ブライアン・ラウドルップ
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ブライアン・ラウドルップ(Brian Laudrup、1969年2月22日 - )は、デンマーク・コペンハーゲン出身(生まれたのはウィーン)の元同国代表サッカー選手(FW)。
同じくサッカー選手であった兄のミカエル・ラウドルップとともに、「ラウドルップ兄弟」として有名。父のフィン・ラウドルップも元代表キャプテン。1986年に地元のクラブチーム・ブロンビーでキャリアをスタート。翌年デンマーク代表としてデビューを果たすと存在感を発揮し、ドイツ・ブンデスリーガ・バイエルン・ミュンヘンやセリエA・フィオレンティーナ、ACミランで活躍。代表では、内戦の激しいユーゴスラビアの代替で急遽出場した1992年のEURO1992で、キーパーのピーター・シュマイケル らとともに優勝の原動力として活躍した。翌年、欧州チャンピオンとして出場したコンフェデレーションズカップでも、華麗な技術と抜群のスピードで観客を魅了し、決勝でアルゼンチンを破って優勝した。またこの年、三浦知良らとともに世界選抜のメンバーにも選ばれており、クリスマスに所属チームであるACミランと対戦したドリームマッチでは孤軍奮闘の活躍を見せた。
その後、クラブチームではイタリアの守備的なサッカースタイルに嫌気がさし、よりチャレンジングな環境を求めて1994年にスコットランドのグラスゴー・レンジャーズへ移籍。3度のリーグ優勝に貢献した。1998年のフランスW杯にも出場し、ブラジル戦でゴールを決めた。2000年、アヤックスを最後に現役を引退した。なお、1992年、1995年、1997年と3度デンマーク最優秀選手に選出されている。
足元のテクニックに優れ、ボールコントロールも巧みにこなし、右足の強烈ミドルも装備。また、持ち前のスピードを生かしたドリブル突破は一度スピードに乗られるとなかなか手がつけられないほどの突破力と強引さを兼ね備えている。
[編集] 選手経歴
- ブロンビー(デンマーク) 1986-1989
- バイヤー・ユルティンゲン(ドイツ) 1989-1990
- バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 1990-1992
- フィオレンティーナ(イタリア) 1992-1993
- ACミラン(イタリア) 1993-1994
- グラスゴー・レンジャーズ(スコットランド) 1994-1998
- チェルシー(イングランド) 1998
- FCコペンハーゲン(デンマーク) 1998-1999
- アヤックス(オランダ) 1999-2000
[編集] 獲得タイトル
- EURO92優勝
- UEFAチャンピオンズカップ優勝(1993-94)
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