ディアトリマ
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?ディアトリマ | |||||||||||||||||||||
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ディアトリマ (Diatryma) は、新生代の暁新世から始新世にかけて北米大陸で繁栄した恐鳥類の一種。恐竜絶滅後一部の鳥類は恐鳥類として地上へと進出し、祖先の小型獣脚類と酷似した生態を確立した。
体長は2mで巨大な頭部が特徴。祖先さながらの肉食で当時の陸上生態系の頂点にあった。その後、肉食哺乳類との生存競争に敗れ絶滅した。ただし、食性は草食であるとする説もある。
[編集] 分類
近年、北米産のディアトリマは1855年に命名された欧州産のガストルニス (Gastornis ) とシノニムであり、新参異名であるディアトリマ (Diatryma) は無効名である、とする説がだされている。
どの目に含まれるかについては諸説有り、カモ目とする説やツル目とする説、ガストルニス目 (Gastornithiformes) またはディアトリマ目 (Diatrymiformes) など独立目をたてる説などがある。科については、本稿はガストルニス科としているが、ガストルニスとディアトリマが科でも別だと考える場合、ディアトリマ科にいれられることもある。