エアハルト・カルコシュカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
エアハルト・カルコシュカ(Erhard Karkoschka, 1923年3月6日 - )は作曲家・音楽学者・音楽教育者。現在チェコ領のオストラーヴァ生まれのドイツ人。
作曲と指揮をシュトゥットガルト音楽大学で、音楽学をチュービンゲン大学で学ぶ。1948年以降シュトゥットガルトで教鞭をとり、1962年には現代音楽専門のアンサンブルを設立、後年にはコンタック・アンサンブルと改名、1973年には電子音楽スタジオを設立し、指導者兼教授としてレッスンや講義に没頭する。その後、南アフリカや中国・韓国への客演教授旅行などを通して、20世紀以降の現代音楽の考え方を指導する。
作品は電子音楽のほうが優れているが、管弦楽曲・室内楽・声楽曲や宗教音楽まである。長年フライブルクのクラウス・フーバーと匹敵するぐらいの名教授として優れていて、マティアス・シュパーリンガーやウーリッヒ・ズーセ、ジャズのベルント・コンラドなどを輩出するなど、厳しくかつ自由な授業は客観的な態度に満ちたものだった。また退官後、ディアーナ=マリア・サグヴォスキーナの主催するベヴェーグンクスチフレン・シュトゥットガルトとも関係を持ち、人智学と現代音楽との融合なども目指した。また近年ジャチント・シェルシのように写真を嫌い、公開がとても難しくなっている。夫人は中国人。
また音楽学者として日本では著書「現代音楽の記譜法」のみが著名であるが、他にアナリーゼ関係の本を多数出版している。
[編集] 作品
- 木管五重奏の為の「アンチノミー」(1968)
- セラーン変奏曲 I-V (1998)
- 「音の時, 切片」(2004)
など。
[編集] 著書
- 現代音楽の記譜法 (1965)
- 現代音楽の分析 (1976)
- 現代音楽を聴く (1978)
など。