オリックス属
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オリックス Oryx gazella |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
オリックス属(oryx)は、哺乳綱偶蹄目ウシ科に属する生物分類項の1つ。オリックス属の模式種はオリックス。
目次 |
[編集] 分布
- Oryx beisa ベイサオリックス
アフリカ大陸南東部
- Oryx dammah シロオリックス
- Oryx gazella オリックス
- Oryx leucoryx アラビアオリックス
他に少数の集団がアメリカ合衆国(ニューメキシコ州)に移入。 これは1940年代の知事が異国情緒のあるハンティングを楽しむために輸入したものがそれ以来、繁殖しているものである。 ニューメキシコ州はアメリカ大陸で唯一のオリックスの生息地である。
[編集] 形態
オス、メス共に角を持つ。シロオリックスを除いて角はほぼ直線的。シロオリックスのみやや湾曲した角を持つ。これらの角はかなり危険であり、角でライオンを殺すことがあることも知られている。 側面から見るとオリックスは一つの角しか持っていないように見え、初めはこの動物が神話のユニコーンであると間違えられた。
[編集] 生態
砂漠やサバナに生息する。乾燥の激しい地域で生活するためか長期の間、食物から摂取した水分のみで生き残ることができる。小規模な群れを形成して生活するが、オリックスは最大60頭もの群れを形成することもある。
生まれたばかりの仔は出生直後に群れと共に走ることができる。
[編集] 分類
ベイサオリックスをゲムズボックの亜種とする説もある。
- Oryx beisa ベイサオリックス East African oryx
- Oryx dammah シロオリックス Scimitar oryx
- Oryx gazella オリックス(ゲムズボック) Gemsbok
- Oryx leucoryx アラビアオリックス Arabian oryx
[編集] 人間との関係
角は工芸品とされることもある。
角や毛皮目的の乱獲により生息数は減少している。シロオリックスは野生個体は絶滅してとされる。アラビアオリックスも1972年に野生個体は絶滅した。しかし1982年から飼育下での繁殖個体を野生に戻す試みが進められている。
[編集] その他
日本のリース会社大手のオリックス株式会社(ORIX CORPORATION)とは綴りが異なり、関係はない。
[編集] 外部リンク
英語版より
- Arabian Oryx- Photo from the Hai-Bar Wildlife Preserve in Israel.
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