ドゥカティ
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ドゥカティ
- イタリアのオートバイメーカー。本稿で記述。
- ゲーム『スーパーマリオRPG』の地名の一つ。
ドゥカティ (Ducati) とは、イタリアのオートバイメーカーである。
目次 |
[編集] 概要
1926年にアントニオ・ドゥカティが設立。当初はラジオ、無線の部品製造会社であったが、1946年にエンジンを自転車に搭載した「クッチョロT50」を初めてオートバイとして発売した。
その後は何度かの経営危機を乗り越えながらレース活動を積極的に続けており、スーパーバイク世界選手権では、1988年の大会開始以来、現在(~2006)まで19年の間、実に12人の年間チャンピオンを輩出し、ロードレース世界選手権では最高峰のMotoGPクラスにおいてホンダ・ヤマハ以外に勝利を挙げた唯一のメーカーとなっているほど技術力は高い。またレース活動で得たデータを活かした車種を積極的に販売しており、MotoGPクラスに出場している車両を一般公道走行可能にしたものの販売も計画されている。
現在のドゥカティのオートバイは、Lツインと呼ばれる90度V型2気筒エンジンに鋼管フレームという構成が特色となっている。(かつては単気筒エンジンや並列2気筒エンジン搭載のモデルも有ったが、現在はラインナップから外れている)
技術的な特徴としては、デスモドロミックと呼ばれる強制バルブ開閉システムを一部車種に採用していることが挙げられる(現行機種は全てデスモドロミック)。また、一般的な2輪車用エンジンではエンジン内部に組み込まれているチェーンによってオーバーヘッドカムシャフトを駆動する例が多いが、ドゥカティのエンジンではべベルギアやコグベルトによって駆動する方式を採用していることが多い。べベルギアケースやコグベルトケースは、エンジンの外観上の特徴ともなっている。
2006年、投資ファンドに買収された。近年はモンスターというネイキッドバイクの販売数量が伸びており、2006年度にはモタード風の車種が販売予定など、スーパーバイクメーカーから幅広い車種を持つメーカーへと脱皮を計っている。
[編集] 車種
[編集] 現行車種
- モンスター
- S4RSテスタストレッタ
- S4Rテスタストレッタ
- S2R 1000
- S2R 800
- 695(日本未発売) 400(日本のみ)
- ムルティストラーダ
- 1100S
- 1100
- スポーツクラシック
- GT1000
- スポーツ1000S
- スポーツ1000ビポスト
- スポーツ1000
- スポーツツーリング
- ST3
- ST3S ABS
- スーパーバイク
- 1098
- 1098トリコローレ
- 1098S
- 1098
- 999
- 999R
- 999s
- 999
- 749
- 749R
- 749s
- 1098
[編集] 過去の車種
- スーパーバイク
- 916 996 998 748
- 851 888
- スーパースポーツ
- 1000DS SS900 SS800 SS750
- 900SS 750SS 600SS 400SS
- スポーツツーリング
- ST2
- ST4 ST4s
- MH900e
- 750F1
- 350F3 400F3
- パゾ
- 1000MHR
等
[編集] その他
- デスモセディチ
- スーパーモノ
- アポロ
[編集] 関連項目
- カジバ - かつての親会社
- ビモータ
- マイク・ヘイルウッド