ゲルググ
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ゲルググ(GELGOOG)はアニメ作品の「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を世界観とする作品に登場する架空の兵器。ジオン公国軍のモビルスーツである(型式番号:MS-14)。
[編集] 機体解説
ゲルググ(量産型) | |
型式番号 | MS-14A |
所属 | ジオン公国軍 |
建造 | ジオニック社 |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 42.1t |
全備重量 | 73.3t |
ジェネレーター出力 | 1,440kW |
スラスター総推力 | 61,500kg |
センサー有効半径 | 6,300m |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | ビームライフル ビームナギナタ シールド |
主な搭乗者 | ジオン公国軍一般兵 |
ジオン公国軍のモビルスーツ (MS) として初めてビームライフルを装備した機体であり、次期主力MSの座をギャンと争い、性能面においてこれを破り主力として採用された。各種ビーム兵器及びシールドの装備等、連邦側の名機ガンダムの影響が強く見られる。
スペック上の機体性能はガンダムを若干上回っており、この機体が量産されるのがあと一ヶ月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかもしれないと言われている。しかし実戦配備されたのは戦争末期であり熟練したパイロットの不足から、ほとんどが学徒動員による新兵を搭乗させざるを得なかったため、その真価を発揮することなく終戦を迎えている。 このような経緯は旧日本軍の戦闘機疾風、艦上爆撃機彗星、あるいはメッサーシュミットMe262などを彷彿とさせる。(一般に局地戦闘機紫電改の名前が挙げられることが多いが、この機には選りすぐりのエースパイロットが搭乗していた)
[編集] 開発経緯
ジオン公国軍はザクIIF型に代わる次期主力モビルスーツの開発に着手、既に宇宙戦用にはツィマッド社の開発したリック・ドムの採用が決定しており、競合に敗れたジオニック社の高機動型ザクII (MS-06R-2) のデータをベースに開発が進められた。ジオニック社はこの次期主力モビルスーツの開発にあたり、地球連邦軍のモビルスーツを意識したコンセプトに基づいて着手した。すなわちエネルギーCAPを搭載したビームライフルと、近接用兵器としてのビームサーベルの採用である。
この次期主力モビルスーツ(=ゲルググ)の開発プランは当初MS-11として進められた。高機動型ザクII (MS-06R-2) の前に既に高機動型ザクIIビーム兵器搭載型 (MS-06R-2P) が試作されていたが、この機体はビームライフルの小型化と高出力化という課題を克服することができなかった。また、俗に先行試作型ゲルググと呼ばれるMS-06R-3は高機動型ザクII (MS-06R-2) のうちの1機を改修した機体であり、ジェネレーター出力を向上しビームライフルの開発が続けられた(なお、この機体ではビームサーベルではなくヒートサーベルを採用している)。ビームライフルの開発にはMIP社が参画して進められたが、その実用化には機体完成から3ヶ月ほど(2ヶ月近くという記述もあり)遅れた。開発の過程でMS-11という型式番号はアクト・ザクに譲ることとなりゲルググはMS-14へと改められた。
ビームライフルを装備したゲルググの性能は高く評価され、ツィマッド社から競合機として提出されていたギャンに圧倒的な大差をつけて次期主力モビルスーツとして制式採用された(既に制式採用は決定しており、このコンペティションは形式的に行われたとも言われている)。
量産化が決定したゲルググは10月にまず初期生産型 (YMS-14) 25機が生産された。このうち1機は赤く塗装されシャア・アズナブル大佐に届けられた(この機体はMS-14Sと呼ばれることも多い)。残りの24機は増速用ブースター及びビームキャノンパックといったオプション装備とともにエースパイロット部隊であるキマイラ隊へと配備され、実用テストを行った。このオプション装備を施した機体はそれぞれ高機動型ゲルググ、ゲルググ・キャノンと呼ばれる。いわゆる試作機を作らず、最初から量産型を作り、それによりテストを行う方式は、現実の兵器開発でも行われる事があり「クック・クレイギー計画」と呼ばれる。テストから本格的量産までスムーズに進むのがメリットである。
量産型 (MS-14A) としての本生産はグラナダ、ジオン公国本土、ア・バオア・クーなど各工廠で行われ、ゲルググ全体としては738機が生産された。量産型ゲルググ (MS-14A) は初期生産型 (YMS-14) と外観上大きな差異は見られないが、緑系の塗装が制式採用されている。しかし、ビームライフルの本格生産が11月だったため完全な配備が遅くなり、一年戦争の最終決戦となったア・バオア・クー戦に参加したのは67機であった。(1/144「リゲルグ」の機体解説による)
配備は一年戦争末期であり、失った多くのベテランパイロットの代わりに学徒動員兵が搭乗するが、訓練不足のため機体の性能を十分発揮できないまま撃破されることが多かった。ちなみに、初期生産型同様に増速用ブースター、ビームキャノンパックのオプションを装備することが可能であり、ビームキャノンパックは122機分のパーツが生産されていた。
[編集] 各部解説
ゲルググの頭部は先行試作型ゲルググ (MS-06R-3) とほぼ同様のユニット構成である。ザクIIの様な露出型の動力パイプは格闘戦時に破壊されることが多かったため、ゲルググでは内装型とした。後頭部には冷却フィンが設置されている。また、シャア大佐の搭乗機の様に、指揮官機には装飾を兼ねた通信アンテナを装備していた。
ビーム兵器を搭載するため、ゲルググのジェネレーターは大型化されている。このジェネレーターのベースとなったのは水陸両用モビルスーツのものであり、当然ながら冷却水を利用することはできなかったため、新たに冷却装置が開発されている。この機体は陸戦での運用も前提に開発されていたため、大気圏内では空冷方式を併用することができた。このためのエアインテーク、アウトレットが胸部全周に渡り設置されている。
下腕部には大気圏内での機動性向上のため、ジェットエンジン補助推進システムが内蔵されている。ただ、空間戦闘ではデッドウェイトとなったため、他のユニットに換装されることもあった。
スラスターは腰部スカート内、脚部フレア内に設けられている。熱核ジェットエンジンは大気圏内ではジェットエンジンとして機能し、その際腰部全周に設置されたエアインテークより吸気を行った。これらスラスターの開発にはツィマッド社の技術が投入されている。
本機の背部にメインの推進装置を置かないデザイン(バリエーション機を除く)は、宇宙世紀のMS全体を見渡しても、一部の特殊用途機を除けばかなり珍しいものである。 MSの歴史を興した張本人であるジオン軍が、次期正式採用機であり、また、大戦の決戦機としてデザインされたこのゲルググに、このような(ある意味では)前衛的コンセプトを採り入れている事は非常に興味深い。
[編集] 武装
ジオン公国軍の量産型モビルスーツとしては初のビームライフル実用化に成功した。この開発にはMIP社や兵装メーカーALBERT社の協力により達成された。ただ、機体本体に対し開発・配備が遅れたため、前線では他の兵器(ジャイアントバズーカ)を使用する事もあった。
近接用兵装としてビームナギナタを装備している。これは通常のビームサーベルとは異なりツインエミッター式を採用しており、発振器本体の両端から薙刀状のビーム刀身を形成する。ビーム刀身の色はTV版では水色。ただし、両端からビームを発振した状態での取り回しはエースパイロットでも難しく、(振り回した拍子に自分の機体を切断しかねないので)ほとんどのパイロットが片側からのみビームを発振して使用していた。劇場版『めぐりあい宇宙編』にて、テキサスコロニー内でのガンダムとの戦闘に於いて、シャア専用機がグリップの長さを縮めた黄色い片刀の状態で使用、ギャンのようなフェンシング風の突きを披露している。これには、ギャンのビームサーベル刀身のみをTV版から流用するため、それに合わせて変更せざるを得なかった、という事情があった。『めぐりあい宇宙編』のゲルググ新作画シーンでは、両刀状態も含めてビーム刀身の色がすべて黄色になっており、TV版の場面を流用した水色から、新作画の黄色への鮮やかな早変わりも見られる。『0083』に登場したガトー専用機のビーム刀身の色も黄色であるが、『Ζガンダム』に登場の打ち捨てられた量産型のビーム刀身は、ヤザン・ゲーブルのギャプランに奪われて使用された際、水色の両刀状態を見せた。
防御兵装として大型のシールドを装備しており、ビグザム等の技術流用による耐ビームコーティングによりある程度のビーム兵器を防ぐことができた。シールドは手に持つことよりも、背部のマウントラッチに固定することが多かった。
ある説では、軍事機密などに対して関心が無かったアムロ・レイが戦闘中に、ビームライフルやビームサーベルを捨て、これをジオン軍が回収し、それを元にゲルググの装備を開発したと言われる。
[編集] 劇中での活躍
- 機動戦士ガンダム(テレビアニメ)
- ソロモン攻略戦後の第37話にてシャアが操縦する新型のモビルスーツとして初登場する。この時の機体はシャア専用の意味合いもあり赤メインのカラーリングだった。その次の話ではテキサスコロニーにてガンダムと激しい戦いを演じるが、損傷して後退する。
- その後、エルメスと同時に数度出撃しており、第41話でシャアのゲルググは右腕を斬られ、エルメスも失って後退している(ちなみにこの時のシーンはリメイクされて『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の回想シーンとして再登場している)。シャアの駆るゲルググは、劇中何ら戦果を残せずに終わっているがこれには、戦いの中心がむしろガンダム対エルメスに移っていた事、ガンダムがパイロットの急速なニュータイプ能力の成長やそれに対応したマグネット・コーティング処置により化け物的な強さを獲得していた事などが理由として挙げられる
- また、一年戦争の最終決戦である、ア・バオア・クー攻略戦が始まる第42話では、緑メインのカラーリングで量産機が登場し、ゲルググはシャアが乗った機体だけではなく複数生産されていることを印象付けている。ただ、アニメは次の第43話が最終回であり、戦線に投入するのが遅すぎた新型兵器という見方もできる。
- 機動戦士Ζガンダム(テレビアニメ)
- 機動戦士ガンダムΖΖ(テレビアニメ)
- アフリカの民族解放ゲリラである青の部隊で隊長ディドー・カルトハやエロ・メロエらがゲルググ(劇中の台詞によるとオリジナルではなくレプリカらしい)に搭乗。青の部隊所属の他の機体同様に部隊色である青色に塗装されていた。また、旧ジオン軍兵士の恋人だったマサイ・ンガバは、恋人の遺したゲルググでジュドー・アーシタに戦いを挑むが撃破されてしまう。機体はなぜかシャア専用機と同じ赤メインの配色だった。
- GUNDAM WARS PROJECT Z(ムック)
- 収録されたショートストーリーに、エゥーゴの黎明期「ブレックス・フォーラ奪取作戦」が描かれ、シャア、アポリー、ロベルト、ブラウンの4人がゲルググに搭乗、部下のリック・ドム8機と共に、スティーブ・オハラハン中尉率いる地球連邦軍リックジム部隊「ブルーライトニング」と交戦している。
- 機動戦士ガンダムF91(アニメ映画)
- ロイ戦争博物館に量産型が展示されていた。
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(OVA)
- 1話冒頭のア・バオア・クーの戦闘でアナベル・ガトーが搭乗。この時の機体は彼専用機という位置付けで、青と緑を用いて塗装されていた。当初は量産型であるA型と言われていたが(事実、マスターグレードモデルやガンダムファクトファイルなどの表記はA型になっている)、近年ではシャア・アズナブルの搭乗機と同じYMS-14型であると言う設定に変わってきている。しかしYMS-14型は設定で25機しか製造されておらず、1機はシャア大佐に渡され、それ以外の24機はキマイラ隊に全て配備されており、矛盾してしまう。
- ソロモンの悪夢(漫画)
- アナベル・ガトーが小型化に成功する以前の試作型ビームライフルをソロモン放棄時の撤退任務に使用したエピソードで、ことぶきつかさ著の『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!』に収録されている。試作型ビームライフルはその後発売されたマスターグレードガトー専用ゲルググに付属しているが、プラモデルに付属させるにはあまりにも巨大なデザインだったために、残念ながら新たにカトキハジメによるリファインされた通常ライフルサイズのデザインに変更されている。だがプラモデルの説明書では漫画での描写がそのまま引用され、「あまりにも巨大で艦内に収めることが出来ず、外に係留された」と書かれており、かえって矛盾する結果となった。
- 機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像(漫画)
- 戦闘で失った右腕を、急遽ゲルググMのもので改修したシャア専用機が登場。そのため110mm速射砲が追加されており、更にバックパックは高機動型のものが増設されていた。シャアが搭乗しア・バオア・クーからの友軍の脱出を援護しているが、テストを行っていないため戦闘中に不具合を起こしている。この機体は後に全面的に改修された。
[編集] 設定の変遷
全52話の予定で書かれていた富野監督の当時のメモによると、当初の呼称はギャンであった。
TVシリーズ、劇場版、またその後の映像作品においては、ゲルググの開発に関する公式設定は一切存在せず、ゲーム『ギレンの野望』でギャンとの競作が描かれるのみである。よって以下は全てムック「ガンダムセンチュリー」やプラモデルシリーズ「MSV」や後のプラモデルの説明書などで後付で作られた設定であり、ゆえに資料により相違点・矛盾も発生している。
高性能な機体であったゲルググが十分な実績を残せなかった理由については、実戦配備を急いだ事によるトラブルや、オッゴの例にあるように精度の低い急造部品により生産機の能力がスペックに達していなかった等の理由も考えられるが、有力な説は戦争末期に実戦配備された事でベテランパイロットが不足し、ろくに実戦経験のない新兵が操縦していたからだとするものがある。
[編集] バリエーション
[編集] MS-06R-3 高機動型ザクII(先行試作型ゲルググ)
[編集] YMS-14 (MS-14S) 先行量産型ゲルググ(シャア・アズナブル専用機)
『機動戦士ガンダム』劇中でシャア・アズナブルが搭乗した機体。カラーリングはこれまでのシャア専用機とほぼ同じ。
- MS-14S 先行量産型ゲルググ(ロバート・ギリアム専用機)
- MS-14S 先行量産型ゲルググ(ランバ・ラル専用機)
- 『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場する、ランバ・ラル専用のゲルググ。カラーリングはブルー。「もし、ランバ・ラルが生きていたら」というif設定の機体。
[編集] MS-14A ゲルググ(量産型)
- MS-14A ゲルググ(量産型)(アナベル・ガトー専用機)
- MS-14A ゲルググ(量産型)(ヘルベルト・フォン・カスペン専用機)
[編集] MS-14B 高機動型ゲルググ
ゲルググを高機動仕様に改修した機体。出力を推力に回すためビームライフルの代わりにロケットランチャーを装備している。主にエース・パイロットやベテラン兵が愛用している
- MS-14B 高機動型ゲルググ(ジョニー・ライデン専用機)
- MS-14B 高機動型ゲルググ(シャア・アズナブル専用機)
- MS-14B 高機動型ゲルググ(黒い三連星専用機)
- 『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場する、エースパイロット部隊黒い三連星専用のゲルググ、カラーリングはパープルとブラック。「もし、黒い三連星が生きていたら」というif設定の機体。
- MS-14B 高機動型ゲルググ(エリオット・レム専用機)
- MS-14B 高機動型ゲルググ(ギャビー・ハザード専用機)
- MS-14B 高機動型ゲルググ(マサヤ・ナカガワ専用機)
- MS-14B 高機動型ゲルググ(シン・マツナガ専用機)
- MS-14B ゲルググ(ジオン残党軍使用)
[編集] MS-14C ゲルググキャノン
ゲルググの背部にビームキャノンパックを装備した機体。ビームキャノンの威力は高かったが、それにより出力を推力に回せなくなってしまった為、機動力が若干低下している。ほとんどの機体がキマイラ隊に配備された
- MS-14C ゲルググキャノン(トーマス・クルツ専用機)
- MS-14C ゲルググキャノン(ジェラルド・サカイ専用機)
- MS-14C-2 ゲルググ中距離支援型
- PCゲーム「リターンオブジオン」に登場。ゲルググキャノンとは違い、ゲルググを中距離支援用に改造したもの。現場での便宜上の型番で正式なものではない模様。
[編集] MS-14G 陸戦型ゲルググ(ゲルググ陸戦仕様)
ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』及び『機動戦士ガンダム戦記 Lost war chronicles』に登場した機体。ゲルググの大部分はソロモン、アバオアクー、グラナダなど宇宙へ投入されたが、一部地上へ配備されスラスターの調整や防塵処理などを行われた物が主にG型と称される。 基本性能はゲルググと大差無いが、武装面でビーム以外にマシンガンやグレネードなどが装備されシールドも大型の物からより扱いやすい小型のものへと変更されている。 砂漠戦などを想定し黄色に着色されているのも特徴。 主な搭乗者はヴィッシュ・ドナヒュー。
[編集] MS-14F ゲルググM
海兵隊仕様のゲルググ。Mはマリーネ(海兵隊)の略。資材の乏しい隠遁活動でビーム兵器の多くが失われており、90mmマシンガンを使用していた。また、ザクのシールドを改良して打突武器としても運用可能なナックルシールドを持つほか、腕部に110mm速射砲を内蔵する。総合性能ではイェーガーにやや劣るが、コストパフォーマンスで勝る。ビームナギナタではなく、ビームサーベルを両腰に1本ずつ装備しているが、その形状は後のリック・ディアスやネモなどが装備しているものに酷似している。運動性向上のために背部にバックパックを装備しており、これも後のリゲルグのそれの原型となっている。
[編集] MS-14Fs ゲルググM(指揮官用:シーマ・ガラハウ専用機)
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場した機体。一般機とは異なり貴重な専用大型ビームライフルを携行。頭部にはバルカン砲を内蔵し、ブレードアンテナも備える。また、バックパックとシールド、胸部の形状にも差異がみられる。シーマ専用機はカーキとパープルのカラーリング。「陸戦装備のまま宇宙戦に出る」というコウ・ウラキの愚行に乗じたとはいえ、GP01を圧倒、半壊に追い込んだ。ガンダムをゲルググで圧倒するというシチュエーションで大きなインパクトを残した機体である。GP01Fb相手にも引けを取ることはなかった。
[編集] MS-14 ゲルググ・シュトッツアー
『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場。
ジオン残党軍に所属する機体で、カザック・ラーソンが搭乗する。 MS-14FゲルググM系の改修機で、上半身を中心に主に推力と火力を増強している。また、背部にはこの部隊特有の装備である通称「ウインチユニット」と呼ばれる有線誘導式の遠隔操作アームが二基設置されている。
[編集] MS-14J リゲルグ
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。
[編集] MS-14JG ゲルググJ(イェーガー)
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場。
ゲルググを統合整備計画によって再設計した性能向上機。機動性確保のためシールドは装備していないが、長射程・高出力の大型狙撃用ビームマシンガンを採用している(そのことからゲルググ狙撃型とも言われている)。ちなみに「イェーガー」はドイツ語で「狩人」の意。また、大型バーニアと全身に24基ある姿勢制御用スラスターにより、原型機の3倍近い圧倒的なスラスター総推力を誇る。一年戦争中に開発されたゲルググ系MSの中でも、最も高性能な機体である。
[編集] OMS-14RF RFゲルググ
宇宙世紀0120年代にオールズモビル軍が旧ジオンの機体に外見を似せて開発した機体。
- OMS-14SRF シャルル専用ゲルググ
- 同じくオールズモビル軍のエース、シャルル・ロウチェスターの専用機。極秘裏に接触したクロスボーン・バンガードの技術も使われている。
[編集] 関連項目
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