ヒョウモンガメ
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?ヒョウモンガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() ヒョウモンガメ Geochelone pardalis |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Geochelone pardalis (Bell, 1828) |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ヒョウモンガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Leopard tortoise |
ヒョウモンガメ(豹紋亀、Geochelone pardalis)は、爬虫綱カメ目リクガメ科リクガメ属(本種のみでStigmochelys属を形成する説もあり)に分類されるカメ。
目次 |
[編集] 分布
アフリカ大陸東部から南部にかけて
[編集] 形態
最大甲長72cm。通常個体では40-50cmで成長が止まる。背甲はドーム状に盛り上がる。色彩は黄色やクリーム色、淡黄色、黄褐色で、黒くて細かい斑紋が入ることがヒョウのように見えることが名前の由来。英名のLeopard、種小名pardalisともに「豹、ヒョウ」の意。この模様によって草原では目立たなくなり、保護色の役割を果たしていると考えられている。
頭部は細かい鱗で覆われ、四肢は頑丈で堅い鱗に覆われている。
以前は基亜種とバブコックヒョウモンガメ(G. p. babcocki)の2亜種に分けられていたが、現在は亜種を認めない説が有力。
[編集] 生態
砂漠や乾燥した草原、サバナ、森林に生息する。昼間は日陰に潜んだり、穴を掘ったりして暑さをしのぐ。
繁殖形態は卵生で、1回に最大30個の卵を産む。
[編集] Status
- ワシントン条約付属書II類
[編集] 人間との関係
環境破壊により生息数は減少している。IUCNのレッドリストには記載されていないが、見かけることは少なく個体数はそう多くないと思われる。
甲羅の模様からペットとして人気がある。多湿と低温(特に幼体)、環境の変化に弱く飼育が容易なカメとは言えない。環境に慣れた成体は丈夫だが、成長が止まることが多いとはいえ大型化するカメなので、大型の飼育ケージが用意できない限り一般家庭での飼育には向かない。
[編集] 関連項目
カテゴリ: リクガメ | 動物関連のスタブ項目