ハンマ・ハンマ
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ハンマ・ハンマ(HAMMA-HAMMA)は、日本のテレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の兵器。ネオ・ジオン軍の準サイコミュ搭載試作型モビルスーツ(MS)である。(型式番号:AMX-103)
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[編集] ハンマ・ハンマ
[編集] 機体解説
ハンマ・ハンマ | |
型式番号 | AMX-103 |
所属 | ネオ・ジオン |
建造 | ネオ・ジオン |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 21.5m |
本体重量 | 40.3t |
全備重量 | 79.4t |
ジェネレーター出力 | 3,820kW |
スラスター推進力 | 258,200kg |
センサー有効半径 | 14,200m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ビームサーベル×2 3連装ビーム砲×2 メガ粒子砲付シールド |
AMX-004 キュベレイによってニュータイプ専用MSの開発に成功していたネオ・ジオンは、一般兵にも使用可能な準サイコミュを搭載した量産型MSの開発に着手、そして試作機としてロールアウトしたのがこの機体である。MSとしては特異なシルエットを有している(ただし腹部他がゲルググと酷似する為、そのフレームを使用したと思われる)。
高い機動性を誇るハンマ・ハンマだが、ジェネレーター出力の大半がスラスターへのエネルギー供給に廻される為、火器のドライブが不十分であるという欠点も存在した。この欠点に関しては、シールドに独立したジェネレータを外付けする事である程度の改善が図られている。
全身に配されたスラスターの総合推力は、MSZ-006Ζガンダムを始め同時期の機体のほとんどを凌駕する。3連装ビーム砲を組み込んだ有線式アームによるオールレンジ攻撃等攻撃力も高い。またシールドは、過去のYMS-15ギャンの様な武器内蔵型でメガ粒子砲を装備している。
機体のバランスの悪さや準サイコミュである有線式アームの操作性等、一般兵が搭乗するには問題点が多く、量産化には至らなかった。一般兵用準サイコミュ搭載MSは、この後のAMX-014ドーベン・ウルフに引き継がれる事となる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 劇中での活躍
『機動戦士ガンダムΖΖ』ではパイロットであるマシュマー・セロによって実戦試験が行われ、ジュドー・アーシタ搭乗のΖガンダムの頭部を吹き飛ばし窮地に追いやる等、ある程度の戦果を見せた。
[編集] バリエーション
- AMX-103G 量産型ハンマ・ハンマ
- その他
- AMX-103P WAIQUEURE
主な搭乗者 | マシュマー・セロ |
[編集] 量産型ハンマ・ハンマ
AMX-103G 量産型ハンマ・ハンマ ゲーム『SDガンダム GGENERATION(第一作)』で初登場。有線式アームの操作性を改善し、一般兵の搭乗を可能にした機体。上述の通り、この問題が解決出来なかったので、計画は破棄された。頭部はハンマ・ハンマよりもゲーマルクのそれに似る。
[編集] その他
AMX-103P WAIQUEURE(ワルキューレ) 近藤和久画の新MS戦記に登場。ハマーン・カーンが搭乗している。随伴する機体ギャンEXにはシャアが搭乗し、シロッコが搭乗するガンダムタイプのMSと戦闘をおこなっている。
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