フードファイター
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フードファイターとは、いわゆる早食い・大食い競技を得意とする人間のこと。由来は大食い競技をテーマとしたドラマ『フードファイト』(日本テレビ)が元と見られる。
2000年頃に『TVチャンピオン・全国大食い選手権』(テレビ東京)や『フードバトルクラブ』(TBS)などをきっかけに起こった大食いブームを背景に、それらの早食い・大食い番組の常連出場者達をタレント視する動きが強まり、特に早食い・大食い競技をスポーツとして確立したいという意向を持つ一部の競技者達が自ら「フードファイター」を名乗るようになった。
2001年には小林尊・白田信幸ら主要なフードファイターが集まり「Food Fighter Association(FFA)」という団体を結成したが、2002年に起きた愛知県の中学生の事故(詳しくは早食いを参照のこと)が契機となってテレビ局が早食い・大食い番組の制作を自粛したことで大食いブームが沈静化したため、同団体は自然消滅した。しかし小林は2005年に新たに「United Food Fighter Organization(UFFO)」という団体を立ち上げ、引き続き早食い・大食い競技をスポーツとして確立すべく活動を続けている。
主なフードファイター
- 小林尊(こばやし たける)
- 白田信幸(しろた のぶゆき)
- 1979年4月20日生まれ。栃木県出身。
- 自他共に認める小林尊の最大のライバル。全盛期には『全国大食い選手権』『フードバトルクラブ』において小林を破り幾度の優勝を遂げる。その後しばらくフードファイターとしての活動を休止していたが、2004年には「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」に日本代表として出場し準優勝した。矢口真里(元モーニング娘。)のファン。
- 2005年秋に、テレビ東京の「元祖!大食い選手権」にて、久々にテレビ番組での大食いを披露した。その経験からくる計算された食べっぷりで「第3世代」と呼ばれる後輩フードファイターに脅威を与えるが、決勝の燕三条系ラーメン勝負で無念のドクターストップとなった。
- 新井和響(あらい かずとよ)
- 1967年5月10日生まれ。埼玉県出身。
- 2000年の「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」優勝者(2001年は準優勝)。赤阪尊子とともに、いわば「大食い第1世代」を代表する存在。小林・白田らの「第2世代」が登場するまでは国内最強のフードファイターだった。現在もバラエティ番組などで活躍中。辛味系が好物で、どんな料理にもワサビやカラシなどをこれでもかというほど投入して食べる。因みに初めてTVチャンピオンに出場した種目は大食いではなく「激辛王選手権」。しかし辛味には強いが辛い物に関する知識系のラウンドで敗退。その後年末から元日にかけての大食い競技(TVチャンピオン)に出場し3位となる(決勝の雑煮対決で途中ギブアップ)。その後、再び激辛王選手権に出場。なぜか知識系のラウンドがなくなったこともあってか優勝を果たした(決勝は早食いで食べる物の量も多かったため新井の独壇場)。
- 赤阪尊子(あかさか たかこ)
- 小国敬史(おぐに けいじ)
- 山本卓弥(やまもと たくや)
- ギャル曽根(本名:曽根菜津子(そね なつこ))