でAに勝利を齎した。なお、第25話でV9の存在が確認されたが、その姿を現すことは無く未使用に終わっている。
- 異次元突入装置
- 異次元に突入するための装置。梶によると「メビウスの輪の原理を人間に当てはめる」らしいが、実際どういう理論で突入するのかは不明。北斗隊員がこの装置で異次元への突入に成功している。
- 細胞破壊銃・細胞破壊ミサイル
- 共にヒッポリト星人に対して使用。細胞破壊ミサイルは巨大なヒッポリト星人に対して複数投下されたが、立体映像だったために効果が無かった。名称はミサイルであるが、実態は誘導爆弾と呼ぶ方が適切である。細胞破壊銃は細胞破壊ミサイルの携帯用で、エネルギー充填が半分の状態で使用されたが、ヒッポリトドームを破壊した。
- シルバーシャーク
- 一度はAを倒した超獣ファイヤーモンスを一撃で粉砕した「超獣に対抗する最強の兵器」とされる光線砲。ガスゲゴン戦でも投入されたが使用はされなかった。なお、ウルトラマンメビウスではこの拡大改良型『シルバーシャークG』が登場した。
- ゴールデンホーク
- 超獣オニデビルに大ダメージを与えたレーザー砲。タックスペースに搭載されて使用された。
- 細胞分解ミサイル
- 超獣ジャンボキングに対して使用された最後の切り札。ミサイルとあるが映像を見る限り実際は巨大なビーム砲である。ジャンボキングには効果が無く、逆に破壊された。
この他にも劇中では迫撃砲、オートバイ、狙撃銃を使用したこともあった。
- 地球防衛軍戦闘機
- 第一話でベロクロンを倒すために20機程が出撃したが全機撃墜された。以後もTACの支援のために度々登場するがすぐ撃墜される。ちなみに外観は明らかにF-4ファントムであり、恐らく同機の改良型と思われる。
[編集] 放映リスト
※各怪獣(超獣)の別名および、出演者の芸名は放送のテロップ表記に準ずる。
各怪獣(超獣)の詳細はウルトラマンAの登場怪獣を参照
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | ゲストウルトラマン | スタッフ |
---|---|---|---|---|---|
1972/4/7 | 1 | 輝け! ウルトラ五兄弟 | ミサイル超獣ベロクロン | ウルトラ4兄弟 | 監督-筧正典、満田かずほ 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972/4/14 | 2 | 大超獣を越えてゆけ! | 古代超獣カメレキング | ― | 監督-筧正典、満田かずほ 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972/4/21 | 3 | 燃えろ! 超獣地獄 | 一角超獣バキシム | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/4/28 | 4 | 3億年超獣出現! | 怪魚超獣ガラン | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972/5/5 | 5 | 大蟻超獣対ウルトラ兄弟 | 大蟻超獣アリブンタ 地底エージェント ギロン人 |
ゾフィー | 監督-真船禎 特殊技術-大平隆 脚本-上原正三 |
1972/5/12 | 6 | 変身超獣の謎を追え! | 変身超獣ブロッケン | ― | 監督-真船禎 特殊技術-大平隆 脚本-田口成光 |
1972/5/19 | 7 | 怪獣対超獣対宇宙人 | 蛾超獣ドラゴリー 幻覚宇宙人メトロン星人Jr. 巨大魚怪獣ムルチ(二代目) |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972/5/26 | 8 | 太陽の命! エースの命! | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
|
1972/6/2 | 9 | 超獣10万匹! 奇襲計画 | 忍者超獣ガマス | ― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本- |
1972/6/9 | 10 | 決戦! エース対郷秀樹 | 一角超獣ザイゴン 変身怪人アンチラ星人 にせ郷秀樹 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-田口成光 |
1972/6/16 | 11 | 超獣は10人の女? | くの一超獣ユニタング | ― | 監督-平野一夫 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972/6/23 | 12 | サボテン地獄の赤い花 | さぼてん超獣サボテンダー | ― | |
1972/6/30 | 13 | 死刑! ウルトラ5兄弟 | 殺し屋超獣バラバ | ウルトラ4兄弟 | 監督-吉野安雄 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/7/7 | 14 | 銀河に散った5つの星 | 異次元超人エースキラー 殺し屋超獣バラバ 超人ロボット エースロボット |
監督-吉野安雄 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
|
1972/7/14 | 15 | 夏の怪奇シリーズ 黒い蟹の呪い |
大蟹超獣キングクラブ | ― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-市川森一 |
1972/7/21 | 16 | 夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男 |
牛神超獣カウラ 牛神男 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1972/7/28 | 17 | 夏の怪奇シリーズ 怪談 ほたるケ原の鬼女 |
大蛍超獣ホタルンガ 鬼女 |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-上原正三 |
1972/8/4 | 18 | 鳩を返せ! | 大鳩超獣ブラックピジョン | ― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1972/8/11 | 19 | 河童屋敷の謎 | 河童超獣キングガッパー アンドロイド夫婦 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-斎藤正夫 |
1972/8/18 | 20 | 青春の星 ふたりの星 | 大蝉超獣ゼミストラー | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/8/25 | 21 | 天女の幻を見た! | 天女超獣アプラサール 天女アプラサ |
― | 監督-山際永三 特殊技術-川北紘一 脚本-石堂淑朗 |
1972/9/1 | 22 | 復讐鬼ヤプール | 暗黒超獣ブラックサタン 銀星人 宇宙仮面 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-川北紘一 脚本-上原正三 |
1972/9/8 | 23 | 逆転! ゾフィ只今参上 | 異次元超人 巨大ヤプール ヤプール老人 |
ゾフィー | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-真船禎 |
1972/9/15 | 24 | 見よ! 真夜中の大変身 | 地獄超獣マザリュース 異次元人マザロン人 ヤプール老人 妖女 |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-平野一夫、真船禎 |
1972/9/22 | 25 | ピラミッドは超獣の巣だ! | 古代超獣スフィンクス 古代星人オリオン星人 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-斎藤正夫 |
1972/9/29 | 26 | 全滅! ウルトラ5兄弟 | 地獄星人ヒッポリト星人 | ウルトラ4兄弟 | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-田口光成 |
1972/10/6 | 27 | 奇跡! ウルトラの父 | ウルトラ4兄弟 ウルトラの父 |
||
1972/10/13 | 28 | さようなら夕子よ、月の妹よ | 満月超獣ルナチクス | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1972/10/20 | 29 | ウルトラ6番目の弟 | 地底超獣ギタギタンガ 地底超人アングラモン |
― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-長坂秀佳 |
1972/10/27 | 30 | きみにも見えるウルトラの星 | 黒雲超獣レッドジャック | ― | 監督-岡村精 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1972/11/3 | 31 | セブンからエースの手に | 獏超獣バクタリ | ウルトラセブン | 監督-岡村精 特殊技術-川北紘一 脚本-山田正弘 |
1972/11/10 | 32 | ウルトラの星に祈りを込めて | 超獣人間コオクス | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/11/17 | 33 | あの気球船を撃て! | 気球船超獣バッドバアロン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1972/11/24 | 34 | 海の虹に超獣が踊る | 虹超獣カイテイガガン | ― | 監督-志村広 特殊技術-高野宏一 脚本-長坂秀佳 |
1972/12/1 | 35 | ゾフィからの贈りもの | 夢幻超獣ドリームギラス | ゾフィー | 監督-古川卓己 特殊技術-高野宏一 脚本-久保田圭司 |
1972/12/8 | 36 | この超獣10,000ホーン? | 騒音超獣サウンドギラー | ― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-長坂秀佳 |
1972/12/15 | 37 | 友情の星よ永遠に | 鈍足超獣マッハレス | ― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-石森史郎 |
1972/12/22 | 38 | 復活! ウルトラの父 | 雪超獣スノーギラン 伝説怪人ナマハゲ 月星人 南夕子 |
ウルトラの父 | 監督-山際永三 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1972/12/29 | 39 | セブンの命! エースの命! | 火炎超獣ファイヤーモンス 火炎人ファイヤー星人 |
ウルトラセブン | 監督-山際永三 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1973/1/5 | 40 | パンダを返して! | 宇宙超人スチール星人 | ― | 監督-鈴木俊継 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1973/1/12 | 41 | 冬の怪奇シリーズ 怪談! 獅子太鼓 |
邪神超獣カイマンダ 獅子超獣シシゴラン 邪神カイマ |
― | 監督-鈴木俊継 特殊技術-川北紘一 脚本-石堂淑朗 |
1973/1/19 | 42 | 冬の怪奇シリーズ 神秘! 怪獣ウーの復活 |
氷超獣アイスロン 伝説怪獣ウー(二代目) |
― | 監督-上野英隆 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1973/1/26 | 43 | 冬の怪奇シリーズ 怪談 雪男の叫び! |
吹雪超獣フブギララ | ― | 監督-上野英隆 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1973/2/2 | 44 | 節分怪談! 光る豆 | 鬼超獣オニデビル | ウルトラセブン | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石森史郎 |
1973/2/9 | 45 | 大ピンチ! エースを救え! | ガス超獣ガスゲゴン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1973/2/16 | 46 | タイムマシンを乗り越えろ! | タイム超獣ダイダラホーシ | ― | 監督-古川卓己 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1973/2/23 | 47 | 山椒魚の呪い! | 液汁超獣ハンザギラン | ― | 監督-古川卓己 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗、山元清多 |
1973/3/2 | 48 | ベロクロンの復讐 | ミサイル超獣ベロクロン2世 異次元人 女ヤプール |
― | 監督-菊池昭康 特殊技術-田淵吉男 脚本-市川森一 |
1973/3/9 | 49 | 空飛ぶクラゲ | 水瓶超獣アクエリウス 宇宙電気クラゲ ユニバーラゲス 水瓶座第3星人(声のみ) |
― | 監督-菊池昭康 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1973/3/16 | 50 | 東京大混乱! 狂った信号 | 信号超獣シグナリオン 信号怪人レボール星人 |
― | 監督-深沢清澄 特殊技術-神沢信一 脚本-石堂淑朗 |
1973/3/23 | 51 | 命を吸う音 | バイオリン超獣ギーゴン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1973/3/30 | 52 | 明日のエースは君だ! | 最強超獣ジャンボキング 遊牧星人サイモン星人 月星人 南夕子 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-高野宏一 脚本-市川森一 |
[編集] 出演者
- 竜五郎隊長:瑳川哲朗
- 今野隊員役の山本によれば、瑳川は自分の出番がなくても現場で隊員役の演技チェックをして、撮影後のアドバイスをしていたとのこと。
- 山中一郎隊員:沖田駿一
- 今野勉隊員:山本正明
- 美川のり子隊員:西恵子
- 美川隊員が私服を着て登場するシーンで着用した服は全て西の私服で、全ての服が縫製の仕事をしていた西の父が作った服だそうである。
- 吉村公三隊員:佐野光洋
- 梶洋一主任:中山克己
- 梅津ダン:梅津昭典
- 梅津香代子:宮野リエ
- ウルトラマンA:中西正(1・2話)、武内正治(3~52話)
- ウルトラマンA(声):中曽根雅夫(過去作品から流用):納谷悟朗
- ナレーター:岸田森
[編集] 主題歌、挿入歌
- 主題歌:「ウルトラマンエース」
- 作詞:東京一 作曲:葵まさひこ 歌:ハニー・ナイツ、少年少女合唱団みずうみ
- 当初は「ウルトラエース」のタイトルで録音されていたが、作品タイトルの変更に合わせて歌詞を変更して再度録音された。
- TVサイズは歌詞の一部がレコード用フルサイズと異なるが、第1話のみフルサイズに近い歌詞で歌われたものが使用されている。また、本編中では36話、43話でコール・ゼールが歌うカヴァー版が使用されたほか、38話で登場人物が歌うシーンもある。その際、歌詞にAの正体が北斗と南であることが明示されているのにそのまま歌っていることを突っ込まれることが多い。また、北斗が一人で変身するようになってからも南の名が歌詞に入っている1番が使われている。
- 作詞:東京一 作曲:葵まさひこ 歌:ハニー・ナイツ、少年少女合唱団みずうみ
- 挿入歌1:「タックの歌」
- 挿入歌2:「TACのワンダバ一週間」(「TACの一週間」)
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:エース・メンネン・コール
- なお、もう1つの挿入歌として「ゾフィのバラード」と言う曲も作られたが録音には至らず、曲のみが5話ラストのゾフィ帰還シーンや28話で夕子が月に還るシーンなどで使用されている。同曲はコロムビアミュージックエンタテインメントより発売された円谷プロ創立30周年記念のCDセット「TSUBURAYA PRODUCTION HISTORY OF MUSIC」で水木一郎の歌唱により新規録音されている。
- また、劇中におけるエースのメインテーマは、作曲者である冬木透の遊び心により、主題歌の歌詞を多少変えれば歌えるようになっている。これも「TSUBURAYA PRODUCTION HISTORY OF MUSIC」で、「ぼくらのウルトラマンエース」のタイトルで録音された。
[編集] ウルトラシリーズへの客演
- 第1話で他の兄弟と共に東光太郎とタロウの合体シーンに登場。その後も第25・33・34・40話に登場している(33・34話では北斗星司の姿でも登場)。いずれもウルトラ兄弟のひとりとしての登場である。
- 第38・39話で登場。ババルウ星人の奸計によりゾフィー・初代マン・ジャックと共にレオ兄弟と戦う事に。
- 劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場。マン・セブン・ジャックと共に究極超獣Uキラーザウルスを封印した後、北斗の姿で地球に留まっていた。20年後、宇宙人軍団の罠に陥ったメビウスを救うために3兄弟と共に変身、復活したUキラーザウルス・ネオと戦った。
- その後も北斗は地球に留まり、TV版第44話では、ヤプールの罠に陥ったメビウスにテレパシーで助言を送ると共に、月面で窮地に陥っていたGUYSクルーを救うために変身して月にテレポート。因縁の超獣ルナチクスと対戦、GUYSとの連係攻撃で葬った。その際に北斗は南夕子との久しぶりの再会も果たしている。また最終回では絶望しかかっていたGUYSクルーをテレパシーで励まし、兄弟たちと協力してメタリウム光線を放って太陽を覆っていた黒点を消し去った。
[編集] ウルトラマンボーイのウルころに登場したウルトラマンA
- 第25話「ウィークポイント!の巻」ではバルタン星人やゼットンに変身したザラブ星人に苦戦するもゼットンの弱点の背中にチョップを加え辛くも勝利した。
- 第45話「マッハコンビネーション!の巻」では、フック星人とレイビーク星人に苦戦するウルトラマンダイナにアドバイスを送った。
- 第90話「侵略作戦どっちにするの?」では、殴り合いで体力の消耗したバルタン星人とマグマ星人を倒した。登場の際に高見盛と同じポーズをとっている。
[編集] 関連項目
TBS系 金曜19時台前半 |
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前番組 | ウルトラマンA | 次番組 |
帰ってきたウルトラマン | ウルトラマンタロウ |