ハスオビアオジタトカゲ
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?ハスオビアオジタトカゲ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ハスオビアオジタトカゲ Tiliqua scincoides |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Tiliqua scincoides (White, 1790) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ハスオビアオジタトカゲ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Eastern blue-tongued lizard |
ハスオビアオジタトカゲ(Tiliqua scincoides)は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜目スキンク科アオジタトカゲ属に分類されるトカゲ。
目次 |
[編集] 分布
- T. s. scincoides ヒガシアオジタトカゲ
オーストラリア東部
- T. s. chimaerea タニンバールアオジタトカゲ
インドネシア(タニンバル諸島)
- T. s. intermedia キタアオジタトカゲ
オーストラリア北部
[編集] 形態
全長40-50cmとスキンク科では大型。
アオジタの通り青い舌を持つ。オスは頭部が大きくなるとされるが、雌雄を判断するのは難しい。
- T. s. scincoides ヒガシアオジタトカゲ
太短い体形で目の後部の黒い筋模様が明瞭な個体が多い。個体や地域による変異が大きい。
- T. s. intermedia キタアオジタトカゲ
目の後部の黒い筋模様が薄いか消失し、脇腹に黒と黄もしくはオレンジの帯模様が入る個体が多い。
[編集] 亜種
- Tiliqua scincoides scincoides (White, 1790) ヒガシアオジタトカゲ
- Tiliqua scincoides chimaerea Shea, 2000 タニンバールアオジタトカゲ、キメラアオジタトカゲ
- Tiliqua scincoides intermedia Mitchell, 1955 キタアオジタトカゲ
[編集] 生態
外敵に襲われると口を大きく開けて青い舌を見せ、噴気音を出したあと噛みつく。
食性は雑食性で昆虫、カタツムリ等の陸貝、小型哺乳類、動物の死体、花、果実等を食べる。
繁殖形態は卵胎生で、1回に5~25匹の幼体を産む。
[編集] 人間との関係
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主な生息地であるオーストラリアは野生動物の輸出を禁止しているためオーストラリアに生息する亜種の野生個体の流通はないが、過去に欧米へ流通した個体からの繁殖個体が流通する。
主に流通するのは亜種キタアオジタトカゲでアオジタトカゲ属では最も飼育下での繁殖例が多いと思われる。 基亜種は過去に欧米に流通した個体が少なかったため、流通は稀で高価。ヒガシアオジタトカゲの名で別種オオアオジタトカゲの亜種が安価に流通することもある。
広い底面積を持つケージ、バランスの良い給餌等を必要とするが、トカゲ飼育の入門種として紹介されることもある。
[編集] 関連項目
カテゴリ: トカゲ | 動物関連のスタブ項目