キクザトサワヘビ
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?キクザトサワヘビ | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Opisthotropis kikuzatoi (Okada & Takara, 1958) |
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和名 | ||||||||||||||||||
キクザトサワヘビ | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Kikuzato's Stream Snake |
キクザトサワヘビ(喜久里沢蛇、学名:Opisthotropis kikuzatoi )は、沖縄県の久米島にのみ生息するヘビの一種である。日本では唯一淡水性のヘビで、絶滅危惧種に指定されている。以前アオヘビ属に分類されていたことから、キクザトアオヘビと呼ばれていたこともある。
目次 |
[編集] 特徴
全長54~63cmほどの小型のヘビ。背中側に鼻孔があるのが特徴。水面から呼吸しやすい構造となっている。ただし、長時間の潜水が可能である(飼育環境下で12分30秒)ことから、もっぱら皮膚呼吸を行っているとみられる。
背面は暗褐色で、オレンジ色の小斑点が2列に並ぶ。水から上がると茶褐色に変化する。サワヘビ属の中では、頭部や体の鱗数が最も少ない。
夏は昼間に、冬は夜間に発見されることが多い。詳しい食性は未だ不明であるが、飼育環境下において、糞や吐瀉物の中からサワガニの残骸が発見されている。
サワヘビ属14種のうち、キクザトサワヘビのみが比較的低い場所に生息する(久米島の山は、高くても標高300m程度である)。その他の種の大半が、標高1,000m以上の高山や渓流で発見されているのとは対照的である。
[編集] 発見後の沿革
久米島町立清水小学校2代校長の喜久里教達が、久米島の白瀬川にてオスの個体を1匹発見。1956年9月15日、琉球大学に持ち込んだ。和名及び学名は、彼の名にちなむ。
発見当初は陸生生物と考えられており、生物学上の分類も水生のサワヘビ属ではなく、陸生のアオヘビ属とされていた。発見者喜久里の助言により、1982年9月16日から9月20日にかけて水辺を中心に調査した結果、四半世紀ぶりに発見された。また、1990年から1992年にかけて、沖縄県教育委員会が現地調査を実施したが、発見数は5個体にとどまった。
開発に伴う生息地の減少や水質汚濁、またイタチやウシガエルなどの外来種による捕食により、個体数は減少している。密猟も大きな脅威となっている。
[編集] Status
- 絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)
[編集] 外部リンク
- レッドデータブック種 キクザトサワヘビ(絶滅危惧種)(沖縄県ホームページ内)
- キクザトサワヘビ
カテゴリ: 生物分類表使用 | 絶滅危惧IA類 | ナミヘビ | 両生類・爬虫類天然記念物