チタ
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チタ(ロシア語:Читаチター;Chita)は、ロシア連邦、東シベリア南部の都市である。チタ州の州都。人口は316,643人(2002年)。 典型的な内陸性気候で、1月の月平均気温が-25℃で7月の月平均気温は19℃と、年較差がかなり大きい。
[編集] 概要
17世紀半ばインゴジンスコエ越冬部落として建設される。19世紀前半、デカブリストたちの流刑地となった。1851年に市に認定される。1900年にはシベリア鉄道が開通。1905年12月に、チタを中心としてチタ共和国が樹立されたが、1906年1月にロシア政府によって解体された。
ロシア革命後、いわゆるシベリア出兵によって派遣された日本軍が1918年9月にチタを占領。しかし、1920年10月22日には再び赤軍が制圧し、極東共和国に組み込まれた。その後、極東共和国の首都はベルフネウジンスク(現在のウラン・ウデ)からチタに移された。極東共和国は1922年11月15日にロシアに併合された。