ダイキ
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 791-8517 愛媛県松山市美沢一丁目9番1号 |
電話番号 | 089-925-1111(代表) |
設立 | 1963年(昭和38年)12月23日 (大亀ユニエーター株式会社) |
業種 | 小売業 |
事業内容 | ホームセンター事業 |
代表者 | 佐藤一郎(代表取締役社長) |
資本金 | 70億5,800万円 (2006年8月31日現在) |
売上高 | 連結:397億1,600万円 単独:395億0,000万円 (2006年8月期) |
総資産 | 連結:583億7,000万円 単独:581億9,200万円 (2006年8月期) |
従業員数 | 連結:1,297人 単独:1,288人 (2006年8月31日現在) |
決算期 | 8月31日 |
主要株主 | DCM Japanホールディングス株式会社 100% |
主要子会社 | ダイキ不動産情報株式会社 株式会社キャップ |
外部リンク | www.daiki-grp.co.jp |
特記事項:2006年8月期は、決算日変更により2006年4月1日から2006年8月31日までの5ヶ月間 |
ダイキ株式会社(英称:Daiki Co., Ltd.)は、愛媛県松山市に本社を置くDCM Japanホールディングス傘下(DJグループ)のホームセンター業、住宅設備および環境設備製造・販売の企業である。
目次 |
[編集] 会社概要
- 商号 ダイキ株式会社
- 本社 愛媛県松山市美沢1-9-1
- 設立 1963年12月23日
- 代表者 代表取締役社長・佐藤一郎
- 資本金 62億9,300万円(2005年9月末日現在)
- 従業員数 1,498人(2005年9月末日現在)
- 事業内容 DIY用品の販売、増改築・造園工事
- 事業所 117店舗(2005年12月9日現在)
(同社ホームページ「会社案内」「会社概要」より抜粋[1])
[編集] 沿革
- 1958年03月 「タイルと衛生陶器の店」大亀商事、開店
- 1959年09月 大亀商事有限会社、設立
- 1962年04月 大亀商事株式会社と改組(現・住宅機器カンパニー)
- 1963年12月 大亀ユニエーター株式会社、設立(前身)
- 1964年05月 ダイキ株式会社、設立(旧・ダイキ株式会社)
- 1970年04月 大亀ユニエーター株式会社をダイキ販売株式会社と改称
- 1978年11月 株式会社ディック、設立(現・ホームセンターカンパニー)
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- ディック天山店・谷町店、開店
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- 1981年04月 旧ダイキ株式会社を合併、ダイキ株式会社に商号変更
- 1988年11月 広島県進出・ディック海田店、開店
- 1989年06月 香川県進出・ディック三木店、開店
- 1989年10月 ダイキ商事株式会社・株式会社ディックを合併、現・ダイキ株式会社
- 1990年10月 岡山県進出・ディック西大寺店、開店
- 1991年04月 初の海外拠点となる大連大器環保設備有限公司(中国大連市)、設立
- 1992年10月 信州ダイキ株式会社、設立
- 1993年08月 大証二部・広証に株式上場
- 1994年11月 兵庫県進出・ディック淡路南店、開店
- 1995年11月 山口県進出・ディック柳井店、開店
- 1996年09月 大証一部上場
- 1996年11月 東証一部上場
- 1997年11月 大型ホームセンター・ディックEX美沢、開店
- 1998年04月 新本社ビル、完成
- 1999年12月 倉庫型大型ホームセンター・ディックone川島、開店
- 2000年12月 最大旗艦店・ディックEX重信、開店
- 2001年12月 株式会社ベターライフの株式を取得、連結子会社化
- 2002年04月 高知県進出・ディック四万十店、開店(直営店)
- 2002年05月 三菱レイヨンとの合弁による大連麗陽環保機器有限公司、設立
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- 株式会社カーマとホームセンター事業で業務提携
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- 2002年06月 福島ダイキ株式会社、設立
- 2002年10月 徳島県進出・ディック万代店、開店
- 2002年11月 株式会社リックコーポレーションとホームセンター事業で業務提携
- 2003年02月 ホーマック株式会社とホームセンター事業で業務提携、カーマとの3社提携化
- 2003年05月 カーマ・ホーマック・三井物産株式会社との4社で共同仕入会社・DCM Japan株式会社、設立
- 2004年02月 株式会社ハマモク・株式会社フタガミとホームセンター事業で業務提携
- 2004年10月 株式会社いないとホームセンター事業で業務提携
- 2004年12月 サンコー株式会社からホームセンター6店舗の営業譲渡
- 2005年02月 株式会社関西スーパーマーケットから「ビッグパワー」2店舗の営業譲渡
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- 大阪府進出・ダイキ大和田店、オープン
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- 2005年04月 香川県土庄町に初の自社開発ショッピングセンター「オリーブタウン」、開業
- 2005年10月 子会社の株式会社ベターライフを吸収合併
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- 環境設備・住宅設備・D-OiLの各事業を株式会社ダイキアクシスへ会社分割
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- 2006年09月 カーマ・ホーマックと経営統合、DCM Japanホールディングス株式会社の傘下へ編入
- 2008年12月 同月末までに全店舗名を「ディック」から「ダイキ」へ変更(予定)
(同社ホームページ「会社案内」「沿革」より抜粋[2])
[編集] 出店形態
[編集] ディックホームセンター
ディック(DIK)は2003年2月までダイキが使用していたホームセンターのブランド。基調の色は橙色。
由来は複数あるが、創業者の大亀(おおがめ)を音読みしダイキとし(後に社名となる)、アルファベット表記でDaIKiとなったところから3文字取り出しDIK(ディック)としたと言われている。社名の方に関しては、 当時馴染みの薄かったDIYの普及を図る目的もあって、日曜大工などの大工(だいく、DaIKu)ともかけている。
しかし、住宅設備の面で名を馳せている「ダイキ」ブランドとホームセンターで展開している「ディック」ブランドが、同じダイキ株式会社であるとの認知度が地元以外では薄いことや、さらには2000年頃から消費者金融のディック(CFJ株式会社)が台頭し始め、そのロゴおよび色がダイキのものと酷似していることもあって、ダイキは創業50周年にあたる2008年までにホームセンターのブランドも「ダイキ」に統一することに決めた。
また、日本ではあまり知られていないが、「ディック」は英語で男性の局部を意味するスラングと同一の発音でもあり、英語圏では珍しくない単語であるため、海外からの様々な情報の浸透・拡散が進むと予測される時代において、旧名を使い続けることは企業イメージの低下につながるのがほぼ間違いなく、社名変更は的確な判断といえる。
ディックには、独自の宣伝歌があり、店内放送などで流されている。(歌詞が「ダイキ」に変わったものも登場したが、その変更は例えば"D・I・K ディック"が名称変更に伴い"ホームセンター ダイキ"に変わるなど、最低限のものである。)
- 1番
- ディックにおいでよ 楽しさに会えるから
- 自分でなんでもワントゥースリー ほら始めましょう
- Do It Yourself 思いのままに
- Do It Yourself 豊かな暮らしをお手伝い
- D・I・K ディック
- 2番
- ディックにおいでよ 楽しさに会えるから
- あなたも私もワントゥースリー ほら始めましょう
- Do It Yourself リズムに乗って
- Do It Yourself 豊かな暮らしをお手伝い
- D・I・K ディック
- 3番
- ディックにおいでよ 楽しさに会えるから
- みんないっしょにワントゥースリー ほら始めましょう
- Do It Yourself 力合わせて
- Do It Yourself 豊かな暮らしをお手伝い
- D・I・K ディック
[編集] ホームセンターダイキ
ダイキ(DAIKI)は2003年3月から展開しているダイキのホームセンターのブランド。基調の色は青色。
ブランド変更の経緯は上記#ディックホームセンターで述べた通りであり、現在愛媛県・広島県を中心に残してある「ディック」ブランドも2008年までには「ダイキ」ブランドに統一される。これは、両県においては今までの出店状況(#沿革)から見ても、古くから「ディック」ブランドで展開していることに配慮した対策であろう。
けれども、次に問題となったのは大阪府堺市に本社を置き全国展開している同業のコーナン商事と、色が青色で重ねてしまったことである。そして、ダイキはコーナンの地盤である近畿地方に展開していたベターライフを子会社化し、またコーナンも同時期にダイキの本社・松山市に大型店舗を構え、近畿・中四国地方で全面対決となっているが、中四国におけるダイキの堅い地盤と近畿におけるコーナンの既存店舗網は両社なかなか切り崩せていない様子である。
また、今後は近畿方面の地盤固めのための出店と他に、北九州地方への進出を決めている。[3]
以下挙げる特殊な店舗形態の他は、全て「ダイキ」という店舗形態で通常のホームセンター形態である。他企業の店舗的には、コーナンのホームセンターコーナンの小規模店舗やアヤハディオのディオハウスと同列に値する。また、同郷企業のフジと併設して出店している店舗もある。
[編集] ダイキEX
ダイキEX(-イー・エックス)は「ダイキ」ブランドで展開するホームセンターの中でも(郊外型)大型店舗形態である。現在は、ダイキEX美沢(愛媛県松山市)・ディックEX重信(東温市)・ディックEX新居浜(新居浜市)・ディックEX坂(広島県坂町)・ダイキEX明石(兵庫県明石市)・ダイキEX岡山(岡山県岡山市)の6店舗ある。
なお、まだブランド統一前の「ディックEX」の場合は、-イー・エックスの他にディックスと呼ぶ(店内アナウンスは後者)。
他店では、コーナンのホームセンターコーナンや西村ジョイの大型店舗(三津浜店・朝生田店)、コメリのコメリパワーやジョイフル本田がこれに当たると見られる。
[編集] ダイキone
ダイキone(-ワン)は「ダイキ」ブランドの中の倉庫型の店舗形態。ダイキone川島(香川県高松市)・ダイキone下関(山口県下関市)の2店舗。
コーナンと比較すると、同様の形態に妥当なものはないが、強いて言うなればコーナンPROに近いだろう。
[編集] ダイキmini
ダイキmini(-ミニ)は「ダイキ」ブランドのうち地域密着型の小規模店舗である。しかし、現在は1店舗も存在しないので、通常の「ダイキ」に統一され消滅した形態とも考えられる。
こちらの場合、コーナンであれば、コーナンホームストックと同程度の位置づけとなる。
[編集] 店舗
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(同社ホームページ「店舗情報」より抜粋[4])
[編集] スポーツ
[編集] ビーチバレー
ダイキはスポーツ分野でも活躍しており、中でも有名なのがビーチバレーのダイキ・ヒメッツである。アトランタオリンピックで活躍した元・バレーボール全日本代表の佐伯美香と、徳野涼子でチームを構成している。
- 佐伯美香 シドニーオリンピック4位入賞、他
- 徳野涼子 アテネオリンピック17位、他
[編集] ボート
また、ダイキにはダイキボート部があり、武田大作が所属している。
- 武田大作 アテネオリンピック6位入賞、他
(同社ホームページ「ダイキスポーツ」より抜粋[5])
[編集] 関連企業
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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