キジ
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?キジ | ||||||||||||||||||||||||
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![]() キジ(雄) |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Phasianus versicolor Vieillot, 1825 |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
キジ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Green Pheasant Japanese Pheasant |
キジ(雉子、学名:Phasianus versicolor)とは、キジ目キジ科の鳥。日本の国鳥。鳥類分類学者の中には、キジをP. colchicus(英名:Common Pheasant)の亜種(P. colchicus versicolor)とする者もいる。
キジやコウライキジは、世界中で主要な狩猟鳥となっている。なお、国鳥が狩猟対象となっているのは、日本だけという。国鳥に選ばれた理由の一つに「狩猟対象として最適であり、肉が美味」というものが含まれる。
目次 |
[編集] 分布
日本では本州、四国、九州に留鳥として生息している。日本には4亜種が自然分布していたが、ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジ(Phasianus colchicus karpowi Buturlin)が主にもともとキジが生息していなかった地域に狩猟目的で放鳥され、野生化している。
[編集] 放鳥
キジは毎年、愛鳥週間や狩猟期間前などの時期に大量に放鳥される。平成16年度には全国で約10万羽が放鳥され、約半数が鳥獣保護区・休猟区へ、残る半数が可猟区域に放たれている。放鳥キジには足環が付いており、狩猟で捕獲された場合は報告する仕組みになっているが、捕獲報告は各都道府県ともに数羽程度で、一般的に養殖キジのほとんどが動物やワシ類などに捕食されていると考えられている。これはアメリカ合衆国などでも同様であり、その原因として放鳥場所に適切な草木などキジの生息環境が整えられていない点が挙げられている。しかしながら少数ではあっても生き残る養殖キジはいるため、日本の元の亜種間で交雑が進み、亜種消滅を懸念する声もある
[編集] Sibley分類体系上の位置
Sibley-Ahlquist鳥類分類 |
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キジ小目 Phasianida
キジ上科 Phasianoidea
キジ亜科 Phasianinae
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[編集] 保全ステータス
軽度懸念 LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
[編集] その他
- キジは日本の国鳥であり、また国内の多くの自治体で「市町村の鳥」に指定されている。
- 日本銀行券D壱万円券の裏面に描かれていた。
- 「キジを撃つ」は山中で大便、小便をすることの意味で登山者の間で使われている。
- 「ケーン」と鳴くが、けんもほろろという言葉は、この泣き声から由来している。
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